こうかくレンズ/フォーカスレンズ(ポケモン)

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こうかくレンズ/フォーカスレンズ(ポケモン) - (2021/07/17 (土) 01:27:52) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2018/03/29 Thu 19:55:00
更新日:2023/01/03 Tue 16:02:29
所要時間:約 5 分で読めます





こうかくレンズとフォーカスレンズは、ポケットモンスターシリーズに第四世代から登場した道具。
どちらも命中率を強化するものであり、フォーカスレンズの方が条件が厳しい分強化の度合いも大きい。

レンズと名の付く道具には「ピントレンズ」もあるが、効果は急所ランク+1という他2つと全く異なるもの。
こちらは同じく急所ランクが上がる特性や技を備えるドンカラスドラピオンオニドリル等と相性が良い。

目次

■効果


・こうかくレンズ
持たせたポケモンの技の命中率が1.1倍になる。
ただし一撃必殺技の命中率は強化できない。
漢字表記はおそらく「広角レンズ」。

・フォーカスレンズ
持たせたポケモンが後攻になった時、技の命中率が1.2倍になる。
個体値性格厳選の際に敢えて素早さを下げる理由となり得るものの1つ。
一撃必殺技には効果がない点はこうかくレンズと同じ。

第四世代当時のみ相手の交代時にも有効だったが、第五世代以降は無効となった。

またダブルバトルではそれぞれの相手に対して個別に命中率の判定を行う。
つまり全体攻撃する際も先に攻撃してきた相手への攻撃にしか補正がかからない。
両方の相手から攻撃されてから全体攻撃をする場合は両方に対して補正がかかる。

ただし相手の片方が先制技、もう片方がそれ以外の攻撃技を使った場合は例外。
この場合は何故か後者に対してしか補正がかからない。

■入手場所


どちらもトバリシティのゲームコーナーでコイン1000枚と交換できる。

どちらもコガネシティとタマムシシティのゲームコーナーでコイン1000枚と交換できる。
またこうかくレンズは野生のヤンヤンマが5%の確率で持っている。

どちらもバトルサブウェイで48BPと交換できる。
またこうかくレンズはGTSを含め5人以上とポケモン交換をしているとヒウンシティポケモンセンターで黒服から貰える。

こうかくレンズはバトルサブェイとPWTで8BPと交換できるほか、ヤンヤンマ・メガヤンマが所持している。
またブラック2でのみ4番道路の右側下から2つ目の民家の2階でも入手できる。
ホワイト2では代わりにヤナップを探したお礼としてカナワタウンの女の子から「ひかりのこな」が貰える。

フォーカスレンズはバトルサブウェイとPWTで12BPと交換できる。

どちらもバトルハウスで48BPと交換できる。
またこうかくレンズは写真を撮影するとミアレシティのカフェ・フォーカスにいる男から貰えるほか、ヤンヤンマが所持している。

どちらもバトルハウスで48BPと交換できる。
またこうかくレンズは123番道路で拾えるほか、アルファサファイアのみヤミラミが確率で所持している。
オメガルビーでは代わりにクチートが「くろいてっきゅう」を持つ。

こうかくレンズはヤミラミが所持しているほか、ハラの大試練攻略後に解禁されるイベントで入手可能。
メレメレ島1番道路でポケモン研究所前でヒドイデに襲われたサニーゴを助けるとトレーナーの女性から貰える。
フォーカスレンズはロイヤルドームで48BPと交換。

こうかくレンズはウルトラスペースでオオスバメメガヤンマと戦闘後に落とすことがある。前作同様ヤミラミも持っていることがある。
前作のサニーゴイベントは、あることにはあるが、イベント時期も場所も違うし貰えるアイテムも違う。恐らく前作から送ってくるのが一番早い。
フォーカスレンズは前作同様。

■相性の良い技


命中率の低い技はその代償として威力が高い・効果が強力等当たった時のリターンが大きいものが多い。
代表的なものとしては「かみなり」や「ふぶき」「さいみんじゅつ」等。
その中には「ストーンエッジ」や「きあいだま」のように他の技で代用することが難しいものも含まれる。

これらの大技や状態異常技が使いやすくなることで強気の攻めを展開でき、一発逆転のチャンスも増える。
特にタイプを問わず攻撃技と変化技の両方をサポートできるという点が他の道具にはない強みである。

■マイナーである理由


しかし本編はともかく対戦での使用率は低い。
主な理由としては以下の通り。

・強化補正値が微妙
命中率の上昇率が1割or2割増しという数値がネック。
また元々の命中率が低いほど効果による命中率の上昇値も低下する。

命中率90の「じゃれつく」や「とびひざげり」なら1割増しでもほぼ必中感覚で使える。
命中率80の「ストーンエッジ」や「ダストシュート」も若干不安は残るものの、及第点の数値。

命中率70の「きあいだま」や「ぼうふう」あたりになると微妙。
1割増しでは素の「ストーンエッジ」以下、2割増しなら「だいもんじ」に近いのでマシな方か。
当然、「さいみんじゅつ」や「ばくれつパンチ」「でんじほう」等はそれ以上に不安定である。

・火力を強化した方が確実
「いのちのたま」や「こだわりハチマキ」等で命中安定技の火力を強化する方法もある。
レンズ使用時に比べて命中率のみならず火力面でも上回ることが多い。

Zワザの使いやすさ
「じゃれつく」や「ストーンエッジ」「きあいだま」等代用の利く命中安定技が存在しなかったり、習得できないケースも多い。
しかし、それらの技をZワザ化すれば元の数値に応じて威力が強化される上に必中となるため、不安定なレンズに頼る必要はない。

■具体的な活用法


よって単純な火力強化やZワザでは代用できない使い方が肝となる。
具体的には以下の通り。

・複数の命中不安定技の併用
命中安定技では代用の利かない技を複数採用するケース。
特に命中率80~90の技には対戦での使用率が高い技も多い。

・変化技の命中率の強化
変化技をZワザ化させると追加効果が付くが必中にはならない。
そのため変化技の存在が重要なポケモンにとっては採用候補となる。
ねむりやけどまひといった状態異常の存在は勝敗を大きく左右する。
ダブルでは「いばる」+「キーのみ」のコンボも補助できる。

・追加効果や全体攻撃を狙う
専用技を除くZワザはいずれも追加効果のない単体攻撃となる。
そのため追加効果や全体攻撃を狙うことが命中率を上げる理由となる。
「かみなり」や「ふぶき」「ぼうふう」等がこれに該当する。

・捕獲要員に持たせる
第六世代からはくさタイプのポケモンに対しては各種粉技や「キノコのほうし」が無効となった。
それらのポケモンの捕獲を狙う際にさいみんじゅつの命中を上げるこうかくレンズは有用である。

■こうかくレンズと相性の良いポケモン


ダブルで全体攻撃となる「ねっぷう」や「バークアウト」の補助として。

「さいみんじゅつ」「おにび」を補助し、「たたりめ」に繋げられる。
ゴースト技の相性補完として優秀な「きあいだま」の補助にも使える。

ダブルでの主力技である「いわなだれ」や「フリーフォール」の補助として。
地味に三色牙も恩恵を受ける。

「ふぶき」と「ぼうふう」の命中率を同時に強化できるのは霰パ雨パにはない利点。

  • ヤンヤンマ
「ふくがん」との相乗効果で「さいみんじゅつ」の命中率が85まで上がる唯一の存在。
また「エアスラッシュ」の命中率も100を超える。
ビビヨンとは素早さや粉技が効かない相手を眠らせられる点で差別化したい。

「とびひざげり」「だいもんじ」「ねっぷう」「ストーンエッジ」等の補助に。
かそく」の存在を考えると「ばかぢから」を使いづらいことがある。

「ダストシュート」「クロスチョップ」「ストーンエッジ」等が対象。
いずれも命中率80かつ代用技の威力が低めなので比較的恩恵が大きい。

他に代用技がない「ハイドロポンプ」や「ふぶき」の補助に。
「かみなり」や「おにび」も使いやすくなる。
フロストロトムは剣盾での「めざめるパワー」廃止により貴重な電気と氷技を両立できるアタッカーに。

「ぼうふう」「きあいだま」をはじめ恩恵を受ける技が多い。
「エアスラッシュ」「ねっぷう」「こごえるかぜ」の命中率が100以上に。

ダブルで「いわなだれ」を補助できるが、いわタイプの中でも特に使用率が高い。
エルフーンの「ふくろだたき」で「せいぎのこころ」の効果を4連続で発動できるのが強み。
これにより「いわなだれ」使いの中でも段違いに高い火力を発揮できる。

「ふくがん」との併用で「ぼうふう」と「ねむりごな」の命中率が100を超える。

「ダストシュート」「ハイドロポンプ」「ふぶき」等の補助に。
「へんげんじざい」型なら全て一致技として使用できるため強力。

「じゃれつく」「おにび」「でんじは」等の補助に。

「かえんボール」「とびひざげり」「とびはねる」「しねんのずつき」等に。ゲッコウガ同様全て一致技として使用できる。

■フォーカスレンズと相性の良いポケモン


「かみなり」「でんじほう」「きあいだま」等の補助に。

「ふぶき」「きあいだま」「くさぶえ」等の補助に。
やどりぎのタネ」の命中率が100を超える。

りゅうせいぐん」「はかいこうせん」「だいもんじ」の命中率が100以上に。
その他「きあいだま」「ふぶき」「かみなり」「ぼうふう」等も活用できる。


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