ある国に武器職人の男がいた。戦争好きの国王のおかげで、受注には困ることはない。人を殺すための道具を作り、そのお金で妻と娘を養っていることに違和感を覚えながらも、男は日々、強力な武器の制作に熱心に取り組んでいた。
あるとき、男が作った銃が正式に王家の軍に採用された。戦場での試験導入を経て、銃の性能や質を認められたのだ。安定した収入源を得られたことに男は安心する。これで、妻や娘にも欲しいものを買い与えてやれると。
しかし、妻や娘からの反応は予想外のものだった。男が作った武器によって、多くの人々が犠牲になることに罪悪感を覚えているのだという。男は家族の悲しみを受け止め、国王に謁見し、戦争での銃の使用を止めるよう進言した。
国王は、男の申し出を快く了承すると、兵に男を切り殺すよう命じた。その後、彼の意志は守られ、銃は二度と戦争で使われることはなかったという。その銃は国営の死刑場で、罪人を裁くための道具となり、日々何十発の銃声を鳴らし続けている。
武器種 | 銃 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 光 | シリーズ | 覇国 |
追加日 | 2021年2月28日 | ||
EN | Stratocratic Fate | ||