【どらごんぼーるぜっと はるかなるごくうでんせつ】
ジャンル | カードRPG | ![]() |
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対応機種 | ニンテンドーDS | ||
発売元 | バンダイナムコゲームス (バンダイレーベル) | ||
開発元 | ベック (神戸組) | ||
発売日 | 2007年3月21日 | ||
定価 | 4,800円(税別) | ||
判定 | クソゲー | ||
ポイント |
FCで人気を博したカードバトルシステムがDSで復活 手札が悪いと行動すらさせてもらえない テンポが非常に悪い キャラゲーとして見ても演出に難あり |
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ドラゴンボールシリーズ |
2007年にバンナムから発売されたドラゴンボールのキャラゲー。サイヤ人編〜人造人間・セル編までを題材としており、「Z」の物語を魔人ブウ編を除いて全てなぞっている。
本作最大の特徴は、『ドラゴンボール 大魔王復活』から始まり『ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画』まで続いた初期DBゲーム特有のカードバトルシステムを約15年ぶりに復活させた点である。(*1)
また、シナリオは悟空、悟飯、ピッコロ、ベジータの4人を主人公としたいわゆるオムニバス形式で、この4人の中から1人を選びシナリオを進めていくことになる。ただし、誰かのシナリオを進めると別の誰かのシナリオの続きが解放されるというシステムなので、誰かひとりだけではなく4人全員のシナリオを並行してクリアしていく必要がある。
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評価が高かったFC時代のカードバトルシステムを復活させたこと自体は評価できる。
しかしながら、パワーで上回った側のみ行動できるシステムや問答無用のカウンターなどが運要素を強める結果となってしまった。加えて著しく悪いテンポが快適さを損なっている。
また、敵のレベルが急激に上がりレベル上げを強いられるのにテンポのせいで快適にレベル上げしにくいなど、問題点同士の相性が悪くプレイを投げ出させる原因になってしまっている。
握り拳からかめはめ波を放つクリリンや迫力のカケラもない演出などを考えれば、キャラゲーとしても決して良い出来とはいえない。
しっかりとレベルを上げれば勝てないバランスではないため、テンポと演出に目をつぶれば遊べるのは確かである。
とはいえ、ゲームとしてもキャラゲーとしても粗が目立つようでは不評となるのも当然であり、結局本作を最後に再びカードバトルシステムは採用されなくなるという結果に終わった。
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*1 厳密には2002年発売の『ドラゴンボールZ 伝説の超戦士たち』もカードを利用したシステムだが、デッキ構築の概念があるなど若干毛色が異なる
*2 8を意味する
*3 実際は全く同じレベル・ステータスのまま
*4 界王様との修行も必須戦闘が存在しないおつかいイベントのためレベル上げに繋がりにくい
*5 ナッパ戦後のピッコロのレベルも通常は同程度
*6 かめはめ波は広げた手のひら、どどん波は指先にそれぞれ気を集めて撃ち出す攻撃である。太陽拳に至っては光を放ち目くらましで時間を稼ぐ技であり、攻撃技ですらない
*7 例えば同じくカードバトルシステムを採用した『ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人』など
*8 背景がセルがやられるシーンに変わっているだけ
*9 ジンコウマン等が登場するという意味ではなく、文字通り「強化サイバイマン」という名前の個体
*10 ドラゴンボールの世界に存在する収納アイテム
*11 選択肢で戦闘を回避できるネイル、ストーリー上戦わずに逃げる大猿ベジータなど