「スターフリート」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

スターフリート」(2023/07/12 (水) 15:01:37) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*スターフリート(/B) 【すたーふりーと(/びー)】 |ジャンル|リアルタイムSLG|&image(http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=4153&file=p-starfreatfm02.jpg)| |対応機種|PC-8001mkII、PC-8801、PC-6001mkIISR、FM-7/8、X1、MZ-80B/2000|~| |メディア|カセットテープ|~| |発売・開発元|テクノソフト|~| |発売日|【MZ-80B】1981年9月|~| |定価|3,300円(/Bは4,500円)|~| |プレイ人数|1人|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -一人称視点の3DリアルタイムSLG。 -「宇宙シミュレーションは、スタートレックに始まりスターフリートで感激する!!」これは本作のパッケージに掲載されたフレーズである。これが語る様に、本作は当時数多く作られたシミュレーションゲーム『[[スタートレック>スーパースタートレック]]』((アメリカのTVドラマ「スタートレック」を題材としたSLG。1971年に発表され、その後様々な機種に移植された。ライセンスが曖昧だった時代なため、類似ゲームが多数出たゲームでもある。))を踏襲し、アレンジした作品である。 -プレイヤーはエンタープライズ号の艦長となって宇宙をさ迷い、210日以内に星域内に存在する30隻のエイリゴン((スタートレックの版権により、「クリンゴン」が使えなかったため、クリンゴンとエイリアンを組み合わせた名称を作った。))艦を全滅させ、ベースに帰還するのが目的。 -武器はプロトンミサイル、レーザーの二種類があるがどちらも追尾機能などは無く、プレイヤー自身がスクリーン内で動き回るエイリゴン艦に照準を合わせ撃たねばならない。これによりシューティングゲームとしての要素も生まれている。 **特徴 -概要にあるように3DリアルタイムSLG。全てのグラフィックはワイヤーフレームで表示される。30日以内に、できるかぎりエイリゴン艦を撃破する事が目的。 -自艦はアクションゲームの様に上下左右に移動し、前進・加速ができる。自艦も含めてゲーム内の全ての登場物体の位置は全てX軸、Y軸、Z軸の三次元座標を与えられて表示されるので、三次元座標軸を意識した機体操作をしなければならない。 -ワープはなく、通常航行のみ。 -星域にはエイリゴン艦だけでなく、巨大惑星や恒星、生物や人が存在する可住惑星、スペースコロニーなどが点在している。これら様ざまな惑星に立ち寄る事が出来、エネルギーの補充を受けたり、故障箇所の応急修理をしたりできる。また惑星に上陸したり、軌道上から惑星の状況を観察することが可能となっている。 -エイリゴン艦の攻撃で艦の装備が故障することがある。 ***操作 -テンキー「+」で前進・加速、「-」で減速。テンキー「8246」あるいはカーソルキーで上下左右に移動。プロトンミサイルおよびレーザーをスタンバイしている状態だと、画面中央に照準が表示される。またシフトキーを押しながらテンキーを押すと早く移動できる。ファンクションキーにはそれぞれ「レーザー」「プロトンミサイル」「ショートレンジセンサー」「オートパイロット」「ロングレンジセンサー」が配置されている。武器の発射はスペースキーを使う。 ***装備 -プロトンミサイル --『スタートレック』における光子魚雷。一撃でエイリゴン艦を破壊できるが、弾数制限があり連射が出来ない、装填に時間がかかるのが欠点。最大搭載数は15発。 -レーザー --『スタートレック』におけるフェイザー砲。ただし全方位に攻撃はできず、一方向一箇所のみ攻撃できる((元となった『スタートレック』では、フェイザー砲は視認範囲の全ての敵を攻撃できた。))。装填が早い上に弾数制限が無く、連射も出来るが、エイリゴン艦を一撃で破壊する事が出来ない(三発で破壊できるが、距離が極めて近いと一撃で破壊できる場合もある)。またエイリゴン艦はこれによって被害を受けると、最大船速でその場から逃走する。 -バリヤー --『スタートレック』におけるシールド。攻撃を受けると減衰する。バリヤーが0の状態で攻撃を受けると、自艦に被害が発生し、様ざまな機能が故障したりする。またあまりに速い速度でエイリゴン艦に衝突すると、そのままエイリゴン艦を破壊できる代わりに、バリヤーが大幅に減衰する。 -ショートレンジセンサー --艦内の状況報告及び、自艦周辺に存在するエイリゴン艦や惑星の座標を調べる機能。 -オートパイロット --X軸、Y軸、Z軸の座標を入力すると、自動的にその座標まで航行する機能。これを使っての航行中に機能オフにすると、自艦がその位置で止まる。後退・減速の出来ない本作では、これがブレーキ代わりとなる。 -ロングレンジセンサー --広域に存在するエイリゴン艦や惑星の座標を調べる機能。エイリゴン艦のみを調べる機能もある。 ***星域 -ベース --エネルギーやプロトンミサイルの補充、自艦の修理まで行う補給基地。星域内には全部で4箇所ある。 -エイリゴン艦 --敵艦。全部で30隻存在し、No1~30までの番号を振られている。星域内の各地に点在している。常に同じ座標にいるのではなく、移動している。これを全滅させるのがゲームの目的。自艦を発見し、射程内に入るとレーザーで攻撃してくる。だがこの攻撃は必ずしも自艦からエイリゴン艦が視認できる状況で行われるわけではない。時に自艦の視界の外から、攻撃を受けるという状況も発生する。また自艦と接触すると、艦内に進入してくる。 -星々 --星域に登場する星は次のものである。「恒星」「木星型巨大惑星」「土星型巨大惑星(輪が複数ある星も存在する)」「小惑星」「惑星」「原始可住惑星」「人類可住惑星」「スペースコロニー」「ブラックホール」。特に人類可住惑星やスペースコロニーには街があり、高度な文明を持っていたり、あるいは廃墟になっている等と状況は様ざまで、また住人の反応も友好的なものから、非友好的なものまで様ざまである。星々に着陸するには低速で接近することが必要で、艦が高速のままだとそのまま衝突してしまい、バリヤーの消失や艦の破損が発生してしまうので注意が必要である。またブラックホールに接近すると、超重力によってハイパードライブに巻き込まれ、デタラメな座標に放り出されてしまう。 **評価点 -最大の特徴は、当時としては非常に珍しかった一人称視点の3DリアルタイムSLGであること。 --当時のSLGは2Dターン制が一般的。これらでは味わえない、ゲーム性が堪能できる。 -単にエイリゴン艦を破壊するだけではない、冒険シミュレーション的要素が強いものとなっている。星域に点在するこれら星々を尋ねて廻るだけでも、宇宙の広大さや多様性を十二分に満喫できる。 -当時のSLGとしては珍しくゲーム途中でのセーブ機能がついている。 **難点 -センサーで表示されたエイリゴン艦や星々の座標を記録することができないので、別途メモ用紙などに記録する必要がある。 -後進、減速ができないので、エイリゴン艦の攻撃などでオートパイロットが故障すると、ゲーム自体が詰むことがある。 -描画中はキー入力を受け付けないため、キーを長めに押さないと反応しない。 **総評 『[[STAR CRUISER]]』のご先祖様と言うべき作品。宇宙を又にかけ、様ざまな星々をリアルタイムで駆け巡る楽しみが満喫できる逸品。宇宙の広大さや深遠さが見事に演出されており、暗い宇宙の中、小さな光点が徐々に大きくなって近づいて来る惑星の姿などは、まさに感動の一言。一方で、自艦の操作は三次元座標軸をコントロールしなければならない為、目標を目視できない状況での手動操作が極めて困難なものになっており、事実上オートパイロットが命綱となっている。それらもまた宇宙という過酷な状況を非常に上手く演出している。 **余談 -FM-7/8版、PC-8801版は後進、減速ができないが、PC-6001mkIISR版はそれが可能となったので、オートパイロットが故障してもゲームが詰むことが無くなった。これによりエイリゴン艦との相対速度を合わせる事が可能になったので、レーザーやプロトンミサイルの照準がつけやすくなった。このため難易度が大幅に下がった。 -PC-6001mkIISR版ではスペースコロニーを攻撃する事が出来る。レーザーで攻撃すると、それまで存在していたコロニー内の街が廃墟に変わってしまう。またプロトンミサイルで攻撃すると、コロニーを完全に破壊できる。 -元々は「/B」の付かない『スターフリート』がMZ-80B用(要GRAM1)でのみ発売されていた。その後パッケージがカセットケースからブックタイプにリニューアルしてタイトルに「/B」が付くようになった。価格も3,300円から4,500円に改定された。 -「/B」以降はFM-7/8版・PC-8001mkII版・X1版・PC-8801版・PC6001mkIISR版の順で移植され、その度にグラフィックがパワーアップしている((MZ版のみプログラムがBASIC+マシン語で、それ以外はオールマシン語))。画面表示はMZ版が疑似スプライトだったのが他機種版はワイヤーフレームになり、PC-8801版で着艦したスターベースや着陸した惑星の様子が描画されるようになった。 -「クリンゴン」が「エイリゴン」になっているのは著作権対策だが、1983年初頭までの広告には「クリンゴン」と記載されていた。 -船内クルーの名前は、スポックが「レナード」、マッコイが「ケリー」など、演じている俳優の名前に置換されている。 -本作の製作者である吉村功成は、のちに『[[STAR CRUISER]]』を制作している。 --同じく吉村氏の手がけた作品『プラズマライン』『サンダーフォース(1作目)』と同一世界観。『プラズマライン』は「日本で初のポリゴンを使用したゲーム」で、本作のノウハウが反映されている。 -ドラマ「北の国から '84夏」でPC-6001mkIIで本作をプレイするシーンが存在する。 -本作の姉妹ゲームとして、映画「火の鳥2772」をベースにした『フェニックス2772/B』という3DリアルタイムSLGがPC-8001用で発売されていた。人類滅亡の危機を救うために宇宙船を操作して宇宙空間を漂っている不死鳥を捕獲する内容。 -ちなみにスタートレックにおける『スターフリート』は本部(総司令部)の名称である。
*スターフリート(/B) 【すたーふりーと(/びー)】 |ジャンル|リアルタイムSLG|&image(http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=4153&file=p-starfreatfm02.jpg)| |対応機種|PC-8001mkII、PC-8801、PC-6001mkIISR、FM-7/8、X1、MZ-80B/2000|~| |メディア|カセットテープ|~| |発売・開発元|テクノソフト|~| |発売日|【MZ-80B】1981年9月|~| |定価|3,300円(/Bは4,500円)|~| |プレイ人数|1人|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -一人称視点の3DリアルタイムSLG。 -「宇宙シミュレーションは、スタートレックに始まりスターフリートで感激する!!」これは本作のパッケージに掲載されたフレーズである。これが語る様に、本作は当時数多く作られたシミュレーションゲーム『[[スタートレック>スーパースタートレック]]』((アメリカのTVドラマ「スタートレック」を題材としたSLG。1971年に発表され、その後様々な機種に移植された。ライセンスが曖昧だった時代なため、類似ゲームが多数出たゲームでもある。))を踏襲し、アレンジした作品である。 -プレイヤーはエンタープライズ号の艦長となって宇宙をさ迷い、210日以内に星域内に存在する30隻のエイリゴン((スタートレックの版権により、「クリンゴン」が使えなかったため、クリンゴンとエイリアンを組み合わせた名称を作った。))艦を全滅させ、ベースに帰還するのが目的。 -武器はプロトンミサイル、レーザーの二種類があるがどちらも追尾機能などは無く、プレイヤー自身がスクリーン内で動き回るエイリゴン艦に照準を合わせ撃たねばならない。これによりシューティングゲームとしての要素も生まれている。 **特徴 -概要にあるように3DリアルタイムSLG。全てのグラフィックはワイヤーフレームで表示される。30日以内に、できるかぎりエイリゴン艦を撃破する事が目的。 -自艦はアクションゲームの様に上下左右に移動し、前進・加速ができる。自艦も含めてゲーム内の全ての登場物体の位置は全てX軸、Y軸、Z軸の三次元座標を与えられて表示されるので、三次元座標軸を意識した機体操作をしなければならない。 -ワープはなく、通常航行のみ。 -星域にはエイリゴン艦だけでなく、巨大惑星や恒星、生物や人が存在する可住惑星、スペースコロニーなどが点在している。これら様ざまな惑星に立ち寄る事が出来、エネルギーの補充を受けたり、故障箇所の応急修理をしたりできる。また惑星に上陸したり、軌道上から惑星の状況を観察することが可能となっている。 -エイリゴン艦の攻撃で艦の装備が故障することがある。 ***操作 -テンキー「+」で前進・加速、「-」で減速。テンキー「8246」あるいはカーソルキーで上下左右に移動。プロトンミサイルおよびレーザーをスタンバイしている状態だと、画面中央に照準が表示される。またシフトキーを押しながらテンキーを押すと早く移動できる。ファンクションキーにはそれぞれ「レーザー」「プロトンミサイル」「ショートレンジセンサー」「オートパイロット」「ロングレンジセンサー」が配置されている。武器の発射はスペースキーを使う。 ***装備 -プロトンミサイル --『スタートレック』における光子魚雷。一撃でエイリゴン艦を破壊できるが、弾数制限があり連射が出来ない、装填に時間がかかるのが欠点。最大搭載数は15発。 -レーザー --『スタートレック』におけるフェイザー砲。ただし全方位に攻撃はできず、一方向一箇所のみ攻撃できる((元となった『スタートレック』では、フェイザー砲は視認範囲の全ての敵を攻撃できた。))。装填が早い上に弾数制限が無く、連射も出来るが、エイリゴン艦を一撃で破壊する事が出来ない(三発で破壊できるが、距離が極めて近いと一撃で破壊できる場合もある)。またエイリゴン艦はこれによって被害を受けると、最大船速でその場から逃走する。 -バリヤー --『スタートレック』におけるシールド。攻撃を受けると減衰する。バリヤーが0の状態で攻撃を受けると、自艦に被害が発生し、様ざまな機能が故障したりする。またあまりに速い速度でエイリゴン艦に衝突すると、そのままエイリゴン艦を破壊できる代わりに、バリヤーが大幅に減衰する。 -ショートレンジセンサー --艦内の状況報告及び、自艦周辺に存在するエイリゴン艦や惑星の座標を調べる機能。 -オートパイロット --X軸、Y軸、Z軸の座標を入力すると、自動的にその座標まで航行する機能。これを使っての航行中に機能オフにすると、自艦がその位置で止まる。後退・減速の出来ない本作では、これがブレーキ代わりとなる。 -ロングレンジセンサー --広域に存在するエイリゴン艦や惑星の座標を調べる機能。エイリゴン艦のみを調べる機能もある。 ***星域 -ベース --エネルギーやプロトンミサイルの補充、自艦の修理まで行う補給基地。星域内には全部で4箇所ある。 -エイリゴン艦 --敵艦。全部で30隻存在し、No1~30までの番号を振られている。星域内の各地に点在している。常に同じ座標にいるのではなく、移動している。これを全滅させるのがゲームの目的。自艦を発見し、射程内に入るとレーザーで攻撃してくる。だがこの攻撃は必ずしも自艦からエイリゴン艦が視認できる状況で行われるわけではない。時に自艦の視界の外から、攻撃を受けるという状況も発生する。また自艦と接触すると、艦内に進入してくる。 -星々 --星域に登場する星は次のものである。「恒星」「木星型巨大惑星」「土星型巨大惑星(輪が複数ある星も存在する)」「小惑星」「惑星」「原始可住惑星」「人類可住惑星」「スペースコロニー」「ブラックホール」。特に人類可住惑星やスペースコロニーには街があり、高度な文明を持っていたり、あるいは廃墟になっている等と状況は様ざまで、また住人の反応も友好的なものから、非友好的なものまで様ざまである。星々に着陸するには低速で接近することが必要で、艦が高速のままだとそのまま衝突してしまい、バリヤーの消失や艦の破損が発生してしまうので注意が必要である。またブラックホールに接近すると、超重力によってハイパードライブに巻き込まれ、デタラメな座標に放り出されてしまう。 **評価点 -最大の特徴は、当時としては非常に珍しかった一人称視点の3DリアルタイムSLGであること。 --当時のSLGは2Dターン制が一般的。これらでは味わえない、ゲーム性が堪能できる。 -単にエイリゴン艦を破壊するだけではない、冒険シミュレーション的要素が強いものとなっている。星域に点在するこれら星々を尋ねて廻るだけでも、宇宙の広大さや多様性を十二分に満喫できる。 -当時のSLGとしては珍しくゲーム途中でのセーブ機能がついている。 **難点 -センサーで表示されたエイリゴン艦や星々の座標を記録することができないので、別途メモ用紙などに記録する必要がある。 -後進、減速ができないので、エイリゴン艦の攻撃などでオートパイロットが故障すると、ゲーム自体が詰むことがある。 -描画中はキー入力を受け付けないため、キーを長めに押さないと反応しない。 **総評 『[[STAR CRUISER]]』のご先祖様と言うべき作品。宇宙を又にかけ、様ざまな星々をリアルタイムで駆け巡る楽しみが満喫できる逸品。宇宙の広大さや深遠さが見事に演出されており、暗い宇宙の中、小さな光点が徐々に大きくなって近づいて来る惑星の姿などは、まさに感動の一言。一方で、自艦の操作は三次元座標軸をコントロールしなければならない為、目標を目視できない状況での手動操作が極めて困難なものになっており、事実上オートパイロットが命綱となっている。それらもまた宇宙という過酷な状況を非常に上手く演出している。 **余談 -FM-7/8版、PC-8801版は後進、減速ができないが、PC-6001mkIISR版はそれが可能となったので、オートパイロットが故障してもゲームが詰むことが無くなった。これによりエイリゴン艦との相対速度を合わせる事が可能になったので、レーザーやプロトンミサイルの照準がつけやすくなった。このため難易度が大幅に下がった。 -PC-6001mkIISR版ではスペースコロニーを攻撃する事が出来る。レーザーで攻撃すると、それまで存在していたコロニー内の街が廃墟に変わってしまう。またプロトンミサイルで攻撃すると、コロニーを完全に破壊できる。 -元々は「/B」の付かない『スターフリート』がMZ-80B用(要GRAM1)でのみ発売されていた。その後パッケージがカセットケースからブックスタイルにリニューアルしてタイトルに「/B」が付くようになった。価格も3,300円から4,500円に改定された。 -「/B」以降はFM-7/8版・PC-8001mkII版・X1版・PC-8801版・PC6001mkIISR版の順で移植され、その度にグラフィックがパワーアップしている((MZ版のみプログラムがBASIC+マシン語で、それ以外はオールマシン語))。画面表示はMZ版が疑似スプライトだったのが他機種版はワイヤーフレームになり、PC-8801版で着艦したスターベースや着陸した惑星の様子が描画されるようになった。 -「クリンゴン」が「エイリゴン」になっているのは著作権対策だが、1983年初頭までの広告には「クリンゴン」と記載されていた。 -船内クルーの名前は、スポックが「レナード」、マッコイが「ケリー」など、演じている俳優の名前に置換されている。 -本作の製作者である吉村功成は、のちに『[[STAR CRUISER]]』を制作している。 --同じく吉村氏の手がけた作品『プラズマライン』『サンダーフォース(1作目)』と同一世界観。『プラズマライン』は「日本で初のポリゴンを使用したゲーム」で、本作のノウハウが反映されている。 -ドラマ「北の国から '84夏」でPC-6001mkIIで本作をプレイするシーンが存在する。 -本作の姉妹ゲームとして、映画「火の鳥2772」をベースにした『フェニックス2772/B』という3DリアルタイムSLGがPC-8001用で発売されていた。人類滅亡の危機を救うために宇宙船を操作して宇宙空間を漂っている不死鳥を捕獲する内容。 -ちなみにスタートレックにおける『スターフリート』は本部(総司令部)の名称である。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: