【きどうせんしがんだむ ぎれんのやぼう じおんどくりつせんそうき】
ジャンル | 戦略シミュレーション | ![]() ![]() |
対応機種 | プレイステーション2 | |
発売元 | バンダイ | |
開発元 | ベック | |
発売日 |
2002年5月2日 攻略指令書:2003年2月20日 |
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定価 |
7,140円 攻略指令書:3,990円 |
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廉価版 |
GUNDAM THE BEST(攻略指令書とのセット) 2005年2月17日/3,990円 |
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判定 | なし | |
ポイント |
大幅に変更された戦略パート 大幅に増加したマイナーパイロットとメカニック まさかの戦略戦術大図鑑 「貴様が総帥だ!」のキャッチコピーはその通り |
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ガンダムゲームリンク |
戦略パートの大幅な変更。
一年戦争を「狭く深く」掘り下げた作品であるとされるが、IF部分はほぼオリジナル編に丸投げしていて手抜き感は否めない。単独のゲームとしてみた場合、変更されたシステムや改良点については決して悪いものではないが、ゲーム全体としてはバランスに欠けていて、とりあえずいろいろな新システムを取り入れてみただけではないか、という意見もある。前出のオリジナル編の手抜きさは擁護できない代物もあり、その擁護できない代物がこのゲームのウリとされたこともあって批判が続出する結果となった。
不完全な「狭く深く」路線は多くのユーザーには受け入れられず、従来のシステムになじんだユーザーの多くは戦略パートに不満を感じた。結果、次回作『アクシズの脅威』以降は前作『ジオンの系譜』とほぼ同様のシステムとなり、再び「広く浅く」路線に戻っている。
なお、『MSV』『戦略戦術大図鑑』からの出典が多く資料ソフトとしての価値はかなり高くなっている。加えて攻略指令書は『ギレンの野望』の資料ソフトとしても価値が高い。
*1 この機体は本編でも使用できるが、使えるようになるのはジオン編のルナツー攻略作戦で南極条約が破棄されてからで、かなり後半。
*2 『アクシズの脅威』ではシステムとして夜戦が採用されているが、今作ではアニメーション上の違いのみ。
*3 極めて細かいことではあるのだが、MSVと大図鑑はあくまで別系統のものであり、作られた時期も異なる(後発の大図鑑にも登場するMSVキャラは複数いるが)。前者の代表がマツナガやライデン、後者の代表がブレニフ・オグスである。
*4 その後『アクシズの脅威』でもマイナーキャラが残留したため、結果的にジオンのキャラ数が爆発的に増えてしまった。
*5 なお、系譜に登場していたRGM-79C ジム改は登場しない。これは0083当時の設定では「戦後開発の機体」という設定であり、今作が発売された当時もそうであったため。ジム改は『機動戦士ガンダム MS IGLOO -黙示録0079- 』(2006年)のア・バオア・クー戦で登場したため設定が変更されて一年戦争中の機体ということになった。
*6 厳密にいえばブルーディスティニーは公式百科に掲載されていたりするが…。
*7 系譜ではキャスバル専用ガンダムだったが、今作ではシャアが仮面を脱がない都合上、シャア専用ガンダムとして登場。
*8 ビンソン計画のサラミス後期型は、系譜では通常版と同じグラだったものが『ガンダム・ザ・ライド』のフジ級に差し替えられている。設定におけるビンソン計画のサラミス後期型は「上甲板の砲を取っ払ってそこにMSを係留できるようにしたもの」であり、フジ級のような本格的なMSデッキは持たない。そのためむしろ設定から離れてしまった。
*9 ただしフラグ管理されていたのはジオン編第1部の新生・正統両ジオンと、第2部のそれらに加えてネオジオンくらい。
*10 そして内政のなくなった次回作では彼らは再び死にキャラと化してしまうのであった・・・
*11 仲の悪い人物が軍団長の軍団に入れようとすると嫌がる他、逆に仲の良い人物の軍団から引き抜こうしても嫌がる。
*12 系譜では「射撃のアムロ、格闘のシャア」と対になるような能力だったが、今作では「戦闘面ではアムロに全敗(格闘と耐久はなんとか同等)だが政治面で圧勝」という具合
*13 系譜では射撃反応が最大19とシャアを完全に食ってしまうような能力だったが、今作ではどちらも最大13で格闘と耐久に至っては一ケタと、優秀ではあるものの突出しているほどではない。
*14 初代では諜報能力次第で成否が決まり、全員生存でアレックスも開発可能か全員死亡して連邦がアレックスの生産開始の二択だったが、今作では途中まで原作通りの展開で進みバーニィがアレックスに戦いを挑む直前にキリングを逮捕した場合にはバーニィが生還、さらにサイド6との友好度がかなり高い場合に限り連邦軍を取り押さえてアレックスを送ってくれる
*15 系譜では普通のガンダムが入っているだけだった。
*16 GA型もYS型も見た目、性能上の違いがほとんどなく、むしろ「合体できるド・ダイ」と「合体できないド・ダイ」が混在することで、煩雑さのみが増している。
*17 ただしさすがにカミーユたちのキャラはマイナス8歳ではなくΖガンダムに準拠している。
*18 シローでアイナに戦闘勝利(原作での宇宙空間戦)を起こしてフラグが経って初めて、シローvsアイナ戦闘前会話、シロー勝利会話、アイナ勝利会話、さらにはシローvsギニアス戦闘前会話が起きるという具合。
*19 ガイア+リド・ウォルフの、ガイアがウォルフを三連星にスカウトするものや、アムロ+カミーユ等
*20 Ζガンダム劇中においても彼自身がその手の差別発言をしたことは一度も無く、「スペースノイド弾圧は彼の政治的目標(地球経済を崩壊させて宇宙中心経済へ移行することによる地球環境改善)達成のための方便にすぎなかったのでは?」という見方さえある。もっとも、彼が凝り固まった地球至上主義者として描かれるのはこの作品に限ったことでもない。さらに言えばこのゲームが強く参考にしたとみられる『サンライズ公式百科事典』がジャミトフを単独で立項せずに「アースノイドによるエレズム(地球聖域思想)と、スペースノイドへの恐怖」を強く打ちだした記述をした上、ジャミトフの思想解説を中途半端な記述のみで済ませてしまったことが原因と言え、ゲーム製作側の責任というのは酷である。
*21 ハヤトはサイド7に軍事施設を建設する際に強制立ち退きを食らったという経緯から、軍関係者に反感を持っている。
*22 さすがに後年の新ギレンのように「通常兵器にザクがぼこぼこにされる」というようなことはないが…。
*23 今作では一部の強力なユニットを規定数以上生産しようとすると反対意見が続出し忠誠度が下降しやすくなるというペナルティがある。
*24 原作でも1機のモビルスーツの性能で戦況が変化するわけではないという事が言われている。
*25 ほとんどのキャラと相性が悪いため、敵軍の総大将にしても優秀という…。