【げんそうすいこでんすりー】
ジャンル | RPG | ![]() |
対応機種 | プレイステーション2 | |
発売元 | コナミ | |
開発元 | コナミコンピュータエンタテインメント東京 | |
発売日 | 2002年7月11日 | |
定価 | 7,140円 | |
レーティング | CERO:全年齢対象(*1) | |
廉価版 |
KONAMI the Best:2004年6月5日/2,940円 コナミ殿堂セレクション:2005年9月2日/1,890円 |
|
配信 | ゲームアーカイブス:2015年4月15日/1,234円 | |
判定 | 良作 | |
幻想水滸伝シリーズ |
『幻想水滸伝』シリーズナンバリング作品の3作目。
シリーズ初のPS2作品で『2』から15年後の世界を描いている。
デフォルト名の無い無口主人公だった『1』『2』から、名前が固定されセリフも喋る複数主人公によるザッピングシステム(*2)に変更、スキルによるキャラメイクの導入など作品の印象を大きく変えた意欲作で、その新システム導入はシリーズファンの間でも賛否が分かれて論争が起こった。
ゼクセン連邦とグラスランドは、長らく、互いに憎み合い、争いを続けていた。
しかし、グラスランドのカラヤ・クランの族長子息ヒューゴはゼクセン連邦との休戦協定を結ぶためにゼクセン連邦に、また同じく、ゼクセン騎士団の団長クリス・ライトフェローもグラスランドと休戦協定を結ぶためにグラスランドに、それぞれ派遣されることとなったのだが……。
ちょうど同じ頃、かつてグラスランドとハルモニア神聖国との間に不可侵条約を結ぶことに成功させた“炎の運び手”が再びグラスランドで姿を現したという情報をもとに、ハルモニア神聖国から警備隊小隊のゲド隊一行がグラスランドに派遣される。
そこで彼らがみたものとは……。
+ | 以下はその一例。ネタばれ注意! |
+ | 例を挙げると……。ネタばれ注意! |
+ | ネタばれ注意! |
+ | ネタばれ注意! |
「大変革」と言っても差し支えないほどの新システムの導入やシナリオの方向性の転換など、シリーズファンからは何かと批判を受けやすい要素が多く、その上、当時としては複雑なシステムなどもあり、発売当初はなかなか高い評価を得られなかった作品。
しかし、優れたバランスや、複雑ながらも完成度の高いシステム、108人のメンバーを活かしきったゲームデザインなど、高く評価できるところも多かったため、新規ユーザーからは好評を博することが多く、シリーズファンの中にも本作の変化を積極的に受け入れた上で、シリーズの原点となる『1』、PSのRPG全体で見ても高い評価を得た『2』と遜色ない作品として本作を最も推す人も少なくない。
シリーズの中での立ち位置はひとまず置いておくとして、高い完成度を持つ優れた作品と言えるのではないだろうか。
*1 廉価版よりで付与されたレーティングを記載。
*2 最終的に一人の視点に絞られる。また若干トリッキーな方法ではあるが前作同様に名前を好きに変更することも出来る
*3 ルシアは『2』制作時点では天威星として仲間になる予定だったが、後に『1』の天威星・ペシュメルガ続投が決まったことにより最後まで宿星入り出来なかったという裏話がある。本作で15年の時を経て天威星の仲間入りとなった
*4 無論、頼らなくても時間さえかければどうにかなるが。
*5 両者とも、『2』の項目を参照。
*6 各地でアイテムを集める。本編で行く必要のない村に行って、二人に会うことが条件。
*7 本編で行く必要のないダンジョン(ボス戦付き)のクリア必須。
*8 ラスボスを倒した後のセーブデータをあらかじめPS2用メモリーカードにコピーする必要がある。