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GuitarFreaksV & DrumManiaV - (2012/12/07 (金) 13:32:03) の編集履歴(バックアップ)


GuitarFreaksV & DrumManiaV

【ぎたーふりーくす ぶい あんど どらむまにあ ぶい】

ジャンル 音楽ゲーム
対応機種 アーケード
販売・開発元 コナミ
稼動開始日 2005年2月23日
ポイント ギタドラ史上最悪の企画、ギタドタワー
難易度詐称のオンパレード
基板がPS2タイプに
ギタドキング
ギタドラ第一次暗黒時代を告げてしまった一作
GuitarFreaks&DrumManiaシリーズ?

この記事は書きかけです。(特にギターフリークス関連の情報を求めています。)

概要

  • GuitarFreaks&Drummania Vシリーズの初代作品。
    • これまでのナンバリング作品はギター側とドラム側でナンバリングがずれていたが、本作からナンバリングが統一され作品を把握しやすくなった。

評価点

  • 新基板によるグラフィック向上
    • 基板がPS2タイプになり、画質が向上した。そのため今作の新曲のクリップは多彩な色で表現されており、従来の作品と比べると綺麗になっている。
    • 今作でいうと、LONG曲によるクリップの力の入れ方が凄い。
    • Balanceのクリップを担当したkei氏、Beautiful Lifeのクリップを担当した吉田暁氏、そして版権曲のK(BUMP OF CHICKEN)のクリップを担当した井上和也氏のクリップの完成度は素晴らしいと言っても過言でなく、特にKに関してはニコニコ動画で同様の動画が挙げられるようになる。
  • 隠し曲が大幅に復活
    • 主にギタドタワーの隠し曲だが、基盤の変更により大幅に旧曲の隠し曲が復活される。前作の基盤では容量の問題があり、頻繁に削除しない(特にLONG曲)といけなかったが、この基盤変更で容量が増え、今までの旧曲が安心して遊ぶことができるようになった。
    • 特にLONG曲の複数復活は大きい。
    • Vシリーズに移行してからはV6で初めてコナミオリジナル曲が削除されるまでは、コナミオリジナルは削除されなくなった。
  • 版権曲にPVが登場
    • 新基盤の影響もあるが、PVが登場したことでより一層の迫力のある臨場感を演出できるようになった。
  • premium stageの登場
    • guitarfreaks10th & drummania9thではpremium encore stageという10作目にふさわしい演出があったものの、前作ではencore stageのみとなっていた。
    • 今作はpremium encore stage相当のpremium stageが登場した。encore stage以上に出現条件は厳しいが、その条件に到達すれば、それにふさわしい楽曲が選択することが出来る。
  • ギタドキング
    • Vシリーズの大会。いわば旧ナンバリングのインターネットランキングの代用と言える大会。5回まであり、指定された曲のスコアで競うもの。RANDOM系統のオプションは禁止されていて、実力で勝負するので、アンフェアな展開になりにくい。
    • 参加・不参加問わず、解禁曲が解禁できるというところもおいしい。特に第5回目の決勝終了と同時に全プレイヤーに解禁できるという特典も。
  • NON STOPコース
    • GF側はBASS、OPENも選択できるようになった。
    • また自由選曲、ランダム選曲が復活した。
  • BPMの???表記がなくなった
    • BPMも曲を選ぶための重要な要素であり、BPMを???にすると、実際にプレイしないとわからないという問題点があった。
    • 今作では???表記が廃止されたため、初心者には優しくなった。
  • 削除曲は1曲のみ
    • 削除されたのはsuper shomin carのみ

賛否両論点および問題点

  • GF側のでたらめな難易度設定
    • 前作と比べても高難易度曲の割合が少ない。にも関わらずその難易度に見合わない譜面が多く存在する。
    • GF側はひどく、DOKI☆DOKIは赤Gで50なのに、まるで70台のような譜面であり、今作の難易度詐称を象徴とさせる曲の1つである。孤高の花も40台の割には処理しづらい3連があったり、Balanceの赤Gは黄色と7しか差がないとは思えないほどの難しさである。それ以外でも難易度詐称が多い。
      • ちなみにロケテはもはや難易度設定がかなりおかしい状態になっていた。特にハンサム兄弟メードインジャパンはなんと74と驚愕の難易度だったという。DOKI☆DOKI赤Gの45やBalance黄Gの38などといういい加減な難易度設定だったという。
    • またGF側の90以上の曲が2曲しかなく(80以上でも5曲と他のVシリーズに比べたら少ない)、V2やV7よりひどくないとは言え、当時はものすごく低難易度設定だったという。
    • PANASONIC YOUTHに関しては前代未聞のBPM詐欺と言われる。BPMは191と表記されているが、実際はBPM218。しかも、譜面自体も難しく、余計詐称感を感じさせるようになった。
    • ちなみにDMは90以上の曲は3曲、80以上でも6曲とシリーズ並。DMは比較的まともな難易度設定だったという。
  • ギタドタワー
    • 前作のギタドランドにテコ入れを入れた程度。期間毎に各STAGEのCOMBO、MAX COMBO(全STAGE中の最大COMBO数)、PERFECT(全STAGE中の最大PERFECT数)の3種類からルーレットの倍率をかけた獲得ポイント数を競うものだが、運要素があまりに強く、全解禁できているプレイヤーもいれば、全く解禁ができないプレイヤーが出たりとすこぶる評判が悪かった。
    • しかも、解禁できない人はなんと半年間も解禁出来ずにいるなど、前作以上に運要素があまりにも強かったため、ギタドラ史上最悪な企画となってしまった。
      • 極めつけは階層が下がると解禁した曲が消えてしまうという罰ゲーム的な要素があったため、余計非難を浴びる形となった。
    • また無条件解禁があったが、その解禁日がなんとV2の出る20日前!全解禁するだけでもマシとは言え、解禁する日を間違えているとしか思えない。だったら、次回作に解禁した方がよっぽど効率がいいのだが…(なおXGシリーズでは解禁できなかった曲は次回作に持ち越されているが、落差が大きいため、評判はいいとは言えない)
    • こういうことがあったため、V8、XG3が出た現在でもギタドラ史上最悪な企画として受け継がれている。
      • とは言え、XG3自体もあまりいいイベントがなかったため、覆る可能性はある。
      • しかし、この企画の評価点は今まで削除傾向が強かったLONG曲が復活したことが唯一の救いである。
    • また、元Cymbalsの土岐麻子の楽曲もギタドタワーの隠し曲になっている。
  • カクカクし始めた旧世代のクリップ
    • Vになって基盤が変更され、クリップの拡張子が変更された。
    • それに伴い今までフラッシュ形式だったクリップの一部がカクカクになってしまうという事態が発生した。
  • シナリオの緑G譜面にopenノーツが紛れるというバグがあった。
    • GUITAR譜面にopenノーツが紛れるという前代未聞の譜面バグは当時としてかなりの話題となった。
    • しかし、このバグは後のV2でもやらかしてしまった。
    • 他にもNON-STOPモードでスキル解禁曲が選択できないバグ、空ピック暴発のバグがあった。

総評

Vシリーズの始まりの作品とは言え、難易度詐称の多さや史上最悪な企画であるギタドタワーの不評、譜面バグなど粗いところが目立った作品だった。しかし、premium stageの復活、クリップの画質向上、隠し曲の復活などは評価すべきとこだろう。特にLONG曲の複数復活は最大の評価点と言えるだろう。ただ、旧ナンバリング時代と比べると改悪した部分は目立っていて、特に前作で問題だった運要素による解禁企画を更に発展させてしまった。このため、今作も悪質な企画を止めることができず、今作であるVも第一次暗黒時代の象徴と言えるものとなってしまった。

その後

そして、今作のVに加え、次回作のV2も暗黒時代の象徴となる駄作となってしまう。難易度詐称の多さ+運任せの解禁企画といったものと、今作の問題である譜面バグを余計悪化させてしまった。。その上にLIVEと謳っているものの、スキルシステムのマンネリ化に加え、あまりの改変のなさにシステムがまるでLIVE感のない空気シリーズとなってしまった(詳細)。

家庭用移植

  • PS2版 2006年3月16日発売
  • ギタドラの家庭用移植は2001年に発売された『ギタドラ! GUITARFREAKS 4thMIX & drummania 3rdMIX』での問題発覚以来、実に5年振りのCS版となる。
    • CS版の復活に合わせ、ギター、ドラムの専用コントローラーも格安で再発売(ただし専用スタンドは同梱されていない)。
    • 家庭用に移植されなかった作品の曲の多くは後に『GuitarFreaks & DrumMania MASTERPIECE SILVER』及び『GuitarFreaks & DrumMania MASTERPIECE GOLD』といういわゆるベスト盤に収録されており、ファンを喜ばせた。