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テトリス・デカリス - (2014/11/20 (木) 03:28:32) のソース

*テトリス・デカリス
【てとりす でかりす】
|ジャンル|パズル|~|
|対応機種|アーケード|~|
|発売・開発元|セガ|~|
|稼働開始日|2009年|~|
|分類|BGCOLOR(MistyRose):''バカゲー''|~|
|ポイント|見た目のインパクトは抜群だが…&br()フィールド狭すぎ&br()完全に出落ちの代物|~|
|>|>|CENTER:''[[テトリスシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1457.html]]''|

**概要
本作は題名の通り、デカいテトリスである。70インチの巨大モニターを前に、これまた一抱えほどもある「デカレバー」を操作してプレイする。

「デカレバー」の左右でブロック移動、下で一気に落とすという操作は一般的なテトリスと共通。ブロックの回転は、レバー上部の左右にそれぞれ付いている左回転、右回転のボタンを押すことによって行う。

1人プレイ用として、ラインアタックモードと、スコアアタックモードがある。
-ラインアタックは制限時間内になるべく多くのラインを消すことを目指す。ブロックを消すごとに、ライン数によって制限時間が回復。ブロックが上まで積み上がってしまっても、制限時間内ならブロックが消えてやり直すことができる、初心者向けモード。
-スコアアタックは、徐々にブロックの落下スピードが上がる中、どこまで得点を伸ばせるかという上級者向けモード。

2人プレイ用として、「2人ラインアタックモード」「2人スコアアタックモード」、「2人対戦モード」がある。
-前2者の基本ルールは1人用と同じ。ただし、フィールドが横方向に2倍に広くなっているので、上手に消すには一定回数使えるブロック交換を駆使するなどの双方の連携が必要である。
-対戦モードは、もう1方のプレイヤーのブロックを上まで積み上げさせてゲームオーバーに追い込むのが目的。2ライン以上一度に消すと、相手のブロック落下スピードが速くなる、相手のデカレバーが振動するといった妨害を行える。

設定によるが、ブロックの種類が通常の7種類から5種類に減っているキッズモードも存在する。

**変な点
本作は「デカリス」と名乗るだけあって、操作レバーがとにかく大きい。((球体の直径が30cmほど。しかも若干高い位置にあり、小さい子供は踏み台がないと操作もままならない。))小さな子どもが一人でプレイするのは困難だろう。

また、デカいのはレバーだけでなく、''ブロックもである。''そのせいでフィールドが非常に狭くなっており、1人プレイ用だとフィールドの広さは''「縦7ブロック×横6ブロック=42ブロック分」しかない。''ちょっとしたミスがゲームオーバーにつながるのはもちろん、テトリス(4ライン消し)を決めるのは非常に難しいだろう。
-セガとしては、「シンプルで簡単ゆえに子どもから大人までみんながわいわい楽しめる画期的なゲームに変貌した」とのことだが、実際はかえって難易度が上がってしまっている。
ゲーム内容以上にある意味印象に残るのが、ゲームプレイ中に流れる「チームDEKARIS」による''電波ソング一歩手前の曲である。''別に曲の出来が悪いというわけではないが電波である。
-「恋の無敵コマンド」「運命は“I”Love You」「友情Try again!」「恋色パズル」「sweets×sweets」の5曲が存在し、特に''「♪回り回って落ちる~」''という出だしで始まる「運命は“I”Love You」は妙な中毒性がある。
-また、結果表示及びネームエントリー時で使用されている''「♪デカリ~ス デカリ~ス」''という出だしで始まる「難しいけど愛してる ~デカリス~」という曲も印象に残る。
-どの曲も、忙しいゲーム展開のせいでじっくり聴く暇がないかも知れないが、聴けば妙に印象に残ること必至である。

**総評
''「デカけりゃ良いってもんじゃない」''の一言に尽きる。確かにレバーとブロックのデカさは初見ではかなりのインパクトがあるが、デカさが必ずしもゲームとしての面白さに直結してはいない印象。インカムも決して芳しいものではなく、一度やってネタにして笑ってハイ終わり、という人が大半であったと思われる。筐体がでかく邪魔だったようで、ゲーセンから次々と撤去されていってしまい、現在では殆ど残っていない。運よく見かけたら一度やってみるといいだろう。