NieR Re[in]carnation ストーリー資料館

儀礼の祝砲

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nier_rein

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男は、銃を造る職人だった。戦争が終わり、軍を退役してもなお、彼の銃に対する執着は衰えることを知らない。平和な世には無用の長物と化した銃を、男はただ黙々と造り続けていた。

男にはひとつの夢があった。それは、見る者すべてを魅了する、芸術的かつ端麗な銃を造り上げること。そして何年も試行錯誤を重ねた男は、ついに自身すら見惚れるほどの銃を完成させる。

それ以来、男はまるで悪魔に取り憑かれたかのように、その美しい銃で次々と罪なき人々を撃ち殺した。美しい銃には、それに見合う美しい死体が必要だったのだ、と、死ぬ間際に男は語ったという。

世間を恐怖に陥れた連続殺人犯として、男は極刑に処された。しかし彼の造った銃は、その高い芸術性が認められ、例年執り行われる終戦記念式典において、永世の平和を願う祝砲に使われている。

武器種    レアリティ ★★★★ 
属性 シリーズ
追加日 2021年8月18日
EN Formal Salute
解放: グリフ(兵長の祝宴)
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