ショーン

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ショーン - (2020/01/20 (月) 00:10:27) の編集履歴(バックアップ)




「やった・・・・ついにやった!
               俺・・・・全米一になったッ!
  これで師匠に追いつけたぜ・・・・
               ・・・・ああ、夢みたいだ・・・・」
*1

「押忍!宜しくお願いしますっ!」

III1st・III2nd
ニューヨークの街角に道着を着た一人の少年が落ち着きなく立っている。
どうやら人を待っているらしい。
「ケン師匠はどこまで行ったんだろう……、奥さんへのプレゼントだからって、買い物にしては遅いなぁ。
 こっちは道着を着てこんなところで立ちん坊じゃ、ケンカ売ってくれって言ってるようなもんだぜ」

「早くファイトがはじまんねぇかな……」
建物一つ離れた路地でそうつぶやく男がいた。ホットドッグを片手に、こっそりと様子をうかがうケンだった。
III3rd
ショーンもいよいよ格闘選手権に出場する事になった。
だが師匠のケンは厳しく言い放つ。
「お前の今の実力じゃ恥をかくだけだ」
大会予選まであとわずか。
なんとしても、ケンを唸らせる「自分だけの型(スタイル)」を会得しなければ!

キャラクター設定

ストリートファイターIII』に登場するキャラクター。『1st』より登場。
フルネームはショーン・マツダ(日本名は「松田ショーン」)。日系ブラジル人三世の青年。
『ストV』で姉・ララの存在が明かされ、苦手なもの(≒人物)に彼女の存在が挙げられている。一方の姉は弟♡♡である。

『ストIII』の時代では全米格闘チャンプとなっているケンに憧れを抱き、彼の元へ無理矢理押し掛けて弟子入りした
当初は弟子を持つ事に気が進まなかったケンであったが、熱意が伝わったのか、後に熱心にショーンを指導するようになる。
『1st』、『2nd IMPACT』では半ば投げ遣りなケンからの修行をこなすべく切磋琢磨している姿が描かれている。
『3rd STRIKE』では全米格闘王選手権に出場する為に、自分だけのオリジナルスタイルを会得しようとストリートファイトに赴く。

担当声優は『1st』『2nd IMPACT』では『ジョジョの奇妙な冒険』のDIO役、『北斗の拳』のレイ役で知られる千葉一伸氏。
『3rd STRIKE』では岩田光央氏。
『V』でも使用キャラではないもののデモ画面やゼネラルストーリーで出番があり、藤村村瀬歩氏が担当している。

いつ頃に弟子入りしたかについては不明であったが、『ストIV』においてケンの「弟子はもう受け付けていない」という旨の勝利台詞がある為、
『ストIV』の時代には既に押し掛けていたと考えられる……と思われていたが、
後に『ストIV』より後の時系列になる『ストV』のゼネラルストーリーに登場。
ララに届けられた『ピース』を狙うシャドルーに襲われた所を、この時初対面であったケンに助けられており、その縁が基で弟子入りしたようだ。
『ストV』のショーンはララから「モヤシ」と呼ばれるほどヒョロヒョロで、『Ⅲ』の時代には随分鍛え上げた事が分かる。

波動の力も伝授してもらっているようで、まだ完全に使いこなせてはいないが、ある程度実戦で使用出来るレベルではある。
その他見よう見まねで覚えたリュウやケンの格闘術と、祖父から伝授された柔術をミックスさせたスタイルで戦う。

趣味はケンカとストリートバスケ。世紀末ではない普通のスポーツね、一応。
投げたボールをブロッキングするボーナスゲームでは、ボールの投げ役としても登場する。


キャラクター性能

矢吹真吾のような弟子キャラで、ダンのように意図的に弱く設計されている……はずなのだが、
高いゲージ回収能力と隙のない必殺技のお陰で、『2nd IMPACT』までは強キャラの一人に数えられていた。
初代では強トルネードの気絶蓄積値が異常に高く、さらに通常技キャンセルでコンボに組み込めたため、
ジャンプからの基本連続技で(相手キャラにもよるが) 9割 スタンゲージを溜められた。
『2nd IMPACT』では「トルネード」含め、当てて有利になる技が多く、更に発生0Fの高速突進SA「ハイパートルネード」が最大2本ストックであった。
またショーンのみ後ろに下がりながら通常技を出すと何故か空振り二回分ゲージが溜まる(1stでもあったので多分)仕様があり、
他のキャラがしこしこ1本ゲージを溜める中ショーンはハァッ!とアッパーするだけで2本ゲージが溜まる異次元さを発揮、
そもそもそのアッパー(大P)も他の胴着キャラと違いショーンだけ遠距離技がないため適当に振り放題、
例を出すとアレックスの大足を発生大体3Fで先端から潰す意味不明な判定の強さを常時振りまく事に。
他の技もリュウケンより大概強く、牽制メインで押していき、中~近距離で通常技当たったらすぐハイトル
と言うより、何か技当たったらその後に「ハイパートルネード」が付いてくるという恐怖の存在になっていた。
ちなみに恐らく最もひどいのがリープアタック(中段、発生一桁F)と下段の択。
2ndは22+ボタンでリープなので出るまでリープか分からず、発生もほぼ同じというか発生一桁の中段とか見えるはずが…。
勿論当たればハイトルで体力5割が消し飛びます。
もし『3rd STRIKE』で下記のような弱体化がなされず上記の『2nd IMPACT』までに準じた性能だったら、トゥエルヴと2弱を争う事も無いどころか逆に春麗を喰うほどだった上に闘劇でも出場者が結構多かったかも知れない。

いくら何でも師匠を余裕で食ってしまえる性能はマズいと感じたのか、『3rd STRIKE』では理不尽なほどの弱体化がなされる事になった。
例を挙げていくと、
  • ヒット・ガード・ミスを問わず反確の「トルネード」(EXなら不利で済むが1FSA持ちのユリアンヒューゴーには封印せざるを得ない
  • 「ハイパートルネード」は0フレ技ではなくなり弱体化。それでも全体的に俯瞰すれば強力なままだが、最大ゲージストックが1本に
  • 「ドラゴンスマッシュ」の弱体化(両手で攻撃したら弱くなってしまった…)
  • 通常技はどれも他の胴着キャラの劣化性能へ
等々…、その結果何をやってもケンの劣化と言われ、トゥエルヴと2弱を争うほどまでに落ちぶれてしまった。
一応ジャンプ力などの機動力の面ではケンに勝っているが、流石にそれだけでは前述の性能差を補えない。
今や『3rd STRIKE』ランク評価(2012年現在のアルカ調べ)は並んでいたはずのトゥエルヴにすら突き放され、
圧倒的に 1弱独走している救いはないんですか!?

「ハドウバースト! うぉーっ!」
参考動画

その為か、どうしても『1st』『2nd IMPACT』時代の千葉一伸氏演じる通称『千葉ショーン』は強キャラ、
『3rd STRIKE』での岩田光央氏演じる通称『岩田ショーン』は弱キャラという変な概念がこびり付いてしまっており、
特に前者はDIOレイジェダ・ドーマ鑑恭介など強キャラ系を演じている事もあり、余計に拍車をかけているとも言える。
また挙句の果てに『3rd STRIKE』でショーンが弱くなったのは、
「中の人がDIO様じゃなくなってしまった」からとか「中身が変わってしまった」から等と皮肉られる始末。
そんなに声補正が凄いのか!?
KUSANAGIもそこまでではないがそれなりに強いキャラなのに…、というかジェダや恭介は弱い時代もあったのに。(´・ω・`)ショーン
最近では名前繋がりの時事ネタで「詐称がバレた」等と言われる始末。(´・ω・`)ショーン

しかし悲惨なキャラの代名詞としてたびたびトゥエルヴの名前が挙がるのに対し、ショーンはあまり話題に上らない。
トゥエルヴにおける山崎氏ほどの著名なプレイヤーも存在しない。
また闘劇08本戦でも、トゥエルヴはなんと2人もいるのにショーンは1人もいなかった。
まぁ2008年は誰かさんもいなかったのだが、 過去1度も出場した事がない のはショーンだけである。
やはり同じ意図的に狙って作られた弱キャラであっても、特徴的な性能を有するトゥエルヴとコンパチの劣化キャラでは扱いが違うのか。
逆に言えば、ダンと違いもし次回作が存在するなら、また浮かび上がる可能性も多分にあるという事ではあるのだが。
(`・ω・´)ショーン
この顔文字が使われるのはいつになる事か…。
そんなショーンが活躍する動画


MUGENにおけるショーン

原作再現系

+ rei氏製作・3rd+2nd他仕様
  • rei氏製作・3rd+2nd他仕様
基本は3rd仕様だが、2ndモードや両方を混ぜたアレンジモードなども搭載されている。
AIも搭載されて……はいるのだが、キャラ自体の性能がショーンなので大会などでは噛ませ犬扱いとなる事がほとんど。
そして たまーにAIの無いキャラに普通に負けたりする 。ショーン(´;ω;`)
AI作成は自由となっているので、強いショーンが見たい方は製作してみてはいかがだろうか。

2013年4月27日にドラハン氏による外部AIが公開された。
2018年1月3日に本体が更新されたため、残念ながらこのAIは最新版には適用できない。

+ 無敵医師氏製作・3rd仕様
  • 無敵医師氏製作・3rd仕様
ギルティギアのキャラで有名な無敵医師氏による、まさかのショーン。
+ このショーンの悲しみの遍歴
実は無敵医師氏のサイトには、かなり(少なくとも3年以上)前からショーンがWIPとして存在していた。
だがそれ以降一向に公開される気配が無く、「GGキャラの中に一人だけショーン」という珍妙な絵面も相まって
最早「WIPとして存在する事自体がギャグ」とまで言われていた。
しかし、2010年6月に闇慈と共に公開され、多くの人を驚かせた。
まだβ版ではあるが、全ての技を搭載しており問題無く使える。
また、師匠の技である疾風迅雷脚が使え、ゲージの長さによって威力が変化するので、原作よりは戦える性能である。
ネオネオ氏のAIが公開されていた(現在公開停止)。
Lv毎に動き方が細かく変わる他、AI自身も中々強く非常に『3rd』っぽい動きをするので知ってる人はニヤリと出来るだろう。
そしてタッグでは活躍し辛いスト勢だが、氏恒例のタッグ記述も搭載。
落ちてくる敵にハドウバーストを当てるなど、的確な援護を行う。

また、2014年12月にペパーミント氏のAIが公開された。
ブロッキングの精度や、AIが疾風迅雷脚を使用するかなどの設定が可能。

アレンジ系

+ LaQuak氏製作・マスターショーン
  • LaQuak氏製作・マスターショーン
キングなどの「マスター」シリーズを製作している氏によるアレンジ仕様。
普通に波動拳を撃ったりするなどかなり強化されており、スーパーアーツも3段階に分かれている。
ただし、波動拳を普通に撃てるようになった反動か、ハドウバーストは搭載されていない。
AIは搭載されていない。

+ DG氏製作・MVC仕様
  • DG氏製作・MVC仕様
MVC風にアレンジされており、こちらも波動拳を普通に撃てる……が、射程は短く、弾速も妙に遅い。
せっかくMVC風になったのに今一強くなったように見えないのは気のせいだろうか。
こちらもAIは搭載されていない。

+ Fido氏製作・MX仕様
  • Fido氏製作・MX仕様
現在は入手不能。
ブロッキングやジャストディフェンスを搭載。氏のMXシリーズ共通のシステムを持つ。
エフェクトが非常に綺麗。

+ Buckus氏製作・アレンジ仕様
  • Buckus氏製作・アレンジ仕様
豊富なサブシステムとコンボ性能の向上により、扱いやすい仕上がりとなっている。
デフォルトでAIが搭載されている他、斑鳩氏によるAIが公開されている。

+ mugenmonkey氏製作・ストII仕様
  • mugenmonkey氏製作・ストII仕様
Ichidori555氏が製作した「ストII仕様ダン」のスプライト改変キャラ。
技は波動拳、昇龍拳、竜巻旋風脚のみ。波動拳はダンの我道拳モーションになっている。AIも入っていない。
それどころかフォルダ名・ファイル名ですら改変元の「SF2 Dan」のままであり、ただの色違いなだけになっている。
さすがにディスプレイネームは「Sean」になってるけど。ショーン(´;ω;`)
実際フォルダ名がそのままでは非常に紛らわしい上に間違って上書きしてしまう可能性もあるので、
ショーンのためにもフォルダ名(とDEFファイル名)をせめて「SF2 Sean」に書き換えてあげて下さい…。

+ KAZ氏製作・ストIII & マーヴル VS.仕様
  • KAZ氏製作・ストIII & マーヴル VS.仕様
MVC仕様を元にした、2ndの全盛期を通り越した凶悪改変キャラ。
発生0Fどころか暗転(SuperPause)中に突進・捕縛するハイパートルネードや、
MVC仕様なので判定が広くダウン状態から拾える真・昇龍拳ことアルティメット・ドラゴンスマッシュ、
さらにはストIII2nd以前の担当CVが千葉一伸氏だという理由だけで別キャラバグ技まで使ってくる。
AIはデフォ搭載されており、コンフィグ設定で各種項目の設定が可能。
上記のバグ昇竜は、デフォ設定ではプレイヤーのみ使用可能の状態になっている。

その他、SVCの胴着キャラを改変したと思われるSNK風ドットのショーン、
ストZERO風ドットショーン、雷を纏った「ダークショーン」等が存在している。
かつての栄光を取り戻せるか!?





  「俺はダンじゃないっ!ダンって呼ぶなあっ!」*2

…とここまで色々とショーンの不遇さ、性能面の弱さを上げてきたが、実際の所MUGENにおいては、
相手やシステムの相性で他の格ゲーキャラを喰える性能に化ける事もある。
実際、たとえ原作では最弱キャラであっても、
このMUGENでは原作での最強キャラを余裕で喰ってしまえるキャラへと変貌する事はよくある事でもある。
ショーンの場合も、もしかするとこのMUGENでは相性による優位性が今後、発見される…かもしれない。

+ 大会ネタバレ
ストリートファイター VS 餓狼伝説&龍虎の拳』にカプコン代表選手の一人として出場。
一勝するたびに体力-300、それでも勝ち続けたら今度は防御力が-30されていくという連勝が難しいルールのもとで、
キム・ジェイフンを皮切りにグラントキム・カッファンダック・キングなど格上の選手達を相手に奇跡の連勝。
ついに 体力-900、防御力-30 という、ほぼ何を食らっても一撃死する状態に至る。
そして最後は状態万全のライデンの前に力尽きたが、 その試合も「ライデンが体力-300の状態なら勝っていた」状況だった。
誰もが認める今大会のMVPである。


出場大会

シングル
タッグ
チーム
その他
削除済み
更新停止中

出演ストーリー



*1
夢でした。


*2
海外版『1st』及び『2nd IMPACT』の勝利台詞より。
そう言えば「断空脚」と「トルネード」は似ているような…。
性能は段違いだけど、断空脚もサガットがパクるぐらい強いし。

余談だが、ダンさくらも『ストIV』に登場した。
まあこちらの方は時代的に『ZERO』、『ストII』に近いし…、と思ったらまことダッドリーいぶきが『スパIV』に参戦してしまい、
『スパIV AE』にはユンヤンも参戦。もはや(´・ω・`)を通り越して(´;ω;`)
マツダ式柔術オンリーで戦うショーンが見たかったという声もちらほらと挙がっているので、次回作こそはと願いたい所である。
…と思っていたら、そのポジションは姉のララに持ってかれてしまった。ショーン(´;ω;`)