【でぃでぃーこんぐれーしんぐ】
ジャンル | レースゲーム | ![]() 裏を見る |
対応機種 | ニンテンドウ64 | |
メディア | 96MbitROMカートリッジ | |
発売元 | 任天堂 | |
開発元 | レア | |
発売日 | 1997年11月21日 | |
定価 | 7,140円(税5%込) | |
周辺機器 | コントローラパック、振動パック対応 | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
レア社が送る最初のレースゲーム 陸・海・空ボリューム豊富なレース数 プレイヤーの個人スキルが大きく出る点は賛否気味 アドベンチャー関連で難易度上げる存在『 シルバーコイン 』 |
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ドンキーコングシリーズ・関連作品リンク |
『スーパードンキーコング』シリーズに登場したディディーコングが主役の3Dレースゲーム。
ただし、過去のドンキーコングシリーズとの繋がりは薄く、ディディー以外はオリジナルキャラが中心である。
舞台も動物達が暮らす平和な島「ティンバーアイランド」であり、ストーリー上の主役も虎の男の子ティンバーで、
ティンバーの親友であるディディーコングがコングカントリーから応援に来たという形。
同ハードで発売された『マリオカート64』とはなにかと比べられがちだが、レースゲームとしては1人用モード「アドベンチャー」の充実やそこから広がる解禁要素などで差別化が図られており、実際はかなり性質の異なる間柄である。
プレイヤーは3種のビークル(乗り物)やアイテムバルーンを駆使して、多数あるコースを楽しむことができる。
動物たちが住んでいるティンバーアイランドが、宇宙一の無法者ウィズピッグに乗っ取られてしまい、 島の誇りである16ものコースも邪悪な魔力で封印されてしまいました。 ウィズピッグを追い返して、元の平和な島を取り戻すには、彼とレースをして勝たなければなりません。 そう考えた動物たちは、仲間の中からチャンピオンレーサーを決めることにしました。
このゲーム最大の特徴は、なんと言ってもビークル(乗り物)が3種類あること。最初はコース毎にビークルは固定だが、クリアすれば一部のコースでは他のビークルを選んで走ることが可能。ただし「水上コースに対してレースカー」など、そのコースに相応しくないビークルは選べない。(*1)
メインとなるディディーコングを始め、バンジョー、ティップタップ、コンカーなど、レア社作品の中でも今作で初めて顔を見せるキャラクターが多い。動物がモデルになっている愛嬌有るキャラクターが揃っている。
以下、名前の後ろにモチーフとなった動物名を記載する。
キャラクター毎に加速・ステアリング重視の軽量級、バランスが良く扱いやすい中量級、最高速重視の重量級に分かれる。
+ | 一定条件を満たすことで出現する、高性能な隠しキャラも用意されている。 |
いわゆるストーリーモードにあたるもの。ウィズピッグに対抗すべく、「ゴールドバルーン」を集めて、封印されたコースを開放していく。『スーパーマリオ64』のように、広大なフィールドを巡回してコースのある扉に入っていくという仕組み。
アドベンチャーモードの基本的な流れは以下の通り。
+ | 4つのゾーンを2回目のボス戦まで攻略すると… |
+ | 衝撃のエンディングの後には…?アドベンチャーにはさらなる隠し要素が存在する。 |
+ | 一例・ニコニコ動画 |
全体的に難度が高くストイックな作りになっており、良くも悪くも実力差が出る作品。
『マリオカート64』などと比べると万人受けという面では劣る、玄人向きな印象が有る。
しかし、純粋なレースゲームとしてはむしろ原点に立ち返った正統派ともいえる作品であり、プレイスキルを磨けば磨くほど好タイムがのぞめる。
他のレースゲームを遊んだ事のある人でも、また別の感覚で楽しむことができるだろう。
また単なるレースゲームとしてだけでなく、あえてレースそっちのけでコースを探索し、隠されたアイテムを探すという「箱庭ゲー」めいた楽しみ方だってできる。
マシンの操作もそれぞれ個性と重量感があり本格的。本作を遊ぶ際は、ぜひとも振動パックを装着してのプレイを体験してみて欲しい。