イオルブ

登録日:2019/12/26 Thu 18:02:40
更新日:2024/04/14 Sun 19:01:15
所要時間:約 7 分で読めます





賢い ポケモンとして 有名。 大きな 脳みそは 強力な サイコパワーを もつ 証し。

「イオルブ」とはゲーム『ポケットモンスター ソード・シールド』に初登場したポケモンである。


【データ】


全国図鑑№:826
分類:ななほしポケモン
英語名:Orbeetle
高さ:0.4m
重さ:40.8㎏
タマゴグループ:虫
性別比率:♂50%♀50%

タイプ:むし/エスパー

特性:おみとおし(相手の持っている持ち物の名前が分かる)
  /むしのしらせ(ピンチの時にむしタイプの技の威力が上がる)
隠れ特性:テレパシー(味方の技のダメージを受けない)


HP:60
攻撃:45
防御:110
特攻:80
特防:120
素早さ:90

合計:505

努力値:特防+3

進化:サッチムシ→レドームシ(Lv10)→イオルブ(Lv30)



【概要】


巨大なナナホシテントウのような頭部に小さな人型のロボットのような体を持つポケモン。
飲まず食わずで耐え忍んでいたレドームシが進化し、内に秘めていたサイコパワーが覚醒。
サッチムシの頃から変わらず好奇心が旺盛で常に周囲の様子をそのパワーで感知しており、その観測範囲は周囲10kmにも及ぶ。
レディアン以来のてんとう虫がモチーフのポケモンでもある。

【ゲームでのイオルブ】


進化前のサッチムシが最序盤の「まどろみの森」から登場。
キャタピービードルから続く俗に言う「序盤むしポケモン」だが、最終進化は遅め。
進化系のレドームシ、イオルブもワイルドエリアに出現する。

色違いは赤かった体色が夜空のような藍色になる。
メカのようなフォルムも相まって夜間迷彩のようにも見え、カッコよさと美しさが同居した秀逸な色合いである。

登場人物としては、主人公の追っかけをしているモブの女の子*1がサッチムシを連れている。
後のジムに進む毎に進化を重ねており、ガラル中を追いかけてきた中で鍛えられたものと思われる。

【対戦でのイオルブ】


シリーズ初となるむし/エスパーの複合タイプ
進化が遅い分、序盤のむしポケモンとは思えない高水準の種族値を持ち、その配分も使わない攻撃は低く、防御、特防、特攻、素早さに無駄なく割り振られている。

さらに物理方面は「てっぺき」特殊方面には「めいそう」素早さをさらに引き上げる「こうそくいどう」と優秀な積み技を数多く有し
素早い再生手段となる「じこさいせい」まで完備。
これらの積み技を重ねていった上で放たれる「アシストパワー」の破壊力は圧巻。
ハマれば単体でパーティを全壊させかねない突破力を持つ。
これまで「アシストパワー」は「バトンタッチ」などのギミックを併用しながら放つロマン技という見方が強かったものの
イオルブは単独で自己完結して放つ事が出来るという点で、同じく剣盾から参戦したポットデスと共にこの技の実践性を引き上げたポケモンと言えるだろう。

……と、序盤むしとは思えない豪快な立ち回りを行えるポケモンであるが、当然欠点も存在する。

まず、むし/エスパーという独特な複合タイプだが、相性補完としてはあまり優秀とは言い難く、かくとうは1/4まで抑え込めるものの
ひこういわ、むし、あくほのおゴーストと6つもの弱点を抱えてしまっている。

加えてこれまで挙げていなかったHPについてだが、高い防御と特防に反してこちらは60と低水準。
よって相対的な耐久力はそれほど高くはない。せいぜい「一致の等倍で殴ってみたら思ったより硬かった」「不一致の抜群を撃ってみたけど一撃で落とせなくてビックリ」とかいう程度で
重火力で叩かれれば積み技など使う暇もなくあっさりと落とされる
逆に言えば、この点さえ解消すればいいので単純にHPの底上げが可能なダイマックスとの相性は良く「ダイサイコ」でサイコフィールドを展開すれば火力の補強以外にも「かげうち」「ふいうち」等のイオルブの弱点を突いてくる先制技をシャットアウト出来るという大きな利点もある。

攻撃についてもむし/エスパーでは等倍範囲こそ広いが、抜群を取れる範囲が狭く、さらにいずれもメジャーとは言い難いタイプばかり。
特にランクマッチでは最メジャー級のバンギラスドリュウズなどの数値で受けて殴ってくるポケモンや高速重火力のポケモン、ミミッキュドラパルトなどの単純に強力なゴーストタイプを苦手としている点が痛い。

しかし、エスパーらしく積み技以外にも優秀な変化技も持っているため、これらを利用したサポート型も選択肢としては悪くない。
  • 「リフレクター」「ひかりのかべ」は当然完備
  • 後続の素早さを下げる「ねばねばネット」
  • 各種積み技の効果を受け渡す「バトンタッチ」
  • 「おみとおし」と相性の良い「トリック

などなど、補助型のポケモンが持っておきたい技を大抵は網羅している。
だが、いずれも積み技のイメージが強いイオルブに対しては「ちょうはつ」が飛んできやすいという点は常に頭に入れておきたい。

「アシストパワー」ばかりに着目してきたが、その他の攻撃技としては
  • 安定した火力が出せて「みがわり」を貫通する「むしのさざめき」
  • 積み技に頼らない場合に安定感のある「サイコキネシス」「サイコショック
  • 特殊へのカウンターとして「ミラーコート」
  • 「てっぺき」を積んでからの「ボディプレス

特に「ボディプレス」はイオルブの防御ならばそれなりの打点を出せる上、苦手なはがねに対して反抗する一助にもなり得る。

特性については、相手の持ち物を割り出して「こだわり」系アイテムによる不意の一撃を防いだり、大まかな戦法の型を推察できる
「おみとおし」が強力。「むしのしらせ」についてはアタッカー、サポートいずれの型のイオルブのコンセプトにも噛み合いにくいため現状では使い道がない。

相性の良い持ち物としては、弱点の多さと役割破壊のサブウェポン程度の攻撃なら一発は余裕を持って耐えられる事を生かして火力を大きく引き上げる「じゃくてんほけん」、
「さいみんじゅつ」を採用するなら外してもリターンを得られる「からぶりほけん」辺りが最有力か。素早さは無振り無補正でも2段階アップで最速ドラパルトを抜き去る事が出来るため、火力や耐久に余裕を持って努力値を振れる。
安定を取るなら確定数をずらして仕事を遂行させやすくなる各種回復きのみも選択肢に入るだろう。

……以上のように、総評としては上位陣によくいるタイプとは違うベクトルで「有利不利がハッキリとしたポケモン」。
決して手放しに強いと言えるタイプのポケモンではないが、使いどころさえキッチリと見極めてあげれば大きな戦果を挙げる事が出来る。
技の引き出しの豊富さから、個々の考え方によってカスタマイズがガラリと変わる、大いなる可能性を秘めたポケモンと言えるだろう。

【キョダイマックスのすがた】


一部の個体が使えるキョダイマックス。

頭部のテントウムシの羽根のような部分がさらに巨大化し、UFOのような姿になる。

キョダイマックスわざはエスパー技が「キョダイテンドウ」に変化。技の後にフィールドが「じゅうりょく」状態となり
全ての技の命中率が上がり、ひこうタイプや「ふゆう」のポケモンにじめん技が命中するようになる。
通常のダイマックスよりダブルバトル向けで、隠れ特性「テレパシー」ならば誤爆を恐れない展開の仕方もできるだろう。

【余談】


  • 名前の由来はモチーフがレドーム*2やUFOなどの宇宙を思わせる物のため「天体」を指す「Orb(オルブ)」や天体の軌道を意味する「Orblt(オービット」などと思われる。語感的にはイーブイの名前の由来となっている「Evolution(エボリューション)」と同じく「進化する」という意味の「Evolve」(エボルブ、またはイボルブ)もこれに近い。
  • Googleで「イオルブ」と打ち込むと、なぜか「イボルブ」*3がサジェストされてしまうため、検索する際には気を付けよう。
  • 光る目とアンテナのような角の形がガンダムを思わせるため、MS化したイラストを描いてしまった人もそこそこ存在する。
  • てんとう虫ポケモンとしては前述の通りレディアンという先輩がいるのだが、実は種族値を見てみると先輩が勝っている部分が一つもないという悲しい現実が見えてしまう。ここで二匹のぶんるいを見てみよう。
  • キョダイマックスわざの「キョダイテンドウ」の漢字表記は恐らく「巨大天道」だが、これはテントウムシの漢字表記である「天道虫」にかけていると思われる。


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最終更新:2024年04月14日 19:01

*1 歴代作品で「おーっす未来のチャンピオン」などと声をかけてくれるおじさん達のポジションに相当する。

*2 アンテナを自然環境から保護し、同時に経年劣化を抑え長期的に使用するために用いられる部品。名前はレーダーとドームのかばん語からだとか。

*3 アメリカのクライミングシューズブランド