むかしむかしあるところに、自由な出入りを禁ずる、とても閉鎖的な国があった。他国との交流は最低限で、国のことを知る人間はほとんどいない。なぜなら入国審査でほとんどの者は落とされ、入国を拒否されるからだ。
噂の内容は様々だが、審査を通過できる人が少ないというのは事実だった。審査は厳粛に行われる。申請をすると過去を洗いざらい調べられた後国境に呼び出され、大きな槍を背中に携えた審査員との質疑応答を経て、その場で審査の結果を告げられるのであった。
今月の審査対象は5人。従来通りの審査が行われたが、誰一人通過できず入国を拒否された。4人は大人しく踵を返したが、残る1人の男が審査員に掴みかかる。男は武器を取り出し強行突破を試みたが、審査員の取り出した槍によって刺し殺された。
審査員の正体はその国の姫君であった。彼女は腕っ節には自信があるため旦那には強い男がふさわしい、と考えていた。これからも姫は身分を隠し、背中に大きな槍を携え、審査に訪れる人間をジャッジする。いつか現れる素敵な王子様を夢見て。
武器種 | 槍 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 光 | シリーズ | 枢 |
EN | Core Half-Pike | ||
解放 | アルゴー(形而上の冒険者) |