落日の門 - 連城三紀彦データベース（仮）

• 分類：短編小説
• 初出：「小説新潮」1990年4月号
• 雑誌時挿絵：三嶋典東
• 収録短編集：『落日の門』、『落日の門 連城三紀彦傑作集2』

あらすじ

　今夜、時代は変わる……
　一つの時代が終わり、新しい一つの時代が始まる……少なくとも今から訪れようとしている夜が真冬の深い闇で町を閉ざし、その闇が暁を告げる茜色の空に破られる時刻までには……

昭和11年、閣僚暗殺計画の決行直前になって、村橋は親友の安田から襲撃対象である大臣・桂木謙太郎の娘・綾子と交際していることを咎められ、計画から外された。それから床に伏せていた村橋は、見舞いに訪れた後輩・藤森の様子から決行が今夜であることを悟り、安田たちを止めるために先んじてあることを実行しようとするが……。

登場人物

• 俺（村橋）
  • 語り手。群馬の小作農から軍人夫妻の養子となった陸軍将校。
• 安田
  • 陸軍将校。村橋の親友。
• 桂木綾子
  • 村橋の交際相手。桂木謙太郎の妾腹の娘。
• 桂木謙太郎
  • 大臣。安田たちの襲撃対象。
• 保子
  • 安田の妻。
• 藤森
  • 陸軍将校。村橋の後輩。

解題

（スタブ）

関連作品

• 『落日の門』収録作
  • 「残菊」
  • 「夕かげろう」
  • 「家路」
  • 「火の密通」