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パタポン - (2014/02/04 (火) 22:32:38) のソース

*パタポン
【ぱたぽん】
|ジャンル|コマンドカーニバル|&amazon(B000WQI8TW)|
|対応機種|プレイステーション・ポータブル|~|
|発売元|ソニー・コンピュータエンタテインメント|~|
|開発元|ピラミッド|~|
|発売日|2007年12月20日|~|
|定価|4,800円|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|

**概要
2007年12月、SCEより発売された音ゲーとシミュレーションを組み合わせたようなゲーム。~
オリジナリティ溢れるゲームシステムと、可愛らしいパタポンの歌が高く評価されている。~
影絵のような独特なグラフィックも人気が高い。~
プレイヤーはパタポン軍の神様となって、彼らを世界の果てに導いていくのが目的となる。

**特徴
''システム''~
2Dアクションのようなステージを敵や障害物を倒しながら進んでいき、
奥に配置されているゴールポールを通過すればステージクリアとなる。~
(ボスステージではボスを撃破でクリア)

パタポン達を動かすには4拍子のリズムにあわせてコマンドを入力しなければいけない。~
「□□□○」で前進、「○○□○」で攻撃。ゲームを進めることによって与えられる指示が増えていく。~
コマンドを忘れてもヘルプ機能で確認できる。~
また画面の白枠の点滅を見れば4拍子のリズムがわかるようになっている。~
プレイヤーが指示を出すとパタポン達は歌いながら行動を開始する。この歌も4拍子。~
歌っている間にボタンを押してしまうと、行動がキャンセルされ、動きが止まってしまう。~
パタポンの歌が終わったら、再びコマンド入力をする。この繰り返しで進んでいく。~
プレイヤーの入力→パタポンの歌、ここまでの流れが1コンボとなり、
以降は入力に失敗して流れが途切れるまで2コンボ→3コンボとコンボ数が溜まっていく。~
これが10コンボになるか、3コンボ目以降にボタンを4つとも正しいタイミングで叩くとフィーバーモードに移行する。~
フィーバーモードに入るとパタポン達の能力が大幅に上昇し、攻撃方法も変わる。~
しかし入力が少しでもリズムから外れると即終了してしまう。~
中盤からは敵の攻撃が非常に激しくなるので、フィーバーモードの維持が必須になる。~

''育成''~
兵種は盾・槍・弓など6種類存在する。盾なら防御性能、弓なら遠距離攻撃が得意。~
使用できる兵種はステージが進むと自動的に増えていく。~
ステージで得た素材を2つ組み合わせ、お金を払う事でユニットを作成する事ができる。~
例えば肉と鉱石を組み合わせると盾兵を作ることができる。
素材にはランクがあり、ランクの高い素材を掛け合わせると
特殊能力を持った「れあポン」というユニットを作ることが出来る。~
ユニットの育成はできず、ステータスの底上げは装備品頼みになる。
素材やお金はボスや敵兵・動物・障害物を倒すことで入手できる。~
武器などの装備品はボスと敵兵からのみのドロップである。~
またミニゲームを使い一部素材や武器を入手する事もできる。

''ステージ''~
素材や金を稼ぐための「狩りステージ」、敵軍と戦う「交戦ステージ」~
ボスと戦う「ボスステージ」がある。~
ボスステージはクリアする度にレベルが上がりボスが強くなっていく。

**問題点
-クリア後に再挑戦できるステージが少ない。それによる弊害。
--狩りステージとボスステージのみで、交戦ステージはクリアすると2度と挑戦できない。
--これにより装備品を入手できるのは最終的にはボスステージのみとなる。
--ミニゲームで入手できる装備は今作最強の武器であり、入手条件はやや厳しい。そして複数入手不可である。
--''ちなみにデータ引き継ぎによる2周目という物はない。''
-ボスのレベル上昇によるステータス増加が激しい。
--1レベル増加するだけで攻撃力が飛躍的にあがる。並の装備や下位ユニットでは歯が立たない。大体5レベル辺りから厳しくなっていき、レベルが10を越えると多くのボスで一撃死してしまう。ボスレベルは100まで上がるため、ボスが事実上、際限なく強くなってしまうことに近い。クリア後に交戦ステージが出来ないこと、狩りステージが有用でないこと(後述)から、素材・武器稼ぎはボス戦でしか満足に行えないため、パタポンのロスト状況(後述)によっては今後の攻略が厳しくなってしまう可能性がある。
--ボスからのドロップ品は全レベル共通なので、レベルの低いうちにセーブロードを繰り返し、欲しい物を手に入れることが必要となる。
--また、回避中にわざとフィーバーを切る、というテクニックで無理矢理勝つ事もできるが、レベルが上がると激しく時間がかかる。
-一部存在意義がないアイテム・道具がある
--例えば、ステージ終盤で入手できる「さそりトンのヘルム」。これは攻撃した敵を眠らせる効果があるが、ボスには状態異常が無効なので、クリア後には役に立たない。
--また、クリア前でも入手した時点での交戦ステージは残り1つである。
-装備や素材のドロップ率が異常に低い。
--1ステージクリアで2つ入手できればいい方で、下手すれば1つも入手出来ないこともある。
--ゲーム終盤ですら序盤で手に入れた装備を使用せざるを得ない事も。
-狩りステージがあまり有用でない。
--前述のドロップ率の低さに加え、手に入る素材も下位の物ばかり。高位の物が欲しければボスを倒すしかない。
-兵種の性能の差が激しい
--騎兵はフィーバーモードに移行しないと攻撃力や機動力が低く真価を発揮できない。高レベルのボスを倒すにはフィーバーを切る必要があるので、最終的にはお荷物になる。また、騎兵はフィーバー中に敵をノックバックさせる事ができるのが最大の特徴だが、これもボスには無効なため、ストーリーでしか役割を遂行できないという短所もある。
--ゲーム終盤で作成可能になる笛兵。後方から多段ヒットする音弾を飛ばして攻撃する。この音弾の威力が非常に高く、他の兵と比べるとダメージ効率が全然違う。特に攻撃力が上がるれあポンを笛兵にする事で一騎当千の強さを見せる。
-れあポンと一般兵の差も激しい
--れあポンは防御力が高い、攻撃力が高いなど、一般の兵と比べてステータスの差が非常に大きい。
--一般の兵は強力な装備をつけてようやくれあポンに追いつくほどなので、れあポンに強い装備をつけた方が効率がよくなってしまう。
--またれあポン同士でも差がかなりある。ランクが低いれあポンは高いれあポンに完全に喰われてしまっている。
-時期を逃すと入手できないアイテムがある。
--序盤の敵が落とす「鉄のヘルム」「鉄の剣」といった鉄シリーズの装備は、5つめのステージまでの敵しかドロップしない。しかし、前述の通り敵のドロップ率が非常に低いため、セーブロードを駆使しないといけない。
-装備品のコンプリートが不可。
--終盤でとある敵を倒すと2種類の装備のうちどちらか1つをドロップする。この敵とは1度しか戦えないためもう片方の装備は2度と入手する事ができない。

ここに書かれている問題点の多くは、基本的にストーリークリアまではたいした問題ではない。~
ボスのレベルを100以上にしたり、道具をコンプしても特にご褒美はない。~
下にもあるとおりボリュームが少ないためにやりこみに手を出したところ、様々な問題が出てくるといった類のものである。~
//つーか、やりこみばっか問題にしすぎじゃね?

**賛否両論点
-フィーバーモードが少しでもリズムがずれると即終了し、判定もとてもシビアである。
-ボリュームが少ない。大体10時間~15時間でクリアできる。
-即死技でユニットが倒されると消滅扱いになる。前述のドロップ率の低さにより立て直しが難しい。

**その後
その1年後、2008年11月27日に続編である『[[パタポン2 ドンチャカ♪]]』が発売される。
ここで上げた問題点はほぼ修正されているものの、1よりも発生率の高いフリーズや負け戦を各種やりこみで突破したら不具合が出るなど、新たな問題点が出てきてしまった。
また、2011年4月に『[[パタポン3>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/1468.html]]』が発売。前作までとは大きく路線を変えた。