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【だらいあすばーすと あなざーくろにくる】
【だらいあすばーすと あなざーくろにくる EX】
ジャンル | 横スクロールシューティング | |
対応機種 | アーケード(Taito Type X2) | |
発売元 | タイトー | |
開発元 | ピラミッド | |
デフォルトプレイ料金 | 1クレジット=残機3:200円 | |
稼動開始日 |
2010年12月17日 EX:2011年7月29日 |
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判定 | 良作 | |
ダライアスシリーズリンク |
PSP版『ダライアスバースト』発売から7カ月後の2010年7月30日、『バースト』のアーケード版『アナザークロニクル』のリリースが発表された。
単なるアーケードへの逆移植にとどまらず、「ハーフミラーによる32:9の2画面モニタ+ボディソニック搭載+最大4人同時プレイ可能」という、ダライアスとしては『II』以来21年ぶりとなる大型筐体を採用するという情報は衝撃をもって迎えられた。
「シューティングゲームサイドVol.1」のスタッフインタビューで「大昔のシューティングの文法をそのまま入れると今の時代に合わない」と二人のプロデューサーが語るとおり、ファンサービスだけでなく随所に新しい取り組みを導入。年配のシューターを主なターゲットとしながらも新しい世代へのアピールも行っている。
定期的なオンラインアップデートによってバランス調整とバグ修正が行われており、第3回アップデートでは新ステージとボスの追加、さらに稼働から約7ヶ月後の2011/7/29の大幅アップデートの際にゲーム名が『ダライアスバースト アナザークロニクル EX』に変更されるなど、継続的な改良が行われた。
今作以降のストーリーは、プレイヤーが名も無き1パイロットとして、量産されたシルバーホークを駆りゲームに参加する形として描かれており、PSP版でも影が薄かったTi2とリーガは設定上で存在を仄めかされる程度になった。
AC版はTi2とリーガが惑星ダライアスの危機を救ったPSP版の6年後に行われた、本格的な反攻作戦を舞台にしている。
プレイヤー間での略称・愛称は、公式サイトのURLなどから『DBAC』。また『EX』は『DBACEX』と呼ばれることもある。
PSP版のレジェンド・ネクスト・オリジンに加え、新たな機体がいくつか追加されている。更にPSP版に存在した3機体の性能も調整されている。
+ | 機体紹介 |
本作ではゲームモードを選択した直後に、残機設定として「デフォルトエントリー」か「残機無限エントリー」を選べる。
+ | オリジナルモードの新ボスを紹介 |
アーケードから横スクロールシューティングというジャンル自体が放逐されている今の時代に、時代相応の美しいグラフィックを備えつつ昔ながらの爽快感も再現して、更には旧作ネタまで積み込みまくった超意欲作。
複数回のアップデートにより展開を巧みに継続していった点も今風であり、現代の技術により「ダライアス」の名を再びアーケードで復活させた功績は非常に大きい。
先にPSPでリリースされた『ダライアスバースト』で盛り上がったファンの期待にも見事応えてみせた。
昨今のリメイクブームの中、成功例として挙げられる一作である。