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Grand Theft Auto Vice City
【ぐらんど・せふと・おーと ばいすしてぃ】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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Windows 98/2000/Me/XP プレイステーション2 Xbox
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発売元
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カプコン Rockstar Games(ゲームアーカイブス)
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開発元
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Rockstar Games
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発売日
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【Win】2003年9月25日 【PS2】2004年5月20日 【Xb】2004年7月29日
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定価
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7,140円(税込)
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レーティング
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CERO:18歳以上対象 (初版のレーティングを記載)
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配信
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【PS2】ゲームアーカイブス:2015年8月26日 /1,500円
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分類
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良作
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Grand Theft Autoシリーズリンク
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WARNING!!!!!!!
本作はCEROからZ指定を受けている18歳以上のみ対象のゲームです。
(※現在のレーティング)
概要
大ヒットクライムアクションゲームの第4弾。80年代のアメリカの架空の町・バイスシティを舞台にした作品。
本作からはバイクやヘリコプターが一般登場したほか、着せかえも可能。また武器のバリエーションも前作から大幅に増えた。
ストーリー
リバティーシティのマフィアであるフォレッリファミリーの一員であった主人公、トミー・ベルセッティ。彼はボスであるソニー・フォレッリの密告により逮捕され、15年間服役していた。
出所後、彼はボスの命令で取引のためにバイスシティに向かうが、取引中に何者かの襲撃に遭う。命からがら生き延びるも仲間は全員死亡し、金と取引予定の麻薬まで奪われてしまう。
全てを失い、バイスシティに残された彼は、生き延びるために、復讐のために、頂点へ這いあがろうとする…
ゲームシステム
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オープンワールドのミッションクリア型クライムアクションゲーム。
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アメリカのマイアミをモチーフとした架空のリゾート都市「バイスシティ」まるごとをステージとし、ストーリーを進めるためには特定の場所に赴きミッションをクリアしていく。
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シリーズ共通でそれぞれの主人公は大きな目的を持っており、今作の主人公トミー・ベルセッティは「自身の取引を邪魔した奴の始末、そしてそいつのシマを乗っ取って成りあがる」である。
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これを達成するためのミッションには、「特定人物の殺害」「要人を交通事故に見せかけて殺害」「取引の護衛」「ブツの回収」「軍隊の戦車の盗難」「売ってると警察にマークされるアイスクリーム的な何かを捌く」など、さまざまな内容があり、メインミッションを全てこなせば最終ミッションが発生、それをクリアすれば一応のゲームクリアとなる。
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ちなみに前作までの主人公は台詞が一切なく、作中では名前すら不明だったが、今回からは明確な意思表示をするようになり、積極的にキャラ付けされていく事となる。
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しかし、これはこのゲームの要素の一部にすぎない。
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先述のとおり、街にある車や乗り物は簡単に盗むことができるし、無害な通行人だろうと殺害できる「自由」がある。
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一方で、この「自由」が物議を醸し出す原因となっている。
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また、街の作り込みもされており、街を見て回るのもまた一興。ラジオ局が複数あり豊富な曲が聴けるので、カーラジオをかけながらドライブをするだけでも楽しめるようになっている。
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街には観光スポットや店もあり、武器を購入したり服を着替えたり食事をすることができる。また、セーブポイントとなる隠れ家を購入することもできる。
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車を盗んだり市民を殺すなどの犯罪行為が警察に見つかると「指名手配」される。
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☆マークで示される「指名手配度」が付くと、警官が逮捕しようと追ってくる。1までならしばらく逃げ回っておとなしくしていれば消えるが、2以上になると時間経過では消えなくなってしまう。
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手配度を消すためには、乗り物に乗って街にある「塗装屋」に入る、服屋(あるいはその入り口)で服装を変える必要がある。ただし本作からそれだけでは完全に消えず、手配レベルが完全に消えるまで身を潜める必要が生じた。
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やり込み要素も存在し、特定の乗り物に乗ることで行えるサイドビジネス、広い街中に100個散らばった隠しアイテム、サイドミッションとして特定の武器で特定の人を指定人数を殺す殺戮ミッション、華麗なジャンプを決められるスタントポイントなど、以下、様々なやりこみについて解説。
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やりこみミッション詳細
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R3ミッション
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パトカー、ピザ配達バイク、救急車、消防車、タクシーなどに乗った状態でR3ボタンを押せば開始できるミッションで、それぞれの乗り物に合った5種類のミッションを行う。たとえばピザ配達バイクの場合、「制限時間内にピザを配達する」で、パトカーの場合、「逃走する悪党を葬る」、タクシーの場合は、「時間内に客を拾い、目的地まで運ぶ」など。それぞれクリアするとライフ上昇・防弾チョッキ強化・耐火状態などのボーナスが得られるため、なかなか重要な存在。
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単発ミッション
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車やバイク、ヘリコプターなど様々な乗り物を使って行うミッション。内容も普通にレースを行うものもあれば、デストラクションダービーを行ったり、各地のヘリでチェックポイントを回ったり、ラジコンカーでレースを行ったりと様々。
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殺戮ミッション
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街のあちこちに配置されているマークに触れると開始される。場所ごとに指定された武器で指定数のギャングを殺す、または乗り物を破壊するという条件を達成すればクリア。「MP5でギャング25人を殺せ」「チェーンソーでギャング20人を殺せ」「車に乗ってギャングを35人轢き殺せ」など指令は様々で、爽快感のあるミッション。
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秘密パッケージ
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要するに隠しアイテム。街中に100個配置されており、一つ入手するごとにお金が、一定数入手するごとに様々な特典が手に入る。全て集めればハンター(戦闘ヘリコプター)に乗ることができるようになる。
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ユニークスタント
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乗り物を使って各所にある坂や階段などを利用し、ジャンプする。特定の場所に着地できればクリア。
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強盗
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街の各所にある店で強盗を行う。銃を突きつけて店員を脅し、金を奪うことでクリアとなる。必ず手配度が付いてしまうため、警察から逃走する必要もある。
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評価点
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自由度が非常に高く、とにかくなんでもできる
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その辺の車をパクってドライブするのもよし、その辺を歩く人に鉛玉を高速でプレゼントするもよし、タクシーをパクって運ちゃんになるのもよし、なんとなく街中をふらふらするもよし。
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ヒマなら適当に店に入ってベリーダンスを眺めるもよし、車で通行人を片っ端から轢き殺すのもよし、なーんにもしないで突っ立ってるだけというのもまたよし。
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ダーティプレイに飽きたら、救急車をパクって人命救助したり、パトカーをパクって犯罪者を処刑するのもよし。
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お金を稼ぐにしても、せっせとタクシー運転手になって客を運んだりピザ配達をして地道に金を稼ぐのもアリ、そこら辺の人を轢き殺したり撲殺したりして金を奪うのもあり、犯罪者の逮捕に協力して警察から金を貰うのもあり、特定の場所で行われているレースで稼ぐのもアリ。
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退屈だったらギャングにケンカを売ってもいいし、警察や軍隊と死闘を繰り広げるのも良い。ただブラブラして町中に散らばっている小ネタや隠しアイテムを探し回っても良い。
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難易度が高く、どうしてもクリアできないミッションがある場合、ミッション開始前に小細工をすることで難易度を下げられる「自由」がある。
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「敵が車で逃亡するミッションの前に進行方向に車を停めておき足止めする」「武器を没収されるゲートを無視して敷地に入り、銃で中にいるターゲットを殺す」「レースミッションで対戦相手をロケットランチャーで吹っ飛ばす」「バイクでチェックポイントを回るミッションで、バイクではなくヘリで回る」など。
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このように、とにかく自由度が高いゲームである。
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ラジオのラインナップがすごい
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GTAシリーズでは車内や特定の場所でラジオが流れるが、本作は特に豪華。
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本作に登場する架空のバンド「ラヴフィスト」の曲から、マイケル・ジャクソン「ビリー・ジーン」、バグルス「ラジオ・スターの悲劇」など、主に舞台となった80年代の実際の曲がラジオで流れる。
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ちなみに、本作のモチーフになったドラマ「特捜刑事マイアミ・バイス」の主題歌も聞ける。
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華やかな雰囲気
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リゾート地であることが前面に出ているからか、全シリーズの中でも雰囲気が明るい。美しい海、空、夕焼けに、夜のネオン。他のシリーズにはない華やかさがある。
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豊富な乗り物
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普通の車だけでも30種類を上回り、Infernus、Bansheeのような高性能車からManana、Idahoのような低性能車まで様々な特性の車が揃っている。車の種類も普通のセダンやステーションワゴン、スポーツカーやスーパーカー、SUVにピックアップ、オフロードカー、バン、トラックと非常に豊富。
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『III』で削除されていたバイクが復活した上、ヘリコプターが追加されたことで乗り物のバリエーションは更に増えた。
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もちろん、まともに飛べるようになった水上飛行機も登場。
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さらにタクシーやピザ配達バイク、パトカー、消防車などミッションを行う特別な車もある。
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奪うのに命の危険が伴うが、警察の警備艇や覆面パトカー、軍隊の戦車やヘリにも乗ることが可能。
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車集めや隠しアイテムなど、一定条件を満たすことで乗れるようになる乗り物も用意されている。
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『III』からの進化
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ミッションのバラエティ性
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前述のように、「暗殺」や「レース」、「写真撮影」など数多くのミッションがあり、飽きさせない。
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クリア手段も基本的にプレイヤーが自由に決められるため、作業感はほとんどない。たとえば「建物の屋上で取引されているブツを奪う」というミッションであれば、多くの敵を倒して武器を回収しつつ地上から屋上を目指しても良いし、ヘリで直接屋上に乗りつけてさっさとブツを奪ってしまっても良い。また、「大暴れして街を混乱に陥れろ」というミッションならそこら辺の人を刀でザクザク斬るも、手榴弾を街中に投げまくるも、その辺の車に銃撃を浴びせまくるもあり。プレイヤーの好きにミッションを行うことができる。
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武器の追加
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マグナム銃やミニガンもそうだが、特に打撃武器が充実。バットだけだったのが、ゴルフクラブや日本刀、チェーンソーといったものが追加された。
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シリーズ初の着せ替え機能。
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後の『SA』『V』ほどではないが、強盗スタイルでナタを持てばもう13日の金曜日だし、警察官の服を着れば警察署に入っても撃たれなくなる。また手配度が2以下なら服を着替えれば手配度が即座に消えるので、警察に追われている時に重宝する。
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一作目以降登場しなくなったバイクが復活。
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バイクを使用するミッションは多いが、バイクの操縦はさほど難しくない。移動手段としても使い勝手が良く、非常に便利な存在。
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機種もスクーターからハーレーまで様々。更にジャックナイフ・ウィリーもちゃんと出来、ボーナスとして小銭をもらえることもある。
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本作からヘリコプターが登場。
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前作の「Dodo」は飛ぶ事、飛行状態を維持する事が難しかったが、ヘリコプターは簡単な操作で自由に飛べる。これは嬉しいところ。
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前作ではストーリーが進むごとに隠れ家(セーブポイント)が出てきたが、本作からは自分で購入するシステムに。
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ストーリーが進めば印刷会社やボート乗り場などの商業物件も買収可能になる。これらの商業物件は物件ごとのミッションを最後までクリアすれば、その物件から収益を得る事までも可能に。
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入れる建物が増加。警察署やオフィスビルの他、大型ショッピングモールなども登場する。
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車に乗っている敵をガラス越しに攻撃すると、敵にダメージが入るようになった。
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車やバイクのタイヤを銃で撃つと、パンクするようになった。
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パンクした状態でも走ることは可能だが、運転が大幅に難しくなる。
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メニュー画面に全体マップが導入され、現在位置や目的地までのルートを把握しやすくなった。
問題点
ミッションの難易度が高い
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制限時間が厳しい物、高度な操縦テクニックが求められる物、敵の猛攻から味方を守らなければいけない物など、初見でクリアするのが難しいミッションが相変わらず多い。
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また、指定の条件でクリアしなければ失敗となるミッションも多い。カネを持ち逃げしたギャングをバイクごと爆殺したら失敗、破壊目標の車を武器を使って破壊したら失敗、味方の援護を行うが味方に見つかったら失敗、など。
主人公が泳げない
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主人公のトミーもまた『III』同様、海や川に落ちてしまうと溺れてしんでしまう。水辺が多いバイスシティが舞台もあって、より顕著となった。
『III』からの変更点
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武器の種類は増えたが、全て持ち運べるというわけではなく、カテゴリ別に1種類しか持てなくなってしまった。
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前作で両方持てた「手榴弾と火炎瓶」や「火炎放射器とロケットランチャー」などはどちらかしか持ち運べず、違う武器を拾うともう片方はいくら残っていても全て捨てられてしまう。
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マップが狭く、移動可能な範囲が前作の比べ2/3程しか無い。シリーズでも最小クラスのフィールドである。
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この反動か、次回作『SA』は今作の5倍にまで広がったマップとなった。
一部システムの不親切さ
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3D化第二弾と言う事もあり前作よりは様々な点が進化してはいるが、まだこなれていない部分も多い。
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上記の泳げない事に加え、カメラ操作が出来ない、手動照準で撃てない、よじ登りが出来ないなど、次回作以降の後でプレイすると気になる箇所が目立つ。
有害ゲームとしての扱い
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シリーズに共通することだが、自由度や暴力性の高さ故、やはり有害なゲームとして扱われることが多い。本国アメリカでも訴訟されたりとか大変だったそうな。
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敵対ギャングにハイチ系ギャングが登場するためか、ハイチ系の移民から訴訟を起こされたこともあったという。
PS2版に関する問題点
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ゲーム開始時のロードが長い。後年の『V』並に。また、前作同様に島を移動するごとに多少ロードが入る(前作と違って一箇所ではあるが)。
総評
3D化した『III』から順当な進化を遂げた本作は世界中で大ヒットした。『III』と本作で、「Grand Theft Auto」の名を一躍有名にしたと言っても過言ではない。
難易度の高さ、あまりの自由度の高さから多少人を選ぶ面はあるが、その自由度の高さに惚れ込んだプレイヤーは多い。
また、難易度は実はシリーズの中でも簡単な方。ミッションの数も多すぎず少なすぎず、ちょうどよい。シリーズ入門としても最適な作品。
余談
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本作は主に、1983年公開の映画「スカーフェイス」に影響を受けており、ディアス邸のレイアウトなんかももろにそれである。また、1984年放映のドラマ「特捜刑事マイアミ・バイス」からも影響を受けている。更に言うとバイスシティのモデルはマイアミである。
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バイスシティ自体は前作のリバティーシティ、次回作のサンアンドレアス同様、元々は『Grand Theft Auto』(一作目)のステージの一つである。但し、いずれも一作目と形が違う。
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この作品の廉価版(カプコレ)は、カプコレ史上最も売れた作品。また、全世界で1300万本もの売り上げを残し、「最も世界中で売れたプレイステーション2用のゲーム」としてギネス記録にもなった。
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オープニングムービーでトミーの取引相手として登場し、あっさり殺されてしまう「ヴィクター・ヴァンス」は後に発売された『Grand Theft Auto Vice City Stories』の主人公である。なお、彼はシリーズ中初めて死亡が確認された主人公でもある。
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本作では『III』から引き続き「フィル・キャシディ」が登場しており、彼のミッションを進めることで『III』のフィルが片腕だった理由が判明する。
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ただし、本来は左腕を失っているのだが、なぜかミッション開始時のムービーシーンでは右腕が吹き飛んでいる。
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異常なまでの規制でほぼ別物と化した日本版『SA』とは違い、本作の日本語版は殆ど変更点・修正点が無い。
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変更点は、ヘッドショットを行った際に頭部が吹っ飛ぶ描写の削除、ディアス邸の書斎に飾ってある女性のポスターが動物のポスターに変えられているということぐらい。
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一部グラフィック改善が行われスマホ(iOS,Android)に移植されている。日本語対応。コントローラ対応。規制に関しては海外版と同様になっており、前述のヘッドショットとポスターの規制も無くなっている(iOS版で確認)。
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なお、スマホ版では失敗したミッションのリトライが可能になったほか、死亡/逮捕による武器の没収が無くなったため、ミッションの難度は易化している。また、セーブハウスの値段、ラジオのラインナップも異なる。