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神獄塔 メアリスケルター2 - (2018/11/18 (日) 11:19:26) のソース

*神獄塔 メアリスケルター2 
【かんごくとう めありすけるたーつー】
|ジャンル|3DダンジョンRPG|CENTER:&amazon(B07BB7B9LK)通常版|CENTER:&amazon(B07BB317G7)限定版|
|対応機種|プレイステーション4|~|~|
|発売元|コンパイルハート|~|~|
|開発元|ゼロディブ&br;コンパイルハート|~|~|
|発売日|2018年7月12日|~|~|
|定価|通常版:7,776円 / 限定版:10,476円 / ダウンロード版:6,912円(各税8%込)|~|~|
|プレイ人数|1人|~|~|
|判定|BGCOLOR(lightsteelblue):''賛否両論''|~|~|
|ポイント|ゲーム本体は、1作目リメイクと新作の二本立て&br()前作のシステムとバランスを変更、別の要素が尖った&br()さらに暗くシリアスなストーリー&br()複数回のアップデートでより難しく|~|~|
|>|>|>|CENTER:''コンパイルハートWizライク系列''&br; [[限界凸記 モエロクロニクル]] / [[限界凸起 モエロクリスタル]] / [[メイQノ地下ニ死ス]] /[[神獄塔 メアリスケルター]]/ [[塔亰Clanpool]] / ''神獄塔 メアリスケルター2''|
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#contents(fromhere)
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**概要
DRPG『[[神獄塔 メアリスケルター]]』の正当続編。登場人物の多くは共通しているが、ストーリーとMAPはもちろん別物。~
これまでずっとヴィータでリリースされてきたコンパイルハートのWizライク系列の内の一作だが、今作で初めて対応機種がプレイステーション4(のみ)へ移行した。~
開発スタッフは前作と共通している。~

製品タイトルからは全く察せられないが、ヴィータで発売された1作目の内容も丸ごと収録されており、~
2本編をエンディングまでプレイするか、本作の無料DLCを適用すると、1作目が解禁される。~
というわけで実際には『神獄塔 メアリスケルター''1&2''』と呼んだほうが正確なパッケージであり、総合的なゲームボリュームは尋常でないものになっている。~

前作は超巨大MAPを筆頭に面倒な要素が多かったが、今作はそれらの問題の解決が図られシステムが部分的に変わっている。~
一方、難易度が下がったかというとそうではなく、むしろ上がっている。~

さらに、1作目についてもPS4への完全移植…では無く、ストーリーは同じだが''MAPとゲームバランスを一新''した「リメイク版」でありこちらも変更点が多い。~
にも関わらず、1と2とでメニューデザインとシステムを共通化させずバラバラにしているところもあって何かとややこしいのだが、~
ゲーム自体はWizライクの基本をおさえたものでDRPGファンには分かりやすく、コンパイルハートの同シリーズに触れているプレイヤーなら尚更問題なく遊べるだろう。~

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**ストーリー(2)
>ジェイル——それは「生命ある監獄」と呼ばれる難攻不落の人間収容所。
>数十年前に突如街が陥没し生まれたこの監獄は、「メルヒェン」と呼ばれる不気味な化け物によって管理されていた。
>少年「ジャック」はジェイルの収容者としていつが始まりだったのかを忘れる程の永い時を夢や希望、心の平安、人間らしさの全てを奪われ、日夜不条理な拷問を受けながら、ただ生かされていた。
>しかし全ての光から閉ざされたような日々の続くある日…血式少女隊の''「つう」と「人魚姫」''と名乗る少女がジャックを牢獄から救い出す。
>それは自らも血式少女と共に脱獄を企てる運命の始まり…となるはずだった。
>逃亡の途中で不死身の怪物ナイトメアに襲撃されたことでジャックの幼馴染「アリス」が謎の暴走を起こす。
>アリスを止めようとするも逆に攻撃を受け、ジャックは致命傷を負ってしまう。
>さらには地面が崩れ、つうと人魚姫とジャックが転落。その先で、ジャック自身がナイトメアと化してしまうのだった!
>つうは他の血式少女隊の仲間と合流し、窮地を乗り切ることができるのだろうか?

…と、何故か1作目の冒頭としか思えないようなシーンから始まりながら、~
故人であるはずの人魚姫が平然と登場し、ジャック(前作主人公)を差し置いて謎の新キャラ「つう」が新主人公に据えられている。~
2作目から始めてもついていける構成でありつつ、1作目の既プレイ者には驚きの連続、というニクいストーリー。~

なお、公式ツイッターおよびスタッフのコメントでは2→1の順にプレイすることをむしろ推奨しているが、それについてファンの反応は賛否両論である。~

他、作中とは全く別のお気楽世界観を舞台にした、ショート恋愛ADVゲーム『恋獄塔 めありーすけるたー』が本作のDLC予約特典として付いてくる。((『恋獄塔 めありーすけるたー』は予約特典でしか遊べない))~
1&2と合わせ、''「計3本の全く異なるストーリーを楽しめる」''ことが本作のウリの一つである。~

1&2が全体的にシリアスになっているのに対し、「恋獄塔」は煉獄の当て字ながら字面通りのまったり甘い内容となっている。~
わざわざ予約特典ゲーム限定の学生版立ち絵と一枚絵が多数用意されている。~
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**新規登場人物

-&font(120%){''つう''}(CV:阿部里果)
-&font(110%){「''そ、そうさ! 僕と姫は夫婦なんだから! こんなの当たり前のことなんだ!''」}
--前作では影も形もなかった、『少女革命ウテナ』風な服装と言動が目立つ新主人公。とてつもない行動力を持つが、サブイベントではお茶目な面も披露する。
---前作で姿を見せなかった理由についても、最後までプレイすれば分かるようになっている。
---血式少女ということで、主人公キャラでありつつ最前線で戦い、ジェノサイドモードとブラッドスケルターモードも用意されておりボイス量も大充実。
---ある理由から、人魚姫のことをとにかく崇めているが、love寄りのlike止まりであって一線を越えることはないという%%紳士%%淑女。''この点は賛否ある''。
---名前の元ネタは「鶴の恩返し」の「おつう」。ゲーム内のシステム的な表記は「つう」だが、チュートリアル「おつう&ジャックのターンについて」のみすばり「おつう」表記。

-&font(120%){''人魚姫''}(CV:洲崎綾)
-&font(110%){「''そんな臆面もなくまっすぐに言われると恥ずかしいよ……おつうちゃん''」}
--前作の前日譚小説で、幼い頃の赤ずきんが出会い、殺さざるをえなかった幼女。本作では死んでいないどころかお姉さん的な容姿にしっかり成長している。
--どうして彼女が生きているのか?が、メタ的には前作ファンへの最大の謎となっているが、作中の登場人物は彼女の存在を全く疑問に思っていない。
--つうのパートナー的な存在で、お互いを愛称で呼びあう仲。
--作中では、つうからはもちろん、他のキャラからも大仰に表現すると聖母のように扱われている。
---本人は大抵のほほんとしているが要所で冴えを見せ、つうの気持ちを知りつつ普段は受け流したり頬を染める程度。ファンは''マウントとるのは人魚のほう''と口をそろえる。

前作はメニューで黒色と赤色がふんだんに使用されていたが、2では白色と青色を基調にしたメニューにデザインが変更されており、これはつうと人魚姫のシンボルカラーでもある。

-''イツキ''(CV:阿部大樹)
-''カエデ''(CV:三浦槙子)
-''タクミ''(CV:鳴海崇志)
--3名とも前作では小説でのみ登場していたキャラ。本作では晴れて各施設の主任としてゲームにも登場することになった。
---小説主人公の''マモル''(CV:逢坂良太)と''ヒカリ''(CV:沼倉愛美)も登場する。~
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***前作から続投している仲間キャラ
2では、前作と仲間に加入するタイミングが異なっている(選択肢による順序変化は無し)。また、基本のコスチュームや容姿に変更が加わっている。
-''ジャック''(CV:酒井広大)
-''アリス''(CV:上坂すみれ)
-''赤ずきん''(CV:大久保瑠美)
-''ハーメルン''(CV:今村彩夏)
-''グレーテル''(CV:種﨑敦美)
-''ラプンツェル''(CV:小澤亜李)
-''かぐや姫''(CV:五十嵐裕美)
-''親指姫''(CV:高橋李依)
-''白雪姫''(CV:高野麻里佳)
-''眠り姫''(CV:長久友紀)
-''シンデレラ''(CV:今井麻美)
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**特徴(2)
主な仕様は前作準拠。拠点とダンジョンを行き来し、ダンジョンでシナリオが進む基本的な構成はそのまま。

***前作から引き継いでいる主な基本要素
-2Dの拠点メニューから、3Dのダンジョン探索に赴く
-ダンジョン探索中に条件を満たすとルーレットが発生する
-ダンジョン探索中にリアルタイムで作動するギミックや、ボスキャラ「ナイトメア」による攻撃がある
-戦闘はターン制のコマンドバトル。敵側のみ3Dモデルで表現
-会話イベントシーンは2Dのみ~
&br;

***新規要素(2のダンジョン探索)
-''ブラッドファーム''
--ダンジョンのマスに「血花のつぼみ」(要:血晶)を植えられるようになった。ピンク色に光るマス(ブラッドファームゾーン)に植えるとレアリティがアップ。
--血花に対して血(専用アイテム)を撒くことで虹色に光り、さらにレアリティがアップ。血を撒くときの「それ!」「ほーい!」というボイスがシュール。
--つぼみを植えた状態で一定回数戦闘を行うとつぼみから花が咲き、収穫可能になる。

--収穫したアイテムは、そのダンジョンで拾えるアイテムテーブルとレアリティの段階から抽選される。''本作はこれで良い装備を当てないと、ダンジョン探索がおぼつかない''。
---獲得した装備にコマンドスキルが付与されている場合もあり、これらは戦闘中にR2L2で切り替えて使用。SP消費なしで発動可能なうえ、装備品限定のものもある。
---ハーメルンの血式能力で収穫するとスキルが付与されやすくなる。

--ダンジョン内の宝箱が相変わらずハズレだらけなので、ブラッドファームによる自給自足のほうが重要。
---探索中早期に埋めておくと、その階層を調べ終わる頃には収穫可能になっているので無駄がない。
---前作では主に転職用だった血晶アイテムに、実に意外な使い道が生まれた格好。
---ブラッドファームゾーンの出現はランダムで、そのためか出現時はぴろりろりん♪とSEがあるものの、あまりにも場違いな音でその説明も無い。最初のうちはぎょっとすること間違い無し。

-''トライジェイル''
--「◯◯使用禁止」など、あらかじめゲーム側で用意された縛り項目を適用することで、見返りに「獲得経験値上昇」や「穢れにくくなる」など縛りに対応したメリットが得られる。
---有名どころでは[[『ドラクエ11』>https://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/6922.html]]に似たようなシステムがあるが、あちらと違ってメリットが多数得られるので、むしろ積極的に活用していくべきシステム。
---縛り項目はうじゃうじゃ並んでおり、中には見返りが地味過ぎるものもあるため、面倒でも吟味したほうがいい。ソート機能が無いのが難点。
---設定は拠点とダンジョン中に行えるが、中断は拠点でのみ可能。ノーコストなのでやめたい場合は拠点でいつでもやめられる。

-''ジェイルマネージ''
--ルーレットの盤面をある程度プレイヤーの手で制御できるシステム。新登場のピース系のアイテムを、コスト内に収まるように嵌めていく。
---例えば「HP回復」というピースをあらかじめ入れまくっておけば、ルーレット起動時に「HP回復」が2個以上(場合によってはすべて)盤面に並ぶため狙い放題というもの。
---設定は拠点で行える。
---ルーレットの効果自体も増えている。中には「不明な効果」という名前でその実態が「穢れるが、確定でレベルアップ」という強力すぎるものも。

-''ジェイルの機嫌''
--戦闘中、「敵の弱点を突かない(=弱点以外の属性や、無属性スキルで攻撃する)」「逃走する」といったことを行うと「ジェイルの機嫌」というものが悪化していく。
--機嫌の悪さに伴い、エンカウントするザコ敵およびボス敵のステータスに補正がかかっていく。最終的に攻撃力は3倍、HPは10倍ほどに跳ね上がる。
---これにより、戦闘中に「弱点を突く」ことの重要性が半ばむりやり高められた。
---''ジェイルの機嫌が悪い時に血花を収穫すると、+数値の限界が高い装備品が出やすくなる''という隠し要素がある。

-''拠点の新施設「依頼所」''
--前作の施設がすべて続投している中、唯一の新施設。
--ダンジョンの各フロアに、ランダムで勝手に血花を埋めてくれるというもの。有料とはいえわずかな金額で、全収穫さえも可能。
---プレイヤーの手では絶対に埋められない、穴の上や綱渡りロープの上にも植えられてしまったり、同じマスに二重で植えられることもあるのはご愛嬌。
---初期Verでは、ジェイルの機嫌に関係なく高性能装備が回収できていたが、アップデートにより依頼所の回収も「プレイヤーが脱出時のジェイルの機嫌」に基づくように制限された。

以上のシステムにより、プレイヤーがダンジョン探索を自主的にカスタマイズ可能になり、効率よく装備品を回収できるか等プレイヤーの工夫で探索効率が大きく左右されるようになった。~
&br;

***新規要素(2の戦闘)
-''ユニットキャラクター''
--主人公「つう」と、浄化を担当する「ナイトメア・ジャック」のみ、一心同体という設定から2人で1人扱い。残念ながら他のキャラとはユニットを組めない。
--つう側にはHPが存在するが、「ナイトメア・ジャック」は設定通り不死身。
--つう&ジャックは2回行動でき、それぞれ別行動をするか、一方が2回行動するかも自由。
---前作のジャックは補助専門だったが、本作はつうのおかげでスキル攻撃も行える。戦闘員が最大6人というのは世間の同ジャンルのRPGより多め。

--ジャックの「全体浄化」はその効果が強化され、リスクはあるがかなり使いやすくなっている。一方で、SP回復やバフ技はなくなった。
--ジャックの血液消費と気絶の要素は廃止され、代わりなのかジャックにも暴走(擬似ブラッドスケルターモード)が実装された。
---浄化を行ったりすると、ナイトメア・ジャックが疲労して精神状態が悪化していき、一定以上悪化すると命令不能になり敵味方関係なく物理攻撃を行うようになる。
---つうの行動「カウンセリング」でナイトメア・ジャックを元の状態に戻せるが、他のヒロインと異なり、1回の戦闘中に合計3回暴走してしまうとパーティの状態に関わらず強制ゲームオーバーとなる。
---つうとナイトメア・ジャックのどちらかが行動不可能な場合は、1回行動しかできない。

-''クリティカル予告''
--戦闘中、顔絵のカットインが出たキャラクターは、次回どの攻撃スキルを選ぼうが強制クリティカルになる。
---回復や、他のキャラを舐めよう…としているときにこれが出ると、それらをやめて攻撃すべきかどうか迷わされる。プレイヤーへの心理的な罠でもある。
---けっこうな頻度で発動するため、前作よりめっぽう返り血アイコンが溜まりやすくなった(敵への弱点攻撃だけでなくクリティカルでも溜まるため)。
---クリティカルのダメージ倍率自体も異なる(大中小の表記で事前に分かる)。

#region(close,2新規のザコ敵は、複数の生物が縫合されていたりときついデザインのものが増え、美少女vs化物の構図がさらに印象的に(スクリーンショット)。)
&image2(神獄塔 メアリスケルター2_2.jpeg)
なんでかクリティカル予告のカットインは中と小については裸である。(よく見えないけど)
#endregion

-''血走り属性と「かごめかごめ」''
--装備品で「血走り属性」の入ったものを身につけていると、攻撃時に、一定確率で敵をくるりと背向け状態にさせられる。これが「かごめかごめ」である。
---この間は敵の防御力がガタ落ちする。その敵にターンが回ると解除されるが、稀にすぐには行動されないことがあるなど利点だらけ。
---なお、終盤はこの状態にしないとまともにダメージが入らないほど硬くて体力にも優れる敵が出てくる。

-''鋭利属性と殴打属性と、その他よくわからない属性''
--装備品には、攻撃時の出血量をアップさせる「鋭利属性」、クリティカルが出やすくなる「殴打属性」もある。
---他にも「毒泡」や「Zz」睡眠?など状態異常のアイコンが装備についているが、''ゲーム内になんの説明もないので効果不明''。「?」アイコンなどもあるが本当に?でしかない。
---恐らく、状態異常の付与率か軽減率などを強化してくれているものと予想できるが、少なくとも実感できるほど変わったりはしない。

-''ギミックからの攻撃''
--ダンジョン内のギミックの周辺で敵とランダムエンカウントした場合、ギミックによる攻撃が戦闘中にも一定ターンで敵味方へ行われるようになった。
---ルーレットの効果に、「ギミックの攻撃力を上げる」というものも追加された。
---面白い試みだが、実際のプレイではギミック周辺でエンカウントすることがそもそもあまり無い上、調整に失敗したのか''ザコ敵より攻撃力が低く大抵1ダメージ''。

-''ユ血液アイテム''
--前作まではキャラごとに習得できるスキルは職業依存だったが、それに加えて「ユ血」することで習得可能なスキルが用意された。
--これにより、本来習得しない属性で攻めたり、回復スキルを持たせたりができ、いずれも消費SPは0。さらに同アイテムを使うことでスキルのレベルが成長する。
---少し鍛えれば''ボスを一瞬で葬るほどの攻撃力になる''。
---が、現在はアップデートにより、攻撃/回復問わず、''産廃レベルにまで弱体化させられている''。装備品のスキルも同様。~
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***調整要素(2の戦闘)
-''戦闘中の、待機時間の個別設定とリスクの増加''
--前作からの要素として、戦闘中にターンが回ってきて、どのコマンド・スキルを選ぼうが、次にターンが回ってくるまで時間がかかる。
--ここまではどんなRPGでも当たり前の話だが、本作は前作と異なり、強力なスキルほど次にターンが回ってくるまでの待機時間が大幅にプラスされるようになった。
--さらに、溜まってしまった待機時間が他者より長いほど、その差分だけさらにターンが回りにくくなる。
---前作だとめったに起きなかった、「他者に行動順を抜かされる」ということを頻繁に目にするようになった。

--極端な話、ザコ戦では強スキルを一発撃つと、そのままそのキャラにはターンが回らずに戦闘が終わってしまうことも。
---コマンドごとの待機時間は''説明文にも書かれていない''。一応、行動順のアイコンがどれだけ後ろに移動するかで程度の推測はできる。
---そしてこのアイコンが後ろに回りすぎると、以降、他のキャラのアイコンはその者の手前に入り続け「お前の番ねえから」状態になる。
---先述のつう&ナイトメア・ジャックは、戦闘不能や状態異常でもない限りは待機時間が確実に2回分たまるため、行動順が回ってこないケースが最も起きやすい。

-''穢れやすさの増加''
--前作までは味方が戦闘不能になったり、大ダメージを受けないと穢れなかったが、本作は「ただ戦闘をしているだけ」でも穢れていくように変更された。
---これにより、前作より圧倒的にブラッドスケルターモードになってしまいやすくなった。毎ターン、誰かが誰かを舐める(浄化)くらいの役割分担が必要。

-''範囲制限と、発動に待機時間を要するスキル''
--全ての全体攻撃系スキルに、円範囲・横一列・縦一列・要詠唱などの制限が課せられた。
--魔法系の多くは回復魔法を含めて要詠唱(待機時間)となっている。敵に対して先制をとっていないと、発動までに敵の割り込みは必至。
---このため、前作で使えた全体魔法の連発は不可能となった。とりわけこの手のスキルが要であったマジシャン系は影響が大きい。

以上のシステムにより、戦闘が1ターンで即終了ということが無くなり、ザコ戦でもじっくり戦わせる調整になった。なおいずれも2のみの要素である。~
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***調整要素(2のダンジョン探索)
-返り血アイコンが、マックスの状態で戦闘を終えると、4段階目まで戻される仕様となった。
--このため、戦闘開始直後ではとりあえず血を浴びてないからでないとジェノサイドモードおよびブラッッドスケルターモードに移行しなくなった。
---4段階目はマックス直前なので、実際は少しでも血を浴びればすぐに変身となる。

-職業は一度でも転職すれば、以降は何度でもノーコストで変更できるようになった。
--職業特性は廃止され、ジョブ変更後でもスキル枠にセットできるパッシブスキル扱いとなった。うっかりセットを忘れないように。
--あらゆるスキルは、枠さえあればいくらでもセットでき、''転職しても引き継がれるようになった''。
---というわけで、2ではスキルセット画面に、最終的には転職可能な全職業のスキルが並ぶことになる。
---パッシブスキルは他のアクティブ(攻撃)スキルと違って強化しても消費SPが増えたりもしないため、気楽にどんどん強化して問題ない。
---職業のスキルを、本来の職業で使うと効果が上がるという新要素がある。しかし設定漏れなのか、特定のスキルは全く強化されない。

-ダンジョンマップは前作の1/4程度のサイズに縮小され、''マップ埋め自体は''比較的楽になった。
--相対的にギミック(トラップ)の数が増え、ナイトメアからも逃げにくくなっているので、良い点ばかりではない。
--隠しフロアも前作同様に存在するが、ルーレットで当たりを引く必要も無く、「そのエリアのクリア後、ジェイルボーナスを何でもいいから獲得する」という緩い条件で、エリア最奥部のさらに奥に階層が解放される。
---ジェイルという生物の体内を探索するというゲーム設定であるためか、ダンジョン内部のアイテム配置が混沌としているのは相変わらず。

-行商人の品ぞろえはエリアごとに固定となった。
--また、あまり性能のよいものを売ってくれなくなったため、やはりブラッドファームの利用が肝心となる。
---たまに値下げサービスを行ってくれるようになった。~
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**1リメイクの特徴
-基本的なシステムは前作のまま、敵味方のステータスに調整が入り、全ダンジョンのMAP構造が全く別物になっている(基本的に縮んでいる)。
--元々あった隠しダンジョンの先に、新たなダンジョンが追加されている。
--2本編や前作のデータを一切引き継げないが、出題される本編ストーリーを題材した「クイズ」に正解することで、1プレイ済みと判断され最終ダンジョン手前の段階からのスタートもできる。
---レベルや装備品などもある程度整っているが、そのまま直行するには厳しいのである程度稼ぐ必要あり。
---最終ダンジョン自体は一階から突破する必要がある。また、それ以外のダンジョンは一応クリア済みということにはなっているものの、MAPがほとんど埋められていない。

-前作時点ではアップデート必要だったアイテムの所持数増加も、今回は最初から大量のアイテムを所持できるようになっている。

-各ナイトメアが大幅強化されており、鬼ごっこの時点でも容易に部位破壊できなくなっている。2のほうは弱いままなので、1リメイクのほうが設定通りの強さ…とも。
--アイテムの補充や装備などをきっちりしないといけない。ザコ戦も中ボス戦もナイトメアほどではないが難易度が上がっている。

-追加ダンジョンをクリアすることで、本作用に用意された新しいエンディングを見ることができる。
--その流れのためか、最終ダンジョンクリア後の流れがやや変化している。
//---追加ダンジョン及びエンディングの内容を考慮すると、2本編は壮大な前振りであると言える。
//前作未プレイの人は、リメイクのラストダンジョンまで→2本編→リメイクの隠し・追加ダンジョン、の順番にクリアすることをお勧めする。
&br;
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**評価点
-上記の通り、あらゆるところで大幅なゲームシステムの変更と改善が図られており遊びごたえが増している。
--強力な装備品の入手に工夫が必要になり、それでいて少し頑張ればそれなりの装備をそろえることができる。
---同じアイテムでもランダム強化による性能幅は相当なレベルなので、吟味すると手間がかかり探し甲斐がある。

-同社製品についてよくファンから指摘される、流用素材が目につくことからの「使い回しによるチープさ」加減がかなり薄まっているのが素晴らしい。

-1とのストーリー連動構成により、ベタながらなかなか心躍る展開となっている。
--1と2の物語はどういう関係性にあるのか?がプレイヤーに向けた謎の一つになっており、真エンドは多くの登場人物が報われる内容。
---DRPG二本分のボリュームを1本にまとめているのでお得感も強い。

-前作同様にZIZZ STUDIOがゲーム内のBGMを担当。1にあった全ダンジョンのアレンジBGMが用意されるなど気合が入っている。
--戦闘用BGMも一新され、ザコ戦序盤・ザコ戦中盤・ザコ戦終盤(中ボス曲と兼用)・ナイトメア戦・ラスボス戦・裏ボス戦の大盤振る舞い。
---イベント用BGMは1のものと2用の新曲と両方が使われ、1と2の物語がリンクするシーンではそれ用にずばりなBGMが選曲されるためシナリオを派手に盛り上げてくれる。

-ギャラリーモードが今回も用意されており、サウンドテストも可能。

#region(close,1と同じ場所も登場するが、MAPはもちろん外観も変化し、場所によってはさらに狂気を感じる装いに(スクリーンショット)。)
&image2(神獄塔 メアリスケルター2_1.jpeg)
#endregion

-オートパイロット機能が歴代作で最も進化しており、ギミックを避けて遠回りするかなども選べるようになった。

-ロード時間の早さは健在。
--早すぎてロード時間中に表示されるTIPSが読めないという弊害さえある。

-前作から続投しているキャラのものも含め、2用のボイスはすべて一新、再収録がされている。
--ボイスもいろいろな場面で増えており、階層切り替え時に「''嫌な予感がする''」とヒロインたちが毎回呟くことも。…スターウォーズ?
---相変わらず、ヒロイン固有イベントの数も多め。キャラクターのファンには恋獄塔ふくめ、新イベントの数々が嬉しいところ。~
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**賛否両論点
-戦闘難易度アップによるダンジョン突破の困難化
--前作は、中盤以降に全体魔法ぶっぱなしで突破できたのに対し、本作ではあれもこれもと色々考えないといけない。
--前作を「終始単調」と評していたプレイヤーにとっては緊迫感のあるものとなっているが、探索を「快適だった」と評していたプレイヤーには面倒な状態となっている。

--2側は全体魔法連発が制限されたことに加え、1&2共通して敵が強化されている。
---2の2章には、「通常攻撃が全体攻撃」という嫌な特性を備えたザコがしょっちゅう登場し、多くのプレイヤーを苦しめた。
---2側はブラッドファームの利用はほぼ必須。それが利用できない1側は、DRPGとしてガチな編成を求められる。あえて少人数パーティにして経験値稼ぎが必要な場面も…
---難易度変更機能があるものの、DRPG初心者が楽々踏破できるほど簡単にはならない。

--そもそも前作で全体攻撃ぶっぱなしが基本になっていたのは、「ザコ敵の攻撃が強い」のに加えて「ダメージを受けると穢れが溜まる」「少しでも穢れた味方はブラッドスケルターモードになる可能性がある」仕様に起因する。
---本作(2側)でも一部ザコの攻撃は強いままで、穢れに関してはより溜まりやすくなり、少しでも穢れていればごく低確率とはいえブラッドスケルター化するリスクはそのまま。
---だだ、そこそこ信頼できるバステのかごめかごめ付与、ウインドエッジなどの使いやすい範囲攻撃、2回行動できるおつうが2人同時に舐めるなど対抗策もしっかり用意されている。
---リメイク1側では全体攻撃のSP消費が重くなった事に加え、開幕すぐにはジェノサイドモードになれなくなったためSP管理を考える必要ができたが、有効な戦法(全体攻撃で一掃しついでに穢れも予防する)は前作と変わらない。

-1側の隠しダンジョン(前作にもともとあったもの)には、2をクリア済みでないと進入不可能になった。
--その理由は、そこから先の展開が追加シナリオになっているだけでなく、1と2をひっくるめた全部のネタばらしと、追加ダンジョン&真エンドがあるためである。
---ゲーム中に何の説明も無いため、本件をバグだと思い込むプレイヤーも散見された。
---また、2側には隠しダンジョンがなく、ラスボスを倒せばそれっきりとなる。これを「1側にしかやり込み要素がない」「1の再プレイを強制されている」として酷評するプレイヤーも。

-アップデートのたびにバグが消えバランスは整ったが、本作ではプレイヤーにとって有利なバグや仕様も重点的に潰された。
--単にゲームをクリアしたいだけなら素の状態であるVer1.00が最も簡単。
---プレイヤーの強化はなかなか行われなかったので、まめなアップデートに反し、一部のプレイヤーからはしきりに不満の声が上がった。
---現在までに6回ものアップデートが行なわれている。進行不能バグなどもあったため、対応の早さについては評価する声があるのも付け加えておく。
---未修正の強力スキルも一応まだ少しは残っている。

-ゲーム中に難易度を変更しても、何もボーナスを得られなくなった。
--コンパイルハート作品では獲得ボーナスの関係で、高難易度でプレイし続けたほうがいつの間にか楽になるようなケースも存在していたが、本作ではあくまで上級者用でしかない。

#region(close,相変わらず、ブラッドスケルターモードでは半裸から全裸に近い姿になり、新登場の人魚姫に至っては下半身が化物になってしまう(スクリーンショット)。)
&image2(神獄塔 メアリスケルター2_3.jpeg)
#endregion

-総じてネガティブな雰囲気を纏ったストーリー
--不幸に見舞われた黎明メンバー・どこまで行ってもちらつく恐ろしいナイトメアの影・時折発生する仲間同士のギスギスとした空気、などわりと明るかった前作と比べると気が滅入ってくる。
---しかも、これらの問題は多少の改善をしても好転しているという気配が薄い。しかも最後は…。

--ストーリーの展開自体も、少しずつ謎を紐解きながら先に進んでいた前作に対し、2は散らばってしまった仲間を集めつつ状況に対処していくという流れになり傾向が異なる。
---残酷なシーンが増えている。真エンドのためのチャージ期間と考えれば、これらの絶望をすべて覆して前に進む、というカタルシスが得られる…かも知れない。

-前作からのキャラクター変化
--前述の通り前作から登場している仲間キャラクターは全員続投されているが、服装が変化した程度から、性格まで変わっているかのような言動をするキャラまでいる((公式サイトのキャラクター紹介を見ればすぐ分かり、隠しもしておらず、摩訶不思議な続編と公式で銘打つなどむしろその違和感を推しているかのような宣伝をしている))。
--なかでも最も目を引くのが前作主人公のジャックだが、まさかの前作でボスキャラクターの種族だったナイトメアへの変貌には驚くプレイヤーが多かった。
---しかしジャックは前作だとヒロインとの会話イベントがあり、好意を持たれているかのような描写もあり、本格的ではないとはいえ個別エンドまで存在する所謂「ギャルゲー」風味な要素もあった。
---前作主人公を豹変させたのをよそに、新しく女主人公のつうと故人のはずの人魚姫での所謂百合を連想させるかのような雰囲気は、急激な路線変更だと受け取るプレイヤーもいた((これらの事前情報に加え前述の予約特典の『恋獄塔 めありーすけるたー』の存在もあって、本編はシリアスで恋愛要素はこちらで補完するのではないかと予想していた人もいた(本編に微笑ましいイベントもあるためシリアス一辺倒ではないものの、ギャルゲー風味な雰囲気を味わうという意味では当たっていた))。
---なお新主人公を女性にしたのはむしろ配慮された結果であり((発売前の電撃PS誌のインタビュー記事にて「新しい男主人公と前作キャラがイチャイチャするのは見たくない」というスタッフの発言があった))、プレイするとむしろジャックはなかなかおいしいポジションだというのがわかる((変貌前には人を何度も庇ったり変貌後も心優しさが強調されることも多く、仲間たちからの扱いも悪くなく見せ場もある。無論、怪物然とした容姿であったり意思疎通が困難な点を受け止められないという意見もある))。

--上述の通りギスギスした空気になることもあるが、それもストーリーが原因であり、発端となるキャラのファン層には納得がいかない部分がある。
---性格が変わった理由はちゃんとわかるようになっており、その後仲間に謝罪する場面があるなどフォローはされているが、悪印象のほうが強いため((作中でもキャラクターが「いらいらする」と感想を漏らすほど))完全にフォローしきれたとは言えない。

--挙げたもの以外でもキャラの変化が多い。シリーズ物として前作からの印象を変えてくる人物ばかり、というのは珍しい。((コンパイルハートはパラレルワールド扱いの続編をよく出していたため、発表直後には本作もそうだと思われたが、前作の小説担当及び本作の原作者が自ら「パラレルではない正統続編」だとツイートする事態もあった))。
---否定意見ばかりではなく変更後の容姿や言動を気に入ったという声や、前作とほぼ真逆の加入順となったことで推しのキャラクターの出番が増えたことを喜ぶファンなど好意的な声もある。~
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**問題点
-ダンジョンフロアに複数の階段が設置されるようになったが、上行きか下行きかがミニマップだと分からない。
--前作ではワープゾーンがショートカットとして置かれていたためこの問題は起きなかったのだが、本作はショートカットや隠し層用の階段が混在してカオスなことに。

-前作と違い、クエストが一度に一つしか受けられなくなった(※2限定。1は複数同時可能)
--2はクエスト受領時にイベントパートが発生するものがあり、イツキ達を筆頭にしたサブキャラが登場する。
---同時に複数受けるとイベントの時系列などが合わなくなる恐れがあるのを嫌ったのだろうか。
---イベント自体は微笑ましいものが多いのだが、肝心の報酬のしょっぱさとそもそもの不便さが合わさりピンポイントで不満の声があがっている。

-巨大サイズのダンジョンだと処理落ちが発生しやすい。

-画面の端々にまでデザインやフォントが広がっており、テレビの出力設定次第では端の文字が見切れてしまう。

-ダンジョン内に新登場のギミックも増えているが、ほとんどは対応した血式少女の能力ひとつであっさり通過可能…だが、通るたびに能力の使用が必要になる。
--それなりの頻度で見かけるため、毎回パーティの中からカギを探し出して使うような感覚になってしまう。
---ギミック関係は細々とした追加が多く、いろいろ増えたわりに探索の雰囲気を一変させるようなものはない。

-節々に見られるリメイク1側の調整不足。
--マップが大幅に狭くなる=ボス戦までのエンカウント数が減る=経験値が減る図式で、相対的にボス敵の強さが理不尽に強化されている。
---特に顕著だった(現在は調整済み)のが第二のダンジョンボスで、一回目の転職権利で有効な転職と便利なスキルを育てていなかったら、黙々とレベル上げをするしか無いほどだった。
---先述のクイズに正解しての最終ダンジョンから始めた場合も、味方のステータス・装備品・所持金・所持品・スキルなどが貧弱で、まずはパーティの育成が必要になる。
---リメイク1は2クリア済プレイヤー向けとして意図的に難しくした調整とも見られるが、それにしたってマゾすぎである。

--何故かリメイク1側には、親指姫の血式能力「プチプリンセス」で、素材にした装備より強くなるものが無い。
---前作や2側で強化装備が作れていたものでも、リメイク1側で能力を使ってみると大半のものと同じように弱体化するだけ。
---一応、プチ化する事でハイリスクな装備をマイルドにできたり、工房での強化で必ずTECが伸びるようになるといったプチ化装備の特性は残っているので全く無駄というわけではないが……

--職業ごとの装備可能武器や装備品のパラメータは2準拠になっているが、職業の特徴は前作のままなため、リメイク1では職業と装備品に不一致が起きている。
---例えば2では物理特化、1では物理と魔法を両刀使いである「ブラッドロード」だが、装備品は2準拠なので物理特化のものになっている。
---プチ化装備でATK・TEC・AGI全てガッツリ伸ばせたリベロ系職業も、プチ化装備の弱体化で逆風になるが、リメイク1では魔法寄り万能武装のマイクを「ピエロ」や「ブラッド」職でも装備できるのは強化に繋がっている。
---ただ本来のなんでも屋としての活躍は若干縮小気味。

-出番の多いキャラと少ないキャラの差はより顕著になった。
--前作の黎明(NPC)メンバーはほとんど出番が無い。
---キャラによっては本作の前日譚小説で死亡していたりとあんまりな扱い。~
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**総評
ゲームバランスの調整とシステムの追加により、単調さがかなり薄れたが決して楽にはなっていない。~
バランスも全体的に尖っており、ともすれば概ね適正ともいえるし、人によってはバランスが悪いとも感じる。~
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ストーリーも2単体で見ると悲劇の連続であるが、だからこそ真エンドまで辿り着きたいと思えるゲームでもある。~
真エンドまで到達したプレイヤーの多くは展開に感嘆しており、システムまで気に入ったプレイヤーなら手放しで絶賛評価している。~
ストーリーと雰囲気を重視したDRPGとして、ますますコアなファンを獲得した一作となった。

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**余談
-予約特典タイトル名は「めありすけるたー」ではなく、「めありーすけるたー」である。

-2の主題歌の作詞作曲編曲はJ・A・シーザーが務める。氏は過去に『少女革命ウテナ』のサウンドも務めており、本家を呼んできている。

-本作より一つ前のDRPG作品は『[[塔亰Clanpool]]』にあたるものの、それとはストーリーはおろかシステムも継承されていない。
--そちらが電パイル第1弾タイトルとされているが、本作は電撃PSと密な特集が組まれたにも関わらず、電パイル第2弾扱いはされていない模様。

-公式サイトで製品の発売前に「バランス調整とデバッグの期間を前作の2倍以上設けました」との文面が堂々と載り、現在もそのまま。
--発売後、本作のバランスを気に入らなかったプレイヤーからはしきりに槍玉に挙げられることに。

-メアリスケルター1から続投しているちょっとHな汚れ浄化ミニゲームだが、本作の海外版では''製品発売後にアップデートでミニゲーム部分が削除された''ため、海外で物議を醸した。

-絵師繋がりで、本作のキャラクターが『[[Death end re;Quest]]』のコスチュームを着て同作と同名のスキルを使えるようになるという、自社コラボの無料DLCが配信されている。