ラピス・リ・アビス

【らぴす・り・あびす】

ジャンル アクションRPG

対応機種 Nintendo Switch
Playstation 4
開発・発売元 日本一ソフトウェア
発売日 2018年11月29日
定価 6,980円
プレイ人数 1人
レーティング CERO: A(全年齢対象)
判定 なし
ポイント 爽快にスピーディに敵をなぎ倒すアクション
オタカラフィーバーで気分爽快!
敵を倒してお宝集めて強くなる以外はシンプルで味気ない作り
合う合わないがはっきりしている


概要

 日本一ソフトウェアから2018年にSwitch、PS4にて発売された2Dアクションゲーム。 地下世界に眠るお宝を求め、4人の冒険者がパーティを組んで広大なマップを探索する 「敵をどんどん倒し、レアアイテムを集め、装備を強化し、より強い敵を倒す」いわゆるハクスラに分類される。 同系列の作品と比較するとオタカラフィーバーによる爽快感と快適さ、インターフェイス周りの単純化に重きをおいており、とにかく敵をどんどん倒して強く楽しくなれることに特化している。  逆に言えばそれ以外の作りは至ってシンプルなため、プレイする人によって抱く印象が二分化されやすいゲームでもある。

特徴

自分で好きなキャラを作成、育成して冒険する

 本作には固定された主人公やプレイキャラは存在しない。ゲーム開始時にキャラメイクを行い、その中から4人を選びパーティ編成を行う。先頭においたキャラがリーダーとなり、便宜上拠点マップでの操作キャラとなる。

  • キャラクターは8つの職業があり、それぞれでステータス、特技が異なる。各職業毎に髪型や髪色、ボイスも選択可能。ボイスにいたっては男女制限がない。女性キャラでも容赦なく野太い男ボイスにできる。逆も然り。
    • キャラメイクの情報は作成後も拠点マップのホームで後からいくらでも変更可能。
  • 編成に職業制限はない。4人ともウィザードとかいう極端なパーティ構成も可能。ただし控えを含み最初は最大8人までしかキャラメイクできないので注意。
  • ゲームを進めていくと同上が解禁され、キャラクターを個別に強化できるようになる。
+ 職業一覧
ハンター
職業選択画面の初期位置であり、実質的な主人公的存在。武器は双剣で素早い近接攻撃を得意とする。 専用スキルや装備により、攻撃した相手からHPを吸い取る「ドレイン」が使える。
ネクロマンサー
多数の霊弾と持続力の高い鎌で敵を寄せ付けない。武器は鎌で中~遠距離が得意。 普段は多数の弾幕で敵を圧倒し、サブの時は強力な全体攻撃によるサポートを行う。
シールダー
己よりも大きな盾を背負ったパラディン。武器は斧だが、一部の攻撃は盾も使う。
見た目通り高いHPを持つため倒されにくく、短時間だが味方を無敵状態にする技も持つ。
メイド
料理と愛情でダンジョンに挑む。武器はフライパンでリーチこそ低いが独特の弾幕攻撃を持つ。
敵を弱体化させたり味方を強化したりとサポーターよりの性能を持つ。
ガンナー
銃器を所持しており、横方向へのリーチがずば抜けている。武器は銃で遠距離アタッカー。
距離を取って戦えるため敵からの反撃を受けにくい。サブでも射撃でサポートする。
ウィザード
魔法攻撃により近距離遠距離いずれもこなすアタッカー。武器は杖。 が専用装備でスキルゲージの回復速度が速くなるため、味方のサポートにもなる。
デストロイヤー
とにかく攻撃することに全てを賭ける狂戦士。武器は大剣。 圧倒的な破壊力とリーチを誇るがHPが低い。やられる前にやれ、が求められる。
ビショップ
シスターの服装をしたヒーラー。武器は槍で、リーチも長い。 スキルで味方のHPを回復したり危険な状態異常を治癒したりと、パーティの生存率に貢献する。

4人でダンジョンに潜り、敵を倒してお宝集め

拠点マップのギルドクエストからクエストを受注し、対応したダンジョンに挑む。ダンジョンは1つの広大なマップがいくつか連なって形成されており、挑戦する度にスタート地点等施設の設置箇所がランダムに変わる。

  • マップにはゴールゲートが設置されているがゲーム開始時は起動しておらず、到達するだけでは脱出できない。マップ内にちりばめられた紫のクリスタルを一定以上破壊することで起動させ、脱出することでクリアとなる。
  • いくつかのマップをクリアするとステージのボスが存在するボスマップに移動する。ボスを倒せばクエストクリアとなる。
  • すべてのマップには5分という制限時間が設けられており、オーバーすると死神が出現し触れると即死してしまい強制的にクエスト失敗となる。
    • 死神はワープしながらこちらを追ってくるため回避は困難。基本的にはお宝に惑わされず時間以内に脱出するべきである。ただし、死神に触れてクエスト失敗となっても道中で集めたお宝は持ち帰ることはできる。
  • パーティは4人で構成されるが、プレイヤーが操作するのはリーダーの1人だけである。残りの3人は頭だけとなってリーダーに乗っかり、サポートを行う。ゲーム内では「DANGO」と言われている。
    • リーダーはボタン一つでいつでも交代可能。またサブメンバーもアシストオーダーやエクストラバーストといった特殊技でリーダーを援護することができる。
    • リーダー適正のある職業もあれば支援に優れ、サブ適正のある職業もある。これらを考えてパーティを編成することになる。
  • パーティメンバー毎に拠点で装備の変更ができるが、装備の効果は例外を除きすべてリーダーに集約される。
    • つまりハンターで短剣を使って攻撃していてもサブにいるバーサーカーの大剣の攻撃力やスキル効果が上乗せされている。個々ではなくパーティが一丸となって攻略していくゲームであると言える。
    • なお、戦闘不能になったキャラがいる場合、当然そのキャラの装備効果も消滅する。したがって死者が一人でも出ればパーティの戦闘力が著しく低下してしまう。基本的にサブメンバーにはダメージが及ばないため、残りHPに気を配りつつ適宜リーダーを交代する必要がある。
  • マップには宝箱が配置されており、装備あるいは強化素材が入手できる。もちろんモンスターもお金や素材をドロップするため、時間内にできるだけたくさんの敵を倒しつつお宝を集めていくことがこのゲームの基本であり要となる。

オタカラフィーバーで無敵になってレアアイテムをゲット

本作最大の特徴。敵を倒していくと「フィーバーゲージ」が貯まっていき、最大まで貯まるとオタカラフィーバーモードに突入する。

  • オタカラフィーバー中はキャラは完全無敵状態となり、攻撃力も大幅にアップする。さらにこの状態で敵を倒すとフィーバージェムが手に入り、フィーバースロットを回すことでさらに各種能力をアップさせられる。
  • 特に「金貨取得率」「レアアイテムドロップ率」が大幅に上昇するため、オタカラフィーバー中に沢山敵を倒すことでアイテムやお金を効率よく集めることができる。

集めたお金とアイテムでキャラクターを強化し、さらなるダンジョンに挑む

  • クエストをクリアする度に拠点に帰還する。拠点には鍛冶屋や道場、アイテム交換屋がありここでキャラクターや装備を強化できる。
    • ゲーム開始時には施設がほとんど存在しないが、クエストをクリアしていくことで順次解禁されていく。
  • 装備にはコストがあり、4人全員で共有する。したがって、低コストの装備も能力次第では捨てずに温存しておく選択肢もある。
  • 道場ではキャラクター毎にHPや攻撃力、属性耐性などを強化可能。本作で唯一キャラクター別にしか強化できないシステムで有り、職業とあわせてこれがキャラ性能となる。
    • キャラクターにはレベルの概念こそ存在するもののダンジョンに潜る度にリセットされる方式。従って、装備や道場での強化だけが次回以降の冒険にも持ち越せることになる。
  • 上述の装備コストや道場強化限界はアイテム交換屋で上限をアップできるアイテムが交換可能。これらを駆使してパーティを強化し、より高難易度のダンジョンに潜っていくことになる。

クリア後のやりこみ要素

  • 日本一ソフトウェアのRPGではもはやお約束のクリア後要素。メインシナリオクリア後に出現するエクストラダンジョンはメインステージとは一線を画す強力な敵がひしめいており、今までよりも入念にキャラクターや装備を強化する必要がある。
  • そしてこの強化のためにクリア済ダンジョンを周回し、敵を倒して素材やお金を稼ぐ。ある意味クリア後からが本当のハクスラの始まりである。

評価点

シンプルかつ無駄のないゲーム進行

  • ストーリーはあってないようなものであり、おつかいイベントなども存在しない。ただひたすら、ダンジョンに潜って敵を倒し、宝を集めるだけでゲームは進行していく。
    • 余計なことやイベントは嫌いで、ただひたすら敵を倒して強くなりたいといった人にはうってつけであり、ハクスラの醍醐味を最大限に生かしているといえる。
  • UIも簡略化されており、拠点もいちいち移動せずショートカットのみですべての機能を利用可能。ロード時間も気にならない程度に短く、気軽に周回できる。

オタカラフィーバーの派手さと中毒性

  • フィーバー状態になると敵を攻撃するだけでジャラジャラと金貨やジェムがあふれ出てくるし、叩くとジェムが出るブロックも点滅し叩けばさらにジェムが出る。とにかく画面が派手で、まるでスロットで当たりを引いているかのような中毒感が出る。
    • フィーバー中は無敵状態かつ状態異常無効のため、どんなに雑な操作を行っても決して死ぬことがない。このため頭を空っぽにしてただただ出てくる敵を攻撃するだけでよく、ストレスもない。
  • もちろん、無敵状態を作り出せることは戦術にも組み込める。具体的にはボスフロア直前にゲージを貯めておけばフィーバーに突入し簡単にボスを撃破できる。

高すぎず低すぎない難易度

  • キャラメイクが出来るゲームであり、一応どんなパーティを組んでもクリアはできるようになっている。
    • というか性能の低いキャラクターを使っても、装備コストをきちんと拡張して基礎値重視の装備を整え、HP管理に気を配りつつ面倒な戦闘やボス戦はオタカラフィーバーでゴリ押してしまえば特に詰まるところはないだろう。
  • ただし逆に言えば装備による基礎値の補強や道場でのキャラ強化は決して馬鹿に出来ず、無策で突っ込んでも楽々クリアできる難易度ではない。レベルもはいる度にリセットされるため、ただレベルを上げて物理で殴ればいいゲームとはいかない。
    • 後半になると無対策だと確実に死に至る状態異常や低HPだとワンパン即死されかねない高火力のモンスターも出現するため、それらについては装備スキルや職業スキルによる対策が必要となってくる。
  • エクストラダンジョンに至ってはワンパン即死が当たり前になってくるため、こちらも相当な強化が必要。

アイテム収集の楽しさとやりこみ

  • 本作は装備コストがあるため、低コストの装備も馬鹿にできない。また、装備スキルの強化には他の装備を分解した素材が必要になるため、不要な装備でも数は沢山用意する必要がある。
    • 装備スキルは他の装備に回すことはできず、後からつけられるスキルも限りがある。優良なスキルがありかつ後から強化しやすい装備を求めていくことになる。

コミカルなデザインと幻想的な世界観

  • 日本一ソフトお得意の「かわいい」ファンタジーな絵柄でゲームは展開される。敵もよくよくみれば不気味なデザインのものも多いが、タッチの影響でどこか愛嬌がある。
  • キャラクター達もことあるごとにコミカルなリアクションを見せてくれる。

賛否両論点

 本作は手軽にできるハクスラという一点に特化しているため、どうしても人を選んでしまい賛否両論点が多い。

シナリオがほとんど存在しない

  • RPGを謳っているものの、NPCとの会話やメインシナリオは必要最低限しか用意されていない。クエストもそのような名前がついているだけで、要は突入するダンジョンを選択しているだけに過ぎない。
    • ダンジョン探索、敵の撃破、アイテム収集、キャラ強化。本当にこの4点に集約されているため、RPGと思ってそれ以外の要素を期待すると肩すかしをくらうだろう。
    • だが評価点にも記載した通り、これは余計なおつかいイベントや会話イベントも一切存在せず、必須イベントで時間を煩わされることがないということでもある。

ハンターが強すぎる

  • 職業間の格差が大きく、特にハンターは後述するが採用するか否かで難易度が変わってしまうレベル。
  • 逆に言えば、プレイが下手でもハンターさえパーティに入れれば強引にクリアできる。職業選択の初期位置もハンターとなっているため、意図的に強くされた救済措置ととれる。

ゲーム内のご褒美システムがあまり機能しておらず、むしろストレスを貯める原因となっている

  • 紫のクリスタルをマップ内の50%以上破壊すれば次のマップに進めるが、100%破壊することで右下のゲージが満タンになり、脱出ゲートの色も黄色から赤色に変わる。報酬も増えるため、できるだけ100%と言いたいところだが、前述の通りマップがないため迷いやすく、時間切れになって自滅しやすい。
    • 実は100%にしても「クリア後に解脱できる宝箱の鍵が1つ増える」だけである。このことはチュートリアルでもちゃんと言及されてはいるが、その時点では意味と重要性を理解できずそのまま100%を狙い死神の餌食になるプレイヤーが後を絶たなかったと思われる。
    • 上記の通り鍵が一つ増えても得られる装備が1つ増えるか増えないかといったところであり、狙う必要性はあまりない。というか、無理に狙って死神に相対するリスクを伴うくらいなら短時間でクリアして周回数を増やした方がよほど効果的である。
  • クリア後の評価はオタカラチェインがどれだけ高い値を維持できたかが大きく関わってくるが、オタカラチェインは敵からダメージを受ける度に0にリセットされてしまう。従って、高評価を狙う場合必然的にノーダメージクリアを狙うハメになり、被弾がそのままストレスにつながってしまう。
    • 紫クリスタルの破壊率もクリア後の評価にも影響がある…が、オタカラチェインの方が影響が大きく、やはり狙う意味はほとんどない。そしてクリア後の評価が高くても「クリア後に解脱できる宝箱の鍵が1つ増える」だけであり、SSSランクをあえて狙う必要はない。
      • 確かに、解脱できる宝箱にはまれに高ランクの宝箱が混じっていることがあるが、別にダンジョン内やボスドロップでも強い装備は拾える。無理にSSSランクを狙ってストレスを貯めるくらいならAランク程度の評価で高速周回した方が良いという意見も多い。
  • 上記の通り高評価やノーダメージ、紫クリスタル全破壊はクリアに必須な要素ではなく、見返りも少ない。このため、すべて無視すればストレスなくプレイすることもできるが、そうなると適当に被弾しつつひたすら雑魚敵を倒してダンジョンを適当に探索していくだけのゲームになってしまう。
    • これを面白いととるか、つまらないととるかはプレイヤーによって評価の分かれるところである。

問題点

ダンジョンが広大なのにマッピングシステムがない

  • 最大の問題点。一度通ったところはおろか、全体マップすらないため非常に迷いやすい。
    • ダンジョン内に案内表示もなく、またワープゲートで頻繁にワープするため熟練者でも位置を見失いやすい。
  • 脱出ゲートが開放されると、ゲートの場所が自機の近くに矢印で表示されるようになるが、なんと直線距離の矢印でありワープゲートやジャンプで到達できない高所、袋小路などは全く考慮してくれない。つまりあまり役に立たない。
    • 脱出ゲートが見つからず、時間切れになってしまうことがある。あるいは見つけたにもかかわらずそこから探索を続け、戻るルートがわからなくなってしまうことも多い。
    • マップの総数自体は各エリアごとに5つ程度と少ないが、覚えるには時間がかかるしそもそも開始地点と脱出ゲートは突入する度にランダムに変更されるためなお一層迷いやすさが加速している。

チュートリアルが不親切で、ゲーム内でのヒントや情報開示が少ない

  • シンプルにしすぎてNPCとの会話もほとんどないため、ゲームスタートしてからガイドやヒントが出ることがない。このため、一部仕様を理解するのに時間がかかるか、理解できないままプレイしてしまい無駄なストレスを貯めやすい。

敵が自機キャラの通過で突然出現する

  • 負荷削減のためか最初から徘徊している敵キャラはおらず、自機キャラクターが特定の地点を通過すると周囲に敵がリホップする形式をとっている。
    • 敵を追い回さずとも勝手に敵の方から近くに沸いてきてくれるため倒す分にはありがたいが、そのせいで被弾するリスクが高い。隣はおろか後ろにも容赦なく沸くことがあり、頻繁に囲まれることになる。

空中戦になりやすいのに操作キャラクターの空中性能にばらつきがある

  • ワイバーンなどの空中キャラは攻撃を当てづらく、道中で出現しても倒しづらいことが多い。操作キャラにも空中攻撃が用意されてはいるものの貧弱だったりリーチが短いキャラが多く、滞空性能もまちまち。
  • 特に空中で上下に対する攻撃手段が乏しいキャラが多く、それなのにダンジョンの構造上飛行敵がわんさか沸いている縦穴を上ったり下ったりする機会がとても多い。被弾につながりやすく、高評価狙いの場合はストレスとなる。

敵の遠距離攻撃をかわす手段が限られている

  • 後半のステージでノーダメージを狙いづらい一因となっている。敵の弾をかき消す方法がないため、一部の無敵技で回避するしかない。
    • 特に飛行している敵はたいていブレスなどの遠距離手段を持っていることが多く、それらを空中に大量に撒かれると避けることが実質不可能になる。
    • プレイヤー側でも使用中無敵になれるスキルを持ったキャラがいたり、エクストラオーダーを使用することで短時間無敵になったりと能動的な対策はとれるが、これらはいずれも使用可能キャラが限られてしまい、パーティ編成次第では使えないこともある。
    • これらの要素から、ノーダメージクリアを狙うとある程度キャラの職業と編成が限られてしまう。

職業間の性能差が大きい

  • 上述する通り空中戦やノーダメージを重視するゲームシステムのため、職業によって適正の有無がはっきりしている。
    • これらを抜きにしても回復や無敵などの性能差が大きく、普通にクリアする分にしても職業の向き不向きが大きい。
  • 特にハンターはリーチと火力のバランスがずば抜けており、さらに突進技も豊富で空中技も強力と隙がない。
    • なにより空中で撃てて壁や敵を貫通する広範囲にわたる射撃攻撃が使えるためこれをふってるだけでみんな倒せてしまう。 しかも全ての攻撃にドレイン効果が乗るため、攻めているだけでHPは全快してしまい耐久力も欠点になっていない。そもそも耐久力は平均的で別に低いわけでもなく、ドレインのせいで屈指の耐久力まで持っている。ノーダメージや高評価を狙うならハンターをリーダーにしないのはもはや縛りプレイと言える。
  • ネクロマンサーとメイドはサブにした際の殲滅力、サポート能力は優秀だがリーダーとして操作すると隙が大きかったり空中性能に難があったりと不慮の事故が起きやすく、被弾しやすい。あえてリーダーにする必要は薄く、難易度は高い。
  • 特にガンナーは縦方向に弱い、特に空中で融通が利かない、そもそも射撃が貫通せず対多数が不得手と根本的に本作のゲームシステムに向いていない。サブとして使うにはそこそこ優秀だが、リーダー適性は低いと言わざるを得ない。
  • そして「サブ適性がある」職業は「リーダー適性が低い」職業でもある。パーティ単位ではしっかり仕事はしてくれるものの、自機操作がしづらいキャラというのはプレイヤーからすれば良い要素ではないだろう。

フルプライスであり、比較的高価

  • 据え置き機でフルプライスであり、6,980円と少々お高い。このご時世であり、ただハクスラがやりたいというだけであれば巷のインディーズを漁ればそれなりのゲームが1,000円前後で手に入ってしまう。
    • 本作には手軽さと無双する派手さの魅力はあるが、そのためにフルプライスで購入するかどうかについては意見が分かれるところではある。

総評

 広大なマップを探索し、たくさんの敵を派手に倒しつつ素材を集めてキャラを強くしていく。 典型的なハクスラゲーであり、敵を倒しまくることのお手軽さと快感に特化したゲームである。

 一方で、マッピングシステムがなかったり空中での挙動に制限があるなどプレイヤーに不都合な部分も多い。 また一部のやりこみ要素はストレスの原因にもなっているし、それらを無視すると本当に敵を倒すだけの味気ないゲームになってしまう。単純化しすぎたが故に収集以外のやりこみ要素が不完全となっている点は否めない。

 ハクスラ自体人を選ぶ傾向があり、このゲームも例外ではない。楽しめる人とつまらないと思う人がはっきり分かれると思われる。  しかし、ロードの短さやクリアすること自体の難易度の低さ、なにより「頭を空っぽにしてひたすら敵を派手に倒してフィーバーする」ことにおいては他のゲームでは味わえない快感がある。手軽に無双系を楽しみたいという人にも一考の価値はあるだろう。  もちろん、装備収集、錬成やキャラ強化が好きという人なら本作の良さを存分に味わえるだろう。

最終更新:2020年08月09日 23:36