ZOIDS SAGA DS ~legend of arcadia~
【ぞいどさーがでぃーえす れじぇんど おぶ あーかでぃあ】
|
ジャンル
|
RPG
|

|
|
対応機種
|
ニンテンドーDS
|
|
発売元
|
トミー
|
|
開発元
|
アメディオ
|
|
発売日
|
2005年12月1日
|
|
定価
|
4,800円(税別)
|
|
プレイ人数
|
1人
|
|
レーティング
|
CERO:全年齢
|
|
判定
|
なし
|
|
ポイント
|
ゾイドおよびパイロットが多数登場 地雷が鬱陶しい
|
|
ゾイドシリーズ
|
概要
トミー発売のプラモデル・ゾイドを題材とするRPG。
小国アーカディアの王子アトレーと仲間たちが、謎の敵「皇帝軍」を相手にテレビアニメ『ゾイド -ZOIDS-』『ゾイド新世紀スラッシュゼロ』『ゾイドフューザーズ』『ゾイドジェネシス』の世界を巡る内容となっている。
システム
-
戦闘システム
-
コマンド式・ターン制。戦闘には6体まで出撃可能。
-
ターン開始前には「デッキコマンド」を使用し、HP回復などさまざまな効果をもたらすことが可能。
-
ゾイド
-
4つの武装を持っている。ほかに4つの外部装備を取り付けることも可能。外部装備には重さが設定されており、ゾイドごとに設定された「武装の重さ」を超過すると素早さが下がる。
-
改造により能力を上げられる。ただし能力を上げるとほかの能力が下がる。
-
ゾイドはゾイド研究所で製造することで入手できる。製造するには敵として出現する当該ゾイドを倒し、設計図となるZiデータ、材料のゾイドコアやパーツを入手する必要がある。
-
カラーリングを8種類から選択可能。
-
パイロット
-
ゾイドの性能を上げるスキルを習得可能。加入時点でいくつか初期習得しており、レベルを上げると新たなものを覚えていく。1度に習得できるスキルは5つまでで、5つ覚えている状態でほかのスキルを覚えるにはどれかを上書きする必要がある。
-
一部のキャラクターはゾイドの性能を下げるマイナススキルを習得している。これは通常のスキルで上書きできず、対応する性能上昇スキルで打ち消す必要がある。
-
レーダーシステム
-
DSの下画面を使用するシステム。近くの敵の情報を調べる「索敵」、踏むと最大HPの10%のダメージを受ける地雷を探知する「トラップ」、地中に埋まっているものを発見する「発掘」、近くの宝箱の所在を感知する「アイテム」がある。
-
その他
-
データベース:入手したゾイド、出会ったキャラクターの情報を閲覧できる。
-
チャレンジングモード:特定の条件下で相手を倒すモード。クリアするとZiデータやデッキコマンド、ストーリーに登場しないパイロット(過去のゾイドゲームのキャラクター、『スラッシュゼロ』のマリーなど)を入手できる。
-
コマンドシート:穴の空いたシートを下画面に置き、シートの指示通りに穴をタッチすると、強力なゾイドを先行入手できる。タッチする位置と順番がわかればシートなしで入手可能。
評価点
-
200種類以上という多くのゾイドが登場する。改造により能力を上げられるため、どのような性能のゾイドも最後まで運用可能。
-
パイロットの数も60人以上と多い。主にメインキャラクターとサブキャラクターで性能差はあるが、改造したゾイドに乗せればある程度補正できる。
-
乗り換えに制限はなく、さまざまな組み合わせでの搭乗が可能。『ジェネシス』の設定上、ムラサメライガーにしか乗れないルージも制限なし。
-
戦闘は非常にスピーディーに進み、自動化もできるため快適である。
-
戦闘バランスはややきつい程度。改造なしだと終盤、特にラスボスは手強くなるため歯ごたえがある。
-
データベースでの『フューザーズ』『ジェネシス』のキャラクターは他媒体でほとんど公開されていない年齢が記載されており、資料性がある。
問題点
-
文章の大半がひらがなとカタカナ表記。低年齢を意識したのだろうが読みづらくなっている。漢字も使われるが、後ろに必ず括弧付きでふりがなが振られるため読みづらさは変わらない。
-
一方で武装やアイテムの名称は漢字混じりでふりがななし。基準が不明。
-
戦闘時のコマンドは同じものがいくつも表示されるループ形式(攻撃→待機→アイテム→攻撃…)になっており見づらい。
-
改造で能力を上げるとほかの能力が下がってしまうため、下がる分を上回るには必要以上に多くの資金が必要となる。1度にどれくらい上げるかの設定を個別に行うこともできず、全て上げるには物理的にも面倒なものになっている。
-
地雷が鬱陶し過ぎる。結構な頻度で見かけるうえに踏んだ時の演出で操作できない時間があり、踏んでも消滅するわけでもない。ほかのレーダーを使いたくても、必然的にトラップモードを優先しなければならなくなりストレスが溜まる。
ダメージも初期習得デッキコマンド「王子のはげまし」ですぐ回復できるため、存在意義が全くない。
-
チャレンジングモードは一見詰将棋のようだが、実際には外しやクリティカルが発生するため運が絡み、複数回やり直す羽目になることもある。
-
キャラクターごとの問題
-
アトレーは最序盤のみ、いわゆる「喋らない主人公」の傾向があり、セリフが三点リーダで表現される場面が多々ある。一方で普通に喋る場面もあり、中途半端な描写になっている。以後は喋る主人公となっていくため、なおさら序盤の不自然さが目立つ。
-
ヒロインのレジーナは序盤から意味深なセリフや行動があるが、その理由は語られない。ラスボスの設定などから推測はできるが消化不良感が残る。
-
『スラッシュゼロ』のハリーが非常に弱く設定されている。
-
ステータスが低く、初期習得スキル4つのうち3つがマイナススキルで、レベルアップで覚えるものもほとんどがマイナススキルで打ち消し用のプラススキルは何も覚えないという、愛があっても辛い性能となっている。
-
同じく多くのマイナススキルを初期習得しているキャラクターの1人として『ZOIDS』のフィーネがいるが、彼女は少ないが有用なスキルをレベル習得するし、何より彼女は本来非戦闘員なので、ハリーは非戦闘員より使いにくいということに……。
-
ちなみにハリーのチームメンバーであるセバスチャンとベンジャミンもステータスが低いうえに、マイナススキルこそないがスキル自体を全く習得しないという、ハリーほどではないが厳しい性能である。
-
『ジェネシス』のガラガの性格が原作より粗野な面が見られる。
本作が『ジェネシス』放送中に発売されたことを考えると、開発期間の都合でこのような違いが生まれたと思われる。
総評
何かと不便、ストレスの溜まる点が多く、一概にいいゲームとは言いにくい。
しかしゾイド、キャラクターが大量に登場する点は見どころであり、
好きなゾイドとキャラクターの組み合わせに関しては自由度の高い内容なのは嬉しいところ。
余談
-
『フューザーズ』の主人公RDはアニメ主人公で唯一パッケージイラストに描かれていない。
作中ではアニメ主人公で最初に仲間になりストーリー中でのセリフもそれなりにあるという待遇にもかかわらず、このような扱いを受けている理由は謎。
-
チャレンジングモードで仲間になるキャラクターとして小説『ゾイドジェネレイションズ』のミドリがいるが、なぜかゲーム出典扱いになっている。
アニメ・ゲーム以外からの登場は彼女だけなので、そのためだけに枠を用意するのは割に合わないと判断されたのだろうか。
-
説明書のゲーム画面には「デッドリーコングシザー」というデッドリーコングの派生形態と思われるゾイドの名前があるが、ゲーム中には登場しない。
名前から考えると、シザーアームを常時展開している状態と思われる。
最終更新:2026年02月22日 16:32