Piaキャロットへようこそ!!3.3
【ぴあきゃろっとへようこそさんてんさん】
ジャンル
|
恋愛AVG+育成SLG
|

|
対応機種
|
ゲームボーイアドバンス
|
発売元
|
NECインターチャネル
|
発売日
|
2004年4月23日
|
定価
|
5,900円(税別)
|
判定
|
なし
|
ポイント
|
本編とはまた違った魅力を見せるストーリー
|
Piaキャロットへようこそ!!シリーズ 1 / 2(TOYBOX / 2.2) / 3(ヒロインズFunBox / 3.3) G.O.(G.O.TOYBOX / ぴあ雀) / G.P.(G.P.FD) / 4(4FD) / プリンス
|
概要
『Piaキャロットへようこそ!!3』(以下、Pia3)の後日談を描いた作品。
ストーリー
大学進学後もPiaキャロット本店でアルバイトを続けていた神無月明彦は、再び8月のみのヘルプとして4号店に派遣される。
一年ぶりの4号店には、他店での研修や個人的な事情で離れている者もいたが、愛沢ともみと共に他店からヘルプとしてやって来た日野森美奈や榎本つかさ、マネージャー見習いの木ノ下留美が新たに加わり、以前と比べても遜色のない賑やかな職場となったが大きな問題も起きていた。
正式に店長となった羽瀬川朱美の奮闘も及ばず売上の低迷が続いており、さらに本部から派遣されたスーパーバイザー・木ノ下千鶴の厳しい指導で店の活気も失われていたのだ。
それでも挫けることなく、事態打開のために一致団結する明彦たち。
果たして、彼らは4号店の活気を取り戻せるのだろうか。
ゲーム内容
-
本作では目的として、「目当てのヒロインと結ばれること」と「店の活気を取り戻すこと」の2つがある。このうち重要なのは「店の活気を取り戻すこと」で、いくら目当てのヒロインと結ばれる為の条件を満たしていたとしても、店の活気が取り戻せなければ全てが無駄に終わってしまう。店の活気はヒロイン達を隔たり無く励まして元気を取り戻していくことで徐々に回復していくので、目当てのヒロイン以外ともバランス良く付き合っていく必要がある。
-
ちなみに、Pia3で主人公を除く唯一の男性従業員だったキャラは本作でも4号店に勤務している。彼を励ますことはできないが、店の活気の回復には何ら影響は無い(涙)。
-
Pia3で攻略対象だったヒロインの大半が本作ではサブキャラとして扱われていたり、未登場となっているが、その穴を埋めるように同シリーズの過去作に登場したキャラのうちの何人かが攻略可能なヒロインとして再登場している。
問題点
-
難易度が高め。
-
目当て以外のヒロイン達もある程度ほぼ同時に攻略していかなければならない本作は、特定のヒロインの攻略だけを考えていれば良かったPia3より全体的に難易度が高くなっている。スムーズにオールクリアを目指すなら、事前に攻略法を知っておくことが必須である。
-
Pia3のCGが一部使い回されている。
-
トロピカルタイプの制服が本作では登場しない。
-
上記の2つはゲームボーイアドバンスの性能の問題だと言えるので、仕方が無いところである。
-
新キャラ『木ノ下千鶴』の扱いがあまり良くない。
-
ストーリーに深く関わってくる人物なのだが、攻略可能なヒロインではなかったり、他のヒロインには水着のCGがあるのに(と言っても、これもPia3からの使い回しだが)彼女には無かったり、といまいちなのである。
評価点
-
失われた店の活気を従業員全員が協力して徐々に取り戻していく、というストーリーは王道的ながら、ヒロインとの恋愛に重きを置いたものとはまた違った趣があって良い。
総評
攻略が難しくなったり、携帯機という特性上表現に不満な点はあるが、ストーリーはそのことが気にならないくらい良い出来である。
欲を言うならPCか据え置き機でプレイしてみたいところだが。
余談
-
ゲームボーイアドバンスでは、数少ないアダルトゲーム関連作品である。
-
他に『スーパーリアル麻雀同窓会』『Natural2 -DUO-』などもあるが、いずれも発売から日が経ってプレミア価格となっている。
最終更新:2025年05月01日 14:56