とある国で華やかな生活を送る貴族。彼は貧乏からの成り上がりであった。彼の地位は弛まぬ努力が生んだ結果であったが、周りの貴族はそれを認めず、彼のことを卑しい成り上がり貴族として忌み嫌い、避けていた。
ある日、行商人が歴史的価値があるという古い本と機械仕掛けの杖を持ってきた。提示された金額はとても高額であったが、成り上がり貴族の彼は出された商品を一瞥し、少し考えた末に購入を決めて大金を支払った。
買った本はとても古く、この国のものではない言語で書かれていた。周りの貴族は、教養のない成り上がりが流れの行商人に騙されて無価値なものに大金を払ったと噂にし、彼のことを嘲り笑い、馬鹿にした。
しかし、彼にはこの本を読むことができた。苦労して過ごした貧乏時代に覚えた言語。そこには機械仕掛けの杖の使用法が書かれていた。この本と杖があれば、いつでも周りの貴族を皆殺しにできると気づいた彼は、独りでニヤリと笑った。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 火 | シリーズ | 絡繰 |
追加日 | 2021年10月22日 | ||
EN | Mechanical Baton |