このページでは『殺人倶楽部』及び、『マンハッタン・レクイエム ~闇に翔ぶ天使たち~』、『キス・オブ・マーダー ~殺意の接吻~』を紹介しています(全て良作)。
【まーだーくらぶ】
ジャンル | アドベンチャー | ||
対応機種 |
PC-8801mkIISR以降、PC-9800VM/UV以降、MSX2、 FM-7、X1、X68000、ファミリーコンピュータ、 PCエンジン CD-ROM2、ニンテンドーDS、Nintendo Switch |
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メディア | 【PC88/PC98/MSX2/FM7/X1/X68】フロッピーディスク | ||
発売・開発元 | 【PC88/PC98/FM7/X1/X68】リバーヒルソフト | ||
発売元(移植版) |
【MSX2】マイクロキャビン 【FC】セタ 【PCE】ハドソン 【DS】fonfun 【Switch】メビウス 【Switch(PC88版の移植)】D4エンタープライズ |
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発売日 |
【PC88】1986年8月 【FM-7】1986年10月 【MSX2】1988年5月14日 【FC】1989年6月30日 【PCE】1990年11月23日 【DS】2008年2月21日 【Switch】2017年8月10日 【Switch(PC88版の移植)】2024年10月24日 |
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定価 |
【PC88/PC98】7,800円 【Switch】864円 【Switch(PC88版の移植)】880円 |
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判定 | 良作 | ||
リバーヒルソフト推理アドベンチャーシリーズ |
『J.Bハロルドシリーズ』の第1作。
地道に情報を集め事件を追う、本格ミステリーADV。
非常に多岐にわたるコマンドが特徴の、コマンド選択式ADV。
『殺人倶楽部』と書いて、「マーダークラブ(Murder Club)」と読む。
8日AM1時。アメリカ、リバティタウン郊外のハウリントンカレッジ通用門近くの駐車場で、男性遺体が発見される。被害者は背中からナイフで数か所を刺され、車に乗せられた状態だった。被害者の身元は、ビル・ロビンズ、34歳、ロビンズ商会社長。捜査は難航しており、未だ解決の糸口が掴めていない。刑事、J.Bハロルドは、事件解決に乗り出した。
捜査とは足でするもの、と言わんばかりに地道な聞き込みを基本スタイルとしたADV。さらに多岐に渡る情報を、プレイヤー自らが整理するという思考も要求される。
「捜査と推理」をプレイヤーに委ねたゲームに仕上がっている。
本作は好評価を受け、全体的に地味だったリバーヒルソフトの名を一気に高めた。
【まんはったんれくいえむ やみにとぶてんしたち】
ジャンル | アドベンチャー |
対応機種 |
PC88,PC98,X68000,Windows95、FM-7、X68000、 MSX2、LD-ROM²、ニンテンドーDS、Nintendo Switch |
発売・開発元 | 【PC88/PC98/X68k】リバーヒルソフト |
発売元(移植版) |
【DS】fonfun 【Switch】メビウス |
発売日 |
【PC88】1987年7月 【FM-7】1987年10月 【X68000】1987年11月 【MSX2】1988年4月8日 【LD-ROM²】1993年 【NDS】2008年11月27日 【Switch】2017年10月26日 |
定価 |
【PC88/PC98/X68k】7,800円 【DS】4,525円(税別) 【Switch】990円 |
レーティング | 【NDS】【Switch】CERO: C(15歳以上対象) |
判定 | 良作 |
ポイント | へえ、あんたもサラって言うんだ |
『殺人倶楽部』に続く『J.B.ハロルドシリーズ』の2作目。
前作『殺人倶楽部』に登場したサラ・J・シールズがマンハッタンで死亡した。
現地警察は自殺と判断したが、死亡前にサラ・J・シールズからの手紙を受け取っていた刑事J.Bハロルドには自殺とは思えず、ひとりマンハッタンへと旅立った。
『殺人倶楽部』の登場人物の死亡から始まり、複数の「サラ」が死亡するという非常に錯綜した事件となっており、シナリオは前作同様に良好。
システム面では若干の改善はあるがおおよそ前作そのままであり、自力で捜査するシステムが人を選ぶのも同じである。
【きすおぶまーだー さついのせっぷん】
ジャンル | アドベンチャー |
対応機種 |
PC88,PC98,X68000,Windows95、FM-7、X68000、 MSX2、LD-ROM²、ニンテンドーDS、Nintendo Switch |
発売・開発元 | 【PC88/PC98/X68k】リバーヒルソフト |
発売元(移植版) |
【DS】fonfun 【Switch】メビウス |
発売日 |
【PC88】1987年12月 【X68000】1988年2月 【FM-7】1988年3月 【MSX2】1988年7月1日 【NDS】2008年11月27日 【Switch】2018年5月3日 |
定価 |
【PC88/PC98/X68k】5,800円 【DS】4,525円(税別) 【Switch】864円 |
レーティング |
【NDS】CERO: C(15歳以上対象) 【Switch】CERO: B(12歳以上対象) |
判定 | 良作 |
ポイント | 『マンハッタン・レクイエム』の追加ディスク |
『マンハッタン・レクイエム』の追加ディスクで、舞台や登場人物を流用しながら全く別の事件を扱った一種のスターシステムのようなソフト。
タイトルには「Another story of MANHATTAN REQUIEM」の文章も付けられており、『J.B.ハロルドシリーズ』では番外編という位置付けになっている。
追加ディスクである為価格も抑えられており、今までのソフトに比べ2000円安い5800円での販売となった。
MSX2版とWindows版のみ、「殺意の接吻」単独のソフトとして販売された。
DS版は『マンハッタン・レクイエム』の項目にある通り、2作セットでの販売。
マンハッタンの宝石店で発生した強盗事件で奪われた「青い嘆き」に巨額な保険がかかっていた事から、刑事を退職して保険調査の事務所を開いていたジャドの元に調査依頼が持ち込まれる。
その事件の被害者に「サラ・シールズ」の名があった事からジャドはJ.Bへと電話を掛けるのだった。
推理システムを入れた事で、今まで以上にしっかりとプレイヤー自身で捜査情報を把握する必要が出来た。
これにより若干の緊張感が増えたが、どちらかと言えば手間が増えたという結果になってしまった。
とはいえ、基礎部分は相変わらずのゲームであり、シナリオも安定しているため、追加ディスクながら前作と遜色ない出来となっている。
*1 条件を満たさずに話を進めてしまうと、ゲームクリアが出来なくなる等。