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Intruder -桜屋敷の探索-
【いんとるーだー さくらやしきのたんさく】
ジャンル
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アドベンチャー
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対応機種
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PC-8801 MSX2 FM TOWNS
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発売・開発元
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アリスソフト
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発売日
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1989年7月15日
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定価
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6,800円
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レーティング
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アダルトゲーム
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判定
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なし
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ポイント
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融通が利きすぎる登場人物 移動が面倒
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ALICE SOFT作品リンク
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概要
チャンピオンソフトが新設したブランド「アリスソフト」の処女作。
『Rance -光を求めて-』と同日に発売された。
「Intruder」の意味は侵入者。
特徴
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可愛いお嬢様が桜屋敷に入っていくのを主人公は見かける。
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お嬢様が落としたペンダントを拾い届けようとするも、使用人に門前払いされてしまう。
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ペンダントを返却して親睦を深めるために、主人公は鉤縄(かぎなわ)を使用して屋敷に忍び込む。
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用意されたコマンドを選択することでゲームを進行させる。
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「入る」「のぼる」「見る」などの動詞を選択すると「部屋」「階段」「女の子」のように名詞に派生するのでさらに選択する。
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『Rance』と同じく「襲う」コマンドもあり、選ぶとエッチシーンに派生する。
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お嬢様以外にも多数の女の子が屋敷にいる。
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「襲う」ことも可能だが、やりすぎるとゲームオーバーになってしまう。
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逆に「襲う」を選んで服を破いても、最後に踏みとどまればお咎めは無い。
賛否両論点
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ツッコミどころの多いストーリー
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そもそも主人公は不法侵入しているが、何故か見逃してもらえる。
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それどころか最後にはお嬢様と結ばれる。
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ツッコミを入れながら遊ぶ分には楽しめるだろう。
問題点
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移動が面倒。
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屋敷には複数の部屋があるが、部屋から部屋への移動が不可能。
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隣の部屋に行きたいときに、いちいち「出る」「部屋」 「入る」「部屋」「左奥の扉」と手順を踏む必要があり非常に面倒。
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部屋の数がかなり多いだけに結構深刻な問題である。
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引っかけのような展開がある。
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ブローチが落ちていると聞いた場所で「調べる」を選んでも「特になにも見あたりません。」と表示される。
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しかし5回「調べる」ことでブローチを入手できる。
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3回目までは「特になにも見あたりません。」が表示されるので、ここにはないと勘違いすると詰んでしまう。
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上記以外にも分かりにくい選択肢などが存在する。
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BGMのループが短い。
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自力で探索する場合は相当なプレイ時間になるので、同じ曲のループに飽きてくる。
総評
チャンピオンソフトから心機一転したブランド処女作だが、珍妙なシナリオや難易度の高さなどは前ブランドを連想させる。
シリーズ化した『Rance -光を求めて-』と違い、本作の知名度はかなり低い。
とはいえ、アリスソフトという大手ブランドの処女作なので資料的な価値はある。
余談
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発売日のソースは公式Twitter。
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80年代のエロゲは情報が残っておらず、発売日が曖昧なゲームも多いため日付がはっきりしている本作は珍しい。
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現在はアリスソフトの配布フリー宣言により本作の自由配布が認められている。
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アリスソフトアーカイブズではWinエミュレート版をダウンロード可能なので、興味のある人はダウンロードするのもいいだろう。
最終更新:2022年04月13日 14:00