登録日:2014/04/29 Tue 15:57:26
更新日:2025/04/04 Fri 10:37:58
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▽目次
コロニーの建設に使われた作業用の個人乗りポッド。ボールの設計元であり、基本設計はボールと同じ。
球体状のボディと2基のマニピュレーターを持ち、各部には姿勢制御用のバーニアが設置されている。
軍用機であるボールと違い、前面180度がガラス張りになっている。またサイズもかなり小さい。もちろん非武装。
なかなかの頑丈さと操作性の高さに定評があり、スペースコロニーや宇宙船などの建造・補修作業などでよく使われていた。
『
第08MS小隊』より。
作業用スペースポッドを戦闘用に改造した機体。
近年では『MS IGLOO』に登場したものと一纏めにして
「ボールK型」
と表記されることも。
「ボール」としての基本構造はすでに完成しており、装甲化・武装化が施されているが一回り小柄で正式採用型との差異が多く、作業用重機の印象が強い。
またマニピュレーターがサブアーム付きだったり、ワイヤーフックの射出装置(ウインチギミック)や照明機器を装備している。
マニピュレーターの出力は非常に強く、大型デブリを牽引するのはもちろん、ザクの腕さえ抑えつけられる(ただやはり無理があるのか壊れるが)
コクピット周りが充実しているのも特徴で、センサーモニターやメインカメラなど当時のMSのコクピットと比較しても大差ないほど。
特に装甲が硬いのが特徴で、宙域で突撃した上で
ザクの
120mmマシンガンによる正面被弾を何発も耐えている。
過去によくボールの装甲について劇中描写と明らかに合わない「ガンダムと同じルナチタニウム製」という設定が一部書籍で見られた。
仮にルナチタニウムを採用しているとすれば、このタイプのみではないかと思われる(
ジムも
先行量産機はルナチタニウム製だった)
ちなみに小説版では超鋼合金製という絶妙にボヤっとした素材。
上部の主砲は連装式の「フィフティーン・キャリバー(15キャリバー)」。
口径は180mm(!)または30mmと設定があやふやだが、資料によっては「2連装機銃」とも書かれるのでおそらく後者。
少なくとも火力がやや低いのは確かな模様で、ほとんどゼロ距離ともいえる砲撃を全弾叩き込んでやっと相打ちにできた程度。
もっともワイヤーでお互いをぐるぐる巻きにした状態で、狙えたのもザクの頭部と近辺であり、両機の爆散で相打ちとなっている。
仕様からして作業用機なので、試作品のテストを兼ねて搭載していただけなのかもしれない。
『MSV』より。「プロトタイプボール」「ボール試作型」とも。
RB系統ではなく、
ガンダムらと同じRXシリーズである。
先行量産型ボールをベースに、バーニアや装甲の増設、それに伴うサイズの大型化、上部キャノン砲の単装砲への変更、などが行われた。結果、ほぼ正規品と近くなっている。
装甲板はカーキグリーン、ガラスがイエローベースになっている。
♪Prototype boll 明日~の~♪
ではない。
正式量産型。要するに一番みんなが知ってるあのボール。
メイン項目参照。
『MSV-R』より。別名「ボール追加装甲タイプ」。
ボールの被害の多さが想像以上だったことから、対策として出された「プランRB-79-YC」による改装タイプで、一番手っ取り早く、かつ効果的なので採用された。
防御力の補強として各部に装甲(合成樹脂による衝撃吸収材を挟んだ三層構造)を追加し、特に正面窓の9割を装甲板が塞ぐようになった。
機動力を向上させるため、後部にスラスター3基とカートリッジ式のプロペラントタンクからなるブースターパックも増設している。
これによって防御力と機動力が飛躍的に向上。特に機動力はかなり高く、パイロット達からの評判は結構良かった。
もっとも
セイバーフィッシュのような純粋な空間戦闘機ほどではないだろうが。
生産性も良好で、配備が済んだ通常のボールでも割と簡単にF型に改造できるらしい。
最初からこの状態で量産しとけば良かったのにとか言ってはいけない。
F型と同時期に開発された機体。
別名「ボール機雷散布ポッド装備タイプ」。整備兵からは「ロッカー・ボール」「ロッカー付き」「ランチボックス」などと呼ばれていた。
別名通り、機雷をバラまく為の機体。ジムの
支援機とはまた別の運用法を模索したタイプである。
後部に浮遊機雷を48基搭載した機雷散布ポッドを増設している。ちなみにこのポッドは既存のコンテナを一部流用して造っている。
ポッドには全部で10基のスラスターが設置され、機動力も結構高い。
機雷にはセンサーロッドが6本内蔵されていて、バラまかれた時に展開する。
接触起爆を始め起爆モードは複数あり、どれにするかは事前に決めておく。但し、機体から300m程度の範囲内の物なら後からでも変更ができた。
機雷自体も3種ほど存在しているが、大体は威力と信頼性に優れたMMB-05Eと呼ばれるタイプが使われたらしい。
なお、機雷はポッドの前後どちらからでもバラまける。
キャノン砲は発信アンテナと計測用のポッドVLBI-C2に変更。機雷の散布ポイントを正確に記録し、また指定ポイントを正確に特定可能である。
また、少しでも格納庫のスペースが空くようにマニピュレーターは小型化された。
主に
ルナツーに配備され、地球軌道上のジオンパトロール艦隊の定期航路に機雷散布をしていた。
戦時中の連邦軍の記録ではかなり高い戦果を挙げたとされ、MSが配備されるまではこの機体が連邦の対艦エースだったともいわれる。
しかし乗っていたパイロット達からは「艦隊戦の真っ最中に機雷バラまけって命令された」などといった証言が得られている。
成果も大きいが被害も大きいといったところらしく、実際、総生産数の1/3が撃破されている。
連邦が攻勢に転じてからは随時、通常タイプやF型に換装されていったため、戦後には実機は存在しない。
劇場アトラクション『ガンダムクライシス』に登場。後に漫画『GUNDAM LEGACY』でも登場した。
キャノン砲を大型クレーンアームに換装し、作業用に転換したタイプ。要は先祖帰りである。
じゃあスペースポッドでいいじゃないか
一年戦争の末期に造られたとのこと。
ちなみにこの機体、ボール単体としてみるとえらく高性能である。
まずMS用
ビームライフルを上下に2門搭載というトンデモ火力。
Gジェネのムービーで見る限りバーニアの出力やボールそのもののスピードもかなりのもの(少なくとも一般のボールと比較するとかなり上)。
大型
ビームライフル二基と高出力バーニアの同時採用などを考えると、おそらくジェネレーターも
ガンダム並みと思われる。
装甲のカラーが先行量産型と同じオレンジ色なので、可能性レベルだが、ルナチタニウム合金も利用されているかも。
……そしてコストもバカ高いと思われ、実験機として使うならまだしもこんなのを正規採用すれば「大量配備できて集団戦闘に強い」というボールの長所は完全に失われるだろう。
『
0083』等に登場。
チェンバロ作戦以降に投入されたボールの後期生産型で、「改修型」とも呼ばれる。
その名の通り新技術で改修したマイナーチェンジ機で、多少の性能向上、サブアームの増設、キャノンの変更などを施してある。
一部の機体はそれまで不可能だったE-CAP式のビーム砲を一門装備している。
「星の屑作戦」でコロニーが地球への落下軌道をとり、これを阻止するべくコロニーの予想軌道上にソーラ・システムIIが展開されるが、その作業に駆り出されていた。
作業がメインなので戦闘能力はおまけみたいなもんである。E-CAPを採用したのもそのためだろう。
その後U.C.0085年まで使用されたが、代替機として
ジムⅡの普及が進んだことで順次退役していった。
漫画版『
MS IGLOO』より。
水中戦用のボール。制海権をジオンから奪い返すため、ボールの生産ラインを転用して造っている。
水中推進システムとして、スラスターの代わりに大型ダクト型式の強力な推進器を装着。
上部のキャノン砲は2連装アンカーガン(ロングスピア)に、マニュピレーターはボールとは思えない程巨大なクローアームに換装している、破壊力重視の攻撃特化型強襲機。
但し無理矢理な改造のせいか航続距離は短く、母艦となる海洋艦または潜水艦とのセット運用が不可欠。
作中では水中用ビーム砲「エーギル」の実験を行っていたジオン軍を攻撃している。
『F.M.S.』より。
ボールをベースとして開発された水中用戦闘ポッドで、キャノン砲を外して水中
ミサイルと機雷で武装している。
装備を機体後方部に集めて全長が伸び、ジオン軍兵士からは「オタマジャクシ」という通称で呼ばれていた。
ジオン軍のマッド・アングラー級潜水艦所属の
グラブロ4号機およびズゴック・クラブと交戦した。
上記のフィッシュアイと違って水中での継戦能力は高いようで、
水中戦で回避が困難かつミノフスキー粒子が期待できないグラブロを追い詰めている。特に
ミサイルの追尾性と威力は厄介らしい。
水中ではMSのような人型よりボールのような形状の方が適切に運用できるだろう。
(球状であるため避弾経始により実体弾なら運動エネルギーを分散させられ、水中なのでビーム攻撃の心配は上述のエーギルの様な特殊例を除いてない)
『MS IGLOO』に登場する
ヒャッハーなボール。
名前の通り、機体にサメの口をあしらったペイントを施しており見た目にもインパクトがある。鮫だが水中ではなく宙域用である。
サメ映画なら不思議じゃない
これは機首を鮫に見立てて口や牙・目を書き込む戦闘機のノーズアートの一種で、機体性能は単なるボール。形式番号も変わらない。
サブアームが増設されていたりとパッと見はボール改に近いが、コックピット上部のロールバーが無かったりスラスターの数と形状が異なったりと微妙にどのタイプにも一致しない独自仕様になっている。
しかし集団で襲いかかるその姿はまさに恐怖。そしてIGLOO特有の連邦軍の例に漏れず、チンピラだらけである。
多くのパイロットに好まれた塗装パターンらしいが、劇中に登場したものはオハイオ小隊の所属。
3話冒頭でルナツー周辺にいた
パプア級3隻を襲おうとしたが突然現れた
ヅダ3機に囲まれて慌てて逃走した。
本編での出番はこれだけだが、その後オハイオ小隊は戦力的評価の低い
ヅダを相手に戦わず逃げたことが問題視されて左遷同然に前線送りとなり、ソロモン攻略戦に参加。
なんとかソロモン戦も生き延びたが、更にその後はソロモン周辺の哨戒中に
エルメスと出くわしてしまい、母艦を沈められてほうほうの体で逃げて行った。
なお、地上から上がってきたジオンのHLVを一方的に攻撃していた部隊のものは通常塗装の別部隊機であり、シャークマウスではない。
しかし資料によってはオハイオ小隊とこの時のボール部隊が混同されて「
ヅダとの戦闘で全滅した」と書かれている場合がある。
ゲーム等ではHLV襲撃シナリオで登場している、無抵抗のジオン将兵を屠るには似合いすぎている事が勘違いの理由だろうか。
『MS IGLOO』より。
ちなみに「近接戦闘型」の名はジオンの技術中尉である本作主人公が口にしたもの。
また彼の所属部隊(第603技術試験隊)の識別表には「ボールK型」として登録されている模様。
まさかの
接近戦型のボール
である。開発部が本格的にパイロットを殺しにきている…開発意図が本気で分からない。
デザインは先行量産型ボールからライトとウィンチを廃して通常塗装にしたもの。
…というか資料によっては一纏めに「ボールK型」として若干仕様が違うだけの同一機種とされたりもしている。
ただオッゴについているザクマシンガンの大きさから逆算すると、サイズ的には正式量産型の方である。適当過ぎない?
近接戦闘するには装甲・運動性共に致命的に足りていないのがボールなのに、その欠点が何一つ改善されていないという鬼畜仕様。
ぶっちゃけるとキャノン砲の代わりに15キャリバーとサブアームを装備しただけのボール。しかし本当に15キャリバーなのかは不明
…というのも、作中ではボール数機のチーム内に当タイプが少数混ぜられていたのだが…。
月面基地グラナダ上空の宙域にて、そうしたボール6機(うち当タイプ2機)の小隊が、第603技術試験隊の駆逐ポッド「オッゴ」3機と交戦した。
このオッゴもボールとどっこいどっこいの急造機なうえ欠陥だらけなのだが、本機の欠陥はそんな現実的レベルどころではない。
僚機をやられ茫然自失中のオッゴに対し上方から奇襲し、突撃しながら機関砲の乱射を食らわせても貫通できずに終わる。
……え?オッゴの胴体って只のスチール製ドラム缶(プロペラントタンク転用品)なんですが?
それすら
全く撃ち抜けない(しかも宙域)機関砲
って一体どういうことなの……。競技用エアガン(未改造&BB弾)かな?
ボールの設定上オッゴより装甲はマシな可能性は高いが比較対象が酷過ぎるだけである。
こんなもん、もはや戦場に出すだけ損するだけで仮に役立っても囮が精々だろう。費用対効果で考えてもデコイに爆弾括り付けた方がマシである。
結局一機残して全滅し、残った一機も友軍
サラミスに見捨てられ、弾切れの末にオッゴに殴りかかるも説得を受け投降。
しかし戻ってきたサラミスのメガ粒子砲でオッゴ諸共に撃たれ爆散した。
また
ア・バオア・クー攻防戦ではジムや通常ボールと共にブイブイ言わせていた様だが(そりゃ連邦サイドのヘイトの凄さも当然)
ビグ・ラングのメガ粒子砲薙ぎ払いでそれらや艦隊諸共まとめて吹っ飛ばされたりもしていた。
欠陥品扱いなのにビグ・ラング強すぎじゃない?
……もともと本作は連邦の扱いが杜撰すぎるレベルで酷いため、いろいろな意味で参考にしづらい。
ヅダの記事のジム疑惑も参照。
『
機動戦士クロスボーン・ガンダム』より。U.C.0133年時に配備されていた機体。別名
「ハイ・ボール」。
キャノン砲が3連装になり、30mmバルカン砲の追加や装甲など各部形状も微妙に変わっている。
海賊軍と戦闘になった際、
マザー・バンガードに砲撃を行っていた。
量産型F91はコストが高くつくため、サポート役として単純な構造・低コストのボールが見直された結果生まれた機体。
当たりさえすればちゃんと打撃を与えられるあたり火力は強化されたが、やはりパイロットの評判は悪いようだった。
コスト抑制には成功しており、量産型F91とこのボールで組ませた編成は、この時代の標準的な
ジェムズガン部隊と同等に収まっている。
ジェムズガンが戦力にならないカカシでしかない事、量産型F91の性能的に宙域実体質量弾による遠方援護射撃ぐらいしかできる事がないと考えると割と妥当ではある。
…とはいえ所詮ボール。木星戦役では新クロスボーン軍や木星帝国との戦闘に投入されたが、性能不足は明らかであり被害も甚大であった。
量産型F91のサポート役という設定は2021年発売の『
機動戦士クロスボーン・ガンダム メカニック設定集』で判明したもの。
長らく見た目以外不明な謎の機体だった。この名前もGジェネ初出のものである。
連載当時から「量産型F91が高すぎて予算がなくなったんじゃね?」とは邪推する読者もいたが、結果として大体正解だった。
パイロットの命も高いのに大丈夫?感も凄いけど、考えてみたらジェムズガンに乗ってても勝ち目ゼロなのだから…。
『
機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート』に登場するガンダム……ではなくボール。
威嚇用にガンダム顔の巨大なマスクを取り付けただけであり、前面を丸々覆う分厚いマスクのせいでバランスが悪くなっているため操作は不安定。
ただ、ぱっと見ではガンダムの頭部に見えないことも無く、宇宙ということもあって周囲に物体が少なくサイズ比較も難しかったため、
バランスを欠いて宇宙を漂うこの機体を見たジオン軍は「ガンダムが討ち取られた」と誤解したり、
ジムと共にソロモンに取りついた際には上手く全体が見えなかったことで「ボールと同サイズの頭部を持つ巨体なガンダム」と誤認されるなど、
ジオン軍に少なからぬ混乱を与えていた。
『
機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST』より。
このシリーズボール好きだな。
ザンスカール帝国のガリクソンにボールを乗っけただけ。
もはやバリエーションと言えるのかも怪しい。
バイクに乗ったボール
という珍妙な見た目であり、戦闘能力は
もちろん低い。
更にボールは宇宙用
棺桶ポッド、ガリクソンは地上戦用(コロニー内含む)という関係上、どこで運用しても片方が邪魔になる困った仕様。
バイクは空を飛ばないからね。
但しボールもガリクソンも無駄に余っていたので数の調達は容易で、通常のMSとの連携によって敵を集団で囲み、ハチの巣にすることが出来る。
ちなみに
読者公募機
である。
『
機動戦士ガンダム サンダーボルト』より。
ムーア同胞団に配備された機体には頭頂部のキャノン砲の他、着艦用のソリと両手にマシンガン、背面と底面に5基のスラスターがついている。
基本的に艦の作業が主だが、両手のマシンガンで中~近距離のMSとの接近戦までやらされる。大砲の代わりにクレーンになってるタイプもある。
…マシンガンが届く距離で交戦しろと?こんなもんでドンパチやってる空域での作業と警備・交戦に当たらされるパイロットに敬礼。
『サンダーボルト』より。パイロットはカロリーナ・クルコヴァなど。
宇宙で使用していたボールをベースに水中用に改修した機体。マニュピレーターは右側だけ。
頭部に
ミサイル・ポッドを換装したほか、底部にフロートを新設、頭頂部には通信用のケーブルがのびている。
前述のフロッグ・ボールの親戚みたいなもんだが、あちらが
水中戦に特化されているのに対し、こちらは水中・水上の索敵用といったおもむき。
鹵獲したボールを赤く塗り、出力を三倍にして、角も2本付けている(角の中には謎の秘密メカが入っているらしい)。マニピュレーターも極端に短い。
更に完成が間に合わなかった
ジオングから「ブースター」と「五連メガ粒子砲」を流用。
移植されたブースターにより機動力は三倍以上となり、キャノン砲も
ジオングの右手首に換装され火力も大幅強化。しかも有線式サイコミュで制御できる。
しかし見た目がボールなことと赤い塗装のせいで、連邦・ジオン両軍から紛らわしいと言われるのが難点である。
果たして、案の定というか、渋々出撃したシャアは敵味方問わず「紛らわしい」とサッカーボールのごとくに蹴りまくられた。
デザインは
カトキ氏。
漫画『魔法の少尉ブラスターマリ』より。
マグネットコーティングが施されており、通常のボールとは次元の違う
滑らかな関節の可動が自慢。
が、それ以外は見た目も性能も普通のボールである。
小説版FGでは魔改造されたボールが登場。
キャノン砲の代わりにハイパーバズーカを、アームではなくマニピュレーターに
ビームライフルと
ビームサーベルを装備。
その名も
「ミスター・ボール」。単純な破壊力だけなら
ガンダムやジムと互角……だが、結局ボールはボールだった。
…そもそもライフルもサーベルもボールの出力で扱える装備じゃないはずだが……
ジムが
ビームライフルを持つなど技術面でも
パラレル世界なので、ジム・ボールともにジェネレーターをガンダム用にしているのかもしれない。
『サンダーボルト』に登場。コックピットはボールの構造を参考にした球体型…というか小さいボールに頭や手足、胸部装甲がくっついて
ガンダムタイプ・モビルスーツの体を成している。
◇ボール以外の類似機体
ボール…ではなく『
機動戦士ガンダムUC』に登場するプチモビルスーツ。形式番号TOLRO-800。
見た目はボールの前身であるスペースポッドに脚を付けたようなものだが、これでも最新型。
バナージがコロニー内上空から落下してきた
オードリーを助ける為に使った。
ちなみにプチモビルスーツ自体は『
ΖΖ』の頃から民間用重機として登場している。
スマホゲーム『
機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE』に登場したハンドメイドMS。
サイド2の新興企業GSREX商会がボールをモチーフに開発・販売したホビーMSで、見た目は簡素な手足が生えたボール。
ボールそのものの改造ではなく、似せているだけなのでパーツに互換性は無く本物より若干デカい。(四肢も含めれば普通のMSサイズ)
一部のテロリストが低反動キャノンやビームトーチで武装して使いだしたので生産中止となったが、後にマニア向けに少数が再生産されたとか。
『
機動新世紀ガンダムX』より。
旧地球連邦軍の戦闘用ポッドで、汎用MS
ドートレスの
支援機。頭頂高10mの小型機。
機体下部に80mmキャノン砲を持ち、側面には肩部から手首までをドートレスの腕部を流用した構造のクローアームが設置されている。
第7次宇宙戦争で投入されていた。
ボールのポジションだが、見た目の出来合いはボールよりやや豪華に見える。
その名の通り、ドータップの水中用。
キャノン砲は姿勢制御や旋回補助用の動力部を兼ねた魚雷発射管に、クローアームは旧連邦軍の水陸両用機「ドーシート」の腕をそのまま使用する形に変更された。
劇中では主にシーバルチャーが海底に沈んだ物資のサルベージに使っている。
◆ガンダムビルドシリーズ
公式外伝『ガンダムビルドダイバーズ GIMM&BALL’s World Challenge(GBWC)』に登場する、
4脚歩行の地上戦対応ボールの
ガンプラ。
MGボールをベースとしており腕はサブアーム付き、そのアームより長い脚部は宇宙空間でも念願のAMBACとして機能する優れもの。
球状の胴体に
多脚というと
アレとか
ソレっぽい感じが…。
シャークマウスと先行量産型がMGで発売。
先行量産型の方はかつてリミテッドモデルと呼ばれるシリーズでも発売されていたが、現在は絶版。
HGUCではボール改がジム改スタンダードカラーとのセット、先行量産型&シャークマウスの2体セットがウェブ受注販売された。
追記・修正をお願いします。
- 内容がボールの記事と割とかぶってるんだけどどうしたものか -- 名無しさん (2014-04-30 21:39:19)
- ↑の記事内のバリエーションの部分消せばいいと思うよ -- 名無しさん (2014-04-30 22:40:57)
- メイン記事からバリエーションを移転し、既存の文章とも統合しました。 -- 名無しさん (2020-03-01 23:29:58)
- 先行量産型と近接戦闘型って同じK型なのね -- 名無しさん (2021-02-09 14:39:02)
- 近接戦闘型の設定酷いな…IGLOO特有のジオン贔屓とはいえ。 -- 名無しさん (2021-08-24 20:36:51)
最終更新:2025年04月04日 10:37