「おい! 君の修理したこの銃がまた暴発して、怪我をしてしまったぞ!」指に包帯を巻いた兵士が、銃を片手に武器の工房にやって来た。奥の部屋から出て来た武器職人はぶっきらぼうに「へぇ、少し休めて良かったじゃないか」と皮肉を言って兵士をからかう。
「君の腕を信頼して修理を依頼しているのに、これでは戦果を挙げられないじゃないか……」兵士は銃を見つめながら困った表情で語る。「未熟さを私のせいにするな」と武器職人は兵士の頭を軽く小突き、壊れた銃を受け取り奥の部屋へと戻っていった。
武器職人が修理をする度、兵士の銃はより大きな暴発をし、兵士の怪我もまた酷くなっていった。それでも武器職人に修理を依頼し続ける兵士。そんなある日、兵士は銃の暴発による大怪我で二度と戦場に戻ることができない体になってしまった。
数年後、退役した兵士は武器職人の弟子として働いていた。今日も武器工房からは工具の音と共に、武器職人と元兵士の幸せそうな笑い声が聞こえてくる。その後、その工房で修理された武器が暴発する事は決してなかったという。
武器種 | 銃 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 光 | シリーズ | |
追加日 | 2022年2月28日 | ||
EN | Inhumane Pistol | ||
解放 | グリフ(破砕裂の兵長) |