Nintendo×JOYSOUND Wii カラオケ U
【にんてんどーじょいさうんど うぃー からおけ ゆー】
| ジャンル | 家庭用通信カラオケ |  
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| 対応機種 | Wii U(本体内蔵ソフト) | 
| 発売元 | 任天堂 | 
| 開発元 | トーセ | 
| 発売日 | 2012年12月8日 | 
| 定価 | 本体内蔵版:基本無料(使用料は別料金) トライアルセット版:1,260円
 マイク同梱トライアルディスク版:2,940円(共に税込)
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| レーティング | CERO:A(全年齢対象) | 
| 判定 | 良作 | 
 
カラオケJOYSOUND
【からおけじょいさうんど】
| ジャンル | オンラインカラオケ オフラインカラオケ(持ち歩きパックのみ対応)
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| 対応機種 | ニンテンドー3DS | 
| 開発元 | トーセ | 
| 発売日 | 2015年8月5日 | 
| 定価 | 基本無料(使用料は別料金) | 
| 判定 | なし | 
 
概要
JOYSOUNDで有名なエクシングが任天堂と共同開発したWiiU本体内蔵ソフト。カラオケJOYSOUND Wiiシリーズの後継作品ともいえる。
ニンテンドーeショップで有料チケットを購入することで家で本格的なカラオケを楽しめることが出来る。
基本ネット接続が必須だがインターネットサービスを利用していないユーザーにたいしても、体験版といえる『トライアルセット』をディスクソフトとして発売している。
本格的なカラオケソフトとして、WiiUユーザーから高い評価を得て、日夜ユーザーを楽しませている。
2017年10月30日にタイトルが『カラオケ JOYSOUND for Wii U』へと名称が変更された。
2023年6月30日にサービス終了。(『カラオケJOYSOUND for Wii U』サービス終了のお知らせ)
カラオケJOYSOUND
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2015年8月5日には3DS向けとして『カラオケJOYSOUND』が基本無料で配信されている。
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1日1度だけ無料で歌える。周辺機器がないので直接3DSのマイクに向けて歌うなどの違いがある。
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曲を購入すればオフラインで歌うことも可能。
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携帯機なのでお手軽に歌えるが、その分クオリティは落ちる。
 
特徴
使用料金
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本体内蔵版はWiiUのe-Shopを通じて使用チケットを購入しないと遊ぶことは出来ない。料金は以下のようになっている。
| 料金 | 有効時間 |  
| 100円 | 1時間 |  
| 300円 | 24時間 |  
| 1,000円 | 30日 |  
| 3,000円 | 90日 |  
 
 
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毎日のように遊びたいという人は単純な計算だと、料金の高い方が1時間チケットをいちいち追加して遊ぶよりは得である。
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2014年5月1日からは料金体制が以下のように変更された。大きな変更点としては、1時間券が廃止されている。
| 料金 | 有効時間 |  
| 200円 | 3時間 |  
| 300円 | 24時間 |  
| 1,000円 | 30日 |  
| 2,000円 | 90日 |  
 
 
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トライアルディスク版はネット接続が必要ないのでe-Shopで料金を支払う必要はない。
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ただしあくまでもトライアルなので、ディスク起動後から31日を超過するとオフラインでの利用はできなくなる。
 
収録曲
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公式曰く、収録曲は10万曲以上。J-POP、演歌、アニソン、特撮…と様々なジャンルの曲を収録している。
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トライアルディスクは遊べる曲が限定されていて、1万曲程度の収録となっている。
使用機器
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USBマイクで遊ぶのが推奨されているが、基本Gamepadのマイクで歌うことも可能。
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なおUSBマイクはカラオケJOYSOUND Wiiシリーズのものも使用可能である。
 
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曲の選択や映像設定はゲームパッドでタッチで操作可能。
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Wiiリモコンは盛り上げるためのグッズとして使用できる。
歌合戦・採点
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本ソフトは通常のカラオケでの『採点』や、大人数が参加していれは出来る『うたがっせん』を遊べる。
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『スタンダード採点』はユーザーの歌を採点してくれる。『オンライン採点』は各歌ごとに全国のユーザーと点数の競い合いが出来る。
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『うたがっせん』は参加しているユーザーがチームごとに分かれ、点数で競い合いが出来る。
映像設定
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自分のMiiを映像で歌わせる映像や、通常のカラオケ屋のカラオケ同様の映像が流れる映像、他にも音程の確認が出来るピアノロール映像や美しい幻想的な映像(歌の音程によって色が変わる)が楽しめるビジュアライザーなど様々な映像が楽しめる。
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なおMiiは服の着せ替えが出来る。プロの歌い手になった気分が楽しめる。
Miiverse
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本作は他のWiiUソフト同様、ソーシャルコミュニティである『Miiverse』のコミュニティを利用できる。
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採点のスクリーンショットを貼り付けて他のユーザーと自慢しあったり、今話題の歌で盛り上がったりということもできる。
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なおMiiverseは2017年11月8日にサービスを終了している。
評価点
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かなりの収録曲数
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さすがに10万曲が収録されているだけあって、マイナーな曲やゲーム系の曲以外はだいたい収録されている。昔の演歌歌手からゴールデンボンバーやももいろクローバーZなど人気グループの最新曲もだいたい収録されている。
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演歌曲やアニソンなどかなりの幅広く収録しているだけあってどんなユーザーも楽しめる。
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中でも『幻影異聞録♯FE』の楽曲は、当時の通常のカラオケ店では歌うことが出来ず、『Encore』発売後の2022年頃まで本作限定で配信されていた。これは本作と制作スタッフの席が隣同士であったため実現出来たとのこと。
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やはり限界があるのか収録されていない歌ももちろんあるが、これからのソフトの更新によって増えていくことが発表されているので曲の増加にも期待できる。
 
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オンラインによる採点ランキング
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インターネット機能を使ってオンラインによるランキングが出るため、非常に楽しい。競い合うことはもちろん、歌を練習しようというモチベーションの向上にも繋がる。
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こういったオンラインランキングはゲーム機であるが故の強みといえる。
 
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様々な映像と美しいグラフィック
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Miiを歌わせる『Miiステージ』や本家の映像で楽しめるカラオケムービーに、幻想的な映像のビジュアライザー…など、見ているだけで楽しい映像が多い。
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またSDカードの写真をスライドショーとして流すことが出来る。原作の映像が流れないアニメや特撮はこれで補完すると良いだろう。
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またグラフィックもカラオケソフトと侮れないほど美しい。Miiの着せ替えやステージ映像を見ると分かるようにグラフィックは精密で美しい。
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画質もHD画質なだけあって綺麗。そのため普通のカラオケ店の映像よりも画質が綺麗である。
 
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カラオケ店の機材の再現と高い操作性
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ゲームパッドをカラオケ店のタッチパネル式端末機器として再現しており、従来のカラオケ店での操作をそのまま再現している。曲の選択、設定の操作などパッド一つで簡単に操作できる。
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USBマイクや、Wiiリモコンを盛り上げる道具として使用できるなど上手くカラオケ店を再現している。
 
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Miiverse
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Miiverseを利用して他のユーザーと様々な話題で楽しめる。またWiiU所持者は必然的にこのソフトも所持することになるためか、日々盛り上がっている。
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人がいる分、低年齢層や一部の大人ユーザーによる、本ソフトと無関係なフレンド募集の書き込みや、意味不明な投稿も多いが…。
 
 
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更新によるバージョンアップ
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ソフト更新により、曲が増えるだけでは無く、新機能が付いたりMiiの着せ替えが増えたりなど様々なバージョンアップがされる。
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2013年4月23日の更新ではゲームパッド単独でカラオケ映像を流すことが出来るようになり、WiiUの特徴であるゲームパッドの単独プレイが出来るようになった。
 
問題点
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USBマイクがないと採点がやや厳しい
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USBマイク無しでもゲームパッドのマイクで歌えるが、この場合は正直高得点をとるのが厳しい。そのため本気でランキングで上位に入りたいならUSBマイク推奨である。
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ただし歌っている人の音質次第ではUSBマイクより高得点がとれてしまうこともある。
 
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また単純にゲームパッドに向かって歌っている姿は少々奇妙だという声も。
 
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収録曲の偏り
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やはりゲームソフト系の歌などは収録されていない。著作権的に厳しかったのだろうか。
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ただし、ジャンル検索に「ゲーム」が入っていないだけで曲自体は収録されている例は多い。一応検索してみると良いだろう。近年の作品なら『STEINS;GATE』や一般アーティストが歌っている場合、エロゲーの主題歌、古いところでは「ピエトロの旅立ち」など意外と多彩な曲が収録されている。
 
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またアニメや特撮などによくある『主題歌のマイナーチェンジ版』などは収録されていない。今後の増加に期待である。
 
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アニメや特撮の映像
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これも著作権的な問題か、通常のカラオケ店では実装されている『原作番組の映像』は使用されていない。
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上記で述べたようにファンはSDカードの写真のスライドショーで、原作番組の写真を使って補完するしかないのかもしれない。
 
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歌い手の声質により採点が低くなることもある
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これは仕方がないが、歌っている人の声質によってはマイクが音を拾いにくいのか、点数が低くなってしまうこともある。
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そのため落ち着いて、はっきりとマイクに向かって歌うことがコツである。
 
総評
ただのWiiUのオマケソフトとは言えないほど、ゲーム機向けの家庭用カラオケソフトとしては非常に高い完成度を誇る。
通常のカラオケ店の魅力を限りなく近く再現していることは非常に大きく評価できる。
1人でランキングで競って歌うのも、友人や家族を呼んで盛り上がるのも良しとどんなユーザーも楽しめる魅力的なソフトであると言えよう。
余談
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2013年5月には本Wii U版のシステムをベースに作られた業務用カラオケシステム「JOYSOUND FESTA」が発売された。(参考リンク)
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特徴としては、Wii Uのゲームパッドがそのまま搭載されている他、MiiやWiiリモコンにも対応している。
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業務用ということもあってか定価は100万円を超える高価格となっている。
 
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2017年12月6日に『カラオケJOYSOUND for Nintendo Switch』が配信開始。
最終更新:2025年09月16日 10:20