白蘭


あらすじ

 あれは何の花やったんか、名前も形ももう良うは憶えてえへんけど、白い、大仰な花やった、それも二つ三つ、結婚式の新郎さんみたいに……そう、県太のほうが舞台にあがる時よう胸に飾ってたんや。

終戦後まもなくの上方の演芸場、その舞台の上でふたりは漫才師として出会ってしまった。相方に逃げられた漫才師のひとしと、大道具の裏方をしていたユキオは、「会津藩一福島県太」という漫才コンビとしてスターダムにのし上がっていく。だが、自身のスキャンダルさえネタにするふたりの舞台は、やがて互いを本気で傷つけ合っていき……。

登場人物

  • わい
    • 語り手。ふたりが出会ったコヤの主人。
  • 会津藩一(ひとし)
    • 相方に逃げられた漫才師。
  • 福島県太(ユキオ)
    • 大道具をしていた男。
  • 美輪子
    • 藩一がずっと付き合っていた女。
  • ウメ松
    • 通天閣近辺に出没する同性愛者の男。


解題

(スタブ)

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最終更新:2017年08月10日 11:18