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【まりおかーと わーるど】
ジャンル | アクションレースゲーム | 高解像度で見る | ![]() |
対応機種 | Nintendo Switch 2 | ||
メディア | ゲームカード | ||
発売・開発元 | 任天堂 | ||
発売日 | 2025年6月5日 | ||
定価 |
パッケージ版:9,980円(税込) ダウンロード版:8,980円(税込) 本体同梱版:53,980円(税込) |
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プレイ人数 | 1~4人(オンライン最大24人) | ||
レーティング | CERO:A (全年齢対象) | ||
備考 | 本体同梱版は2025年内限定生産 | ||
判定 | なし | ||
ポイント |
オープンワールドマップを採用 レールの上や壁も走れるように 同時参加人数は最大24人に増加 一本道の「道中コース」は不評 |
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マリオシリーズ |
Nintendo Switch 2ローンチタイトルの一作となる、マリオカートシリーズの完全新作。
マリオカートシリーズの本編タイトルとしては『8DX』(以下「前作」)以来8年振り(*1)であり、完全新作としては『8』以来11年振りとなる。
本編タイトルでゲーム機本体の名前やナンバリングではなくゲーム内容を示したタイトルが使われたのは『マリオカート ダブルダッシュ!!』以来である。
シリーズ初のオープンワールドとなっており、従来のようなレースのみならず、広い世界を探索する遊び方も用意されている。
多数のコースを束ねた、広大なオープンワールド
最大24人で繰り広げられるレース・バトル
新たなテクニック
本作では、活用することで従来の作品では見られないようなスタイリッシュなショートカットを決めることができる多数のテクニックが追加された。
リワインド
グランプリ
サバイバル
フリーラン
バトル
フォトモード
その他ゲームモードについて
ドライバー
+ | NPCドライバー |
マシン
ドライバー・マシンのパラメータの仕様変更
アイテム
+ | 新たなアイテム |
操作周りの仕様変更
VSレース・バトルの設定について
その他の変更点
表情豊かなオープンワールドを自由に走り回れる
サバイバル
キャラ、マシンのバランス
現実世界とマリオ世界を融合させたデザイン性の収集要素
充実したコミュニケーション機能
豊富なBGM
新アクションによるアクロバティックな走法
24人対戦による被弾の増加
ドライバーについて
ハングオンバイクの廃止
復帰の仕様変更について
インターネット対戦に関して
フリーラン
舞台が地続きになったことによる弊害
収録コースに関する不満点
一部アイテムの性能について
チーム戦の味方に対する攻撃が改善されていない
一部NPCドライバーの解放が面倒
コスチューム数のキャラクター格差
キャラ、マシンにおける隠しステータスの格差
踏みジャンプの存在
バトルのルールについて
その他
+ | アップデートで修正された問題点 |
Switch2のローンチタイトル唯一の任天堂の新作パッケージソフトであり、ソフトの価格がお得になることもあって数多くの人が本作を遊ぶために本体同梱版を買い求めた。
HDR対応で鮮やかになった画面や、携帯モードでも1080p・60fpsで安定して動作するマシンパワーなど、Nintendo Switch 2という新ハードの魅力をプレイヤーに伝えることに大きく貢献している。
タイトルに従来のハードに因んだ名前やナンバリングではなく「ワールド」と入れただけあって、オープンワールド化やアクションの追加などの新たな試みを行っており、これまでにない新たな魅力をシリーズにもたらしている。
オープンワールドとなった世界を自由に探索して隠し要素を発見したり、サバイバル方式のレースでノンストップで様々なコースを走ったり、新たなアクションで駆け抜ける爽快感は過去作では味わえないものである。
反面、シームレスな世界であることを重視した負の側面として冗長で単調な「道中コース」を走らされる場面が多かったり、好タイムを出すために習得すべき技術の難易度が高くなるなど、万人が楽しめるシリーズの魅力を若干損ねているような問題も指摘されており、新たな要素の導入によって従来作と比較して手放しで褒められない内容にもなっている。
とはいえシリーズおなじみの「アクションレースゲームとしての面白さ」は担保されており、新世代の『マリオカート』を体感するには悪くない出来である。
ゲーム内
ゲーム外
*1 番外編で『マリオカート ツアー』『マリオカート ライブ ホームサーキット』などが存在していた。
*2 例えばキノコカップで走るトロフィーシティは実際にはマリオブラザーズサーキット~トロフィーシティであり、トロフィーシティ単体で走るコースはVSレースやタイムアタックでのみ使用される。
*3 公式ホームページ内の「開発者に訊きました」より。
*4 アスファルトやレンガ敷きの床など
*5 砂地や雪上など
*6 前作でもバトル限定で登場していたが、公式サイトで新アイテムとして紹介されている。
*7 前作のレースはさらに「アイテムスイッチ」「こうらのみ」「バナナのみ」「ボムへいのみ」「アイテムなし」「アイテム・コインなし」も存在した。「キノコのみ」は初期バージョンにはなく、Ver.1.2.0で復活した。
*8 前作のバトルはさらに「アイテムスイッチ」「ストイック」も存在した。
*9 「使用者が入手できるより多くのコインを後方に撒く」のは確かだが、他のプレイヤーの数が多いためそれを一人に独占される事は無く、基本的には使用者が一番多くのコインを得る仕組みである。
*10 一応アイスフラワーのほうが装弾数が1発少ない。これについては「攻撃時間が短い」というデメリットにも、「即消費してアイテム交換しやすい」というメリットにもなる。
*11 同じ場所のアイテムボックスを割り続けると弱いアイテムしか出なくなるため、厳選する場合はわざとコースアウトして回数をリセットする必要がある。
*12 このキャラは屈指の小柄な体格である為、前方の視認性が非常に良いことも使用率を後押ししていると考えられる。