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ヘラクレスの栄光シリーズ - (2016/08/10 (水) 23:12:51) の編集履歴(バックアップ)


ヘラクレスの栄光シリーズリンク

機種 タイトル 概要 判定
本編
FC 闘人魔境伝 ヘラクレスの栄光 デコゲー初のRPGは、やっぱりヘンだった。 バカゲー
ヘラクレスの栄光II タイタンの滅亡 ギリシャ神話的描写と手堅いシステムという、シリーズの基本を確立。雰囲気は低年齢層向け。
SFC ヘラクレスの栄光III 神々の沈黙 問題点だらけなのに、素晴らしいシナリオがシリーズ自体の評価をも押し上げてしまった。
ヘラクレスの栄光IV 神々からの贈り物 前作の問題点が嘘のようなほど快適に作られた、完成度の高いRPG。
DS ヘラクレスの栄光 ~魂の証明~ 14年ぶりの完全新作。戦闘のテンポさえ悪くなければ・・・。 なし
外伝
GB ヘラクレスの栄光 動き出した神々 主人公は初代以来のヘラクレス。『闘人魔境伝』と『タイタンの滅亡』を繋ぐ外伝。



シリーズ概要

独特のゲームを多く発売したことで知られるデータイーストから生まれた、ギリシャ神話を舞台にした正統派RPGシリーズ。
正統派とはよくいったもので、実際は第1作発売当時に流行したドラクエフォロワーの一角であり、
デコゲーにしては珍しく世界観以外の独自性は当初薄い傾向にあった。

シリーズ1作目『闘人魔境伝』の時点では、同時期にデータイーストが発売した『探偵神宮寺三郎 新宿中央公園殺人事件』同様に
バカゲー扱いされる程の奇妙な要素があったが、2作目は地味で「ドラクエもどき」としての色が強かった。
ただ、『II』の時点でシステムの完成度やゲームバランスは手堅いレベルでまとまり、
世界観やストーリーも本家ギリシャ神話の雰囲気を踏襲した内容となる事で、遊べるレベルに到達していた。

その後GBで外伝作も1作発売されたが、
良くも悪くも「ドラクエもどき」といった評価が一変するのはSFCで発売された『III』からである。
ゲームバランス自体は以前より悪化してしまったものの、高評価になるきっかけは衝撃的なシナリオにあった。
そのシナリオライターは後に『ファイナルファンタジーVII』や『キングダム ハーツ』といった名作を手掛ける若き日の野島一成氏。
誰もが感銘を受けずにはいられない終盤の怒涛の展開と、派手さこそないが感動的なエンディングは、
当時のプレイヤーたちに衝撃を与えるとともにシリーズの転換点となった。

『IV』は出来のいいシナリオに加えてシステム的な部分でも進化を遂げ、地味ながらもファンを獲得していく。
データイーストが倒産した後しばらくは続編の音沙汰はなかったが、「パオン」がシリーズ版権を取得。
『IV』から14年の時を経てDSで続編『魂の証明』が発売され、一部作品がバーチャルコンソールで配信されるなど未だに一定の人気を持つシリーズである。