NieR Re[in]carnation ストーリー資料館

覇国シリーズ

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nier_rein

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覇国の天意

戦争好きな王様が治める王国に、第一王子として生まれた少年がいました。きらびやかな衣装を身に纏い、少しでも父王の助けになろうと懸命に政治の手伝いをしています。

王城の下に広がる城下町には、多くの国民が暮らしています。心根の優しい少年は、戦争の絶えないこの国で、どうしたら国民が幸せに暮らせるかいつも想いを巡らせていました。

通例となった開戦の式典では、父王が何百もの兵士に向け演説します。王の言葉に、雄叫びをあげる兵士たち。少年は、戦争に赴く彼らが無事に帰還できるようにと、いつも祈っていました。

でも、少年は解っていました。不治の持病により、いずれ父王に見限られることを。圧政に加担する王子として、国民や兵士からも憎まれていることを。己は抗えぬ糸で踊る、ただの傀儡なのだと。

武器種    レアリティ ★★★★ 
属性 シリーズ 覇国
追加日 2021年4月30日
EN Stratocratic Providence
解放: リオン(形而上の亡命者)


覇国の因縁

ある国に武器職人の男がいた。戦争好きの国王のおかげで、受注には困ることはない。人を殺すための道具を作り、そのお金で妻と娘を養っていることに違和感を覚えながらも、男は日々、強力な武器の制作に熱心に取り組んでいた。

あるとき、男が作った銃が正式に王家の軍に採用された。戦場での試験導入を経て、銃の性能や質を認められたのだ。安定した収入源を得られたことに男は安心する。これで、妻や娘にも欲しいものを買い与えてやれると。

しかし、妻や娘からの反応は予想外のものだった。男が作った武器によって、多くの人々が犠牲になることに罪悪感を覚えているのだという。男は家族の悲しみを受け止め、国王に謁見し、戦争での銃の使用を止めるよう進言した。

国王は、男の申し出を快く了承すると、兵に男を切り殺すよう命じた。その後、彼の意志は守られ、銃は二度と戦争で使われることはなかったという。その銃は国営の死刑場で、罪人を裁くための道具となり、日々何十発の銃声を鳴らし続けている。

武器種    レアリティ ★★★★ 
属性 シリーズ 覇国
追加日 2021年2月28日
EN Stratocratic Fate


覇国の境遇

戦争好きな王様のいる国で、青年とその母が暮らしていました。病気がちな母親を介抱する日々。貧しくも決して不幸せではありませんでした。青年は毎日、母にどんな顔を見せるべきか考え、笑顔で母を安心させて家を出るのです。

年中行われる隣国との戦争のために、青年は毎日のように王城で厳しい訓練に明け暮れていました。全ては母との生活を守るためだと、手になじんだ愛剣に誓います。どんなに訓練が辛くても、母親だけにはそれを悟らせず、笑顔を向け続けました。

王城からまた開戦の知らせが届きました。青年は兵として隣国へ出兵します。でも、日々悪化する病気の母を残して戦争に行くなど考えられませんでした。その日の帰路、母親には不安な顔を見せまいと、青年は想いを胸に押し込み、笑顔を作ります。

青年が家のドアを開けると、母親が冷たくなっていました。体を蝕み続けた病気が、ついに命を奪ったのです。青年は、こんな時どんな顔をすべきか考えた後、母というしがらみから解放されたことに歓喜し、満面の笑みを浮かべながら心臓を愛剣で貫きました。

武器種 小型剣 レアリティ ★★★  
属性 光   シリーズ 覇国
追加日 2021年9月17日
EN Stratocratic Circumstance


覇国の宿運

ある国の軍に、大剣使いの男がいた。戦争好きな国王のおかげで、国は年中争いごとばかり。疲弊する兵士も多い中、大剣使いの男だけは国の方針に喜んだ。男は戦争の度に戦果をあげ、軍の中で出世していった。

男には唯一、戦い以外の楽しみがあった。それは城郭に登り、国の街並みを一望すること。男は眺めながら想う。決して有象無象の国民にはならないと。戦争という政策により、己の生き様を肯定してくれた国王に、一人の兵士として認められることを決意する。

数々の戦果の末に、男は軍の長へと昇りつめていた。ある日、男は国王の元へと呼ばれる。近年、戦争の規模を拡大し続けた国王。次はよほど重要な戦争を行うのだろうと、男は胸を躍らせながら玉座へと向かった。

男が国王から言い渡されたのは、用済みだという解雇通知。戦争に人間を使うのはやめ、全て機械兵へと転換するという。その日、男は城郭から飛び降り、地面のシミとなった。有象無象の国民は気にも留めずその上を歩き、しばらくしてシミは消えた。

武器種 大剣  レアリティ ★★★  
属性 シリーズ 覇国
追加日 2021年4月30日
EN Stratocratic Fortune
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