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火属性
赤血の大筒
かつて存在したという罪深き戦闘部隊、『赤鬼』。
それは人の世に居場所のない大罪人を活用する、血塗られた部隊。
彼等は殺意によってのみ突き動かされる、赤き絡繰りの群れだ。
それは人の世に居場所のない大罪人を活用する、血塗られた部隊。
彼等は殺意によってのみ突き動かされる、赤き絡繰りの群れだ。
銃使いのその女は、冷酷を絵に描いたような女だった。
彼女が銃を選んだ理由は、引き金を引けば敵が死ぬという、
その明快さが、自身に合っていると感じていたからだ。
彼女が銃を選んだ理由は、引き金を引けば敵が死ぬという、
その明快さが、自身に合っていると感じていたからだ。
弾を込め、銃を構え、引き金を引く。
また弾を込め、銃を構え、引き金を引く。ただそれを繰り返す。
感情も交えずに命を奪う姿は、まるで女自身が銃の様だった。
また弾を込め、銃を構え、引き金を引く。ただそれを繰り返す。
感情も交えずに命を奪う姿は、まるで女自身が銃の様だった。
「自分に人を名乗る資格は無い」、いつかの彼女はそう誓った。
愛を裏切った自分など、最早心無き道具に過ぎない、と。
どれだけ撃っても、冷え切ったその銃が熱を覚える事は無い。
愛を裏切った自分など、最早心無き道具に過ぎない、と。
どれだけ撃っても、冷え切ったその銃が熱を覚える事は無い。
武器種 | 銃 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 火 | シリーズ | 赤血 |
EN | Bloodied Artillery | ||
復讐の残響
少年は復讐のために生きていた。男手ひとつで育ててくれた父親が殺されてから、仇である男を捜し続けている。形見の銃を手に国中を巡り、仇の情報を探す日々。少年にとって過酷な旅だったが、仇の居場所に少しずつ近付いている手ごたえはあった。
少年は毎晩のように、父親が殺された日の夢を見る。平凡だった家庭に、ある日強盗が押し入った。男に銃を向けられた父親を庇い、立ちはだかる少年。だが、子供一人の抵抗など目もくれられず、無残に父親は銃殺された。
少年は旅の中で、父親が隠し続けた裏家業を知る。父親に恨みがある者は多く、名前を出すだけで武器を向けられることもあった。だが、少年はどんなに辛い目にあっても復讐を諦めない。父親が向けてくれた笑顔も、思い出も、本物だと信じていたからだ。
数年の旅の末に、仇の住居を突き止めた。家に押し入り、男に銃を向ける。その瞬間、男を庇うように娘が立ちはだかった。怯えながら必死に「やめて」と訴えるその目を、少年は知っている。引鉄を引くことを躊躇した少年は、父親を殺した銃で射殺された。
武器種 | 銃 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 火 | シリーズ | 復讐 |
EN | Vengeful Echoes |
近代軍記ノ肆
12月。この地には滅多に雪が降らないが、内陸特有の底冷えする寒さが駐屯地を襲っていた。隊員らは身を寄せ合って酒を飲み、寒さをやり過ごす。この時期、隊員らの話題も華やぎ、遠い地にいる家族や恋人の話が増える。青年の周りも、例外ではない。
青年には恋人はいなかった。しかし、隊員らの話を聞くともなく聞いていると、ふと昔の恋人のことを思い出していた。戦地に派遣されることが決まる少し前に、別れを告げた相手だ。長い間離れ離れになり、生きて帰ってこれる保証もないと思っての決断だった。
彼女は今も、雪深い祖国で、きらきらと降り積もる真っ白な雪を見ているだろうか? 死と隣り合わせの自分には、彼女を愛する権利はないと信じていた。なのに隊員らは、祖国へ残してきた恋人のことを嬉しそうに話した。それが、彼らの戦うべき理由なのだった。
次の朝は雪が降った。地面に触れてすぐ溶ける雪のせいで、道はぬかるみ、酷い悪路となったが、隊員らは普段と変わらぬ態度で戦地へ出ていった。青年は決めた。次に祖国に帰ることがあったら、あの娘にもう一度会いに行ってみようと。
武器種 | 銃 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 火 | シリーズ | 近代軍記 |
追加日 | 2021年5月20日 | ||
EN | War's Chronicle IV | ||
解放: グリフ(形而上の兵長) |
妄信ノ引キ金
権力者でお金持ち。そんな両親を親にもつ私はいわゆるお嬢様。常に命を狙われるから、いつからか護衛人がつくようになった。護衛のために両親とは会わなくなった。でも平気。彼が私のことをいつも護ってくれているから。
私は四六時中狙われている。だから彼はずっと私のそばにいて護ってくれた。護衛の時間と比例して、私は彼への想いを密かに膨らましていた。私がお姫様なら、彼はナイトってことね。禁断の恋のようでワクワクするわ。
ある日誘拐犯が現れた。命ではなく、私の身柄が目的のようね。様子を探ろうと誘拐犯の方に目を向けると、奴は銃を彼に向けていた。狙いは彼? そんな! 彼は私を守ってくれるが、彼のことは誰が守るの? 考えるより先に、体が動いていた。
ああ、間に合わなかった。撃ち抜かれて飛び散った頭部を目の当たりにし、彼の死を突きつけられる。泣き叫ぶ私の元に犯人が駆け寄り、何故か私の無事を確認してきた。意味がわからない、もうどうでもいい。私は誘拐犯の銃を奪い、自分の頭を撃ち抜いた。
武器種 | 銃 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 火 | シリーズ | |
追加日 | 2021年10月22日 | ||
EN | Trusting Trigger | ||
解放 | グリフ(彩涙光の兵長) |
水属性
綺装の拳銃
とある大金持ちの男は、銃を収集するのが趣味だった。その中でも特に気に入っていたのが、細かな装飾がされたとても美しい銃。
性能も非常に優れており、他のどんな銃にも引けを取らないとマニアの間で評されると、その価値は日に日に増していった。
ある時、一人の盗人が銃を盗みに屋敷へ忍び込んだ。が、運悪く男と鉢合わせてしまい、互いに銃を抜いて銃口を向け合うことに。
殺るか殺られるか、刹那の一瞬を制したのは盗人の方だった。この美しい銃が発砲で汚れるのが許せず、男は引き金を引けなかった。
武器種 | 銃 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 水 | シリーズ | |
EN | Fanciful Pistol | ||
傷蔽の銃
職人が集う国で暮らす、とある夫婦。妻は国でも名の知れた指折りの機織師だったが、夫は無名の銃職人。何故あの2人が結婚したのかと、他の職人達から疑問に思われていた。
妻の作る織物は、宝石のように美しいものから特殊な繊維を使ったものまで多種多様で、王家からの発注も受けるほど。それでも彼女は鼻につく態度をとることもなく、夫に寄り添い続けていた。
一方の夫が作る銃は、初作こそ名銃と呼ばれたものの、以降は駄作ばかり。妻の為にと努力を続けたが、報われなかった。妻からの優しい励ましも、夫にとっては嫉妬の元でしかない。
ある日、夫は自宅に火を放って自殺を図る。燃え尽きた家から発見されたのは夫婦の焼死体と、耐炎の織物で包まれた一丁の銃。それは夫自体に興味もない妻が唯一愛した、夫の初作の名銃だった。
武器種 | 銃 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 水 | シリーズ | |
追加日 | 2021年7月9日 | ||
EN | Woundcloak Gun | ||
解放 | ディミス(黒緋染の射手) |
黒鳥ノ短銃
奇妙な銃だと人々は言った。それはその形状を指してだけの言葉ではない。無尽の弾丸を放つと言われたそれは、引き金の重さが、銃口を向けた相手の体重と等しくなるという特性を持っていた。
無論、人を撃とうとするならば、指先で引き金を引くのは困難を極める。この銃を手にしたある女は、怨敵を撃ち殺そうとして啖呵を切り、引き金を引けず返り討ちに遭った。
ある男は、病に伏せて呼吸さえままならなくなった母に、銃口を向けた。男は泣きながら、両手の指で精一杯に引き金を引き、予想よりも軽かった引き金の重さに、また泣いたという。
またある者は、掃除の為にこの銃を使った。殺したのは、塵を漁る黒い鳥、鼠。そして望まぬ子供。そうして幾つもの命を奪う内、銃は命の重さを忘れたのか、その引き金は羽の様に軽くなっていた。
武器種 | 銃 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 水 | シリーズ | 黒鳥 |
追加日 | 2021年8月9日 | ||
EN | Blackbird Gun |
儀礼の祝砲
男は、銃を造る職人だった。戦争が終わり、軍を退役してもなお、彼の銃に対する執着は衰えることを知らない。平和な世には無用の長物と化した銃を、男はただ黙々と造り続けていた。
男にはひとつの夢があった。それは、見る者すべてを魅了する、芸術的かつ端麗な銃を造り上げること。そして何年も試行錯誤を重ねた男は、ついに自身すら見惚れるほどの銃を完成させる。
それ以来、男はまるで悪魔に取り憑かれたかのように、その美しい銃で次々と罪なき人々を撃ち殺した。美しい銃には、それに見合う美しい死体が必要だったのだ、と、死ぬ間際に男は語ったという。
世間を恐怖に陥れた連続殺人犯として、男は極刑に処された。しかし彼の造った銃は、その高い芸術性が認められ、例年執り行われる終戦記念式典において、永世の平和を願う祝砲に使われている。
武器種 | 銃 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 光 | シリーズ | |
追加日 | 2021年8月18日 | ||
EN | Formal Salute | ||
解放: グリフ(兵長の祝宴) |
風属性
裁定の拳銃
【判決理由】
(裁判所が認定した罪となるべき事実)
第一 被告人は、賭博行為にて拳銃を一丁入手した。
(裁判所が認定した罪となるべき事実)
第一 被告人は、賭博行為にて拳銃を一丁入手した。
第二 被告人はその拳銃を持って帰宅し、自殺を試みるもやや躊躇いがあり、制止した実父と揉み合いとなり発砲。
実父は、顔面に弾を受けて即死。
実父は、顔面に弾を受けて即死。
第三 被告人は自暴自棄となり、拳銃を持って市街地へ向かい、人の往来の多い商店街にて無差別に発砲。
16人が死傷。
16人が死傷。
主文
被告人を死刑に処する。
押収してある拳銃一丁を没収する。
被告人を死刑に処する。
押収してある拳銃一丁を没収する。
武器種 | 銃 | レアリティ | ★★★ |
属性 | 風 | シリーズ | 裁定 |
EN | Handgun of Judgment |
豪傑の人柱
力持ちの嫁が旦那と二人で鍛冶屋を営んでいた。旦那は、体は細いが腕の良い鍛冶師。嫁は持ち前の力を活かして仕事を手伝い、旦那は鍛冶に打ち込む。協力して生計を立てている彼女たちは、村でも仲が良い夫婦だと評判であった。
そんな嫁が六度目の懐妊。夫婦は大層喜んだが同時に不安を覚える。それもそのはず。今まで五回の出産を経験したが、全て死産だったのだ。原因は子の窒息。嫁のいきむ力が強すぎるようで、腹から出る時に命が消えてしまっていた。
今回こそ産んでやりたい、と嫁は願いながら出産の日を迎えた。赤ん坊の頭が出てきた!もうすぐだよ!と誰かが嫁に声をかける。その声に返事をしたのは嫁ではなく、大きな銃声だった。旦那が嫁の頭を撃ち抜いたのだ。
死産の原因がいきむ力、であれば力を出せなくすればいいと考えた嫁は、生まれる瞬間に自分を殺してくれと旦那に頼んでいたのだ。周囲の人間が何が起こったのかわからず唖然としている中、旦那は生まれた我が子を抱え、泣きながら逃げるように走り去った。
武器種 | 銃 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 風 | シリーズ | |
追加日 | 2021年8月31日 | ||
EN | Sublime Sacrifice |
三翼の銃
感情を持った機械は考える
どうして生まれてきたんだろう
しかし、いくら探してもその答えは見つからない
どうして生まれてきたんだろう
しかし、いくら探してもその答えは見つからない
愛を知った機械は考える
どうしてこんなに悲しいんだろう
しかし、いくら探してもその答えは見つからない
どうしてこんなに悲しいんだろう
しかし、いくら探してもその答えは見つからない
孤独を知った機械は考える
どうして人は死ぬんだろう
しかし、いくら探してもその答えは見つからない
どうして人は死ぬんだろう
しかし、いくら探してもその答えは見つからない
意志を持った機械は考える
この引き金を引いたら会えるだろうか
しかし、その答えは誰も知らない
この引き金を引いたら会えるだろうか
しかし、その答えは誰も知らない
武器種 | 銃 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 風 | シリーズ | 三翼 |
追加日 | 2021年11月20日 | ||
EN | Three-Wing Gun |
夢想の小銃
母親に一丁の拳銃を貰った。明日から一人前の男になるよ。
そう覚悟を決め、俺は眠りについた。
そう覚悟を決め、俺は眠りについた。
最初の仕事はとある男の暗殺だった。
バンッ。はい、終わり。簡単な仕事だな。
バンッ。はい、終わり。簡単な仕事だな。
早速次の仕事を依頼された。才能がある者の悩みだ。
完璧な依頼遂行のため、ゆっくりと眠るとしよう。
完璧な依頼遂行のため、ゆっくりと眠るとしよう。
カンカンカン。カンカンカンカン。
けたたましい音に驚き、飛び起きた。お母さんうるさい!
誕生日なんだからもうちょっと寝させてよ!
プレゼントの拳銃の玩具を胸に抱え、俺は布団に入り直した。
けたたましい音に驚き、飛び起きた。お母さんうるさい!
誕生日なんだからもうちょっと寝させてよ!
プレゼントの拳銃の玩具を胸に抱え、俺は布団に入り直した。
武器種 | 銃 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 風 | シリーズ | |
追加日 | 2021年12月10日 | ||
EN | Reverie Pistol | ||
解放 | ディミス(破砕裂の射手) |
黒角ノ嫌銃
それには小さな心が与えられていた。
翼があるだけでは、羽搏くことなどできないから。
翼があるだけでは、羽搏くことなどできないから。
ゆえに管理者が必要だったのだろう。
しかし管理者にも心があっては、その繰り返しとなってしまう。
しかし管理者にも心があっては、その繰り返しとなってしまう。
その時あれは現れた。
霞の向こうから、雨雲のように。あるいは嵐のように。
霞の向こうから、雨雲のように。あるいは嵐のように。
あれは一つのシステムなのだろう。
死と転生の仮説を模倣し、命によって心を管理するための。
死と転生の仮説を模倣し、命によって心を管理するための。
武器種 | 銃 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 風 | シリーズ | 黒角 |
追加日 | 2022年2月18日 | ||
EN | Blackhorn Loathing |
救国の銃
光属性
神秘石の銃
深い、深い、地層の奥でとある鉱石が発掘されました。
その鉱石は不思議な魔力を帯びており、それに目をつけた一人の科学者が、銃を作り始めます。
その鉱石は不思議な魔力を帯びており、それに目をつけた一人の科学者が、銃を作り始めます。
「科学の発展した時代に石を発射するのか」
だれもが彼を笑います。
しかし彼は諦めず、銃を作り上げました。
だれもが彼を笑います。
しかし彼は諦めず、銃を作り上げました。
見物人が野次を飛ばす中、一発の弾丸が発射されます。
その弾丸は的を撃ち抜くだけでなく、壁までも貫き、
絶大な威力を発揮しました。
その弾丸は的を撃ち抜くだけでなく、壁までも貫き、
絶大な威力を発揮しました。
科学者は称賛されました。
彼が作った銃と弾は展示室に飾られます。
その威力が発揮されることは、二度とありませんでした。
彼が作った銃と弾は展示室に飾られます。
その威力が発揮されることは、二度とありませんでした。
武器種 | 銃 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 光 | シリーズ | 神秘石 |
EN | Cryptolith Revolver | ||
覇国の因縁
ある国に武器職人の男がいた。戦争好きの国王のおかげで、受注には困ることはない。人を殺すための道具を作り、そのお金で妻と娘を養っていることに違和感を覚えながらも、男は日々、強力な武器の制作に熱心に取り組んでいた。
あるとき、男が作った銃が正式に王家の軍に採用された。戦場での試験導入を経て、銃の性能や質を認められたのだ。安定した収入源を得られたことに男は安心する。これで、妻や娘にも欲しいものを買い与えてやれると。
しかし、妻や娘からの反応は予想外のものだった。男が作った武器によって、多くの人々が犠牲になることに罪悪感を覚えているのだという。男は家族の悲しみを受け止め、国王に謁見し、戦争での銃の使用を止めるよう進言した。
国王は、男の申し出を快く了承すると、兵に男を切り殺すよう命じた。その後、彼の意志は守られ、銃は二度と戦争で使われることはなかったという。その銃は国営の死刑場で、罪人を裁くための道具となり、日々何十発の銃声を鳴らし続けている。
武器種 | 銃 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 光 | シリーズ | 覇国 |
追加日 | 2021年2月28日 | ||
EN | Stratocratic Fate | ||
黒趾ノ短銃
僕は昔から天才と呼ばれていた。
何をやっても初めから上手くできたし、
誰かに負けたことや失敗したことなんて一度もなかった。
何をやっても初めから上手くできたし、
誰かに負けたことや失敗したことなんて一度もなかった。
だからこそ、初めて失敗してからの人生は最低だった。
今まで向けられていた期待や羨望の目線が、
嘲笑や失望の視線に変わり、自分の存在意義さえ分からなくなった。
今まで向けられていた期待や羨望の目線が、
嘲笑や失望の視線に変わり、自分の存在意義さえ分からなくなった。
全ての景色が不快に思えた、正しく青く居られる空さえ憎かった。
ゴミを啄んで好き勝手に生きる黒い鳥の鳴き声さえ、
僕の事を笑っているように感じられた。だから黙らせた。
ゴミを啄んで好き勝手に生きる黒い鳥の鳴き声さえ、
僕の事を笑っているように感じられた。だから黙らせた。
また笑い声が聞こえる。君だって、笑ってるんだろう?
武器種 | 銃 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 光 | シリーズ | 黒趾 |
追加日 | 2022年1月11日 | ||
EN | Blacktoe Gun |
虚夢の黒銃
その男は夢を見ない。機械で作られた彼の身体は、そもそもの睡眠を必要としないからだ。その身体のおかげで、男は過酷な旅の中でも、片時も離れず主人である少年を護衛することができた。
旅で迎える朝。少年は目覚めると、夢を見た日には必ず、その内容を男に話した。男は夢というものを理解できなかったため、無邪気に語る少年に寄り添って、黙って話を聞くことにしている。
夢の話をする朝のひと時は、二人にとって数少ない安らぎの時間だった。男の夢の話も聞いてみたいと言う少年に、男は言葉を詰まらせる。少年の微笑みのために、どうにか夢を見れるといいのだが。
ある朝、男は記憶メモリに不可解な映像が生じたことに気付く。まさかこれが。男は夢の報告をしようと主へ声をかけた。……だが、 変わり果てた少年が彼に微笑むことは、もう二度とない。
武器種 | 銃 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 光 | シリーズ | |
追加日 | 2022年2月18日 | ||
EN | Dreamless Dark | ||
解放 | ディミス(射手の祝宴) |
怪暴の銃
「おい! 君の修理したこの銃がまた暴発して、怪我をしてしまったぞ!」指に包帯を巻いた兵士が、銃を片手に武器の工房にやって来た。奥の部屋から出て来た武器職人はぶっきらぼうに「へぇ、少し休めて良かったじゃないか」と皮肉を言って兵士をからかう。
「君の腕を信頼して修理を依頼しているのに、これでは戦果を挙げられないじゃないか……」兵士は銃を見つめながら困った表情で語る。「未熟さを私のせいにするな」と武器職人は兵士の頭を軽く小突き、壊れた銃を受け取り奥の部屋へと戻っていった。
武器職人が修理をする度、兵士の銃はより大きな暴発をし、兵士の怪我もまた酷くなっていった。それでも武器職人に修理を依頼し続ける兵士。そんなある日、兵士は銃の暴発による大怪我で二度と戦場に戻ることができない体になってしまった。
数年後、退役した兵士は武器職人の弟子として働いていた。今日も武器工房からは工具の音と共に、武器職人と元兵士の幸せそうな笑い声が聞こえてくる。その後、その工房で修理された武器が暴発する事は決してなかったという。
武器種 | 銃 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 光 | シリーズ | |
追加日 | 2022年2月28日 | ||
EN | Inhumane Pistol | ||
解放 | グリフ(破砕裂の兵長) |
闇属性
無法者の銃
その日、彼は両親を失ったんだってさ。
借金の取り立てで殺されたらしい。周りに頼れる人もいなかったんだろう、一人この寂れた町で貧しく生活する他なかったんだよ。
借金の取り立てで殺されたらしい。周りに頼れる人もいなかったんだろう、一人この寂れた町で貧しく生活する他なかったんだよ。
その日、彼はその銃を見つけたらしい。
何か売れるものはないかと、廃工場跡で鉄くずでも漁ってたんじゃないかな。この街で銃なんて普通は手に入らないからね。
何か売れるものはないかと、廃工場跡で鉄くずでも漁ってたんじゃないかな。この街で銃なんて普通は手に入らないからね。
その日、彼は命を襲われていたの。
見たのよ、借金取りが彼の家に押し入ったのを。でも私は逃げてしまった......だって変に助けてしまって次に襲われたくないもの。
見たのよ、借金取りが彼の家に押し入ったのを。でも私は逃げてしまった......だって変に助けてしまって次に襲われたくないもの。
その日、俺は初めて人を殺した。
家に来た男たちをこの銃で撃ち殺してやった。弱者の肉を強者が食らうというなら、俺はこの銃で強者になってやる。
家に来た男たちをこの銃で撃ち殺してやった。弱者の肉を強者が食らうというなら、俺はこの銃で強者になってやる。
武器種 | 銃 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 闇 | シリーズ | 無法者 |
EN | Outlaw's Gun | ||
解放: ディミス(形而上の射手) |
拷奪の撃刑
とある大罪を犯した凶悪人の男は、政府が定めた法に則り処刑されることになった。その処刑方法は特別で、処刑までの一週間は牢に収容され、そしてなぜか銃が手渡されていた。
男はゆっくりとその日を待った。犯した罪の重さを真摯に受け止め、死刑という現実を受け入れようとしたが、やはり死ぬのは恐ろしかった。そして一週間が経ったが、刑は執行されなかった。
ホッと胸を撫でおろした男だったが、それからはいつ訪れるかわからない不安と死の恐怖に怯えることになった。そうして予告された日から一か月経っても刑は執行されなかった。
男の精神が限界に達したとき、手渡された銃の意味を理解した彼は獄中自殺を果たした。この「自殺させる処刑」は、死刑執行人の精神的負担を最小限に抑える処刑方法として人気があったという。
武器種 | 銃 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 闇 | シリーズ | 拷奪 |
EN | Tormented Shooter | ||
叛逆の果て
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星2・星3 | 星2・星3 | 星2・星3 |
星4・真暗 | 星4・真暗 | 星4・真暗 |
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星2・星3 | 星2・星3 | 星2・星3 |
星4・真暗 | 星4・真暗 | 星4・真暗 |