FOCUS on YOU
【ふぉーかす おん ゆー】
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ジャンル
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恋愛アドベンチャー
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対応機種
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Windows(Steam)
PlayStation 4
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発売・開発元
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Smilegate Entertainment
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発売日
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2019年7月5日
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定価
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【Steam】4,100円
【PS4】4,413円(税込)
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プレイ人数
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1人
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レーティング
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CERO:B（12歳以上対象）
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判定
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なし
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備考
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各種VRヘッドセット必須(PC)
PlayStation VR専用ソフト(PS4)
PS Moveコントローラー×2対応(PS4)
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ポイント
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貴重なVRの恋愛ゲーム
価格とボリュームの不釣合いが玉にキズ
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概要
韓国の会社「Smilegate Entertainment」が開発・発売した韓国産VR恋愛ゲーム。
本作は公式からストーリーのネタバレや一部本編のストリーミングとスクリーンショットが禁止されている。
そのため本項でもストーリーに関する記述はなるべく控えるものとする。
特徴
明るいけど素っ気なく、内気だけどちょっぴりドジな芸術高校2年「ハンユア」に出会い、
既存の恋愛ジャンルゲームでは経験できなかった臨場感と実在感で、初恋の記憶を再び思い出してみてください
（PlayStation Storeより引用）
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と、あるように女子高生である「ハン・ユア（ユア）」とコミュニケーションを取っていく恋愛ゲーム。
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プレイヤーはカメラを使って写真を取ることが可能。
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カメラを持って顔に近づけると撮影ができるようになる。
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PS4版はデュアルショック4による操作だけではなく、PS Moveコントローラー×2本の操作にも対応しており、両手を使った操作も可能。
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当然日本語へのローカライズがされており、ユアの声も日本語に吹き替えがなされている。(CV:香里有佐)
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学校の背景の文字などもちゃんとハングルから日本語へと変えられている。
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ところどころに誤字・脱字があるがプレイに支障がでるほどではない。
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ただし上述のボイス操作を使用する場合は一部支障が出る。
評価点
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意外と珍しいVRの恋愛ゲーム
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VR対応の「お色気ゲー」はよくあるが、VRの「恋愛ゲーム」というのは意外と少ない。そのためVRで純粋な恋愛ゲームをしたい方にはピッタリである。
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シチュエーションも女子高生の先輩として接するというべたな設定だが、それでもVRという特性が加わることで新鮮な感覚でプレイができる。
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ネタバレになるため詳しくは書かないがVRであることを活用した演出もあり、VRゲームとしても中々の出来である。
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グラフィックはUnreal Engineを使用しているだけあってそれなりに綺麗。
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後述するチケット消費の問題もあるがボイスで選択肢を選べるのは雰囲気作りやVRへの没入感を高めており中々悪くない。
問題点
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定価に対してストーリーが短すぎる
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本作最大の問題点。普通にプレイしても僅か1～2時間ほどで終わる。これで定価4,000円以上なので明らかに割に合わない。
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DLCもいくつか用意されているが、それを加えてもボリューム不足を補えるものではない。
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発売前のTGS2018の段階では、ハン・ユアとの後日談DLC発売と同時期に新規キャラによる別のエピソード発売が企画されていた様だが、前者は「100th DAY」DLCとして発売されたものの後者は何らかの理由で未発表となった。
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ストーリーも完全一本道。台詞選択による分岐も少ないので周回する意義もあまりない。
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VRゲームという都合上普通のゲームよりもコストがかかるのかもしれないが、2019年のゲームでこの価格に対してこのボリュームは見過ごせない。
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せめて定価がもう少し安ければそこまで問題視せずに済んだのだが……。
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ダウンロード専売なので中古で購入することも不可。セールがされることを祈るしかない。
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ヒロインの撮影がメインテーマなのに配信禁止
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発売当初から物語後半部分のスクショや動画のアップロード、ストリームを厳に禁じており「大切な思い出を守ってやってください」と言うメッセージが表示されていた。
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約1年掛けて段階的に解禁され、各シーンスタート時に出ていた配信可否の表示も消えたが、その頃にはアクティブなプレイヤーは少なく、実況動画等は海外含め非常に少ない。
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ネタバレ防止や著作権保護の観点から考えれば当然ではあるが、写真撮影がメインテーマのゲームでスクショを公開出来なかったのは痛い。
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ボイス操作にチケットを消費する。
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要するにボイス操作の使用は有限ということである。
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更にボイス操作ONの状態だと、ボイスを使わずに選択肢を選んだ場合や認識に失敗した場合、制限時間が過ぎた場合でもチケットが消費されてしまう。
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尚、発売から約2年経った2021年5月のアップデートをもって音声認識機能は削除された。
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サードパーティの音声認識エンジンを使用していた様で、厳密に言えば「サービス終了」した。
総評
VRで遊べる恋愛ゲームというのは意外と珍しく、恋愛ゲームとしてもそれなりに良い出来なのだが、定価に釣り合わないストーリーの短さがどうしても気になってしまう。
価格とボリュームの問題に目をつぶれば良作～佳作とも呼べる出来なので、よっぽど「VRで恋愛ゲームを遊びたい」という方以外には購入することを勧めにくく、非常に惜しい一作である。
尚、ヒロインのハン・ユアは2021年8月よりヴァーチャルヒューマンとしてインスタグラムで活動しており、22年4月からは韓国の芸能事務所「YG KPLUS」と契約してアーティスト活動を行なっている。
ゲームでの姿とは違うが、時折り本作を連想させる投稿もあるので今もユアを想う人はチェックしてみては如何だろうか。
最終更新：2024年05月19日 04:08
