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コンバットライブス - (2021/06/26 (土) 20:45:58) の編集履歴(バックアップ)
この記事では、『コンバットライブス(アーケード版)』と、その移植である『コンバットライブス(スーパーファミコン版)』を扱う。
コンバットライブス
【こんばっとらいぶす】
ジャンル
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ベルトアクション
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対応機種
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アーケード
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発売・開発元
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テクノスジャパン
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稼動開始日
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1990年
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プレイ人数
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1~3人(同時プレイ)
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判定
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ゲームバランスが不安定
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ポイント
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ただでさえ非常に難しい 出荷設定ではさらに難しい 選んだキャラによっては無理ゲーに近い 蹴り逃げ命 理不尽すぎるラスボス
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概要
ニューヨークを根城に暴れ回る犯罪組織『グラウンド・ゼロ』を壊滅させるため、「狂戦士」バーサーカー 、「大斧」ブローヴァ 、「雷撃」ブリッツ の三人組からなる『コンバットライブス』と呼ばれる奴らが動き出す…。
システム
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全6面。ライフ制で、体力を全て失い0になるとゲームオーバー。
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8方向レバー+2ボタン(パンチ、キック)で操作する。
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レバーを同一横方向に二回入れるとダッシュ。ダッシュそのものにも攻撃判定があり、ここからボタンを押すことでダッシュ攻撃に派生できる。また、わずかながら横軸だけでなく縦軸方向に動く事もできる。
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怯んだ敵に対し、真正面からレバーを相手方向に入れて掴む。
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ダウンした敵に対し、重なるようにレバーを下に入れると馬乗り。
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オブジェクトの上で攻撃ボタンを押す事によりそれを拾い、もう一度攻撃ボタンで投げつけられる。
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その他、掴んだ状態、ダウンした状態から出せる派生技が多数存在する。中には、敵に挟まれていないと出せない技もある。
評価点
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さすがベルトアクションゲーの元祖を作った老舗テクノスだけあり、暴力描写へのこだわりは凄い。
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『ドスッ、バキッ!』と重く響く打撃音、敵のやられ声の痛々しさなど、SEはどれも素晴らしい。
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中でも馬乗り状態からボタンを押す事で出せる、地面に相手の顔面をガンガン叩きつける攻撃はインパクト大。病み付きになりそうな爽快感と怖さがある。試し割りだ!。
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BGMも『ダブルドラゴンのテーマ』ほどのインパクトはないものの、なかなかの名曲・良曲揃い。
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『ダブルドラゴン』を担当した山根一央氏が作曲している。
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ドット絵の書き込み・映像面での演出。ステージの変化もバラエティ豊富。
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当時、テクノスジャパンのゲームとしては破格の80メガのロムを載せた基板を使用しており、こだわりを感じさせる。
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さらに、『ダブルドラゴン』でテンポを殺ぐとして問題視された処理落ちは劇的に改善されており、本作ではほとんど処理落ちしない。おかげでゲーム展開はとてもスピーディー。
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状況判断により、技を使い分ける面白さ
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敵もバラエティに富んでおり、様々な攻撃を仕掛けてくる。
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普段の攻撃力は乏しいがしがみついて拘束しようとする者、こちらの掴み攻撃に受身を取ったり反撃をしてくる者、ジャンプ攻撃を得意とする者、停止することなく素早く動き続け撹乱してくる者、ナイフやテクノス伝統の銃器で攻撃してくる者…など。
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そのため、こちらも相手の特徴・周りの状況を把握し、より有効な攻撃方法をチョイスする必要がある。とは言え、その使い分けはなかなか楽しい。
問題点
しかし…このゲームはあまりにも難しかった。
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まず、プレイヤーキャラクターを3人の中から選ぶのだが、実はもうこの時点で難易度が全然違う。
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「狂戦士」バーサーカー(青服の金髪)はバランスタイプという触れ込みなのだが、実際はスピードではブリッツにかなわず、パワーではブローヴァに劣ると、帯に短し襷に長しの感が否めない。さらに、ダッシュ攻撃の判定が3人中で最弱と言う欠点があるため、思った以上に立ち回りも苦労する。
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「雷撃」ブリッツ(赤服の長髪)はスピードタイプで、はっきり言ってぶっちぎりの最強キャラクターである。「足が速いために敵からの攻撃を受けにくい」「パワーは3人中最弱とはいえ、ほとんどの攻撃速度が最速で時間当たりのダメージ効率が結果的に最高」「おまけにダッシュ攻撃のリーチも長く判定も強い」と三拍子揃っている。ジャイアントスイングが1回転のみでスピードが遅いが、それでも充分強い技なので欠点とまでは言えない。
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非常に使いやすく、プレイする際にはこいつを強く勧める。
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そして最も問題なのが、「大斧」ブローヴァ(黄服の黒人)。パワー型なのだが、ほとんどの攻撃速度が最遅なため思ったよりダメージ効率が低く、正直強いと思う点はダウンしている相手の足元でパンチボタンを押して出せる『ジャイアントスイング』のスピードと回転数だけである。しかも移動スピードまで最も遅いため、後述の『蹴り逃げ』攻略法を使ってもボスの反撃を避けられないシチュエーションが多数存在し、ダメージの蓄積が大きくなりすぎると言う欠点がある。攻略サイトでは、ブローヴァで1人プレイ1コインクリアは不可能とまで記されている。
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ちなみに現在でも、ブローヴァの1コインクリア動画は様々な動画投稿サイトを見ても未だ上がっておらず、このゲームを極めた上級者ですら2コインクリアが関の山と言う有様。この事からもお察し頂きたい。
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しかし2014年6月12日、あるブログでブローヴァで1コインクリアを達成したという報告が成された。プレイヤー曰く「ある程度やりこめば決して不可能ではない」「けど安定させることはとても難しい」とのこと。不可能を可能にしたプレイヤーに、素直に称賛を贈りたい。
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体力回復アイテムなどは一切存在せず、面クリア時に設定されている量が回復するだけなのだが、なんとこの回復量、一番標準的な設定と思われる工場出荷設定ではたったの50しかない。
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0~150まで調節可能なのだが、このゲームを1コインクリアするにはできれば150、どんなに妥協しても100ないと厳しいと言われている。
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100でもOKなのはブリッツ使用時のみで、バーサーカーでは150ないとまず無理。ブローヴァに至っては150あってもクリアが至難で、それどころの問題ではない。テクノス、ケチりすぎである…。
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プレイ中にコインを入れると、プレイヤーの体力が初期体力設定と同じだけ回復するようになっており、元々追加コイン投入を何度もするように想定して難易度を設定していると想像される。まあ、ACのゲームだからインカムを良くするために、仕方のない面もあるとは思うが…。
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雑魚敵は出現数が多い上アルゴリズムがいやらしく、自身の攻撃範囲ぎりぎりまで間合いを詰めて攻撃してくるため、相手の攻撃がこちらよりリーチが長いと一方的にやられてしまう。そういう攻撃を持っている敵は珍しくないため、普通に立ち回っていたのではフルボッコにされてあっと言う間に終了である。
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ではどうするかと言うと、こちらのリーチより長い攻撃を持っていない敵に対しては、正面からキック連打でもOK。そうでない奴に対してはダッシュ攻撃で間合いを取らせないようにし相手をダウンさせ、そこに追撃を行うというのが基本的な流れとなる。
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追撃は先述の『ジャイアントスイング』が、回転中完全無敵状態で巻き込み判定がでかいため非常に強力。ただし技ダメージそのものはそれほど高くないため、周りに敵がいない状況なら『顔面叩きつけ』を積極的に出すといい。
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ボス敵はほとんどがこちらのリーチより長い武器を持っており、強敵揃い(ダメージを一定量与えると落とす奴が多い)。しかも体力を削り弱らせるまでダウンせず、一部の攻撃方法が通用しない、またはボス敵に対してだけは出せないという、プレイヤー泣かせの仕様となっている。
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例えば、瀕死になるまでボスには掴み攻撃が通用しない。掴もうとすると逆にこちらがダメージを受ける。
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ボス敵がダウンしても、馬乗りからの顔面叩きつけとジャイアントスイングは仕掛ける事ができない。ちくしょう。ただ、ストンピングや腹蹴りはできる。
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最も厄介な点は連続攻撃が基本的に入らず、ダメージを与えると反撃技を繰り出してくる点である。反撃技は様々だがたいてい無敵時間が付いている。
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このようなインチキをするボス敵に対してはまず地面に落ちているオブジェクトや雑魚敵を投げつけたり、ジャイアントスイングに巻き込んだりして、相手の武器を落としパワーダウンさせることに専心する必要がある。
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首尾よくいったらそこからは『蹴り逃げ』と呼ばれる、「相手が移動してくるところに蹴りを置いておき、ボスに当てた直後に移動して反撃を回避する」戦法で対処するしかない。慣れるまでは難しく、しかも最高のスピードを誇るブリッツを使用していても避けられないほど出の速い反撃技を持つボスもいるため、どれだけダメージを受けるかは、正直運も絡んでくる。
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技の細かい使い分けが肝心なのだが、一部の技は暴発が多く困る。
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特に掴み攻撃が意図しないところで出てしまいやすく、余計な反撃を貰ってストレスが溜まる。
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後半の面になればなるほど、制限時間が厳しい。
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最終面である6面は、今までのボス達が雑魚を引き連れて再戦を挑んでくる。ただでさえ戦いは長く辛いのに…。
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そんな厳しい道中を経て待ち受けるのは、このゲームを象徴するインチキくさすぎるラストボス・マーサである。
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その強さはハンパではなく、当時の「ゲーメスト」の攻略ですら、「難しいけど勝てない相手じゃないぞ!」という一文だけで投げっぱなしにされ、具体的な方法が記されなかったほど。
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詐欺のように強い攻撃判定、凄まじい攻撃力、ヒットさせた時と同じタイミングで技を出しているはずなのに負ける事がある、喰らい判定が消失している時があるバグ?など、どれをとっても理不尽そのもの。
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ちなみに多人数プレイでラストバトルまで辿り着いた場合、なんとプレイヤーの数だけ分身して襲い掛かってくる。どこぞの忍者じゃあるまいし…。3人同時プレイで3人出てきた場合は、これまた1コインで勝つ事は不可能と言われている。
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攻略法としてはある程度喰らうのは覚悟の上で、蹴り逃げとダッシュ攻撃でダメージをとっていくしかないとされている。実際ここまでで貯めた体力のほとんどはラストボス戦で費やす事になり、そう言うプレイができなければまず1コインクリアできない(しかしブローヴァはマーサ戦も相性が極めて悪いため、そんなプレイをもってしても1コインクリアなど夢のまた夢)。
総評
見るべきものはあるものの、そのあまりの難しさが全てをスポイルしてしまった典型的な例である。
作りこみは素晴らしかっただけに、もう少しプレイヤーに優しい調整をしていれば(特にブローヴァあたり)、第2の『ダブルドラゴン』たりえたのではないか? と思うと残念でならない。
この作品と『ダブルドラゴン3』の散々な出来が災いして、アーケードでのテクノスジャパンは格闘アクションの老舗でありながら『ファイナルファイト』等をヒットさせたカプコンに大きく水をあけられることになってしまった。
余談
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映画『七人のおたく』にて内村光良(ウッチャンナンチャン)が本作をプレイしているシーンが存在する。
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監督とテクノスジャパンの社長が友人だったことから実現したサービスカットらしい。
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かつて双葉社から出た『熱血硬派くにおくん 4コマまんが王国2』において、くにお達がアメリカ、すなわち今作の世界で戦い、ラストボスをくにおが羽交い絞めして、りきがラストボスの胸に擦り寄る、というネタが存在した。
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『コンバットライブス』自体を知らなくてもこのネタは妙に印象に残る。
移植
アーケード版が『Retro-bit Generations 3』に収録されているが、高価である。中古販売品もプレミアが付いてより高くなっている。
コンバットライブス(スーパーファミコン版)
ジャンル
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ベルトアクション
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imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。高解像度で見る 裏を見る
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対応機種
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スーパーファミコン
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発売・開発元
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テクノスジャパン
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発売日
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1992年12月23日
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プレイ人数
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1~2人(同時プレイ)
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配信
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プロジェクトEGG:2011年5月17日/617円(税8%込)
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判定
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良作
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ポイント
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ゲームバランスを調整した良作 ストーリー・設定等の詳細な描写
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概要(SFC)
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こちらは容量の関係上、アーケード版の要素は削られたが、ちゃんと二人同時プレイもできるため、機会があればプレイしても損はないだろう。
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主人公3人の素性についてはAC版の時点では全く触れられていなかったが、SFC版では少しだけ触れられている。
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素性
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COMBATRIBESとは「COMBAT(戦闘)」と「TRIBE(種族)」を組み合わせた造語である。それはどこからともなく現れた、鬼神の如き強さを持つ3人の男たちの呼称でもある。誰がそう呼び始めたのかは良く判らない。合衆国南部から流れてきたこと、全員元アメリカ陸軍の出身であること、ニューヨークに来るまでに各地の暴走族やストリートギャング、地方のマフィアなどのグループをいくつも壊滅させていること以外は、なぜ闘うのか、何のために闘うのかなど、そのプロフィールは一切謎に包まれている。
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評価点(SFC)
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ゲームバランスの改善
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プレイ中にステージが切り替わる際に減少した体力が全快まで回復したり、バーサーカーのダッシュ攻撃の判定がやや改善されたり、ラストボス以外のボス達にも連続攻撃が入るようになったり、さらに二人同時プレイでもラストボスが一人しか出現しないなどバランスに手が加えられている。
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VSモード追加
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友達との熱い対戦を楽しんだり、AC版の敵キャラクターたちもプレイヤーキャラクターに選んで使用することができる。
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使用可能になるキャラクターを増やすにはステージクリアごとに表示されるパスワードを入力しなければならない。
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簡素ながらストーリーデモ挿入
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AC版にはなかったオープニング、ステージクリアのデモシーンが挿入され、ストーリーの内容が分かりやすくなった。
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エンディング
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マーサを抱き上げたまま3人がニューヨークを去っていく。
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ボス戦前に会話シーン追加
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雑魚キャラクターの全滅後にボスが登場したあと、会話シーンが挿入され、物語の演出の楽しみが増加された。
問題点(SFC)
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一部技モーションと演出削除
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AC版では可能になった敵を踏みつける攻撃がSFC版では不可能になった。
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またSFC版の2面と3面は一画面のみになってしまった。
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一部の雑魚キャラクターの削除およびモーションの削除
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AC版で1面の暴走族の雑魚と5面の軍隊の雑魚は2種類いたが、SFC版では1種類のみになった。
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また暴走族の雑魚と2面のパントマイマーの雑魚と3面のスケーターの雑魚はAC版では攻撃すると所持する武器を手放すが、SFC版ではその属性が無くなった。
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さらに4面のパンクスの雑魚のうち、スキンヘッドの雑魚はAC版ではスパナを持っていたがSFC版では最初から素手で、モヒカンの雑魚はAC版のナイフ投げをSFC版ではしなくなった。
総評(SFC)
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AC版の問題点を修正したうえで新たにデモシーンやVSモードを付け加えた点はAC版を遊んだプレイヤーにも楽しめる点であろう。
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だがROM要領の都合で削除された演出や雑魚キャラクターがあるのも事実である。