遠い遠い昔。御山を全て焼き尽くす大火が起きた。その山に棲む雌のユニコーンは、腹に子を宿していた。母ユニコーンは、火に焼かれながらも子だけはどうか助かるようにと強く強く願った。
焼かれて死にゆく母親から、ユニコーンの子が生まれた。子は、母親の加護を受け、火に焼かれないという不思議な体をしていた。ユニコーンの子は震える脚で立ち、燃えゆく母と御山を見届けた。
燃え尽きた山に、ユニコーンの子は一人きり。三日三晩、母の亡骸から離れず、鳴き続けた。すると、焼けた土から新たな緑が一つ、芽吹いてきた。ユニコーンの子は、その芽を母のように愛した。
数千年の時が経った。あの時ユニコーンの子が愛でた芽は大きく育ち、御山の神木として高くそびえている。神木の下には、ユニコーンの子が眠り、御山と動物達を大火の厄から守っているという。
武器種 | 銃 | レアリティ | ★★ |
属性 | 風 | シリーズ | 翠鉄 |
EN | Emerald Pistol | ||