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零 ～紅い蝶～ - (2022/03/05 (土) 16:49:26) の編集履歴(バックアップ)
零 ～紅い蝶～
【ぜろ あかいちょう】
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ジャンル
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ホラーアクションアドベンチャー
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対応機種
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プレイステーション2
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発売・開発元
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テクモ
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発売日
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2003年11月27日
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定価
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7,140円
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廉価版
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PlayStation2 the Best
2004年8月5日/2,800円
2007年11月22日/1,890円
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判定
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良作
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零シリーズ
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ストーリー
「ここも、もうすぐなくなっちゃうんだよね…」
双子の姉妹・天倉澪と繭は幼い頃を過ごした村にやってきた。故郷であるその村がダムの底に沈んでしまうため、最後に訪れたのである。
澪は回想にふけっていた。この場所は二人の思い出の場所であるとともに、姉の足に怪我を負わせてしまった辛い記憶のある場所でもある。
回想から戻った澪がふと振り返ると、先ほどまで後ろにいた繭がいなくなっていた。
急いで辺りを見回すと、紅い蝶に導かれるように森の中へ行く繭の姿が見えた。
慌てて追いかける澪であるが、姉を見失ってしまい、気がつくと夜の森の中へいた。
かすかに聞こえてくる歌と、木々の間から見える篝火を頼りに奥に進むと、森が開けた場所に繭が一人佇んでいた。
「お姉ちゃん！」
繭が振り返ると同時に、紅い蝶の群れが飛び立つ。
「地図から…消えた村…」
二人の前には、霧に包まれた薄暗い村が広がっていた。
概要
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テクモの和風ホラーゲーム『Project Zero』シリーズの第2作。
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システムや世界観、雰囲気などは前作を継承しつつ、改善が行われている。
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巨大な屋敷の敷地内のみが舞台だった前作に対して今回の舞台は村であり、行動範囲が広がっている。
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なお、ストーリーは前作の約二年後となっているが直接のつながりはなく、バックストーリー(霊として登場する人物が生存していた時代)は前作よりも前の時代である。
前作からの変更点・評価点など
システム関連
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今作は双子の姉妹の視点で描かれる。主人公は妹の「澪」だが、姉の「繭」と同行して進む場面がある。
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繭は足を怪我しており、動きがやや鈍い。更に霊に対する対抗手段を持たないために澪が庇いながら進めなくてはならない。繭が死んでしまってもゲームオーバーである。
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繭は霊力に敏感であるために、見えない何かに反応する。また、ごく一部のイベントでは繭を操作するシーンもある（戦闘は無い）。
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ずっと一人ぼっちだった前作と違って今回は2人だから怖くない…なんて事は無く、よく繭とははぐれてしまうのでずっと二人揃って行動する訳ではない。
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一緒でいる期間が長いだけあって独りで行動するときの心細さが生まれるなど、雰囲気作りにも貢献している。
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前作の雛咲兄妹と違って今回の天倉姉妹は超常的なものを見慣れている訳ではないので、当初は霊に怯えたりパニックを起こすシーンもあり、一般人目線で感情移入しやすい。
グラフィック
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前作以上に美麗なグラフィック。
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テクモらしく、やはりヒロインは美少女。更に今回は2人で衣装や雰囲気にも違いが現れており、ビジュアル面でもより堪能できる。
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クリア後のコスチュームも充実。前作は大人しめのデザインだったが、今回はゴスロリ衣装、学校の制服などバリエーションに富む。
シリーズの暴走の始まりである。
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但し、解禁条件は「全ミッションでSランクを取る」と言った非常に難易度の高いものもある。
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オープニングやエンディング、デモなどのプリレンダリングのムービーは特に迫力満点である。
進化した射影機のシステム
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前作は敵をサークルにとらえている時間が長いほど威力が高くなったが、今作では捉えた時間とは関係なく敵との距離が近いほど威力が上がる。
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これに伴い射影機のSEが、計器が振動するような音になった。敵との距離が近くなったり、シャッターチャンスを捉えると音が激しくなり、なかなかの迫力がある。
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簡単に最高威力の撮影が可能な代わりに、敵が射影機に反応しない時間を置くことでバランスを調整している
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フィルムに「装填時間」の概念が登場した
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撮影後にフィルムに応じた装填時間が発生し、装填中は攻撃できなくなってしまう。
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前作では通常撮影を連打することで敵に反撃させることなく倒すというテクニックがあったが、今作では装填時間を考慮に入れた戦略が必要になる。
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装填時間は基本的に数が多く手に入る低性能のフィルムほど長く、希少なフィルムほど短い。強敵に対して強力なフィルムを使う有用性が前作以上に増した。
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「シャッターチャンス」より強い「フェイタルフレーム」が登場した。
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フェイタルフレームは、威力はシャッターチャンスと変わらないが、撮影時のボーナスが多く、敵が大きくノックバックする。
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また、フェイタルフレームでノックバックしている敵にはさらにフェイタルフレームが発生し、撮影出来る「コンボ」が発生する(最初の撮影を含め最大3コンボまで)。
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コンボは撮影の威力こそ低いものの、撮影時のポイントに大幅なボーナスが付加される。
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強化レンズの登場
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前作の補助機能に該当するが、霊石ではなく、戦闘を行っていると溜まっていく「霊子」を使用して効果を発揮する。
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有限の消費アイテムが必要だった前作と異なり、理論上は無限に使用できるため、使い勝手が良くなった。
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また、種類も大幅に増えているため、戦闘の幅が広がった。
その他戦闘関連
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一度に複数の怨霊が出現するようになった。
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一対一が主体だった前作とは異なり、本作では同時に2～3体の霊を相手にする場面もある。
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また、容姿が似ているがどちらか片方のみが本物の怨霊など、複数戦闘ならではのギミックもある。
難易度
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本作ではEASY、NORMAL、HARD、NIGHTMAREの4種類の難易度が用意されており、初心者でもとっつきやすい。
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また、全体的に回復アイテムや強力なフィルムが入手しやすく、特にアクションが苦手な人でも比較的簡単にプレイできる。
ストーリー
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本作のストーリーは、シリーズ中最高といわれるほど評価が高い。
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双子の兄弟愛を主軸においており、作中にも複数の双子が登場する。
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特に通常エンディングは大変衝撃的であり、テーマソング「蝶」やムービーの演出も相まって非常に評価が高い。
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+
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そのエンディングとは…※ネタバレ注意
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澪が繭を殺害するというもの。そこに至るまでにどのような経緯があったのかは是非プレイして確かめて欲しい。
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なお、テーマソング『蝶』は、歌手の天野月子氏が本作の設定資料集を見て詞を書いた、本作のために作られた歌である。本作以降も『零』シリーズの主題歌は天野氏が手掛ける事になる。
問題点
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難易度が低く、戦闘が単調である
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全体的に敵が弱い。
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高難易度にすれば敵の攻撃力・耐久力ともに向上するが、敵の攻撃パターンやフェイタルフレームのタイミングは変わらないので、単純に戦闘が長引くだけになりがち。
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過剰なまでのシャッターチャンス＆フェイタルフレームの優遇
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「シャッターチャンスやフェイタルフレーム撮影時は距離問わず最大威力になり、撮影後のフィルム装填も発生しない」という仕様であるため、通常撮影にほとんど意味がない。それどころか、むしろ不利である。
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シャッターチャンスの撮影が困難なのであればバランスがとれているのだが、本作では非常に撮影が簡単であり、通常撮影の方が困難or通常撮影が出来ない敵すら存在する。
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一応通常撮影はある隠しアイテムを使えば一躍最強の攻撃手段になるが、そのアイテムの入手条件は大変困難である
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保護対象の繭が大変打たれ強く、保護する意味はほとんどない。
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敵に捕まって相当経たないと死亡しない。わざと見殺しにでもしない限り死ぬ事は無いだろう。
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それどころか、繭が敵に捕まっている最中はフェイタルフレームが発生するために、わざと捕まらせられる始末である。
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射影機やレンズの強化に消費アイテム「念珠」が必要である
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ただし、念珠は入手できる数も多いので、特に寄り道が好きなプレイヤーならまず困ることは無い。
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怖さが前作よりも和らいでしまったという指摘もある。
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敵が頻繁かつ複数出現するために、怨霊の存在に慣れてしまう。
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また、敵も不気味な男性の霊が多かった前作に比べると、女性や子供といった霊が増えている。無論、女子供ならではの怖さもあるものの、単純に悍ましさで言えば男性の霊には及ばない。
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賛否両論なエンディング
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いかにも日本的な儚さを持つエンディングであるが、絶大な人気を誇る一方で、その過激かつ救いの無い内容から批判の声もある。
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高難易度モードでは別のエンディングとなる。しかしこちらも真のラスボスとの対決などいかにもトゥルーエンドらしい展開がありながら、報われるとはとても言い難い結末である。
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+
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こちらのエンディングは…※ネタバレ注意
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繭が死なず無事に生還するが、澪に「ある事」が起きてしまい、平穏無事な結末とは言えなくなってしまう。
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2人とも生還する分、通常エンドに比べて救いがあるとも言えるが、ハッピーエンドには程遠い。
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開発者によると、「後を引くエンディング」がホラーゲームに相応しいと言う考えから生まれた「最悪のハッピーエンド」であるという。しかしそれだけでは救いが無いので、「最高のバッドエンド」である別エンドを用意したと言う。
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しかし、プレイする側としてはハッピーエンドが欲しかったという意見も多く、下記のXb版ではどちらでもない「最高のハッピーエンド」が追加された。
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エンディングが難易度に依存するため、HARD以上の難易度でなければ真のラスボスと戦えない。
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またHARD以上の難易度はクリアデータをロードしなければ選択できず、周回プレイが必須である(=初周からは選択できない)点も、コアユーザーから不満が出ている。
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前作ほどではないが、やはり今作もセーブデータが他のゲームと比較すると大きめである。
総評
美麗なグラフィックと儚く美しいストーリーから絶大な人気を得た作品。システム関連も前作を踏襲しつつ改善が加えられており、本作をシリーズ最高傑作とする人も多い。
ジャパニーズ・ホラー好きには是非遊んでもらいたい逸品である。
一方で、ゲーム性はシリーズの他作品と比較すると劣り、ゲーム性を求める人からはあまり良い評価を受けないこともある。
しかし、本作で加わった要素の多くは改良を加えつつ後続の作品にも継承されており、また、そのハードルの低さからシリーズの入門作としても大変お勧めである。
FATAL FRAME II CRIMSON BUTTERFLY
【ふぇいたるふれーむつー くりむぞんばたふらい】
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ジャンル
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ホラーアクションアドベンチャー
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対応機種
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Xbox
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発売・開発元
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テクモ
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発売日
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2004年11月11日
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定価
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7,140円（税込）
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判定
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良作
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零シリーズリンク
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概要(Xb)
上記ゲーム『零 ～紅い蝶～』のマイナーチェンジ版。多くの追加要素や変更点がある。
主な変更点(Xb)
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難易度「FATAL」の追加。
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NIGHTMAREよりさらに敵が強く・固くなった超高難易度モード。
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FATALではストーリー後半になると即死も珍しくない。また、繭も本気で守らないと死んでしまう。
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なお、 今作ではEASYが無くなり、NORMAL,HARD,NIGHTMARE,FATALの四つとなっている。
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新エンディングの追加
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前作同様、完全なハッピーエンドが追加された。ムービーも新規に作られている。
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なお、新エンディングが見られるのはNIGHTMAREモードであり、FATALはPS2版での別エンディングと同じである。
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新霊の追加。
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怨霊、浮遊霊、地縛霊全てが新規に追加されており、霊リストコンプがより手ごたえのあるものに。
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クリア後に、ポイントを消費してフィルムや回復アイテム等の消費アイテムを購入できる。
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これにより、カメラを最強まで鍛えた後にもポイントを集めることに意味があるようになった。
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また、今作では追加衣装やギャラリーモードなど、特殊モードもポイントで購入する制度になっている。
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サバイバルモードの追加。
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皆神村を敵を撃破しながら進むモード。
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敵は大変固く、数が多い上にこちらはどんな攻撃でも一撃で死んでしまう(鏡石は有効)という超高難易度である。
また、ストーリーモードとマップやアイテムの配置も異なっている。
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主観モードの追加
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主観モードを選択することで、主人公視点でゲームを遊ぶことが出来る。
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コントローラーの操作方法が固定されてしまうのが難点だが、新鮮な気持ちでゲームを遊ぶことができる。
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なお、このモードの間は射影機が魚眼レンズ仕様になる。
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その他新衣装が追加されている等、よりやりこみ甲斐のある仕様になっている。
総評(Xb)
PS2版を、様々な要素を加えながらパワーアップした作品。
ハッピーエンドを堪能したい人や、高難易度で紅い蝶を遊びたい人にお勧めな名作である。
余談(Xb)
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前作以上にプレミア化が激しく、現在の中古相場は2～3万程度である。
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しかし、2012年6月28日にWiiでさらに追加要素がされたリメイク版である『零 ～眞紅の蝶～』が発売。Xb版をプレイできない、できなかった人はこちらを。
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『零 ～眞紅の蝶～』は操作方法や画面構成がWiiの操作体系に合わせて変更されている。
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上述の通りエンディングもXb版に加えて2つ追加されている。どちらも正真正銘のバッドエンドだが。
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PS2版では「最悪のハッピーエンド」と「最高のバッドエンド」が、Xb版では「最高のハッピーエンド」が用意されていたが、Wii版追加EDは本当に救いの無い「最悪のバッドエンド」となっている。やはり「後を引くエンディング」には相当の拘りがあった模様である。
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エンディングは難易度ではなくプレイヤーの行動で分岐するようになった。位置付けとしては、Wii版エンド2つ＝バッドエンド。PS2版エンド2つ＝ノーマルエンド。Xb版エンド＝ベストエンドの5種類のマルチエンド方式となった。
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コスチュームは増加したが一部は変更され、レザースーツなど削除されたものもある。任天堂ハードらしくあの世界的に有名な兄弟のコスプレもある。
ただ、原典の逆であるが。
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コスチューム入手条件も特定のエンディングを見るというものが大半で、オリジナルに比べて解禁がし易くなった。中には霊リスト150体というご無体なものもあるが…。
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欧米ではホラーゲームでもグロテスク・残酷描写があるものを好む傾向にあるが、GameTrailers.comが選ぶホラーゲームランキングでは『SILENT HILL』に次いで第2位を獲得した。
