このページでは、オリジナルの『Rance -光を求めて-』と、リメイク版『ランス01 光をもとめて』(判定はどちらもなし)を併せて紹介する。
【らんすひかりをもとめて】
ジャンル | ADV/RPG | ![]() |
対応機種 |
PC-8801 PC-9801 X68000 MSX2 FM TOWNS |
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発売・開発元 | アリスソフト | |
発売日 | 1989年7月15日 | |
定価 | 6,800円 | |
レーティング | アダルトゲーム | |
判定 | なし | |
ポイント |
Ranceシリーズ1作目 戦闘はシンプル |
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Ranceシリーズリンク |
がはははは!俺の名はランス!その道じゃ名の知れた冒険者だ! そんな俺様だが、今回は昔馴染のキースギルドからの仕事を受けてやることにした。 なんでもNODD((現行設定ではリーザス))の女学園で人さらいがあったらしく、さらわれた子は貴族の娘で名前はヒカリというらしい。 報酬もいいがヒカリちゃんの容姿もなかなかの上玉と来たもんだ。こりゃあうまくいけば二重の意味でおいしい仕事だぜ。 そういうわけで俺はこのヒカリちゃん探しの依頼を受けて、先に俺の奴隷である魔法使いのシィルを女学園に潜入させた。 シィルを潜入させて3週間、さぁてそろそろ情報は集まったか? こうして俺はNODDの城下町へと向かうのだった。
RPG要素はやや薄く、ADV要素の方が色濃いと言える。
単体での評価は可もなく不可もないレベルだが、後に与えた影響はすさまじく、エロゲ史を語る上では欠かせない一本である。
【らんすぜろわん ひかりをもとめて】
ジャンル | RPG+ADV | ![]() |
対応機種 |
Windows XP/Vista/7/8(パッケージ/DL版) iOS / Android / MacOS / Windows(OOParts) |
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発売・開発元 | アリスソフト | |
発売日 |
日本語版:2013年9月26日 英語版(*6):2020年10月29日 |
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定価 |
パッケージ版:4,800円 ダウンロード版:4,572円(共に税別) |
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備考 | パッケージ版は初回生産限定で追加生産なし | |
レーティング | アダルトゲーム | |
判定 | なし | |
ポイント |
まさかのリメイク 魚介絵は好評 RPGとしては微妙 |
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Ranceシリーズリンク |
『ランス9』の発売が迫る中、突然アリスソフトブログ上で発表され2か月後に発売された、シリーズ第一作のリメイク作。
24年越しのリメイクということもあり、「
父親が遊んだかもしれないエロゲー
」という先例のないキャッチコピーはアダルトゲーム界隈で大きな話題となった。
原作同様RPGとしては物足りない部分や、80~90年代初頭のPCゲームを意識しすぎた結果現代の観点では微妙になってしまった部分もあるが、原作のアバウトな世界観は後発作と無理なく統合され、お気楽なノリはしっかり継承している。
何より魚介氏の絵柄が可憐で、エロがおまけになりがちなランスとしてはエロ要素も(いつも通りおバカ要素強めであるが)十分に評価できる出来となっている。
アリス作品として見た場合少々ボリュームに気になる部分があるが、あくまでもミドルプライスゲーであり、他のシリーズ作品をプレイしてランスが気に入ったという人ならば抑えておいて損はない。
時系列上最初の話なので、シリーズに興味があるがどこからやっていいか分からないという人も、話やノリを掴みたいのであれば本作から始めるのも悪くはないだろう。
*1 と言うか、パラレルワールドとされている『鬼畜王』の設定を本家(ナンバリングタイトル)に逆輸入した可能性が高い。一応魔族自体は(ランスにヤられるだけの存在だが)『II』の時点で登場している。
*2 ある意味『Wizadry』や『Ultima』の系列と言える。
*3 ただし「レベル屋」ではなく「レベル神」召喚になっている。
*4 後発作で、実は約1500年前に世界を救うために旅していた伝説の英雄というとんでもない後付け設定がされる
*5 IIの場合は登場予定だったが出番が削られており、IIのヒントディスクで言及もある。
*6 ランス02とのセット販売
*7 というよりオリジナル版自体初期ロットが600本程度であり、当時のパソコンの敷居の高さもありリアタイでオリジナル版を遊んだ人はかなり限られると思われる
*8 これは原作準拠ではあるのだが、原作では拷問すれば名前自体は聞き出せたのだが本作はどうやっても名前が聞き出せないように改変されている
*9 『II』以降のランスシリーズのエロシーンで流れるお馴染みの曲。