足関節斜位撮影(内旋位)

  正面・側面撮影で観察されない骨折線を描出する
  骨折の転移の方向・程度を観察する
  側面像と比べ腓骨が後方に描出されるため、脛骨と重なることなく観察できる


【撮影前チェック】
  障害陰影となるものを外す。
   (ズボン、湿布、ホッカイロ等)
  目的とする場所はどこか確認する。

【ポジショニング】
  背臥位または座位から非検側に倒した(内旋した)斜位。
  腰~下肢を内旋させ、踵と第4趾を結ぶ線をカセッテと45°とする。
  下腿遠位1/3を含むようにする

【X線入射点/距離】
  外側と内側のくるぶしの中点に向けて垂直入射
  100cm

【撮影条件】
  50kV/4mAs リスなし

【チェックポイント】
  第5中足骨の近位部が含まれていること
  骨組織に加え膝関節周囲の軟部組織や脂肪が観察可能な寛容度。




Weberの骨折分類(治療法の決定に用いる)
A:脛腓靭帯の結合部よりも遠位 
B:脛腓靭帯の結合部付近
C:脛腓靭帯の結合部よりも近位
https://radiopaedia.org/cases/weber-fracture-classification-illustration?lang=us

最終更新:2020年07月05日 00:02