ヒーローバンク2

【ひーろーばんくつー】

ジャンル マネーバトルRPG
対応機種 ニンテンドー3DS
発売・開発元 セガ
発売日 2014年11月27日
定価 パッケージ/ダウンロード:5,139円(税別)
プレイ人数 1~2人
セーブデータ 1個
レーティング CERO:A(全年齢対象)
判定 良作
ポイント 前作の問題点のほとんどが改善
ストーリーで感動したとの声多し
ヒーローバンクシリーズ
1 - 2 - アーケード


概要

  • セガの子供向けでありながらも金が全てのヒーローという色々(いい意味で)間違った方向にいった問題作『ヒーローバンク』の続編。
  • 今回のストーリーを簡単に説明すると「日本を占領した電脳海賊『七服神』から日本全国を奪還する」という物。
    • 本作の目的は、日本の奪還ともう一つ、一兆円の借金の返済である。返済するには一枚につき250億円に換金できる伝説の10円玉を集めたり、各都道府県のファイトレーダーを協力関係にして稼いでもらったりする。
    • 全て返済して総理に話しかければ以降は稼いだ分が貯金され、それで七服神のボーソー着や主人公が前作で使用していたヒーロー着を買える。
  • アニメ版オリジナルキャラクターだった秋内ハナをはじめ、本作では一部アニメからの逆輸入がある。

前作からの変更点(ほぼ評価点)

  • バトルがタッグマッチになった。
    • 本作では総勢14名のキャラクターを使用でき*1、各キャラクターごとに専用のヒーロー着もあるので、戦略性も向上した。ただし、キャラクターごとにスタミナが存在しており、同じキャラクターばかり酷使し続けるとしばらく使用出来なくなるので注意。
    • また、ヒートアップが最高潮になると、2人同時攻撃のツープラトンが使用出来る。タッグの着ているヒーロー着によっては特殊なモーションがある(例:エンター・ザ・ゴールドとザ・ドミニオン・ダラー)。
  • キャラクターの増加
    • 秋内ハナ以外にも、共に戦う4人のレジスタンスや、個性的な各都道府県のファイトレーダーといった色々なキャラクターが増えた。
    • 例を挙げるとどこからどう見てもオタクの東京都代表「山手萌郎」、どこかで似たような人がいた愛媛県代表「柑蜜」、ねぶた祭の山車灯籠に似た顔のどうみても小学生に見えない青森県代表「津軽団十郎」等、キャラ付けが凝っている。
  • 敵とのエンカウントがランダム強制エンカウントからシンボルエンカウントになった。
    • 敵と戦いたくない時は避けられるようになった。「勝ったらいい物をあげる」と言うファイトレーダーもいる。
  • ヒーロー着の仕様が色々と変更。
    • 変身制限時間制からスタミナ制に変わった。
      • これにより、前作で変身時間が数十秒しかなかった「シザーズビューティ」や「ブチョリーマン」を心置きなく使用出来るようになった。スタミナはしばらくリング外にいるかコーナーポストでアピールすれば回復する。
    • 性能や技の違うパーツを入手できるのは前作通りだが、「全部位のパーツを集めて組み立て」から「手持ちのヒーロー着のパーツ付け替え」方式に変更。
      • このため、後からいいパーツを入手した際にいちいち新しいヒーロー着を組み上げる必要が無くなった。
      • 但し新たな問題点もある(後述)。
    • ジョージョーチップでヒーロー着を進化出来るようになった。
      • ただし、ジョージョーしたヒーロー着のパーツの入手は困難なので、ある程度いい技が揃ってからジョージョーさせるのが良い。
    • バトル中、着ているヒーロー着を途中で変更出来なくなった。
      • 設定上ではバンクフォンG*2が差押えの塔によってヒーローバトルのデータを破壊されてしまい、代わりに使用しているのがテンショック機能の無いバンクレジスターか特殊なバンクフォンGであるからである。
    • 闇属性ヒーロー着は前作では2着しかなかったが、本作で7着に増えた。
  • ヒーローバトルの仕様変更
    • 回避がリング外の味方に庇ってもらう方法に変更された。
      • 前作では素早さの高いヒーロー着は回避成功確率が非常に高く、なかなか命中しない事があったが、この変更により、ガチンコ以外で絶対にダメージを受けなくする回避方法は無くなった。
    • ガチンコの際のミニゲーム「タックル」が、「下画面のレバー回転」から「飛んでくる玉をタッチする」ものに変更された。
      • レバー回転でカラ回りする事がよくあったため、この変更はよかったと思われる。
  • 前作ではチャプターが進むと前のチャプターで回収しなかった宝箱は完全に消滅したが、本作では出現した宝箱が取るまで残るようになった。

評価点

  • 上記のように、前作で問題点とされた箇所のほとんどが改善され、遊び易くなった。
  • 前作譲りの熱いストーリーや、「魅せて勝つ」ヒーローバトルの根幹は健在。今回は仲間もバトルに加わり、よりヒートアップ。

全体的に良い点はそのままに、悪い点が改善されている。

問題点

  • 天野ナガレの扱いについて
    • バトル中の台詞に前作の使い回しが多く、違和感を感じる。
    • また、途中で何度か行方不明になって使用不可能になる期間が彼だけ多く、最初の行方不明から合流迄にレベルが進み過ぎて彼だけ弱くなるというような事がよくある。
  • アイテムが全て廃止された
    • 状態異常を治す技や回復する技はごく少数のため、ほとんどの場合、自然回復を待つしかなく、ストレスが溜まる。
  • ヒーロー着「ヤタイノオッチャン」及び「ヤタイノオヤジー」がバランスブレイカー
    • 相手を移動出来なくする技を普通に持っており、こちらの使用出来るヒーロー着によっては試合が泥沼化する事がよくある。
  • バトルタワーの異常な拡張
    • 前作では50階だったバトルタワーが500階に増設された。前作同様、マッチョシリーズのヒーロー着のパーツはここでしか手に入らない。今回は一度勝利した相手には再び最初から再挑戦しないと再戦不可能のため、マッチョシリーズの技を全て専用技にするのは非常に苦労するだろう。
  • ヒーロー着を一から作れなくなった。
    • せっかく入手した強いパーツも、そのパーツに当てはまるヒーロー着が無ければ宝の持ち腐れになってしまう。
  • パーツがブーパーツでしか入手できないヒーロー着が5着ある
    • ブーパーツは欲しいヒーロー着のパーツこそ選択できるものの、どの部位でどの技なのかは完全にランダムとなる。
  • Wi-Fi対戦が無い
    • 本シリーズはWi-Fi対戦が出来てもおかしくないはずなのだが、本作にも搭載されず。プレイヤーネームがほとんど無意味。
  • 前作に登場したヒーロー着の一部が登場しなかった。
    • 前作に登場したC級ヒーロー着と「マッドフラワー」「かしこみデストピア」「イービルクック」「ダーティマミー」「ジ・アポカリプス」が登場しなかった。
    • ちなみに「ジ・アポカリプス」以外はジョージョーで別の上位互換のヒーロー着が登場している。
  • 体験版で入手できるヒーロー着「シャドウ・ザ・ヘッジホッグ」
    • 体験版をやってから製品版をやった場合、ヒーロー着「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」と共に貰えるのだが、ソニックが風属性に対し、こちらは闇属性。
      • 打点力こそ低いものの、光属性と闇属性のヒーロー着が出始めるのはストーリー終盤となるため、ストーリー中盤あたりまで無双状態で進めることが出来てしまう。そのため、体験版で入手できる他の2着の存在が空気。

総評

前作の変な点を受け継ぎつつも、スケールアップしたストーリー、システム面での改善など良作と呼べる作品へと進歩した。
バランス面では未だ大味ではあるものの、気にならないレベルに調整されているのも評価できるだろう。


余談

  • 本作制作前にタイアップを行っていたコロコロコミック誌面においてオリジナルヒーロー着のコンテストが行われ、最優秀賞の「ウェザァーレイン」が本作に登場した。なお、このコンテストで本作制作開始のアナウンスが行われた。
  • 本作の早期購入特典として、ヒーロー着「ふなっしースーツ」とヒーローバンクアーケードのカードが入手できた。
  • 本作では「プロレスリング・ノア」の所属プロレスラー、丸藤正道、マイバッハ谷口、杉浦貴、モハメド・ヨネ、森嶋聡の各5選手が日本のどこかにある秘密のジムにおり、全員に勝つとヒーロー着「¥シェント$ゴン(エンシェントドルゴン)」が入手できる。
  • 2014年の4月から翌年3月まで放送されたアニメ版では前半2クールは前作をベースにしたストーリーとなっていたが、後半2クールは本作をベースとしている。
最終更新:2019年01月17日 00:30

*1 龍、露藩、デボラの3名は通常プレイで入手不可

*2 ヒーロー着の装着など、ファイトレーダー用の機能を満載した円形状の高性能スマートフォン。