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巨人のドシン - (2022/02/13 (日) 17:03:40) の編集履歴(バックアップ)
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巨人のドシン1
【きょじんのどしん1】
ジャンル
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アゲ・サ・ゲーム南国風
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対応機種
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ニンテンドウ64 64DD
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発売元
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ランドネットDD
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開発元
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パーラム
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発売日
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1999年12月11日
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定価
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会員配布&追加販売
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判定
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なし
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ポイント
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何をしてもいい それが長所であり短所
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巨人のドシン
【きょじんのどしん】
対応機種
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ニンテンドーゲームキューブ
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発売元
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任天堂
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発売日
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2002年3月14日
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定価
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6,800円
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セーブデータ
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40ブロック以上使用
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判定
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なし
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あらすじ
熱帯に浮かぶ島、バルド島。この島には朝日とともに巨人が現れ、夕日と共に消えていく。
概要
プレイヤーが巨人となって小さな人間の暮らしに影響を与える、というもの。いわゆる「神様ゲー」にあたる。
「神様ゲー」といってもまったりと時を過ごす事に重点が置かれていて、『ポピュラス』などとはまた少し違うゲーム。
ディレクターは『アクアノートの休日』、『太陽のしっぽ』などで知られる飯田和敏。
ゲームデザインは『エアーズアドベンチャー』を手掛けた柴田賀盆。
64DD版は『マリオアーティスト ペイントスタジオ』『ランドネットディスク』(64DDのネットブラウザ)と共に同本体のロンチタイトルでもある。
そのため、ドシンのために64DDユーザーになった人もいる。
特徴
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プレイヤーが操作する「巨人」が朝に目覚めた所から始まり、昼にかけて自由に活動、日没で一旦ゲーム終了という流れ。
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日没の後に巨人のその一日が「○代目巨人」として、巨人図鑑というものにおおまかに記録される。
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この流れを何回も繰り返し繰り返し行っていく。
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バルド島の島民達と巨人との交流が主となる。
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島民達は巨人に対し、「土地を変えて欲しい」「木を植えて欲しい」などといった要望のアイコンを送り、巨人がそれに応えることで交流が深まっていく。
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もちろんその要望は無視しても構わないし、逆に島民に対して破壊活動をしても構わない。
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ゲームに明確な目的は無いと言ってよく(一応はあるのだが)、基本的に自由気ままに何でもして良いというゲーム。
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ゲームではナビゲートとして「ソドル」という島の傍観者がおり、ゲームについて色々と教えてくれる。このナレーション、なかなか好評。
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巨人にできること。もちろんこれが全てではない。
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ジャンル名「アゲ・サ・ゲーム南国風」の通り、巨人は島の土地を「アゲる」・「サゲる」ことにより土地の高度を上げ下げできる。
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巨人は善い行いをするとハートが溜まっていき、憎まれる行いをするとドクロが溜まっていく。このどちらかが一定以上溜まることで、巨人は大きくなっていく。
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巨人は2タイプあり、優しい「ラブ巨人」と凶暴な「ヘイト巨人」(GC版では「キョジン」「ジャシン」)で、それぞれいつでも自由に変更可能。
デフォルトは黄色い「ラブ巨人」の方で、パッケージのイラストはそれにあたる。
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島民と交流する時は「ラブ巨人」、暴れたい時は「ヘイト巨人」といった感じ。
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島で起こること。
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災害。火災、竜巻、噴火などさまざま。巨人が頑張るチャンス。
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集落の誕生と発展。集落がある程度発展すると島民は「モニュメント」を作る。
これは4種類いる島民の組み合わせによって様々なものができるのだが、巨人があることで手助けをしてあげないと、
トイレによくあるものの形となりモニュメントが失敗に終わってしまう。もっともこれを取り除ければ何度でも作り直してくれる。
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モニュメントを全種類記録することが、このゲームの一応の目的である。もちろん、そうするかしないかは自由。
もし目的を達成しようと思うのならば、覚悟が必要。いろんな意味で。
評価点
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自由度の高さ
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明確な目的は無いが地形を好きなようにいじくったり、建物や木を好きなところにおける。指示するだけでそこが上げ下げされたり緑地になっているシムシティなどに比べると手間はかかるが、その分「巨人がいじくっている」という雰囲気は出ている。
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自由度の高いゲームにありがちな「ぶらぶらしてたら何が何だか分からないまま死んだ」というのも、巨人がゲーム中最強キャラなのでそういった心配はない。住民たちがどんなに彼を憎んだとしても巨人に攻撃してくることすらないし、自然災害ですら多少吹っ飛ばされたりよろける程度。
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ちなみに島民たちは逆に踏みつけると一発で死んでしまうが、建物に入って出てくるといつの間にか増えている上、仮に皆殺しにしても1日に1回出てくるボックスを開ければ新しい島民が出るので詰むという事はない。
問題点
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巨人のスピードがとても遅い。歩くことしかできないのだが、巨人のサイズが小さいととても移動が制限されてしまう。
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上記のように1日で次の代に変わってしまう設定なので、巨人をいくら大きく育てても次の日はチビから開始となる。1日だけの命…そう考えると少し悲しいものがある。
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逆にでかくなると今度は建物を足にひっかけて壊したりしやすくなるので、小さくなる方法がない以上リセットは必須かもしれないが。
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住民がとてもワガママ。災害から救ったのに自分が憎しみの対象になっていた、なんてことはザラ。ただし嫌いなら虐殺するのもプレイヤーの自由。
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このゲームは目的があってないようなものなので、自分で目標を作って楽しむというようにしないとただダレるだけとなってしまう。
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箱庭ゲーム的な内容なのに「物を置く」という行為がやや面倒。
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巨人の向き変更が歩行と同じ3Dスティックなので横歩きで移動できず「並行にいくつも並べる」のが困難。
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落下地点がよくわからない(カーソルなどは表示されない)のでいくつも建物を並べたいときなどはぶつけて壊しやすい。
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巨人がいくら大きくなっても1つづつしか物は持てない、何もない所に森を作りたいときなどは往復を強いられる。
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短所と言っていいか微妙だが、一部モニュメントの造形に違和感がある。
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「モアイ」が顕著、普通こう言われてイメージするのは面長の顔の人の像だが、このゲームのモアイは「ディフォルメされた人面(ヘイト版は「顔の左右にコウモリの翼が生えた髑髏」)のある巨大な壷」という謎のオブジェ。 南国の島という雰囲気に一番合いそうなモニュメントなのだが。
GC版での変更点
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代わりに村をある程度距離を置けばどこにでも作れるようになった
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ヘイト巨人(ジャシン)のグラフィックがラブ巨人(キョジン)の色違いからより悪魔っぽいものに変更、空も飛べるようになる。
総評
「プレイヤーが自由気ままに行動する」という点に重点がおかれたゲームであり、これはアートディンクの『A列車で行こうIII』『アクアノートの休日』などに続く作風の1つであろう。
そのため、どこまでも人を選ぶゲーム。誰でも楽しめるゲームだとは口が裂けても言えない。
ゲーム内の空気は物凄くゆったりしている。掴みどころがほとんど無いとも言えるだろうが…。
自分で目的を作り出すなど、まったりとしてゲームをする人には向いているかもしれない。
巨人のドシン解放戦線チビッコチッコ大集合
【きょじんのどしんかいほうせんせんちびっこちっこだいしゅうごう】
ジャンル
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『巨人のドシン1』補助ディスク
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対応機種
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ニンテンドウ64 64DD
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発売元
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ランドネットDD
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開発元
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パーラム
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発売日
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2000年5月17日
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定価
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3,333円
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プレイ人数
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1人
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ポイント
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ドシン1をやりこみゲー化
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特徴(解放戦線)
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ランドネット会員(64DDのレンタル及びプロバイダ会員)に限定販売された、ドシン1のプレイヤーへ明確な目的とご褒美を与えるためのファンディスク。ドシン1のセーブデータを読み取って進行させるため、単体では遊べない。
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説明書のコンセプト説明曰く、楽しいゲーム『巨人のドシン1』で遊ぶことを苦しみに転化させるゲーム。補助ディスクの名は自転車の補助輪のように単体では機能しないことから。
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このゲームでは「アゲ・サゲ」ならぬ、2枚のディスクを「ダシ・イレ」することがポイントとなる。
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プレイヤーはドシンではなく、プレイヤーの分身ともいえるチビッコを操作する。チビッコの夢の中の世界にある「世界ドシン博覧会」の会場内を移動しながら、会場中央で上映される短編映画集「巨人以上」の全エピソードを見るとともに、捕えられている巨人を救出することが目的。そのためにはドシン1内でモニュメントを完成させるのはもちろん、コンパニオンが出す数々の指令を遂行しなければならない。
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ドシン1でモニュメント完成→解放戦線で対応するパビリオンが建ち、そこのコンパニオンが指令を出す→ドシン1で指令を実行する→条件が合えば解放戦線で巨人以上のムービー解放。
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「巨人以上」では主に子供時代のソドルとバルド島の物語が展開される。
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内容はソドルの過去を語るものから4コママンガのようなものまでさまざま。当然だがドシン1をプレイしていないとよくわからない。
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ドシン博の元ネタは1996年に東京で開催予定だったものの都知事交代により中止された世界都市博覧会。
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任天堂ホームページではジャンルが上記に加えなぜかシューティングゲームとなっているが、これは会場内での戦闘や会話時、巨人を解放するためにチッコ(オシッコではない)を発射するためだろう。パッケージにシューティングとは書かれておらず、一般的なシューティングの要素もない。