グーの惑星

【ぐーのわくせい】

ジャンル パズル
対応機種 Wii(Wiiウェア)
Nintendo Switch
発売元 【Wii】任天堂
【Switch】フライハイワークス
開発元 2D BOY
発売日 【Wii】2009年4月21日
【Switch】2017年5月25日
定価 【Wii】1,500Wiiポイント(税5%込)
【Switch】1,000円(税8%込)
プレイ人数 【Wii】1人~4人
【Switch】1人~2人
レーティング CERO:A(全年齢対象)
判定 良作
ポイント 物理演算を使用したパズルゲーム
豊富で多種多様なステージ


概要

後に『リトルインフェルノ』や『ヒューマン・リソース・マシーン』を制作することになる「Tomorrow Corporation」の前身であるチーム「2D BOY」の処女作。
原題は『World of Goo』。

特徴

  • ネバネバした謎の生物「グー」を目的地(主にパイプ)まで導いていくのがゲームの目的。
    • グーを利用してパイプへの経路を作り、使用しなかった一定数以上のグーをパイプに送り込めばステージクリアとなる。
      • グーは「おいしい」という設定で、リザルト画面でジューサーにかけられてジュースになる。
  • グーの特徴
    • グーをつかんで離すと、近くのくっついたグーに蜘蛛の巣のように糸を張ってくっつく。
    • 基本的にはグーは一度くっつくと戻せない。手順を戻す場合は「戻り虫」を押す必要がある。
    • グーには種類があり、シンプルな黒いグー、何度でも繋ぎなおせる緑のグー、1箇所にしかつながらずよだれのように垂れていくグーなど、様々なグーが登場する。
  • 物理演算
    • 本作には物理演算が使われており、グーを繋げていくと重くなっていき、重力などの影響を受ける。
    • ステージによってはトゲや歯車といったものが設置されており、それらにくっついたグーが触れてしまうとちぎれて無くなってしまう。

評価点

  • 物理演算を活用したパズル
    • 本作では前述したように、物理演算が使われている。
    • 何も考えずにグーを繋げていくと、重力の影響を受けて折れたり、倒れたりしてパイプへと繋ぐことができない。
    • そのため、どうすればバランスが取れるのか、よく考えてグーを繋いでいく必要がある。
  • 多種多様なステージ
    • 単純にタワーのように組み立てて上に向かうステージや、崖の対岸へ橋渡しするステージの他にも、風船のようなグーを使って全体を浮かせていく、強風が吹く中を繋げていくなど、様々なステージがあり、プレイヤーを飽きさせない。
    • ステージの途中から巨大な赤いグーをなんらかの方法で細かくして、赤いパイプへと送り込むという、ちょっと変わったステージも登場する。
    • グーの種類やギミックもこれでもかというほど、多くの種類が登場するので、マンネリになることはない。
  • 直感的な操作
    • WiiリモコンやJoy-Conを使った操作は、直感的にグーを移動させることができる。
    • ただし、後述するがJoy-Conは操作性に少し難がある。
  • ステージのスキップができる。
    • 地味だがありがたい点。クリアできないステージを後回しにすることができる。
  • 目立ったバグがない。
    • 物理演算を使用したゲームにありがちなバグらしいバグは、普通にプレイしている分には見つからない。

問題点

  • グーが勝手に動き回る。
    • 特に複数種類のグーが登場するステージで問題となる。
      • 例えば、緑と黒のグーが出現するステージで、緑のグーを使いたいのに黒のグーをつかんでしまう、といったことが起こる。
    • グーたちは目的地に近い場所へ寄る傾向があり、多くのグーが重なってしまうのも原因の一つ。
    • ステージを進めていくと「ホイッスル」が手に入り、それを利用すればグーたちを任意の場所へ呼び寄せることができるので、いくらかましになる。
  • 戻り虫が少し押しづらい。
    • 手順を間違えた際は戻り虫を押すことで、一つ手順を戻すことができるが、この戻り虫も勝手に動く上、やや小さめなので少し押しづらい。
    • 独特な世界観の表現にはなっているのだが、UIを重視するならば、普通に一つ戻るボタンを用意してほしかったところ。
  • Switch版の問題点
    • Joy-ConはWiiリモコンと違い、ポインターはなく、ジャイロセンサーを利用した操作なので、Wiiリモコンと比べて操作性は若干悪い。
      • 本作に限らずSwitchでリリースされたTomorrow Corporation社ソフト全般に言えることだが、Joy-Conで遊び続けていると段々ポインターがズレていき、頻繁に+ボタンで位置調整を行わなくてはならない。
    • 携帯モードによるタッチ操作にも対応しているので、気になる方はそちらでのプレイを推奨。

総評

物理演算をゲームとして上手く落とし込んだ良作パズル。
見た目や世界観は独特で、好き嫌いはあるかもしれないが、安価なので是非とも遊んでいただきたい一作。