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マリオパーティ3 - (2017/09/18 (月) 21:40:31) の編集履歴(バックアップ)
マリオパーティ3
【まりおぱーてぃすりー】
ジャンル
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パーティゲーム
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対応機種
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ニンテンドウ64
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発売元
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任天堂
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開発元
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ハドソン シーエイプロダクション
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発売日
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2000年12月7日
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定価
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5,800円(税別)
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プレイ人数
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1~4人
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セーブデータ
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3個(フラッシュメモリ)
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周辺機器
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振動パック対応
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判定
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良作
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ポイント
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マリオパーティシリーズ3作目 ミニゲームをすべて新作に総入れ替え デイジーとワルイージが初参戦
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マリオシリーズ・関連作品リンク
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概要
マリオパーティシリーズ第3弾で、ニンテンドウ64で発売された最後のマリオパーティ。
基本的なシステムは前作(『マリオパーティ2』)と同様だが、これまでの反省を活かした内容となっている。
累計売り上げは前作に続き100万本を超えた。
本作では前作と同様のスターを集めた数を競う「バトルロイヤルマップ」と、それとは異なるルールで1対1で対戦する「デュエルマップ」の2つのボードゲームを搭載。
また、収録されているミニゲームは70種類すべて新作となり、過去最大のボリュームとなった。
評価点
世界観
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本作のストーリーは「1000年に一度産まれるといわれるミレニアムスターがマリオたちの世界に降ってきて、マリオの住む世界がおもちゃの世界に変えられたので、元に戻してもらうためにミレニアムスターの持ち主を決める」という設定。
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それにより、マップやミニゲームの背景もとびだす絵本のような世界観になり、これまで以上にかわいらしい画面となった。
ボードゲームの改良点・新要素
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前作までは、プレイするターン数の設定が最低20ターン、中間の35ターン、最長50ターンの3択のみだったが、今作からは10ターンから50ターンまで5ターン刻みで選ぶことができるようになり、自分の遊べる時間に合わせて設定しやすくなった。
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ルールの設定時に最初から所持しているスターの数(ハンデ)を設定できるようになり、全てのプレイヤーが平等に遊べるようになった。
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上級者の楽しみとして、COMに設定してハンデ戦をすることも可能。
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「2」で初登場したアイテムのシステム見直し。これにより、シリーズにおける基本的な部分が完成された。
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アイテムが3個まで持てるようになり、状況に応じて多彩な戦略が可能に。
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多くのアイテムの値段は前作の半分程度に。気軽にアイテムが入手できるようになり、自由度がアップ。
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ちなみに、本作ではアイテムショップが2種類になった。キノピオは主にプレイヤーを有利にするアイテムを、ミニクッパは主にライバルを邪魔するアイテムを売ってくれる。
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普通はどちらかランダムで登場するが、マップのどの場所でもアイテムを買える「かいものでんわ」というアイテムを使えば自身で指定できる。
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マップは非常に良く作り込まれている。いずれも完成度が高く、本作の面白さを裏付ける要因の一つになっている。
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プレイヤーの選択によってゲームの展開が左右される場面が多い。多彩な戦略からゲームを進める事を可能にしており、ユーザーの自由度を高めている。
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例えば、ステージ中には二箇所の行き止まりが設置されており、これによって自分が止まるマスをある程度コントロールできる。
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後述のアクションコマンドは成功と失敗によって移動する場所が異なるのだが、敢えて失敗する事も出来るため、「好きな場所に移ることのできるイベント」として活用できる。
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本作の?マスは、すべてのマップで特定の場所に集中して配置されている。これにより「能動的にハプニングスターを狙う」といった戦略も可能になった。
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本シリーズは続編を重ねるにつれファミリー向けの傾向が強まることから、こうした選択を迫る要素は敷居を低くするためか減少傾向にある。そう考えると本作はシリーズ中でも最も多彩な戦略性のある作品とも言える。
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ルールの設定時に「ファミリーパック」という項目が追加された。
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これに設定すると、一部の難しいミニゲーム(主にテクニックを要求されるもの)がミニゲームルーレットに表示されなくなる(ボードゲーム内で発生しなくなる)。ゲームが得意でない人も、より楽しめるようになった。
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ただし、当然「ファミリーパック」に設定すると全てのミニゲームは出てこないため、そのままではミニゲームが一生揃わない。全てのミニゲームが揃っていない状態では「ノーマルパック」推奨。
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ポーズメニューから、キャラの移動スピードを指定できるようになった。
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「はやい」にすればかなりのスピードで移動するので、ボードマップの移動時のテンポがよくなった。
バトルロイヤルマップに関して
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マップ上の「?マス」にとまると、過去作でもマップに応じてさまざまなイベントや変化が起こっていたが、今回はさらに、マップ独自の「アクションタイム」と呼ばれるイベントが発生するようになった。
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通り道にいた他のプレイヤー全員を巻き込んで巨大雪玉から逃げる、巨大なアンコウにすいこまれて遠くへ吹き飛ばされるなど、よりマップの特徴を活かしたイベントが楽しめるようになった。
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前作から導入されたアイテムは新しいアイテムが多数追加。
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また、一度に3つまで持てるようになり、戦略性も増した。さらに、滅多に手に入らないが、強力な効果を持つ「レアアイテム」も存在する。
デュエルマップに関して
1vs1のボードゲーム。以下のようなルールでゲームが進行する。
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ゲーム開始時、キャラクターに一匹の「おたすけキャラ」が渡され、前か後ろに配置される。はじめに渡されるおたすけキャラはキャラクターごとに固定で、マリオパーティシリーズにしては珍しくキャラ特有の個性が出ることとなる。
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ただし、一応前作にもCPU操作時に好みのアイテムが設定されているなど多少の差別化はあった。また、後の『7』では2人1組で共有の専用アイテムが存在している。
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順番にサイコロブロックをたたいて進み、ライバルキャラを通過する時におたすけキャラ同士で「バトル」が発生、追い越す側が相手に攻撃をする。
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おたすけキャラの攻撃力がそのまま相手へのダメージとなり、体力のなくなったキャラは消滅。攻撃を受けるおたすけキャラの体力がこちらの攻撃力より少ない場合、余った数値分が相手プレイヤーへのダメージとなる。先にプレイヤーの体力がゼロになった方の負け。
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おたすけキャラを補充、変更したいときは自分のスタート地点まで戻る必要がある。
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おたすけキャラには特殊能力が備わっているものもいる。
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おたすけキャラの一覧
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ノコノコ:給料が最も安い割に体力が少し多め。前後をノコノコにしてノコノココンビにし、パワーアップマスを踏むと超低コストで強力なおたすけコンビになるため、高品質を維持しつつ長期戦に持っていける。
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クリボー:ノコノコの能力を逆にした攻撃タイプだが、なぜかノコノコより給料が高い。
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キノピオ:攻撃・体力ともに弱いが、相手のマスに止まってもコインを奪われなくしてくれる。給料もノコノコと同額。短期決戦には向かないが長期戦では最強のお助けキャラ。
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テレサ:クリボーの給料を1.5倍にした代わりに自身が受けた攻撃と同じダメージで反撃能力付与されたお助けキャラ。
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ボムへい:相手おたすけキャラを無視してライバルに直接攻撃できるが、一回限りで自爆し消滅
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バッタン:全キャラ中最高の体力だが、攻撃は全くできない
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パックンフラワー:1~3マスだけ追加で移動できる事が有る。基本攻撃力が最も強いが紙耐久で給料が高いので速攻で相手を倒す向けのお助けキャラ。
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ムーチョ:能力値がノコノコとクリボーのいいとこどりかつ、ターン開始時に、1~4枚のコインをもらえることが有る。ただし給料が高いので長期戦になるとじり貧になる。
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ドッスン:おたすけキャラを無条件で一撃必殺できるが、ライバルには攻撃できない
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ワンワン:ノコノコの給料を6倍にした代わりに前衛、ライバル、後衛の全員に同時攻撃ができる能力を付与したお助けキャラ。お助けキャラの中でも最も給料が高い。
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スローマン:自身から一番離れた相手を攻撃する。給料が2コインの割には体力もノコノコより多い。
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ミニクッパ:基本攻撃力は1だが、確率40%で3倍攻撃力or確率60%で攻撃不能
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ギャンブル性が高いが、ダブルパワーのメリットが他キャラよりも強く出ることになる。パワーアップと組み合わせると、なんと12もの攻撃力をたたき出すことも出来る。ライバルがパワーアップしたバッタンを連れていてなおかつ体力満杯でなければ、一撃で勝利が確定する
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ミニゲームはどちらかのプレイヤーが「ミニゲームマス」に止まると開始。
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おたすけキャラには毎ターンの開始時に給料としてキャラごとに設定されている額のコインを支払う必要があるため、ミニゲームなどでコツコツコインを稼ぐ必要がある。
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もちろん給料がたりなくなった場合にはおたすけキャラが消滅。中々シビアだが、スタート地点に戻ってくるとコインがもらえるなど、稼ぐ手段自体は多い。
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「パワーアップ」はおたすけキャラの攻撃力・体力が倍増するが、給料も倍になるのでコイン不足の場合はかえって不利になってしまう事も有る。
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ボードマップもかなり短くなっており、短時間で遊べるゲームとなっている。
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なお、現在このボードゲームをあそべるのは本作のみ。
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20ターン制に加え、どちらかがライフ0になるまで続く∞ターン設定、初期ライフの設定(ハンデ)を決められるなど、上級者や初心者も楽しめる。
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このほかにもこのゲームのみのマスやイベントなど独自要素が多く、戦略性が高い内容となっている。
ミニゲームに関して
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本作からすべてのミニゲームが新作となり、シリーズを通してプレイしている人もより新鮮な感覚で楽しめるようになった。
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新ジャンル「ギャンブルミニゲーム」が搭載。
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マップの「ギャンブルマス」に止まるか「ギャンブルだましい」というアイテムで指定されると強制的にプレイすることになる、1人用のミニゲーム。「自分の手持ちの全コインを賭けて1人用のミニゲームに挑戦する」というルールで、ミニゲームで勝つと賭けた枚数の2~64倍のコインを入手できるが、負ければ手持ちのコインを全額没収となるという、スリリングなイベントとなっている。
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ミニゲームの内容も「ギャンブル」という名の通り、ほぼ運任せである。
その他
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前作では、ボードゲームで遊んだことのあるミニゲームをフリーで楽しむためには、ボードゲーム内で集めたコインで買う必要があったが、今作から一度プレイしたミニゲームは、そのままフリープレイ(本作の場合は「ミニゲームルーム」)のモードで遊べるようになった。
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新たにプレイヤーキャラクターとして、『マリオテニス64』から引き続いてワルイージとデイジーの二人が参戦。
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キャラが増えたことは概ね評価されている。ワルイージに至っては自らの名を冠した「ワルイージとう」というマップも用意された。
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ちなみに、今作で特定のキャラクターの名前がつけられたマップはこれだけ。
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ただし彼ら2人はパーティモードでのみ使えるプレイヤーキャラクターで、ストーリーモードではコンピュータ専用キャラとして登場する。レギュラーとして使えるようになるのは次作『マリオパーティ4』以降となる。
問題点
ミニゲームの解禁方法について
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一度でもそのミニゲームをプレイしたことがある事が条件になったことで解禁自体は簡単になったが、肝心のプレイできるミニゲーム自体はランダムで選択されるため全て解禁するのには時間がかかる。
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ミニゲームの数が多くなったことも集めづらくなった原因。「ファミリーパック」で出るミニゲームならそれに指定すればいいのだが、「ノーマルパック」でしか出ないミニゲームだとなかなか出ないことも多い。
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この仕様は本作のみならず以降の作品でも継続されて採用されているが、一部の作品などではミニゲームパックの種類でミニゲームを絞りこめたり、やったことがないミニゲームが出せるような救済処置があるようになり改善されている。
デュエルモードでのおたすけキャラの差
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最初に仲間になっているおたすけキャラはキャラクターごとに固定であり、同じキャラ同士で対戦は出来ないのでキャラ差が現れる。
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給料が高いムーチョやパックンフラワーが指定されているデイジーとワルイージは、序盤でコインを稼げなければ厳しい。敵として出てきた場合には何もしないまま3ターン目あたりで丸裸になることも。
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その他にも攻撃できないバッタンを持つドンキーや攻撃一度きりで消えてしまうボムへいを持つワリオも微妙。
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それと同時にある程度おたすけキャラの力量差がある程度はっきりしている。
給料1コインで耐久力があるノコノコ、癖のある攻撃方法で給料も2コインだが使いこなせれば非常に強力な攻撃方法で耐久力もノコノコ以上のスローマン、長期戦では最強のキノピオ
この三キャラの共通点は安給料の割に強く、コンビを組んでパワーアップマスを踏めば低コストで強力なお助けコンビが出来上がる事。
ノコノコは全ての能力と給料が4と隙がまるで無く、キノピオは体力が2と物足りないが相手マスによるコイン徴収がない為、高性能を維持しながらの持久戦が楽々できる。
スローマンは他二人より給料が倍になるが、癖がありながらも強力な攻撃方法とノコノコ以上の耐久力でかなりしぶといため、非常に強力。
この3キャラの中で序盤どっちが優位に立ちやすいかと言われたらノコノコなので初期おたすけキャラがノコノコのマリオが安定して強い。
逆に給料の高いお助けキャラは維持費も困難な事はもちろん、コンビによるパワーアップマスを踏みづらい点がある。
ギャンブルマスで大儲けすれば別だが、毎回勝てる訳がないため、早期にギャンブルで大儲けした時位しかコンビが組めないため、スロールーレットでは敬遠されがちである。
--ストーリーモードのデュエルパートの難易度にも若干の差が生じている。
一部のミニゲームでCOMが異常に強い。
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特に「つよい」に設定した場合に見られやすい現象。見極めと早押しが必要な「はやおしゲート」や「ぴったりフラワーパネル」などにおいて、0.1秒台の早さで瞬間的に反応してくる場合がある。
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お手つきは当然失格になるためヤマを張るのは困難。だからと言って人力で張り合えるレベルかと言われると…
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他にも連打と角度調整が必要な「とんでけクッパハンマー」、コンボを決めなければならない「ドッスンパズル」などもやや理不尽気味。パズルの得意不得意で別れる後者はともかく、前者は平気で50m台を出してくるため、対抗するのは非常に困難。
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一応「かこんでクレヨン」や「どきどきフィッシング」など、明らかにCOM側が弱いミニゲームもあるため、決して人間側が不利一方というわけではない。
総評
多彩なアイテムと自由度の高いマップに恵まれた、シリーズ屈指のゲーム性を誇るマリオパーティ。
「ゲーム性の進化」と「気軽なプレイの為のハードルの引き下げ」の境目となった時期の作品であり、ミニゲームは簡単なものからストイックなものまでバリエーションが豊富。
「シリーズ最高傑作」として本作を推すプレイヤーも少なくはない。
VC配信されていない事が悔やまれるが、64のある家にみんなで集まった時には是非とも遊んで欲しい、ハードを代表するパーティゲームの一作である。
余談
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「ストーリーモード」ではプレイヤーを妨害しようとクッパが登場するのだが、間抜けなシーンが多く、前作以上にギャグキャラとしての扱いが強くなっている。
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ワルイージにボコボコにされたり、デイジーに一撃でぶっ飛ばされたりと、噛ませ犬のようなシーンも。せっかく新キャラにワルイージがいるので彼に華を持たせた結果だろう。
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ただし、彼の悪役としての出番はそれっきり。最終ボードマップやファイナルバトルゲームは他のキャラクターが担当する。
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ある意味ルイージらしいともいえるが、「ストーリーモード」におけるルイージの扱いが悪い。
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本作のストーリーモードは、「ゆうき、ちえ、ちから」と言った、それぞれに優れたNo.1のキャラクター(ドンキーなら「ちから」など)にボードゲームで勝利して、その称号のスタンプを集めていくという内容だが、ルイージは自分が使っているプレイヤーキャラクターのパートで代理出演する。つまり、ルイージにだけNo.1に設定された称号がない。
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たしかにルイージに何をやるか迷う所だが(優しさもヨッシーと良い勝負?だし…それだとドンキーとワリオで「ちから」が良い勝負なのだが…)やはり各キャラに一つは与えられているんだし、何かやってほしかったという意見もある模様。
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ちなみに最終ボードマップである「ワルイージとう」のCOMキャラにおいては、必ず登場するワルイージの他に彼のライバルに該当するルイージが高確率で選ばれるという仕様がある。
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本作で描かれたスーパースターの条件のうち「ちえ」「ゆうき」「ちから」「やさしさ」は、さりげなく初代のオープニングでも「スーパースターの条件」として挙げられている要素。
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「やさしさ」は本作でヨッシーの要素とされているが、初代でもそれが示唆されていたり。
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ストーリーモードのデュエル前では、ストーリーパートで様々なキャラがセリフを残す。
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マリオシリーズのキャラが喋る事がイメージに合わなかったのか、ほとんどが「コロの通訳」という形で表現されている。ただし、何故かワリオとワルイージのみ本人がセリフを発する。
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台詞の中にはネタ要素の強いものもあり、敗北時のマリオやデイジーは必見。