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無法者の廃材
暇を持て余していた俺は、そこらの廃材を拾い集めて、
ヘンテコな道具を造ってみた。
円筒状の鈍器のような、椅子のような、机のような……
何に使うかは自分でもわからないが、とにかくヘンテコな道具だ。
ヘンテコな道具を造ってみた。
円筒状の鈍器のような、椅子のような、机のような……
何に使うかは自分でもわからないが、とにかくヘンテコな道具だ。
俺はその道具の使い道を探るべく、ふと両手にはめてみた。
するとどうだろう、思いもよらぬ見事な装着感だった。
これはいい、人を殴りつけるのに丁度いいかもしれない。
しかし次の瞬間、俺はあることに気が付いた。
するとどうだろう、思いもよらぬ見事な装着感だった。
これはいい、人を殴りつけるのに丁度いいかもしれない。
しかし次の瞬間、俺はあることに気が付いた。
なんと、その道具が手から抜けなくなってしまったのだ。
俺がこれまでに積み重ねた、暴力沙汰に対する天罰だろうか。
困り果てた俺は、物知りで有名な町長に聞いてみることにした。
すると町長は、「良い医者がいる」と紹介状を書いてくれた。
俺がこれまでに積み重ねた、暴力沙汰に対する天罰だろうか。
困り果てた俺は、物知りで有名な町長に聞いてみることにした。
すると町長は、「良い医者がいる」と紹介状を書いてくれた。
俺は紹介状に書かれた医者を訪ねてみた。
医者は俺の手を見ると、さらりと「外せるよ」と言った。
直後、何人かの見習い医師達が俺の身体を取り押さえる。
医者は大きなノコギリを取り出すと、俺の手首に当てた……
医者は俺の手を見ると、さらりと「外せるよ」と言った。
直後、何人かの見習い医師達が俺の身体を取り押さえる。
医者は大きなノコギリを取り出すと、俺の手首に当てた……
武器種 | 格闘 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 闇 | シリーズ | 無法者 |
追加日 | 2021年12月20日 | ||
EN | Outlaw's Scraps |
無法者の杖
ここはとても大きく、それは美しい宝石のようなお城。
人々の英知と富が集まる、ステキなお城。
人々の英知と富が集まる、ステキなお城。
わたしは王様、このお城の王様。
いちばん偉いから、こんな立派な杖を持ってるの。
いちばん偉いから、こんな立派な杖を持ってるの。
ぼくは子分、王様の子分。
いちばん下っ端だから、お掃除当番はいつもぼく。
いちばん下っ端だから、お掃除当番はいつもぼく。
ここはとても大きく、それは汚いガラクタのお城。
人々の死体と廃品が集まる、ゴミ溜めのお城。
人々の死体と廃品が集まる、ゴミ溜めのお城。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 闇 | シリーズ | 無法者 |
追加日 | 2021年9月28日 | ||
EN | Outlaw's Staff |
無法者の銃
その日、彼は両親を失ったんだってさ。
借金の取り立てで殺されたらしい。周りに頼れる人もいなかったんだろう、一人この寂れた町で貧しく生活する他なかったんだよ。
借金の取り立てで殺されたらしい。周りに頼れる人もいなかったんだろう、一人この寂れた町で貧しく生活する他なかったんだよ。
その日、彼はその銃を見つけたらしい。
何か売れるものはないかと、廃工場跡で鉄くずでも漁ってたんじゃないかな。この街で銃なんて普通は手に入らないからね。
何か売れるものはないかと、廃工場跡で鉄くずでも漁ってたんじゃないかな。この街で銃なんて普通は手に入らないからね。
その日、彼は命を襲われていたの。
見たのよ、借金取りが彼の家に押し入ったのを。でも私は逃げてしまった......だって変に助けてしまって次に襲われたくないもの。
見たのよ、借金取りが彼の家に押し入ったのを。でも私は逃げてしまった......だって変に助けてしまって次に襲われたくないもの。
その日、俺は初めて人を殺した。
家に来た男たちをこの銃で撃ち殺してやった。弱者の肉を強者が食らうというなら、俺はこの銃で強者になってやる。
家に来た男たちをこの銃で撃ち殺してやった。弱者の肉を強者が食らうというなら、俺はこの銃で強者になってやる。
武器種 | 銃 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 闇 | シリーズ | 無法者 |
EN | Outlaw's Gun | ||
解放: ディミス(形而上の射手) |
無法者の匕首
誰もが恐れる大悪党になることを夢見る青年がいた。
連日、青年は悪事を働くため街へと繰り出す。
「今日も元気に悪さして、早く立派な大悪党になるぞ」
「今日も元気に悪さして、早く立派な大悪党になるぞ」
青年は「悪党と言えばコレだ」と、手近な民家に泥棒に入った。
するとそこには、床に倒れ苦しむ老婆の姿が。
青年はさも一大事と、泥棒を忘れて老婆を医者に連れていった。
青年はさも一大事と、泥棒を忘れて老婆を医者に連れていった。
青年は「ならば恐喝だ」と、路地裏を歩く女に短刀を突き付けた。
すると女は大きな悲鳴を上げ、あろうことか青年に感謝した。
ずっと声が出ない病にかかっていたが、今のショックで治ったと。
ずっと声が出ない病にかかっていたが、今のショックで治ったと。
「今日もいまいちだった」と、青年は夕暮れに沈む街を後にする。
いつか自分が大悪党になれる日は来るのだろうか……
忸怩たる思いで青年が帰宅すると、家は泥棒に荒らされていた。
いつか自分が大悪党になれる日は来るのだろうか……
忸怩たる思いで青年が帰宅すると、家は泥棒に荒らされていた。
武器種 | 小型剣 | レアリティ | ★★★ |
属性 | 闇 | シリーズ | 無法者 |
EN | Outlaw's Dagger | ||
無法者の槍
■1月31日
毎日毎日、くず鉄を溶鉱炉に放り込むだけの仕事。
こんな退屈な日々がいつまで続くのだろう。
毎日毎日、くず鉄を溶鉱炉に放り込むだけの仕事。
こんな退屈な日々がいつまで続くのだろう。
■2月8日
退屈なので、くず鉄を集めて槍を作ってみた。
我ながら、なかなかカッコよくできたと思う。
退屈なので、くず鉄を集めて槍を作ってみた。
我ながら、なかなかカッコよくできたと思う。
■2月9日
工場長から怒られた。サボるんじゃないと。
安月給しか払わないくせに偉そうに。
工場長から怒られた。サボるんじゃないと。
安月給しか払わないくせに偉そうに。
■2月25日
工場が閉鎖されるらしいが、まあいい。
俺はこの槍で大金を得た。工場長が貯め込んでいた大金を。
工場が閉鎖されるらしいが、まあいい。
俺はこの槍で大金を得た。工場長が貯め込んでいた大金を。
武器種 | 槍 | レアリティ | ★★★ |
属性 | 闇 | シリーズ | 無法者 |
EN | Outlaw's Spear | ||
無法者の大鉈
人里離れた山奥に、咎人達が暮らす集落があった。ある時、山で両親とはぐれた幼い少女が、その集落に迷い込んでしまう。さも場違いな来訪者に咎人達は構えた武器をほどき、顔を見合わせた。
純粋無垢な少女にあてられたのか、意外にも咎人達は彼女の事をかわいがった。腹は減ってないか、寒くはないか、綺麗な花をあげるよ、と、咎人達は次々と少女の愛らしさに心が洗われていく。
しばらくのち。少女は家に帰りたいと言った。しかし少女に親心を抱いてしまった人達は、彼女を鉄製の檻に閉じ込める。少女は 「みん なで町に降りよう」と訴えたが、その声は届かなかった。
咎人の集落は、冬眠を逃した野生の巨大熊に襲われた。しかし少女は、皮肉にも檻の中にいたおかげで事なきを得る。血と肉片に囲まれた檻の中で、少女は虚ろに囁く。「だから言ったのに……」と。
武器種 | 大剣 | レアリティ | ★★★ |
属性 | 火 | シリーズ | 無法者 |
追加日 | 2021年10月22日 | ||
EN | Outlaw's Hatchet |