誰もが恐れる大悪党になることを夢見る青年がいた。
連日、青年は悪事を働くため街へと繰り出す。
「今日も元気に悪さして、早く立派な大悪党になるぞ」
「今日も元気に悪さして、早く立派な大悪党になるぞ」
青年は「悪党と言えばコレだ」と、手近な民家に泥棒に入った。
するとそこには、床に倒れ苦しむ老婆の姿が。
青年はさも一大事と、泥棒を忘れて老婆を医者に連れていった。
青年はさも一大事と、泥棒を忘れて老婆を医者に連れていった。
青年は「ならば恐喝だ」と、路地裏を歩く女に短刀を突き付けた。
すると女は大きな悲鳴を上げ、あろうことか青年に感謝した。
ずっと声が出ない病にかかっていたが、今のショックで治ったと。
ずっと声が出ない病にかかっていたが、今のショックで治ったと。
「今日もいまいちだった」と、青年は夕暮れに沈む街を後にする。
いつか自分が大悪党になれる日は来るのだろうか……
忸怩たる思いで青年が帰宅すると、家は泥棒に荒らされていた。
いつか自分が大悪党になれる日は来るのだろうか……
忸怩たる思いで青年が帰宅すると、家は泥棒に荒らされていた。
武器種 | 小型剣 | レアリティ | ★★★ |
属性 | 闇 | シリーズ | 無法者 |
EN | Outlaw's Dagger | ||