【そーさりあん】
ジャンル | アクションRPG | ![]() 写真はWindowsリメイク版 |
対応機種 |
PC-8801mkIISR以降、PC-9801VM/UV以降, X1turbo、PC-88VA、MSX2、IBM-PC(海外版・英語のみ) Nintendo Switch |
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発売・開発元 |
日本ファルコム/ティールハイト(MSX2) /シエラ・オンライン(IBM-PC) |
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発売日 |
1987年12月20日 1990年4月1日(IBM-PC) 1991年8月10日(MSX2) |
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定価 |
9,800円 MSX:8,800円/4800円(TAKERU版) IBM-PC:$59.95/11,000円(国内価格) |
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判定 | 良作 | |
ドラゴンスレイヤー&英雄伝説シリーズ |
大ヒットパソコンゲーム『ザナドゥ』の生みの親としても知られる鬼才・木屋善夫がお届けする『ドラゴンスレイヤー』シリーズ第五弾。多岐に渡るシナリオのクリアや、アイテムの収集、魔法の作成を通し、自分の作ったキャラクターの成長と活躍を楽しむ自由度の高いアクションRPGである。
この年(87年)の日本ファルコムは6月に発売された『イース』が大ヒットを記録し、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだった。そんな中パソコンゲーム史上かつてないほど高い前評判を受けながら発売され、その前評判に違わぬ高い評価を得た。
+ | しかし救済手段がないわけではない。 |
「ごった煮RPG」とでも言うべきだろうか。高い拡張性と様々な複合要素を兼ね備えたゲーム。
多岐に渡るシナリオは、拡張性の高さがあってこそ。発想の勝利と言えるだろう。
広がり続ける世界において、自分で作ったキャラクター達が様々な活躍をする。そしてプレイヤーは彼らの武勇伝を自ら作り、それに感じ入る。そんなARPGだ。
だが、一方で個々の仕様はまだまだ練りこみ不足で、自由度の高さが逆にゲーム性を削いでしまったり、戦闘部分が大味で成長が実感しにくい、キャラクターに感情移入する事が主体の割にはすぐに寿命が尽きてしまうなどチグハグな面も見られるゲームでもある。
…と様々な問題点はあるものの、それでも自ら作ったキャラクター達への愛着を損なうものではなかった。次々と追加シナリオが出るほどの人気を獲得したのが、なによりの証である。
本作は様々な移植がされており、新規シナリオが用意されているものもある。
*1 装備品は効果を発揮はせずとも返却可能なので、依頼と返却の繰り返しでかけたい星を一気に複数かけておき、最後の星だけ通常通りに年を経過させる方法を取ることもできる。
*2 NPCを一時的に連れ歩くシナリオの場合
*3 他のシナリオもPC98版をベースに作られているため、内容が一部改変されている。パッケージに堂々と「PC88の攻略法は役に立ちません。」と書かれていることがそれを物語っている。
*4 『レムルの館』というタイトルと登場人物及びシナリオプロットこそ判明しているが、それ以外は一切不明。
*5 PC-88VA2、VA3には標準で搭載されているが、PC-88VAはサウンドボードIIがオプションとなっている
*6 ちなみにステレオの左右割振りがX1Turbo版とは逆という
*7 ファルコムは一時期、自社作品のBGMの歌謡曲化という離れ業を連発しており、当然ながらソーサリアンのBGMも多数歌謡曲化されている
*8 スタッフロールでは所属する青二プロダクションの表記はあるものの、声優陣は何故かノンクレジット。