六方 論理
【ろくほう ろんり】
ジャンル
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パズル
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対応機種
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Windows/Linux(Steam) Nintendo Switch Xbox One |
メディア
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ダウンロード専売ソフト
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発売・開発元
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MythicOwl
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配信開始日
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【PC】2018年5月29日 【Switch】2018年10月18日 【One】2019年6月14日
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定価
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【PC】299円 【Switch】590円 【One】580円
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プレイ人数
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1人
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セーブデータ
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1箇所・オートセーブ方式
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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判定
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なし
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ポイント
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六角形マスによる足し算数字パズル 1~3の数字をはめ込むだけのシンプル操作 難易度・問題数共に控えめ
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概要
ポーランドのゲームメーカーであるMythicOwlがリリースしたダウンロード専売ソフト。原題は『Hexologic』。
スマートフォン向けのアプリゲーム及びSteamとNintendo Switchでの配信だが、海外ではXbox Oneでも配信されている。
数字系ペンシルパズルの一種にあたるジャンルで、「数独」に着想を得て考案したルールと説明されている。
有名なパズルである「カックロ」ともルールが似ている。
ゲームルール
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ゲームの流れ
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全90問+隠し問題のクリア方式。6段階の難易度に分けられており、各段階の最初はチュートリアルに相当する問題となっている。
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問題のクリア時間等の記録なされないので、クリアのみが記録対象となる。オプションとして問題プレイ中におけるチェック機能の有無が設定可能。
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問題の解き方
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数字の入った六角形のマスが複数集まっており、ヒントを元手に数の抜けたマスに正解の数字をすべてはめ込めればクリアとなる。
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一直線に並列したマスの端には数字のヒントが表示されており、並列マスの数字すべてを足した合計が数字ヒントと一致すれば正解となる。
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マスにはめ込める数字は1~3の整数のみで、それ以外の数字は対応していない。ただし、操作できないマスにおいては4以上の数字が表示される場合がある。
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マスのタイプは以下のものがある。
+
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マスのタイプ一覧
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はめ込みが行えるマス
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空白マス
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もっとも多く存在するはめ込み可能なマス。
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同時マス
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必ず2箇所以上配置されており、数字をはめ込むと同時マスすべてが同じ数になる。問題によっては複数種類あり。
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足し算マス
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必ず2箇所以上配置されており、数字をはめ込むと足し合わせた分の合計マスの数が変動する。問題によっては複数種類あり。
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操作できないマス
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固定マス
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すでに数字が固定されているマス。いかなる操作でも数字の変動はしない。
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合計マス
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対応した足し算マスの合計によって数字が変動するマス。問題によっては複数種類あり。
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数式マス
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「>」「<」「=」の3種類のマスがあり、数式マスの両側にあるマスを数式通りに一致させる必要がある。
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操作体系
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コントローラー側とタッチ側(Switch版のみ)に対応。基本操作はマスにカーソルを合わせて数字をはめ込むのみ。
評価点
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お手軽に攻略できる計算パズル
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簡単な足し算程度の学力があればすぐにプレイできるお手軽さがあり、特別に難解なルールは必要としない。
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マスの並列に対応した数字ヒントを参照に、合計を計算しつつ数字をはめ込んでいくだけ。行う操作はほぼ「カックロ」と同様である。
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ゲームテンポは非常に軽快であり、プレイを待たされるようなウエイトは一切ない。ひたすらにアップテンポでゲームが進む。
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神秘的な癒しの雰囲気
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ゲームの背景は海洋をテーマとした神秘的な外観であり、全編通して癒される雰囲気となっている。
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次の問題をクリアすると海底から海上へと進んでいく段階的演出あり。BGMや効果音に関してもリラックス感のある優しい音色が常時流される。
問題点
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難易度・問題数共に控えめ
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ペンシルパズルとしての難易度は低く、攻略のコツさえ分かればとんとん拍子でクリア可能。
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そもそもはめ込めるマスの数字が1~3の三択限定なので、総当たりではめ込んでいけばクリアは容易い。特に初期の問題は驚く位に即答で問題が解ける。
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問題数は隠しを含めて100問程度しかなく、難易度の低さも相まってあっさりとオールクリアできてしまう。
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全問クリアまでの推定は1時間位で済まされる。攻略が詰まる局面がほとんどないため、他のペンシルパズルと比べてもやり応えがあまり感じられない。
総評
「カックロ」の派生型パズルとしては上手く作られており、小難しいルールは皆無で非常に遊びやすい一作といえる。
しかし、あまりにもあっさりとクリアできる低難易度さや、問題数の物足りなさといった無視できない点もあり、本格趣向のパズルを求めるのはお勧めできない。
最終更新:2021年10月30日 11:26