権力者でお金持ち。そんな両親を親にもつ私はいわゆるお嬢様。常に命を狙われるから、いつからか護衛人がつくようになった。護衛のために両親とは会わなくなった。でも平気。彼が私のことをいつも護ってくれているから。
私は四六時中狙われている。だから彼はずっと私のそばにいて護ってくれた。護衛の時間と比例して、私は彼への想いを密かに膨らましていた。私がお姫様なら、彼はナイトってことね。禁断の恋のようでワクワクするわ。
ある日誘拐犯が現れた。命ではなく、私の身柄が目的のようね。様子を探ろうと誘拐犯の方に目を向けると、奴は銃を彼に向けていた。狙いは彼? そんな! 彼は私を守ってくれるが、彼のことは誰が守るの? 考えるより先に、体が動いていた。
ああ、間に合わなかった。撃ち抜かれて飛び散った頭部を目の当たりにし、彼の死を突きつけられる。泣き叫ぶ私の元に犯人が駆け寄り、何故か私の無事を確認してきた。意味がわからない、もうどうでもいい。私は誘拐犯の銃を奪い、自分の頭を撃ち抜いた。
武器種 | 銃 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 火 | シリーズ | |
追加日 | 2021年10月22日 | ||
EN | Trusting Trigger | ||
解放 | グリフ(彩涙光の兵長) |