一年中白く覆われた世界。そこは溶けない雪が積もる小さな村だった。その村では雪だるまを作ると命が宿ると言われていた。その村の子供は皆、一人ひとつの雪だるまを連れて生活していた。
幼い頃にひとつ雪だるまを作り、パートナーにする。それがその村の風習であった。言葉を教え、愛を注ぎ、生活を共にし、家族のように過ごすのだ。
雪だるまを連れ歩いているのは未成年のみ。何故なら成人したらその雪だるまを食べるからだ。命の大切さを学ぶためと大人に諭され、子供たちは悲しみながら食し、大人になる。
というのが、村を訪れて知った風習だ。取材のために数年間過ごしてみたが、あの村は何かおかしい。成人の儀が終わると人が変わったようになるのだ。何かに取り憑かれたように。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 水 | シリーズ | |
追加日 | 2021年11月30日 | ||
EN | Flurry of Indulgence | ||
解放 | リオン(亡命者の聖夜) |