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ルイージマンション

【るいーじまんしょん】

ジャンル アクションアドベンチャー
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対応機種 ニンテンドーゲームキューブ
メディア GC専用8cm光ディスク 1枚
発売・開発元 任天堂
発売日 2001年9月14日
価格 7,140円(税込)
プレイ人数 1人
セーブデータ 3ブロック以上
判定 なし
ポイント オバケを掃除機で吸い込みながら屋敷を探索
任天堂開発作品におけるルイージの初主役作品
マリオシリーズ・関連作品リンク
ルイージマンションシリーズ
1 / 2 / AC / 3



マリオ兄さん、今どこに…?



概要

ゲームキューブの記念すべき第一弾及びローンチタイトル。任天堂開発のゲームとして、ルイージが初めて単独で主役になった作品でもある。
任天堂としては珍しいホラーをテーマとした作品で、薄暗いオバケ屋敷を舞台にオバケ退治の力を持つ不思議な掃除機「オバキューム」を手に、行方不明となったマリオを探して探索するというゲーム。


ストーリー

ある日、ルイージに「貴方に屋敷をプレゼントします」という手紙が届いた。

地図を頼りに屋敷へ向かうが、そこは大量のオバケが棲むお化け屋敷だった。

オバケに襲われるも間一髪でオヤ・マー博士に助けられたルイージは、博士が開発した掃除機「オバキューム」を授かり、お化け退治と先に屋敷に行き、行方不明となったマリオの捜索に向かう。


特徴

  • オバケを吸い込む掃除機「オバキューム」
    • オバケを吸い込むにはライトを当て、オバキュームで吸引という手段を取る。
      • オバケにはHPのようなものが設定されており、吸い込み続けることで減っていき、0になると吸い込み完了となる。途中で反撃を受けるなどして失敗しても与えたダメージは引き継がれる。
    • また、その部屋にいる全てのオバケを捕獲すると部屋が明るくなり、安全地帯になる。キノピオがいる部屋(裏庭以外)では、キノピオと喋ることでその部屋の明かりが付く。
    • アイテムを吸い込んで入手するのは勿論、エレメントメダルと呼ばれるアイテムを手に入れることで炎・氷・水といったエレメントを噴出できるようになる。作中にはこのエレメントを用いた謎解きが多く存在する。
  • オバケ
    • ヤプー/モプー/マプー/トッキー/ブラーン/ヘイポー/ナバーナなど
      • いわゆる雑魚敵にあたる。ただし、火や氷を駆使して反撃してきたり天井から不意打ちしてきたりと、厄介な行動パターンを持つオバケもそこそこ多い。
    • 肖像画のオバケ
      • 小ボスとエリアボスにあたる。ボールやサンドバッグ等を当て怯ませる、特定のエレメントで攻撃するなど、特殊な条件を満たさなければ吸い込めない。
      • 吸い込むことでその肖像画オバケが隠していた宝箱を発見でき、宝箱の中から鍵を回収することで屋敷の探索範囲を広げていく。一部の肖像画オバケはお金の詰まった宝箱や、マリオの落とし物が入った宝箱を隠していたりする。
      • 吸い込み完了した状態でオヤ・マー博士のところへ行くと、倒した肖像画オバケが額縁に入れて飾られる。条件を満たすことで額縁の色が変化する。
      • 小ボスの場合、吸い込んでいる最中に大中小のパールを落とす。パールは体力を一度に10削ることに1個出てきて、一度に50以上吸い込むと50から以降中パールを落とし銀縁、一度に90以上吸い込むと大パールを落とし、金縁になる。
      • エリアボスの場合、倒した時にルイージの体力が90以上残っていれば金縁になる。
      • 肖像画のオバケやボスオバケは、吸い込み条件さえ満たせば一々ライトでドッキリさせなくても直接吸い込める。
    • テレサ
      • ライトを当てずに吸い始められる代わりに、他の部屋に逃げる事がある厄介な相手。物置でスイッチを押すと一斉に登場する。全部で50匹(ボスとして登場する15匹分を除けば実質35匹)存在し、一定以上捕まえておかないと次のエリアやボス部屋に進めなくなる*1。
      • 通路や部屋が暗い状態だと、テレサの体力の減少速度が急激に低下する。なるべく周囲の部屋を明るくしてから捕まえるようにしたい。
      • 50匹全て吸い込むと、報酬として一つ2000万Gのイエローダイヤが手に入る。
  • お金
    • 屋敷に落ちていたり、隠されているコインやお札と言った現金や、金塊、真珠、宝石などの貴金属を集めることで、金額に応じてエンディングが変化する。
  • うらやしき
    • 2周目以降「うらやしきにいく」という選択がでる。変更点は「オバキュームの吸引速度」と「オバケの移動速度」が倍になり、ビックリハートの受付時間が半減するなど。
      • このため、全肖像画オバケを金額縁にするやり込みプレイをするのであれば裏屋敷のほうが楽。
      • また2周目以降は、ラボに戻る毎に表屋敷か裏屋敷を常に選択できるようになる。

評価点

  • オバケを始めとする登場キャラクターのデザイン・キャラクター性
    • ホラーゲームではあるが、マリオシリーズにふさわしくオバケはコミカルで可愛らしいデザインになっており、それほど恐怖は感じない作りになっている。
    • 一方で、落雷による光と影の演出や必ずルイージの後ろに現われるオバケなど、ホラーゲームのツボはきちんと押さえており、コミカルホラーといった趣を演出している。
    • 肖像画のオバケについても個性豊かに作られており、評価は高い。
    • ゲームボーイカラーを模した多機能携帯端末「ゲームボーイホラー」を介し要所要所で助言をくれるオヤ・マー博士の存在も、先の見えない冒険の中では心の支えとなる。
      • 背が低く、頭頂部に白髪を生やしグリグリメガネを掛けた老人科学者といったユーモラスな風貌をしているが、研究者としてオバケの性質や特徴を知りつくしており、ルイージの状況に応じてすぐ連絡をくれるので非常に頼もしい。
      • また、基本的に英語を話すマリオファミリーとは違い、そのボイスは彼独自の言語であることも印象的。特にテレサ確保後の通信の終わり際に発する「ヤマンバァ!」は日本語の「山姥」を連想することもあり耳に残りやすい。
      • 後の作品『スーパーマリオサンシャイン』でもポンプの製造元として名前が出てきたり、クッパJr.が「しろいふくきたヘンなおじさん」について言及したりといった形で(間接的ではあるが)登場を果たし、以降マリオシリーズのサブキャラクターの1人として定着していった。
  • オバケを吸いこむ爽快感。
    • 次々と湧き出てくるオバケを一気に吸い込んでいく快感は癖になる。
  • Cスティックを使った操作系は複雑との意見も多いが、慣れれば逃げるオバケに振り回される感覚はなかなか楽しい。
  • グラフィック
    • オバケの潜む暗闇、暗闇を照らす懐中電灯などの光とそれによる影、マンション内を探索することで出るホコリ、掃除機による風、それに揺られて変形する半透明のオバケなど、ゲームキューブの表現力の進化が窺える。
    • また、構造・描写ともに細かく作りこまれたマンションはハードの性能を発揮するには十分すぎる完成度であり、今でも鑑賞に堪える。
  • 程よい難易度の謎解き
    • アクションもあるが、それほど難しくはないため、さらっと遊ぶ分には多くのプレイヤーが楽しめる作りになっている。
  • 高級感のある財宝の描写とそれを生かした仕掛け
    • お馴染みのコインだけでなく紙幣や金塊、真珠や各種宝石まで様々な財宝が登場する。暗く不気味な雰囲気とのコントラストも相まって、豪勢な屋敷としての趣を一層高めている。
      • どちらかと言えばワリオシリーズのほうが親和性の高いアイテムと言えるのだが、本作でも全く違和感がない。
    • 大抵それらは各部屋の棚や調度品等に隠されており、叩いたり掃除機で揺らしたりするだけでジャラジャラと飛び出してくるため、自然と部屋内をくまなく調べようという探索意欲が湧いてくる。そして財宝ではなくオバケにも遭遇することになり、油断したプレイヤーはスタッフの目論見通り驚かされてしまうのである。
  • 豊富な小ネタ
    • 「ゲームボーイホラー」で色々な物体をサーチするとルイージがテキストで多彩な反応を示してくれる。この反応は攻略的な情報のみならず、ルイージの意外な一面が見られる場合もある。
      • 反応する物体は屋敷内で調べられるものほぼ全てに及び、それぞれにコメントがある。画面には映らない手前側の壁のオブジェクトにまで反応する等、その作りこみと芸の細かさは脅威の一言。
    • ゲームボーイホラーを使って鏡をサーチすると一瞬でエントランスにワープできる。演出は不気味だが何かと便利。屋敷内には1箇所のみ、この鏡ワープを使わないと脱出できない部屋があるので、頭の片隅に入れておくといいだろう。
      • ただし鏡の部屋に存在する巨大な鏡のみ、サーチしてもエントランスにワープできない。
    • ファイル選択画面や、ラボからトレーニングに向かう際の操作説明画面にも小ネタが仕込まれていたりする。何も操作せずにしばらく放置してみよう。

賛否両論点

  • マリオシリーズ要素はやや薄め
    • シリーズ上では『スーパーマリオ64』に続く2作目の3Dアクションではあるものの、同作で見られた2D作品を踏襲したジャンプアクションや踏みつけ攻撃の類は一切存在せず、「滑りやすいがジャンプ力が高い」というルイージ本来のアクションの特性も全くもって取り入れられていない。
      • むしろ「小部屋で規定数の敵の撃破や謎解きをこなし、先に進む鍵を入手する」「ボスキャラの攻略法にも謎解き要素がある」などの作風は、どちらかといえばゼルダシリーズとの共通点を見出せる。特に「部屋に入った直後に出入りした扉を封じられ、敵を全て撃破するまで脱出不可能」という演出はゼルダシリーズ作品のそれに酷似している。
    • 従来作からのキャラもルイージ、マリオ、キノピオ、テレサ、ラスボスの彼*2くらいしか登場しない。過去作のテレサ以外の幽霊系キャラも登場せず、他にはせいぜいヘイホーの亜種であるヘイポー(本作初登場)のみ。
    • とはいえ、従来の作風をなぞらず独自色を打ち出す手法は外伝作ならではのスタイルであり、一様に問題点とは言い切れない。
  • 任天堂らしく他のホラーゲームに比べれば恐怖演出はかなり抑えられているが、序盤の居間のシーンや一部の肖像画オバケのプロフィール、ラスボスのとある描写など、低年齢層にはやはり厳しい部分もあるという意見も無いわけではない。

問題点

  • 移動速度が遅め
    • 本作ではクリアまでに長い距離を何度も往復する必要があるのだが、ルイージの足が遅い上に幅跳び等のアクションも存在しないため、移動に時間がかかる。ワープ機能も一方通行なのでさほど楽にはならない。ラボ帰還後やゲーム終了後はエントランスからの再開になるのも難点。
    • 旧作ではルイージの足が遅かったことは一度もない*3。掃除機が重くて動きにくい・恐怖心から気軽に先に進めないといった理由付けがあるのかもしれないが、アクション要素薄めの作風にしてもこの辺りはストレスがないよう調整してほしかったところ。
  • 財宝の全回収クリア・低ランククリアが共に難しいという両極端なバランス。
    • 作中に登場する財宝は一部出現にランダム性はあるものの最大総額は決まっており、根気さえあれば全て回収し尽くすことが可能。しかし、出現したコイン・紙幣は一定時間経過すると消滅する*4という仕様が大きな足かせとなる。
    • 宝箱やリッチヤプー*5吸い込み時などで財宝が出現すると、コインは派手に散らばっていく。ゴージャス感を醸し出す演出であることは分かるが、全回収を目指す場合はただ単に集めづらいだけでしかない。部屋の構造によってはオブジェクトに引っかかって回収不能に陥ることもあり、総じて全て集め切ることを前提とした作りになっていない。
      • また、宝石取得時には鍵を入手したときと同じ演出が入り3~4秒ほど操作不能になるため、それらが一緒に出てきた場合はさらにコイン・紙幣消滅のリスクが高まる。
    • ダメージを受けると所持していたコインを数枚落としてしまい、拾い直すことはできるが消滅までの時間が短い。操作不能時間の長い偽物の扉や、十数枚ものコインを撒き散らす毒キノコに引っかかった場合は全て拾い直すのはほぼ不可能。
      • 上述のリッチヤプーやゴールドミミー*6は部屋が暗い状態でなければ出会えないため、同じ部屋内の他のオバケの攻撃にも注意する必要がある。
    • その一方で、回収した通貨や貴金属の総額で決まるEDのマイホームについては、高ランクは大雑把に集め回るだけでも達成できるのに対し、低ランクを狙うにはコイン以外捨てられない関係上財宝の入手を敢えて避けなければならない。よって高ランクよりも低ランク達成のほうが難しいというおかしなバランスになっている。通貨・金塊・宝石は不用意にオブジェクトを調べなければあまり集めずに済むが、肖像画のオバケが大量に落とすパールを避けるのはかなり難しい。
      • ちなみに最低ランクは500万G未満が条件。
  • 通路の障害物的オバケ
    • 通路を歩いているといきなり天井から「ブラーン」というオバケが驚かしてきて、攻撃はしてこないがルイージが激突するとHPを削りコインを落とさせる。初めのうちはびっくりするが、次第に煩わしいだけの邪魔な存在になりがち。
      • 色違いの個体も存在するが、こちらは爆弾を落として攻撃してくるため、余計にイライラさせられる。
      • 他にも通路にはルイージの背後に現れボウリングのように玉を転がして攻撃してくる「ボウルボウル」、壁から現れた後一定時間で爆発する「ボーマ」など、通行する上で非常に厄介なオバケが多数出現する。ブラーンとボウルボウルは吸い込んでもマップを切り替える度に復活するため、対策が非常に面倒。ボーマに至っては水をかけるか逃げるしか対処法が存在せず、鬱陶しい事この上ない。彼らを完全に消し去るには、エリアを攻略して通路に明かりを灯すしかない。
    • エントランスのシャンデリアの真下を通ると、シャンデリアが落下してダメージを受ける仕掛けがある。こちらは真下さえ通らなければ作動しないかつ作動しても落下する前に避ける余裕は充分にある上、エリア1のボスを倒すと二度と動かなくなるため、上述した障害物オバケと比べると幾分かマシではあるが。
  • テレサの存在と倒し方
    • 中盤以降、すべてのエリアの各部屋に出現する50匹のテレサを倒して捕まえることになるが、その倒し方は全ての個体で同じ。違うのはテレサの個性*7と体力と逃げる速度だけなので水増し感が強い。
      • まず、各部屋に隠れているテレサを探す作業から始まる。隠れている場所以外を調べても何も出てこなかったり、ハズレのテレサを模したボールやダメージを受ける爆弾が出てくるのが煩わしい。
      • 序盤のエリアに出てくる個体のHPは30~50と雑魚オバケに毛が生えた程度だが、終盤になると200~300のものも現れ、面倒なだけの単調な作業と化す。しかも吸い込み損ねると壁抜けして別の部屋に逃げ、逃げた先でも潜伏や壁抜け逃走を繰り返すので非常に厄介。にもかかわらず最低40匹(エリア3のボス戦による増加分を除けば25匹)は捕獲しないと話が進まないという、本作最大のストレスポイントとなっている。
      • 一応、クリアするだけなら50匹全てを捕まえる必要はなく、報酬のイエローダイヤがなくてもAランクを取れるのはせめてもの救いか。
    • 捕獲成功後に毎回オヤ・マー博士から通信が入り、やりとりの最後にはその場でセーブが可能なのだが、そのやりとりも次第に煩わしくなってしまう。博士の台詞内容は複数パターン用意されてはいるが。
      • また、初回捕獲時にはテレサについて「光が苦手で、明るい部屋では家具の中に隠れ込む」という性質があることを教えてくれるのだが、逆に(他の部屋から逃げ込んできた場合を除いて)未攻略の暗い部屋でテレサが出現することはなく、苦手なはずの明るい部屋でなければ出現しないという妙な構図になっている。
  • エレメント攻撃のシステム
    • エレメントは使うことによって消耗し、空になると使えなくなる。そして保有中は他のエレメントは使用できない。
      • 撃ち尽くした後は特定の部屋にあるオブジェクト(火なら蝋燭や暖炉、水なら蛇口や噴水やお風呂など)から何度でも出てくるエレメントオバケを吸い込むことで再び使用可能になるが、わざわざオブジェクトのある場所まで行くのは面倒くさい。無制限にするわけにはいかなかったのだろうか?
      • こまめにエレメントを切り替える必要がある謎解きは存在せず、また基本的にエレメントを使って謎を解く場面では必要となるエレメントを付近のオブジェクトから調達可能な場合が多いのが救いではある。
    • また、雑魚敵への攻撃手段にはなるが「攻撃が当たる→オバケがその場で苦しみ一定値だけHPが減少(この間無敵状態)」という仕様なので、倒し切るには何度もエレメント攻撃を浴びせる必要がある。オバキュームで吸い込むよりは操作は楽だが時間は余計にかかる。
  • 攻略に必須なのにゲーム内で説明の無いアクションがある。
    • 「ボール状のオブジェクトを吸い込もうとすると先端に吸い着き、ボタンを放すことで勢い良く飛ばせる」というアクションが該当する。
    • 1面ボス、2面ボス、ラスボスはこのアクションを使わなければ倒せないという重要アクションであるにもかかわらず、ゲーム内で解説されることは一切無い。
      • 中でも1面ボスは、第一形態と第二形態共にこのアクションで球をボスに当てないと戦局を進めることが出来ないため、やり方を知らない多くのルイージが屍の山を築いていった。
    • 意地悪なことに、1面ボスに辿り着くまでに攻略する部屋にはボール状のオブジェクトが存在せず、いきなりぶっつけ本番での使いこなしを強要されることになる。せめてボスに挑む前にオヤ・マー博士からの軽いヒントくらいは欲しかったところ。
  • クリアまでのプレイ時間は短く、ボリュームややりこみ要素も少なめ。
    • 一応のやりこみ要素としてはクリア後のランクや、タイムアタックといった所。
  • 3Fに行くための鍵の入手方法がわかりづらく、面倒。
    • マリオの5つの落とし物を見つけ、肖像画オバケ「マダム・ミエール」に全て届け、占い師としての本懐を果たして肖像画に戻ることを承諾した彼女を吸い込む…という手順を経て、ようやく鍵を入手できる。
      • ただし、落とし物の場所は完全ノーヒント。あちこち探さないと見つからない。
      • 落とし物を届けた際のイベントも冗長で、しかも一個渡すごとに挿入されるのでストレスが溜まる。なおまとめて渡すことはできない。
  • 後半のブレーカーが落ちるイベントで、配電室でブレーカーをONにするまでセーブができなくなる。
    • エリア4開始直後ダイヤの扉の茨を解除した瞬間に停電する。幸いエリア4開始後の最初のイベントが停電のためそれまでにやることは少ない。
    • さらに、停電中はエントランス以外のすべての部屋と通路でオバケが大量に出現するため非常に厳しい。しかもどの部屋も攻略中に出てきた数より遥かに大量のオバケが出てくるため、初期のフロアでも気が抜けない*8。
      • 1部屋に出て来るオバケの数は決まっており一定以上排除すると出入りするまで出現しなくなるのが幸いだが、3匹4匹と連続で現れたり、吸い込み中にも現れたりするなどオバケの気性もかなり攻撃的になっている。この中でも連続出現がかなり厄介で、驚いて硬直している間に先に現れたオバケの攻撃を喰らいやすい。リーチの長い引っ掻きを繰り出すマプーや広範囲に地震を起こすモプーで特に顕著。
    • 停電前は自由に出入りできた配電室だが、何故か停電後に施錠されてしまうので、入るために鍵を持つオバケを探さなければならなくなる。
      • 鍵を持つオバケが出現する場所のヒントは一応存在しており、イベント後に探索が解禁される部屋へ進めばこれ見よがしな方法でヒントを教えてもらえるものの、肝心のヒントの内容が抽象的すぎて長時間悩むプレイヤーが見られた。中にはそもそも「先に進めばヒントを得られる」という事に気付かないプレイヤーも……。
      • また、ヒントは「鏡がある部屋」だが、誰もが真っ先に思いつくであろう「鏡の部屋」ではないのでやや不親切。どちらかといえば重要ヒントはその一つ前のセリフである。直前のセリフが関係して鏡が有る部屋といえば…?
+ 攻略に関する微ネタバレあり、閲覧注意
  • 実は鍵を持つオバケがいる部屋について、その部屋を攻略して明かりを付けた際に宝箱が出現せず、宝箱以外の箇所から鍵が出現しているという伏線があったりする。
  • なお、 この停電中にしか出現しないリッチヤプーが3匹存在する 。
    • また停電中は取り逃したゴールドミミーやリッチヤプーの再吸い込みが可能。このためお金の最大を目指すなら停電中にセーブができない状態でオバケが多い部屋などを探索しなければならない。
  • 一部強すぎる肖像画オバケや、ボスオバケ。
+ 肖像画オバケやボスオバケに関するネタバレあり、閲覧注意
  • 肖像画オバケの中で最も手強いのは「アルプ」で間違いないだろう。
    • 彼を吸い込むにはオバキュームから炎を噴出させ彼の纏う氷に当て続けなければならないが、その際に放ってくる攻撃が非常に苛烈。更に足元も氷で滑るため、単純に戦いづらい。吸い込み中でも氷柱による妨害があるため、大パールを狙うのは至難の業。
  • 他に手ごわいとされるのは吸い込みを撥ね退ける力が強く、また周囲に障害物が多く吸い込み辛い「マッディー」「ポール・ロング」、吸い込み中に飛び道具による妨害がある「ツボーン」「スー・ピー」、単純に多人数対一の数的不利を強いられる「ウォンとテッド」「パペット・アーミー」*9など。
  • エリア3のボス「ジャンボテレサ*10」はラスボスを差し置いて最強とされがち。
    • このジャンボテレサには体力が存在しないが、合体状態のテレサを分離させ、エレメントの冷気を当てて凍らせることで吸い込める。分離した状態の15匹全てを吸い込めば勝利となる。しかし、分離状態のテレサは数が少なくなるにつれ機敏になる。最後の1匹になるとこちらの攻撃はなかなか当たらず、隙あらばヒット&アウェイの体当たりでルイージの体力をじわじわ削ってくる。
    • テレサ達の「ルイージが離れると追ってきて1箇所に纏まる」という性質を利用し、1箇所に集めて一網打尽…という抜け道も無い訳ではない。しかしこれを成功させるためにはある程度のテクニックと運が要求されるため、安定して攻略可能かと問われると返答に詰まってしまう。
  • ムービーのスキップ機能がない。
    • ボス戦でゲームオーバーや周回プレイで再チャレンジする場合、何度も何度も同じムービーを見る破目になる。
  • 雰囲気を重視しているため、BGMは少なめ。
    • 様々なアレンジがされて使われているメインテーマがあるが、最も良く聞くのは屋敷の探索中にルイージの鼻歌として。

総評

GC初のソフトでルイージが初めて主役になるという、ルイージファン待望の作品となった本作。
「掃除機でオバケを吸い込み退治する」というユニークな新システムを取り入れつつ、うまくまとめ上げている。その斬新なプレイスタイルは、単純ながら気持ちいい。
その一方で、内容上、マリオシリーズらしいアクション性・開放感に欠けることやボリュームの不足など、まとまっている反面どこか物足りなさも否めず、結果的に「初作品としては及第点」という評価に落ち着くことになった。

もうひとひねり快適さとシステムに工夫が効いていれば、良作として評価されていただろう。


余談

  • 海外では『Mario is Missing!』というゲームで一足早くルイージが主役になっている。
    • しかし、開発に任天堂が関わっていないため『マリオシリーズ』作品との関連は薄い。
  • 『大乱闘スマッシュブラザーズDX』の公式サイトでは、ルイージのフィギュアに「彼にもスマブラ参加招待状を送ったのですが、マンションに出張中で留守でした…。」とコメントされている。
    • なお、隠しキャラとして正式にファイターとして参戦している。
    • 一部のワザやポーズは本作が元ネタとなっている。
  • 海外版では井戸周辺でマリオがルイージに助けを求める声が追加されている。3DS版でも聞こえるようになっている。
  • 実は本作には、本編未使用のグラフィックが削除されていないまま収録されていたりする。
    • おそらくゲームのデバッグ等に使用していたものと思われる。ちなみにマップ上ではエントランスになっている。
  • このゲームの宝物の価値は原則「金貨<紙幣<宝石」で高額なものほど入手しにくくなっている。
    • しかしブリリアンカットの赤い宝石「レッドダイヤ」は1回のプレイで2個しか入手できず、うち1個はラスボス撃破報酬としての強制入手なので実質1個だけしか入手できないレアアイテムなのだが、なぜか金貨1枚分の価値しかない*11。
  • 娯楽室で一人ビリヤードに打ち込んでいる肖像画オバケ「ポール・ロング」は、ハートをサーチすると「当ててやろか」と述べるが、後述するリメイク版では「当ててやろうか」に変更されている。博多弁の「ター・ハン」や北海道弁の「ツボーン」とは違い、関西弁キャラではなかった模様。
    • 関西弁で表現するなら「当てたろか」としたほうが自然であるし、オリジナル版のテキストは単なる脱字と思われる。

リメイク・移植

  • 2018年11月8日、ニンテンドー3DSでリメイク版が発売された。開発は『ゼルダの伝説 時のオカリナ3D』や『ムジュラの仮面 3D』のグレッソが担当。
    • 任天堂はゲームキューブ用ソフトを3DSでの移植/リメイクをあまり行っておらず、そういう意味では非常に珍しい作品と言えるかもしれない。
  • リメイクにあたってGC版から変更された点について、以下に一例を記述する。
    • 二人同時プレイが可能になった。2P側は未来のオヤ・マー博士によって生み出され、動作テストのために本作時点へと送り込まれた「グーイージ」というキャラを使用する。
    • 続編『ルイージマンション2』の「ストロボ」が逆輸入。オプション設定でオリジナル版といつでも変更できる。
    • ギャラリーで絵画オバケといつでも再戦可能になった。新記録を出せば額縁の更新もできる。
    • 「うらやしき」の仕様が変更され、純粋なハードモードになった。
    • 「実績」が追加。ゲーム内でいろんな条件の達成に挑戦するやりこみ要素となっている。
    • 額縁の色に「プラチナ」、エンディングのランクに「Sランク」が追加された。
    • 停電時に必要な鍵を持つあのオバケについて、ヒントがちょっとだけ追加された。

その後の展開

  • 2013年、ニンテンドー3DSで本作の続編『ルイージマンション2』が発売された。
    • その後も続編やリメイク、アーケード版などがリリースされており、ルイージを主人公としたひとつのシリーズとして独立するに至っている。
最終更新:2026年10月20日 13:31

*1 エリア2では5匹、エリア3ではボス部屋に入るために20匹、そしてラスボスの部屋に入るために40匹(実質25匹)捕まえなければならない。

*2 本人ではなく着ぐるみという設定。

*3 基本的にはマリオと同じ。強いて言うと『マリオ2』ではマリオよりも走り出す際の初速が遅い、『USA』で物を持つと速度低下が大きいという程度。また一部スポーツ系作品ではマリオより若干速い場合もある。

*4 あらかじめ道中に配置されたコインは消えない。

*5 館内の各所に隠れて存在する、吸い込むとお金や宝石を落とすオバケ。雑魚敵のヤプーの色違い(水色)だがルイージを襲うことはなく、逆に超高速で逃げ回る。消えてしまうか出現させる前に部屋を攻略してしまうと二度と出現しなくなる。

*6 ネズミの姿をした雑魚オバケ「ミミー」の亜種で、各所に置かれたチーズをサーチすると出現する他、特定地点でランダムに現れる。リッチヤプー同様に吸い込むと大量の財宝を撒き散らす。

*7 テレサ1匹ごとにセリフ(名前・性格)が設定されている。

*8 例を挙げるならヤプー3匹を吸い込めば明るくなった居間は、停電中だと10匹近くのヤプーが現れる。

*9 ただし、彼らはそれぞれ特定の1体以外はパールを出さないので、ダメージ覚悟でその個体を倒した後パールを持つ個体を狙えば安全に大パール入手は可能。

*10 15匹のテレサが合体し巨大化したオバケ。ちなみにストーリー中でも、オヤ・マー博士がコイツを絵画化したのがきっかけでテレサ軍団に目をつけられたという設定が存在する。

*11 現実のダイヤモンドでは他の質や大きさが同レベルなら色別の価値は基本「無色<レッド」になり、むしろ高価。