メガノイド

登録日:2024/01/24 Wed 09:54:57
更新日:2024/02/25 Sun 02:52:53
所要時間:約 36 分で読めます




オーラ ドン・ザウサー!

オーラ コロス!


メガノイドとは、『無敵鋼人ダイターン3』に登場する敵の名称である。

+ 目次


【概要】

元々は過酷な環境である火星を開拓し、人類が宇宙へと進出するために、破嵐創造博士が人間を改造して生まれたサイボーグ。
その先には人類の生活圏を宇宙に広げることで、狭い地球での争いを無くして人類を平和に導くという理想があった。
だが、その思考能力は破嵐万丈曰く「エゴを強化したもの」であり、人間らしく身勝手な性格のものが多い。
基本的には自主性を尊重し好きにやらせているが、あまりに行きすぎて統率を乱す者には粛清も行われる。
その一方で共通している認識として「メガノイドは人間を超えるもの」という傲慢さを持っており、人間を見下し、奴隷のようにこき使い、そして殺す事を何とも思っておらず、地球を破壊するような作戦も平気で行う。

機械化による弊害で肉体的成長は出来ず、男女の区別はあれど生殖能力もないので、仲間を増やすには人間を改造するしか無い。
そのため、人間の殺害に対する個人の感情に抵抗はないが、大量の人間を犠牲にするような作戦は基本的には嫌っている。
メガノイド同士であれば恋愛感情や親愛の情を持ったメガノイドも存在するようだが、他者を愛する事はメガノイドの禁忌とされており、懲罰の対象となる。
また、外道一辺倒というわけでもなく、人間としての矜持を強く残し続けた結果、善とは言えずとも憎みきれないような信念を持つ者も存在する。

人間を拐い、奴隷にしたり改造手術を施して仲間を増やすと同時に、あの手この手で人間の社会に大打撃を与えようと目論んでいる。
その為世界の人々からの知名度も高く、拐われて改造されるだけでなく、自分から進んでメガノイドになる者も少なくない。

組織としては首領であるドン・ザウサーとコロス、その側近、そして隊長格のコマンダーに下級兵士のソルジャーとシンプルな縦割りの構成になっている。
ソルジャーは男は薄い水色に紫の鎧、女は白い肌に赤い鎧のいかにもなアンドロイドであるが、コマンダーは程度の差はあれど、人間のままの姿をしたものが多い。
また、ソルジャーでも必要に応じて人間に変装できたり、人と同じ顔を貰えるものも存在している。
それ故に人間として社会に溶け込み暗躍する者もいる厄介な存在である。
また、コマンダーにはそれぞれ『デスバトル』という戦艦が与えられており、その中にあるマクロマシンによって、100m級の巨大戦闘兵器『メガボーグ』に変身することが可能。メガボーグは万丈曰く、サイボーグとロボットの合いの子。
メガボーグとしての姿もそれぞれのコマンダーの個性が強く出ており、人間離れした怪人のような姿となるものがほとんどである。
また、メガボーグ自体は戦闘兵器「メガロボット」としても活用できるらしく、元のコマンダーとは無関係なソルジャーが乗り込んで戦うことも可能。
完璧な生物を自称しているが、初期のものは不完全な部分も多く、胸を抑えて苦しむような仕草をしたまま壊れていったものも多いという。


【ドン・ザウサーとコロス】

  • ドン・ザウサー
CV:山内雅人
「コロスを悲しめた罪! コロスを傷つけた罪!」
「一身に受けるがいい、万丈!!」
メガノイドの神とも呼ぶべき存在。
紅色のローブを身に纏っており、シンプルなデザインの機械の顔と、ガラスに包まれた巨大な脳のある頭が特徴。
が、意識は眠ったままであるせいかドン自身は椅子に座って微動だにせず、口だけは動いたり発光したり機械音のようなものは出しても言葉を発することは無い。
その為、部下への指令は専らコロスが下しており、最終決戦の際にコロスの脳波によってようやく覚醒した。
彼もまたメガノイドであり、その姿のままメガボーグ化が可能。
しかし、ドンのそれは一般のコマンダーの比ではなく、100mはあるダイターンが子供以下に見えるほどのサイズにまで巨大化する。
戦闘時には空を高速移動し、瞳からの怪光線や両腕から放つ雷で万丈を苦しめた。


  • コロス
CV:信沢三恵子、松井菜桜子(スパロボシリーズでの代役)
「あの人を愛することが、私の命なのですから。」
「ドン……あなた……助けて……」
ドンに仕える側近の女性。
真っ白な肌と額に機械のようなものがついている以外は、髪の赤いだけの人間に近い姿。
感情が希薄でミステリアスな雰囲気の美女だが、公式サイトなどでは少女とも記載されている。
ドンがほぼ動かないため、実質的な指導者の立場におり、中には彼女を妬むコマンダーもいる。
だが野心や組織の乗っ取りなどではなく、心からドンの為、メガノイドの為、そしてメガノイド化によって人類が平和に暮らせるためにという理想の下に行動している。
誰よりもメガノイドらしく、ドンの側にいた彼女だが、そんな彼女がメガノイドの最も忌むべき「他者を愛すること」を体現してしまっているのは皮肉である。
前線に出ることはほぼないが、直々に指揮をとる際には玉簾のような分裂、伸縮自在の武器を操る。
最後までドンの心を理解しようとしない万丈に怒り、ついには火星を地球にぶつけるという規格外の作戦を行うが、ドンとダイターンの決着と共に事切れた。
メガボーグ化して戦う場面は作中では描かれなかったが、スパロボにおいては本人がそのまま巨大化した姿のメガボーグでの戦闘も行っている。
機械であるが故のクールさで人気があり、富野監督も特にお気に入りだったそうな。
物騒な名前が目を引くが、恐らくはコーラスのギリシャ語読みが由来と思われる。


【コマンダー】

  • コマンダー・サンドレイク
CV:木原正二郎
「メガノイドは、人間を超えるスーパー人間なのだ!」
記念すべき第一話に登場したコマンダー。
世界中の美女を集め、その美を永遠のものとするためにメガノイド化しようとしていた。
典型的なメガノイド思考の持ち主で、死ねば作り直しもきかない人間を嘲笑っていた。

【メガボーグ・サンドレイク】
深い緑の肌に棘付きの肩当てをつけた、筋骨隆々のメガボーグ。
紐付きの鉄球に腕に巻いた鞭、肩の棘ミサイルに足裏のナイフなど、意外にも多彩な武器持ち。


  • コマンダー・ネロス
CV:田中崇
「私はぬるぬるした人間どもの血へどなどは見たくない!すぐに街を出ろ、すぐにだ!」
片目を覆った兜を身につけたコマンダー。
ヘリントン市にて反重力装置の実験を行い、街を壊滅させた。
その際に人間を避難させているが、慈悲ではなく人間を穢らわしいと見下しているためである。

【メガボーグ・ネロス】
紫の肌となったメガボーグ。
目からはダイターンを怯ませるほどの威力のレーザーを放ち、指先からカッター、口から炎と多彩な遠距離攻撃を持つ。
格闘戦でのダイターンを圧倒するが、1番の武器である大太刀の一撃はダイターンジャベリンも削り切った。


CV:加藤精三
「またまた最新鋭メカが手に入ったぞ!我がコレクションも日に日に充実していくのう、ヒヒヒヒ!」
ドクロマークの入った三角帽を被った、海賊風の姿の老人。
大のメカニックマニアで、最新鋭の旅客機、列車、客船に乗った人々を捕える際に、それらのメカを勝手にコレクションしていた。
肝心の人間狩りをついでのように考えており、部下のガスマンの進言にも高圧的に返していたせいで、部下からも疎まれている。
デスバトルは帆船のような姿。
スパロボではロボット全般のオタクとなっており、隠し要素として貴重なコレクションを提供してくれるありがたい存在。
コレクションを出すだけ出して何もくれない作品もある。

【メガボーグ・ベンメル】
頭の上から触覚のようにキャノン砲がついた、コミカルなメガボーグ。
2つの鎌を分離、合体させて戦う。


  • コマンダー・デスサンダー
CV:大宮悌二
「メガボーグ・デスサンダーの名にかけて、そのような卑劣なことをするものか!」
太陽エネルギー研究所を乗っ取り、超高熱を兵器転用しようと目論む。
息子のピノをもメガノイドにならないかと勧誘するが、拒絶される。
捉えたままの子供達には手を出さないと一見高潔なことを言っているが、万丈には「その上で人間牧場を作るつもりだろう」と看破される。
デスバトルは骸骨のような細い腕に、艦底に人の顔がついた異形のもの。

【メガボーグ・デスサンダー】
蝶の羽のような翼を持ったメガボーグ。
両腕のキャノン砲で牽制しつつ、集めた太陽エネルギーを頭から放射してダイターンを追い詰める。


  • コマンダー・ブランドル
CV:飯塚昭三
「赤ん坊など我々の科学力でいつでも作れる!」
街をバリアで覆い、人間狩りを行うコマンダー。
大柄で万丈でさえ見上げるほどの巨体を持つ。
巨大な手と鬼のような顔のデスバトルを持つ。

【メガボーグ・ブランドル】
大仏の螺髪ような髪型のメガボーグ。
その頭や肩など全身に銃口を持ち、デスバトルと連携して戦う。
頭や手の鎧を飛ばして攻撃することもできるが、分離した頭を逆に利用された。


  • コマンダー・ダストン
CV:伊武雅之
「永遠不滅のメガノイドは貴様のような小童如きに敗れはせぬわ!」
こけた頬に茶の長髪のコマンダー。
3機の支柱の中にある空間を丸ごと転移できるテレポートマシンで街を丸ごと転移させ、ソルジャーとなる人間を大量に確保しようとした。
ダイターン打倒よりも人間を捉えることを優先する、任務に忠実な性格。
デスバトルは無骨で機械的な外見をしている。
スパロボでは彼のテレポートマシンとメガボーグ態のみが登場し、何故かコマンダーとしての彼自身は登場していない。

【メガボーグ・ダストン】
紅色と水色の体にパイプが露出した姿。
細長い棍のような武器を持ち、槍や斧として変形させて戦う。
彼自身もテレポートマシンを用いて瞬間移動をする事が可能で、ダイターンを翻弄した。


  • コマンダー・ジーラ
CV:小原乃梨子
「黙れレイカ!そばかすだらけの陰気な私は、アンタがいたからメガノイドになったのだ!」
青い肌に緑の髪の女コマンダー。
レイカの旧友トニーを使ってレイカを誘い出し、ダイターンを呼べない狭い地底で万丈を倒そうと目論む。
ジーラという名は偽名で、かつてはレイカの親友のマリーネだった。
トニーに告白したがフられた事に絶望*1し、人間全てに復讐するためにメガノイドとなった。

【メガボーグ・ジーラ】
人型の岩のようなメガボーグ。
剣をもっての格闘戦の他に、全身から無数の岩を飛ばす攻撃でダイターンを苦しめる。


  • コマンダー・フランケン
CV:田中康郎
「愛とか恋なんていらない、この世の中からそんなもの無くす!絶対に無くす!その為に、俺メガノイドになった……」
厳つい顔をした大柄のコマンダー。
頭もあまり良くないが、ずば抜けた体力の持ち主である。
メガノイドにおける異性交友などを取り締まる風紀委員長を勤めている。
メガノイド最大の禁忌である「他者を愛する事」を冒したマリアを追うが、彼自身も愛に目覚めて結局はメガノイドを離反する事となった。
そもそも彼自身もその顔のせいで女性にモテず、それを悲観してメガノイドになった経緯を持つ。
一応コマンダーのようだが作中ではデスバトルは使っておらず、メガボーグ化もしなかった。


  • コマンダー・マリア
CV:麻上洋子
「私のフランケン……やっと、やっと私の思い通りになったわ……」
2人の美人アシスタントを持つ万丈でさえ鼻の下を伸ばすほどの美女。
人を好きになるというメガノイドの禁忌を冒したためにメガノイドから脱走して万丈を頼る。
だが、実は彼女が好きなのは万丈ではなく強さと誠実さを兼ね備えたフランケンであり、自分が逃げる事で追ってきたフランケンと共にメガノイドを離反する。
つまり万丈はフランケンを捕えるために利用されただけであり、彼の3枚目っぷりがよくわかるエピソードである。
なお、彼女も一応コマンダーのようで、医療班に勤めていたことが後のエピソードで判明する。


  • メッタンガーのコマンダー
CV:若本紀昭
「失敗続きのフランケンに任せておけぬ。我らの手でダイターンを倒し、マリアを捕らえてドン・ザウサーのご期待に応えるのだ!」
フランケンの援軍として共にマリアを捕まえにきたコマンダー。名前は不明。
上下に帆のついた帆船状のデスバトルを持つが、彼自身はメガボーグ化せず、メッタンガーという機動兵器でダイターンと戦った。


  • コマンダー・ウォン・ロー
CV:曽我部和行
「いやいや…私よりも美男子の君が死んだ方が大入りと思うよ?『波乱万丈な運命が遂に破嵐万丈を死に追いやる』と宣伝してあげよう」
中国武将風の長髪で切れ長な瞳の美丈夫。
映画監督も務めるアクションスターであり、最高のアクション映画のために万丈との戦いを撮影した。
あくまで万丈との対決は映画撮影の延長であるため、その横槍は決して許さないが、趣味に走ることはコロスも良く思っていない。
その執念はメガボーグとなっても変わらず、命を賭して撮影したダイターンとの決戦の映画は大ヒットを記録した。
しかしアクションスターとなったのはメガノイド化した後であり、メガノイドの力でアクションスターになってしまった事に虚しさを感じていた。
豚のような鼻を持った奇怪なデスバトルを持つが、コロスの指示によりマネージャーに奪われてしまう。
「ダイターンの最後のシーンは美しい朝焼け空にしよう」というセリフも発したが、もしかすると後々の伏線だったのかもしれない。

【メガボーグ・ウォン・ロー】
イケメンぶりはどこへやら、ハゲた厳つい姿となったメガボーグ。
様々な役を演じるにはその方が都合が良かったのかもしれない。
ヌンチャクや剣を用いたカンフー技を操り戦う。


  • コマンダー・ヘスラー
CV:宮内幸平
「こ、このニーベルゲンは、壊させはせん……!」
軍人風のファッションをした気さくな老人コマンダー。
生粋の戦車マニアであり、世界初の戦車が開発されてから90年ほどの冷凍睡眠を経て、500種類もの戦車をコレクションしている。
メガノイドから狙われているように装っていたが、長年の理想を実現させた超巨大戦車ニーベルゲンを操り、ダイタンクに戦車戦を挑む為の芝居であった。
メガボーグ化装置もニーベルゲンに組み込まれている。
卑劣な手段で万丈たちを陥れるが、戦車への愛だけは本物で、最後までニーベルゲンを庇いながら戦っていた。
なお、本人は一度もスパロボに登場した事はないが、ニーベルゲンはよくスパロボに出てきている。
へスラーもニーベルゲンの好待遇に草葉の陰で喜んでいるのか、事あるごとに破壊されまくるニーベルゲンの姿に悲鳴を上げているのか……

【メガボーグ・ヘスラー】
全身にキャタピラや砲塔など戦車風の装飾をつけたメガボーグ。
その装飾も飾りではなく、砲塔はバズーカ砲、キャタピラは鞭のように扱える。


  • コマンダー・ウェナー
CV:塩見竜介
「取り戻すんじゃ、ドン・ザウサーから頂いた名誉を……!」
ワールド銀行の会長を務める白髪の老人。
万丈が火星を脱出する際に持ち出した金塊も元は彼が管理していたものであり、それを奪われた事で火星を追放され、ドンに見放された過去を持つ。
それでもドンへの忠誠は衰えておらず、初期型メガノイド故の胸の苦しみを抱えながらも、信頼を取り戻すために万丈に戦いを挑む。

【メガボーグ・ウェナー】
全身金色で宇宙人のような丸みを帯びた姿のメガボーグ。
全身を発光させて衝撃波を放つ他、円盤状のパーツを放って相手を取り囲み、催眠作用のある無数の怪光線を浴びせる。


  • コマンダー・ギルドン
CV:木原正二郎
「喜んでおるとも私は!これで長年私の学説をバカにしてきた世界中の学者どもに一泡も二泡も吹かせてやれるて、ハハハ!」
薄緑の肌をした考古学者のメガノイド。
メガノイドによる攻撃は手ぬるいと否定し、冷凍ガスを吐き出す怪鳥ジュラバードを発掘して戦わせようとする。
極寒の地でダイターンを奪い、万丈を追い詰めた。
獣のような姿のデスバトルを持つが、度重なる命令無視に加えてジュラバードが人を襲いすぎる事に業をにやしたコロスにより、デスバトルを自爆させられる。


  • コマンダー・ゼノイア
CV:弥永和子
「あのコロスさえいなければ、今頃はこの私がドン・ザウサーのそばに仕えていたものを……!」
紫の肌をした女コマンダー。
鞭と剣の名手で万丈とも渡り合う実力者だが、髪を傷つけられることを嫌っている。
赤い霧で攫ったものを特殊四次元空間に捕まえている。
ドンに心酔しており、側近であるコロスに嫉妬心を抱いている。

【メガボーグ・ゼノイア】
蝶のような羽根や触覚に、溶けたようなドレスを纏った異形のメガボーグ。
腕やドレスを触手のように伸ばす。
その執念は凄まじく、一度はサンアタックの直撃を受けても戦い続けた。


  • ブルーベレー隊を雇ったコマンダー
CV:不明
「そうだ、お前達を切り捨てた世の中の奴らを見返してやれ!ソルジャーとなって跪かせてやれ!」
褐色の肌に細いヒゲを生やしたコマンダー。
世間に認められない少年をブルーベレーとして手駒として利用し、万丈を追い詰める。
結局はメガボーグ化してもダイターンに歯が立たない彼らを見捨てて逃げ出した。
カタツムリの殻を持ったようなデスバトルを持つ。


  • コマンダー・ダムデス
CV:徳丸完
「来たな、家畜どもが。あとはアキラス達の超能力をどのように利用するかだ」
思考を遮断するヘルメットを被ったコマンダー。
かつてはアトランティス、ムー大陸を海に沈めたほどの超科学力を持つルーミス帝国の将軍だった。
現代に蘇ったルーミス帝国を利用し、人々を集める。

【メガボーグ・ダムデス】
目元以外を無数の刃のついた鎧で覆ったメガボーグ。
ルーミス帝国の科学力を利用し、サンアタックさえも無力化するほどの超高熱化でダイターンを苦しめる。


  • コマンダー・スペシャル1号
CV:渡部猛
「オーラドン・ザウサー。コマンダー・スペシャル1号、必ず任務を遂行致します」
ツノ付きのカブトを被った壮年男性風のコマンダー。
今までのコマンダーの強すぎる自我と欲望による作戦失敗の反省から、ドンに忠実であるよう作られた。
火星から逃亡したミナモト博士を捕える事を第一目標としており、宿敵である万丈を倒せる場面でも博士を巻き添えにする手段は取れないとしている。
豚鼻や牙のついたようなデスバトルを持ち、植物の根のようなダインバーという触手で相手の周囲を取り囲み、金属を溶かす液体を放つ。

【メガボーグ・スペシャル1号】
顔や兜はそのまま、爬虫類のようなイボのついた姿のメガボーグ。
刃のついたロッドを持ち、伸縮して電流の流れる仕掛けがついている。
胸のスイッチを回すことで白熱化し、スライムのように相手を包むことも可能。


  • コマンダー・バンチャー
CV:加藤正之
「俺は初めて男同士の戦いに勝った!長い間何一つ報われることのなかったお前たちだが、これからは違う。これからは3人揃って、いい夢を見ようではないか」
雷さまのような装飾をつけた小太りのコマンダー。
コマンダーの中では自他共に認める落ちこぼれらしく、ドビン(CV:たてかべ和也)とデガラシー(CV:はせさん治)という2人のソルジャーしか与えられていなかった。
しかし3人の絆は非常に強く、2人が倒されたと知った時には怒りに燃えて万丈に戦いを挑む。
エイのように平たい巨大メカ「ブッターギルン」を開発して地球を真っ二つの輪切りにし、その断面に人間牧場を作るという奇抜なアイデアには流石のコロスも呆気にとられるほど。*2
ただ、技術力は本物のようで、ブッターギルンの性能に加え、スーパーマグネットの磁力光線は万丈のダイターンカムヒア!の呼び声すら上回るほど。
なお、本人達は一度もスパロボに出た事はないが、ブッターギルンはニーベルゲン同様にスパロボ参戦済み。ただし今の所第2次αのみとニーベルゲンほど待遇はよくない
というか、スパロボでは彼のアイデアは大真面目に実行されて、念願の地球にやってきた。
バンチャー達もヘスラー共々自分達のメカのスパロボ参戦を草葉の陰で喜んでるのか、ベンメルに計画全部奪われたのを嘆いているのか…

【メガボーグ・バンチャー】
2本の棍棒を持ち虎柄の模様がついて、より雷さまのような姿となった。
腕を飛ばす能力も持っているが、それ以上に鬼気迫る迫力でダイターンに戦いを挑む。


  • コマンダー・ラディック
CV:池田秀一
「万丈……万丈……破嵐万丈……!なんとお前は、私の創作意欲を駆り立てる男だ……!」
音楽家のコマンダーで、一見ハンサムな姿だが本性は薄緑の肌に口紅を塗っている奇怪な姿。
美しい音楽で人々を惑わして攫ってゆくが、彼直々の演奏は騒々しい不協和音のようなもの。
コロスに度々花束と音楽を贈るキザな性格の持ち主。

【メガボーグ・ラディック】
ぼさぼさと伸びた毛に山姥のような表情、あと乳首モロ出しの恐ろしい姿のメガボーグ。
シンバルのような武器を鳴らし、その間から刃のついた円盤を飛ばして攻撃をする。


  • コマンダー・ジミー
CV:井上真樹夫
「ちょいと人質の役なんか、やる気ある?」
金髪碧眼のスーパースター「ジミー・ディーン」。
映画会社の社長カルロスと結託し、著名人を火星に攫おうとするが、実は社長の方に敵役として万丈ともども利用されていたという意外にも間抜けな奴。
鬼の面をつけたようなデスバトルを持ち、ライオンのように吠えたりソルジャーのチアガールを出すなど多彩な機能をつけている。

【メガボーグ・ジミー】
青く長い髪をしたヒーロー風のメガボーグ。
演出で背景に出した星を飛ばしたり投げた薔薇を巨大化させるなど、常識はずれの攻撃を行う。


  • コマンダー・ジェノバ
CV:上田みゆき
「聖霊の満ち満ちたこの宇宙の中で、一番美しきものよ。そのお前の美しき逞しい力で、この世界の醜きものを全て焼き尽くせよ!」
ぴっちりした鎧のような赤と黒のスーツを纏った女コマンダー。
炎そのものを崇拝しており、棘の生えた岩のようなデスバトル「ジェノンバ」で火山を爆発させ、マグマで世界中を焼き尽くそうと目論む。

【メガボーグ・ジェノバ】
全身岩石のようなメガボーグ。
熱に対して尋常ではない防御力を持っており、ジェノンバで吸い上げたマグマを操ってダイターンを苦しめる。


  • コマンダー・ガル*3
CV:永井一郎
「何を申されます、私はこのキノコに命をかけ、研究に研究を重ねたのです」
血走った目をした青い肌の科学者のコマンダー。
遊園地で子供を攫い、人喰いキノコの育成をしていた。

【メガボーグ・ガル】
キノコの傘のような襟巻きをした黄緑肌のメガボーグ。
意外にも俊敏な動きの持ち主で、鞭や斧などの武器を使いながら人喰いキノコの胞子と共にダイターンを苦しめる。


  • コマンダー・カトロフ
CV:桑原たけし
「マゼランが、我らメガノイドの求める理想の姿なのでありましょうか?」
縦に長い兜を被ったコマンダー。
コロスの命令で新造艦マゼランを奪おうとするが、マゼラン提督に捕えられて万丈と奇妙な共同戦線を張ることとなった。
そしてマゼランの暴走と増長を目の当たりにした結果、あえてコロスに背いてマゼランを沈めようとするなど、プライドの高い性格。
ハゲタカのような顔のデスバトルを持つ。

【メガボーグ・カトロフ】
全身に大量のドリルを生やしたメガボーグ。
肩から上を射出し、特攻する事も可能。


  • コマンダー・ミレーヌ
CV:浅井淑子
「メガノイド帝国を築き、ドン・ザウサーの勇名を全銀河に轟かせるため、コマンダーミレーヌ! 女なりと言えども、打倒ダイターン3を果たせどおくものか!」
美しい金髪を持った美女のコマンダー。
脳波コントロールマシンにより人々を操って、人間を改造せずとも利用できないかと実験をしていた。
ドンよりもコロスの役に立てることを喜ぶ可愛い一面もある。
ピラミッドをひっくり返したようなデスバトルを持つ。

【メガボーグ・ミレーヌ】
衣服が鎧となっただけでほぼコマンダーの姿と変わらないメガボーグ。
剣の他に髪を操ってダイターンを振り回すほどのパワーを持っている。
また、この姿でも脳波コントロールは可能で、ダイターンさえも操る事が可能。
ダイターンに酒を飲ませて酔っぱらわせた事もある。


  • コマンダー・エドウィン
CV:島俊介
「さすらいの奇術師を拾い上げてくれるようなところが、メガノイド以外に何処があったかよ!」
ピンクのタキシードを着た奇術師風の老人コマンダー。
泡の膨れ上がったシルクハットのような奇妙なデスバトル「スカイウォーター」を使い、巨大なトランプや大洪水で街を蹂躙し地球を地ならししようとする。
奇術師としての腕は本物でエンターテイメント精神にも溢れている為、幼い頃の万丈からも慕われていたが、メガノイドに魂を売り渡してしまった事に万丈は怒りを露わにした。
なお、「機動戦士ガンダム」テレビ版第14話『時間よ止まれ』にも出演している。*4

【メガボーグ・エドウィン】
額にスペードマークなどをつけた道化師のような姿のメガボーグ。
空飛ぶ絨毯に乗り、トランプを手裏剣のように操る攻撃をする。
また、まやかしの奇術により雷を落とし海を破るなど、ダイターンを翻弄する。


  • コマンダー・ベルトリー
CV:大木民夫
「我がダイターンへようこそ。ダイターンはこのベルトリーの手中に収めた!観念したまえ」
真っ赤な鎧に身を包むコマンダー。
機械の羽蟻を使い、マシンを襲っていた。
ダイターンの変形機構を破壊し、宇宙から墜落させて破壊しようと目論む。
だが、慎重すぎる一面もあり、それで勝機を逃す事となってしまう。

【メガボーグ・ベルトリー】
狩猟民族のような姿となったメガボーグ。
これも羽蟻メカの集合体であり、生半可な攻撃はあっさりと躱されてしまい、無数に分裂してダイターンを覆い尽くした。


  • コマンダー・リサー
CV:吉田理保子、渡辺久美子(スパロボシリーズでの代役)
「白鳥はいつまでも白鳥、人間にはなれないのよ。姉さんには人間の男がどんなものか、痛いほどわかっているの。それは死ぬほど辛い事なのよ」
左目の下にホクロがある、金髪美女のコマンダー。
双子の妹アイサーを使って万丈を誘い、暗殺しようと目論む。
アイサーとは2人で1つのコマンダーであるようで、リサーがメガボーグ化するとアイサーは一時的に機能停止に陥ってしまう。
打倒万丈のためアイサーにはきつく当たっているが、妹を想っての事であり、姉妹で仲が悪いと言うわけではないらしい。
コマのような逆三角形のデスバトルを持つ。

【メガボーグ・リサー】
全身青い姿に赤い腹、鬼のような牙を生やしたメガボーグ。
頭や指先から光線を放つが、破壊ではなく捕獲用としても使用可能。

【合体メガボーグ】
リサーの「メガツイン・ゴー!」の掛け声で、メガボーグのリサーとアイサーが2人揃って合体した姿。
4つの腕を持つ観音のような神秘的な見た目をしており、それぞれの手から色の違う光線を放つ。
胴体から放つ「ツインエレクトラ」はダイターンの装甲をも蝕む。


  • コマンダー・アイサー
CV:小山まみ
「万丈様、私は賭けてみたの。メガノイドでも心は通じ合えると……」
右目の下にホクロを持つプロスケーター。
メガノイドに狙われていたところを万丈に助けられるが、それは万丈を誘き出す罠であった。
しかし、次第に本気で万丈に惹かれるようになり、ついには万丈と共にメガノイドを脱走するが︎︎……

【メガボーグ・アイサー】
メガボーグ・リサーとは赤と青が反転した色合いのメガボーグ。
万丈と戦うことは拒んでいたが、コントロール能力はリサーが握っている為、戦闘は避けられなかった。


  • コマンダー・マゾニー
CV:此島愛子
「弱虫は、メカの力を借りて私を潰す事しか出来ないのだろうが!お前を軽蔑しながら、ダイターンのその指で潰されてやるよ坊や」
赤い瞳をした女コマンダーで、正々堂々とした武人肌の女傑。
白兵戦で戦うことに誇りをもっており、部下も含めて槍と本物の馬を使って襲ってきた。
ダイターンを前に生身でも一歩も引かず、逆に万丈を挑発し軽蔑すると言う形で、ダイターンに頼る万丈の心を揺さぶった。
ソルジャーにも女を使うのに拘るあまり、男を逃している事をコロスに咎められている。
彼女自身も無理やりメガノイドにされた身の上であり、メガノイドを嫌ってコロスに叛逆しようと企んでいる。
クジラのような潜水艦型デスバトルを持っている。

【メガボーグ・マゾニー】
クチバシのようなマスクをつけた、コマンダー時と大きな差のない姿のメガボーグ。
この姿でも槍を操って戦うが、万丈との約束を反故にしてまでメガボーグ化した姿ではまともな勝負とはならなかった。


  • コマンダー・Z
CV:つかせのりこ
「この衰える事のない私の美しさこそお前達の守り神」
美しさに誇りを持つ女コマンダー。
そのプライドの高さゆえに、自分より美しい女性に嫉妬して、アクターのランを狙う。
高慢な性格の割に結構な部下想いで、ソルジャーへの労いや激励も欠かさず、部下が倒された際には怒る様子を見せている。
ちなみに、何故か関西弁のソルジャーが混じっていた。
帆船型デスバトルを持っている。

【メガボーグ・Z】
薄桃色の肌に金の装飾の煌びやかなメガボーグ。
万丈にさえ「この世のものとは思えない」と言われるほどの美しさを持っている。
爪のミサイル、コンパクトからの光弾などの多彩な武器や、ダイターンの動きを封じるリングや催眠光線などの搦手を持つ。


  • コマンダー・トーレス
CV:藤本譲
「いよいよ僕の出番だ。僕が主役となるには何としても破嵐万丈を仕留めねばならん!」
いまいち締まりのない体に黄色いバイザーをしたコマンダー。
2800ミリ砲という長距離砲を備えた巨大な球体型デスバトルを持つが、その中でおもちゃ遊びに興じる子供そのものの幼稚な性格。
部下のタップに命令を出しっぱなしで監視もしないのだから困ったものであるが、その自由奔放さは見習わなくてはいけないとコロスは評していた。
直接戦闘の際にもトーレス軍団という、半端にパンダの被り物をさせたロボに加え、小型の偽ダイターン軍団を戦わせる。
偽ダイターン共々スパロボに参戦済み…というか偽ダイターンの方がよくスパロボに出てくる
使い回ししやすいから仕方ないね、と思いきやIMPACTでは偽ダイターンのグラフィックが同作のダイターンではなくαのダイターンという手の込んだ使い回しをしている*5

【メガボーグ・トーレス】
コートにシルクハットを被ったようなシルエットのメガボーグ。
先端が2股に割れた剣を2本持ち、その先端からミサイルを発射する。
また、胸部からは戦闘機型のメカを発射して集中攻撃や特攻をする事もできる。


  • コマンダー・ドイル
CV:戸田恵子
「機械だけを崇める連中に何が分かる。生体サイボーグこそ、まことの人類の後継者と私は信じる!」
オレンジの髪を束ねた中性的な姿の考古学者コマンダー。
メガノイドですら消息を絶った秘境「ポイントX」の調査を進言し、古代アンカ帝国エンドラドの秘宝オリハルコンを狙う。
生き物を改造した「生体メガノイド」を信奉しているが、コロスには邪道と言われるような代物だった。
部下のソルジャーも真っ黒な体に悪魔のような赤い翼と、異彩を放っている。

【メガボーグ・ドイル】
岩石が集まったようなゴツい姿のメガボーグ。
胸や腕から放つミサイルや、鎖付きの刃に長剣を持つ。
しかし、ギャリソンの操るダイターンの前に終始翻弄され続けていた。


  • コマンダー・アントン
CV:富山敬
「今までのコマンダーはみんな自分勝手だから負けたんですのよ。ですから私はそうしないようにって、メカ一辺倒でやる事に」
細長い手足に白い鎧を着た痩せ気味のコマンダーで、口調はオネエ気味。
極端なまでにメカに拘っており、これまでのコマンダーの超兵器ニーベルゲンやブッターギルン、バンチャーやウォン・ローにウェナーのメガボーグ体を次から次へと繰り出して万丈達を追い詰めた。
冷静かつ慎重な性格で、上記のメカで物量で攻めつつも、万丈らがダイタンク、ダイファイターの簡易量産版を開発した事は柔軟に受け入れて対処した。
彼自身はメガボーグ化せず、ウォン・ロータイプのメガボーグ体に乗り込んで戦う。


  • コマンダー・ジライヤ
CV:永井一郎
「光栄だな、フルネームで呼んでもらえるとは。しかしメガノイドは最後の一人になっても降伏はせぬぞ!」
名前通り和服を纏ったコマンダーで、石川五右衛門の13代目を自称している。
部下のソルジャーにも忍者装束を着せており、実際に忍者じみた技も操る。
フランケンの後に風紀委員となったようで、マリアと駆け落ちしたフランケンを追跡する事となった。
階級が上であるスミカに対抗心を燃やし、出世のために奔走する。

【メガボーグ・ジライヤ】
巨大なカエル型メカを従える、やはり忍者のようなメガボーグ。
ジライヤ自身も巨大な鎌を操るが、なんといってもカエルメカが強力で、サンアタックすら無効化する溶解液を放つ。
だが、カエルらしくある致命的な欠点を持っている。


  • コマンダー・スミカ
CV:加川三起
「あのジライヤのような粗野な男と一緒に仕事をしろと仰るのですか」
緑の髪を靡かせる女コマンダー。
ジライヤとは犬猿の仲で、彼のことは粗野な男としてよく思っていなかったが、任務遂行のために命をかける姿に心を打たれる事となった。
ジライヤのお目付役として、彼の動向を見張ることとなる。
コロスの直属でありジライヤより階級は上だが、戦闘力はそれほどでもないようで、メガボーグ化してもダイターンに敵わないことを自覚していた。


  • コマンダー・プロイド
CV:丸山詠二
「にに、人間というのは肉親に対して、あそこまで怒りを抱けるものなのか……?」
メガネをかけた神経質そうなコマンダー。
しかしその実力は三流レベルで、同じく三流コマンダーである大柄なヤルキー(CV:水鳥鉄夫)、小柄なタイマー(CV:西川幾雄)と3人1組で行動を共にする。
顎のしゃくれた竜の頭のようなデスバトルを持ち、万丈たちを屋敷まで誘拐した。
心理学の心得があるようで、幽霊や化け猫などの恐怖の映像による心理攻撃を仕掛ける。

【合体メガボーグ】
プロイドが頭、ヤルキーが胴、タイマーが下半身の3人で1つの岩のようなメガノイド。
全身から出る刃や口から手裏剣を吐くなど、刃物を大量に仕込んでいる。
元は三流の集まりといえどダイターン相手に見事な連携を見せた。


  • コマンダー・キドガー
CV:森功至
「しばらくだな、破嵐万丈。屋敷が一流なら噂も一流、目下のところ認めてやろう」
万丈の幼馴染である木戸川がメガノイドとなった姿。
万丈に対抗意識を燃やしている一流好みのキザな男で、トッポ達を人質に勝負を挑む。
しかし根は優しく素直なようで、万丈との勝負に破れたらあっさりトッポ達を解放した。
トッポにおじさん呼ばわりされても気にも留めない心の広さを持っている。*6
手の生えたブルドッグのような顔のデスバトルを持つが、ドグマンに奪われてしまう。

【メガボーグ・キドガー】
両刃の槍に大量の剣を備えた戦士風のメガボーグ。
正面からならダイターンの数々の武装もいなせるが、ウエッブやハンマーのような変則的な攻撃には弱い。
その立ち位置から、スパロボでは原作通り決闘を邪魔された際に*7、スポット参戦してプレイヤーが操作できる。
残念ながら最後はコロスに倒されてしまい、仲間にならない(木戸川は原作通り生還する)。


  • コマンダー・ネンドル
CV:渡部猛
「フフフ、私の体には色々とファンタスティックなところがありましてな」
変装の名手で様々な姿に変装するが、その真の姿は濁った緑色の肌の醜いコマンダー。
その名の通り粘土のように体を伸ばしたり風船のように膨らんだりする。
ハンマーヘッドシャークのようなデスバトルを持ち、ビューティ観光の客を拐っていく。
コロスの自信作であり、自我こそあるがコロスによって操作をされているものであるらしい。

【メガボーグ・ネンドル】
オレンジの鎧を纏ったメガボーグ。
メガボーグとなっても元の姿と同様、伸縮自在の体を使って戦う。


  • コマンダー・ダルシア
CV:桑原たけし
「これだけの戦力をむざむざやられては、ドン・ザウサーにもコロス様にも合わせる顔がない!」
火星に向かう万丈達を迎撃したコマンダー。
量産されたマサアにより撹乱されて万丈を逃してしまうが、ギャリソンらの足止めをして万丈への援軍を防いでいた。


CV:山寺宏一
「日輪の使者よ、我が闇に飲まれよ」
北辰衆という6人の部下を従えるコマンダー。
暗殺を生業とした陰気な男で、ボソンジャンプという超技術を操る神出鬼没の暗殺者。
黒の幽霊との戦いで忙しかったせいかアニメ本編では万丈との対決は叶わなかったが、スパロボシリーズにて度々対決は描かれ、スパロボVにてついにその因縁が明らかになった。



【その他の関係者】


  • 破嵐創造
CV:仲木隆司*8
「メガノイドを造ったのは誰かな?人々を苦しめるメガノイドを造ったのは誰かな?」
「我が子よ、勝てる。コロスの必死の脳波が、ドンを一時的に目覚めさせただけだ。人間の精神が、そんな……そんな……」
万丈に似た髪型に顎髭を生やした老人。
メガノイドの原型を生み出した、この物語の全ての元凶。
理想だけは崇高で他の科学者からは慕われていたようだが、万丈からは「あんな優しい親父なんてあるわけが……」と言われているあたり、元々の人間性にも疑問符が付く。
そしてその凶行は自身の妻と長男(万丈の兄)にも及び、彼らをメガノイドの実験体としてしまった。
作中では幻影などでしか登場しておらず、メガノイドの反乱の際に命を落としたと思われる。



  • ガスマン
CV:加藤正之
「あんな小僧1人の為に大事な部下が殺されるとは、これも無能なコマンダー・ベンメルのおかげよ……!」
コマンダー・ベンメルの部下。
ソルジャーだが人間に近い姿をしている。
同じソルジャーの命を軽視するベンメルを軽蔑しているが、反旗を翻そうとしたところをメガボーグ化したベンメルに始末される。


  • ドクターアニマッド
CV:八奈見乗児
「ゲテモノではない!美しさの追求なんじゃよ!」
「地球の自然を大切にしよう、動物はみな兄弟」と謳っているがその本性は動物の体を改造する狂気の科学者。
動物同士の優れた部分を組み合わせ、ペガサスなどを生み出していた。
元々はメガノイドの技術者であったが、そこでも任務そっちのけで好き勝手な研究を続けていた為、死刑を宣告されていたもののダイターンを倒すように命令されていた。
万丈とビューティの完成された肉体に惚れ込み、それをケンタウルスに改造しようとするが失敗し、合成獣アンヘルムをもって万丈に戦いを挑む。
コマンダーではないがデスバトルは与えられていたようで、アンヘルムをメガボーグ化させる事も可能。


  • ドナウン
CV:寺島幹夫
「側近なるものがメガボーグになれるかよ!」
ドン・ザウサーの側近的立場にある、コマンダーより上の存在。
立体映像マシン「ミラグロア」でネロス、ベンメル、ブランドルのメガボーグの映像を操り、ダイターンを追い詰める。
傲慢な性格でドンの戦術に真っ向から異を唱え、コロスにもドンにも反旗を翻そうと目論む。
イカつい両腕にコウモリの羽を持ったデスバトルを持つが、上記のセリフ通り彼自身はメガボーグ化出来ない為、ネロスのメガロボットで戦った。


  • ラッド
CV:安原義人
「そんな言葉で騙されるか!俺たちを買ってくれるのはメガノイドだけなんだ!」
メガノイドの特殊少年部隊「ブルーベレー」の隊長。
身分としてはソルジャーでありながら、腕につけたマクロメカ装置により他の隊員と4人で1つのメガボーグ・ヤンガーとなる事ができる。
既にメガノイドとなっているが、妹のケリーを想う気持ちはまだ残っている、捻くれているが根は優しい青年。

【メガボーグ・ヤンガー】
複数の目を持つ、全身に包帯を巻いたミイラのようなメガボーグ。
鋼鉄の棍棒と炎を放つ盾を持ち、全身の包帯で相手を絡めて戦うが、マクロメカ装置が破壊されるとメガボーグ化も解除される。


  • アキラス
CV:加藤精三
「我が名はアキラス。私の念力からは逃れられん。答えよ、なぜ我が地で戦うのか」
かつて海に沈んだルーミス帝国の支配者。
他人の思考を読み取る、念動力を操るなど人智を超えた超能力と科学力の使い手だが、争いを好まない性格で、争いのない世界が来る日まで再び眠りについた。


  • ミナモト博士
CV:永井一郎
「君のお父さん、破嵐創造がサイボーグを作った目的は正しかった」
メガノイドの下から脱走してきた技術者で、今でもメガノイドの改造を続けていた、メガノイド製造の第一人者。
破嵐創造の助手であり万丈とは旧知の仲で、万丈の火星脱出の際にも彼を守ったが、既に髪が白くなるほど過酷な生活をしていたらしい。
メガノイドの恐ろしさを知りながらも、破嵐創造の正しさを証明するために、メガノイドに関わり続けていた。


  • マゼラン提督
CV:西森雅司
「与えられた条件を最大限に活かせば、さして難しくはない」
戦艦でデスバトルを沈めた事もある凄腕の艦長。
病に倒れ既にこの世を去っているが、その思考パターンは最新鋭感のコンピューターに組み込まれている。
だが、機械にされた事で増長し、神を気取るようになって万丈にもメガノイドにも牙を向くこととなる。


  • ルシアン
CV:川島千代子
「この木馬で、コマンダーとやらに仇を討ちます!」
マゾニーに捕えられた女性。
なまじ気の強い性格だったばかりにソルジャーとして選ばれ改造されてしまうが、万丈たちが来たことで改造中に脱走する事に成功した。
しかし肉体の改造は進んでしまっており、元の姿に戻れない事を悲観して、マゾニーへの復讐の為に一人戦いを挑んだ。


  • タップ
CV:徳丸完
「おお、な、なんという……なんという職務に忠実な男だ……この気高い精神、おお、愛は不滅だ!あ、なんだまだ死んでないのか」
トーレスの部下であるソルジャーの隊長。
トーレスの命により破嵐万丈邸の近くに旗を立て、そこを砲撃により直接襲撃しようとする。
だが、肝心の万丈の屋敷の情報を知らなかったせいで、適当な屋敷の前に旗を立てると言うトンチキな作戦に出た。
案の定関係のない屋敷を攻撃したせいで、再度の攻撃のために奔走する羽目となってしまう。
寡黙だが、その分ボディランゲージがやかましい男。


  • ドグマン
CV:矢田耕司
「うるさいキドガー、ダイターンはこのわしが始末する!」
細長いヒゲを生やした、キドガーの部下のソルジャー。
あっさり人質を解放するキドガーに愛想を尽かし、コロスに告げ口をした挙句に万丈と共倒れになるよう画策する。
しかし短気で暴力的な性格で、とても他人の上に立つようには見えない。


  • 松、竹、梅
CV:青野武(松)、依田英助(竹)、島田彰(梅)
「竹、梅、作戦変更だ!メガボーグで青い鳥の鼻っ柱を捉えるぞ!」
コマンダー候補のメガノイド3人組。
3人とも頼りなさげな中年男性風の見た目であり、リーダー格の赤い鎧が松、関西弁の緑が竹、太った紫が梅である。
3人で呼び合う時は「まつ、たけ、うめ」だが、コロスからは「しょう、ちく、ばい」とも呼ばれている為、どちらが正しいのかややこしい存在。
宇宙を渡る生きたエネルギー体「青い鳥」捕獲のために活動するが、3人の仲は良くないようで、互いに功を焦って出し抜き合おうとする。
候補とはいえ一応メガボーグ化は出来るらしい。

【メガボーグ・松竹梅】
3つの顔に6つの腕を持つメガボーグ。
その腕で怒涛の攻撃を仕掛けるが、胴体は1つなので一度焦りが出るとまともに動けず立ち止まってしまう未熟な面もある。





【スパロボシリーズにおいて】

ダイターン参戦時にはそもそもメガノイドが事前に潰されている事も多い。
ユニットとして参戦し、対決可能となるのは第4次、COMPACT、COMPACT2、IMPACT、第2次α、A、AP、R。

第4次で初参戦した際にはドンとも対決するが、何故か本人ではなくライグ=ゲイオスに乗って戦うこととなる。
なお、事もあろうにドンとコロスがDCのトップになってしまっている。
こいつらがDCのトップになると、DC所属の他作品の地球人キャラの身が危険な気がするが、さすがに他作品キャラをメガノイドにしようとまではしていない。
ある意味メガノイドに近いミケーネ帝国の面々やカロッゾ辺りはコロスと気が合ったのかもしれない

COMPACTではスパロボオリジナルが不在である為、ドン・ザウサーがまさかの版権キャラでありながらラスボスを担当。*9

Aのリメイク作品であり、難易度が難しい方に調整されたAPではスパロボシリーズ最強の敵にして、シリーズ屈指の詰みポイントとして悪名高い。
まずシナリオ自体が分岐ルートなのだが、高い攻撃力を持つスーパー系のほとんどは別ルートで、メンバーはMSらとナデシコ組などのリアル系が大半となる。
該当シナリオは雑魚を除くとミレーヌとコロス(アイアイ)→メガボーグ・コロスからの連戦となる。
が、まずミレーヌの精神制御装置により、ダイターン以外の機体は全員気力を大幅に下げられてしまう。
そしてコロスのアイアイの時点でかなり強く、ドンほどでないにしても強敵であるメガボーグ・コロスに消耗を強いられる。
苦労してドンに辿り着いたとしても、そこが地獄の始まりである。
6桁ものHPに加えレベルの高い底力により、戦えば戦うほど攻撃が通らなくなる。
そもそもスーパー系のボスでありながら命中も回避もかなり高く、必中や感応、防御系精神コマンドにSPを割かれてしまうのも辛い。
攻撃も非常に強力で隙がなく、マップ兵器こそないもののノーコストで放たれる雷で容赦なくこちらのユニットは落とされていく。
極めて強く、限りなく硬いボスなのである。
対策としては事前にユニットを強化するのは勿論、隠しユニットも加入させて、少しでも有効打を増やしたい。
また、抜け道的な突破方法としては精神コマンド「自爆」によるゴリ押しである。
おあつらえ向きにガンダムWキャラがほぼ全員習得できる上、本作では修理費もかからないので景気良く爆発しておこう。
更に言うならアルトロンガンダムは改造ボーナスで「自爆してもHP1で生存する」という脅威の能力を得られる為、自爆にもってこい。自爆スイッチを押せ、五飛。

Vでは戦闘の機会こそないものの、コロスが登場。しかし役割は裏で自軍をサポートしつつ万丈に希望を託して死んでいくという、いわゆる「きれいなコロス」である。
そして上記の通り劇場版機動戦艦ナデシコの敵役である北辰が「最後のメガノイド」であるという脅威のクロスオーバーを見せた。
同時に万丈自身も火星生まれのA級ジャンパーという設定となっており、設定面から完全にナデシコと同化してしまっている。*10


【余談】

韓国のアニメ「惑星ロボ サンダーA」のボス、カロンの真の姿がドン・ザウサーにそっくり……というよりそのまんまである。
そもそも主役メカも白い悪魔にそっくりである。
言いたい事はあるだろうが、そう言った作品であると割り切ろう。




無数の項目が乱立する『アニヲタwiki』とは何か。
コマンダー・ウィキコモリの建てた項目によって、人々の時間が無限に消費される。
次回、無敵鋼人ダイターン3!
「追記と修正と」に、カムヒア!!


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 無敵鋼人ダイターン3
  • メガノイド
  • ドン・ザウサー
  • コロス
  • 富野キャラ
  • ラスボス
  • ロボット以下
  • 悪魔
  • コミカル
  • 外道
  • ドン・サウザンド←ではない
  • ドン家の者←でもない
  • 詰みポイント
  • コミカルな外道
  • 巨大化
  • 所要時間30分以上の項目
  • エゴを肥大化させた者達
  • スーパー人間
  • 破嵐創造
  • 破嵐万丈
  • コマンダー
  • ソルジャー
  • メガボーグ
  • スパロボ版権作品最後の敵シリーズ
  • 傲慢
  • 愛すべき悪役
  • 一周回って愛すべき外道
  • 一周回って愛すべきバカ
  • 一周回って愛すべきバカ達
  • コミカルな外道づくし
最終更新:2024年02月25日 02:52

*1 なお、トニーがフッた理由は、トニーがレイカを好きな事とマリーネが死んだ愛犬の骨をずっとペンダントに入れてて気味が悪い事が理由。どちらかというと後者の理由の方が強いのではなかろうか。

*2 なお、地球一周の長さは約4万kmほどだが、ブッターギルンのカッターは約6万kmはある。コロスが呆気に取られるのも当然であり、ドンがGoサインを出したのが不思議である。

*3 部下からはコマンダーと呼ばれているが、コロスの呼び方やEDのキャスト紹介ではドクターガルとなっていた。

*4 セリフはないがやはり手品師として退屈しているジオン兵を慰問するという役どころ。また、そのショーを見るモブの中には破嵐万丈とギャリソン時田によく似たキャラもいる。

*5 αのダイターンのグラフィックはα外伝で描き直されてIMPACTに流用されたダイターンのそれよりも小さく、「偽ダイターンは本物より小型」という設定が視覚的に分かりやすくなっている。

*6 なお、万丈の設定年齢は18歳であり、幼馴染ならそう変わらないと思われる。

*7 ドグマンがいないので、代わりに邪魔するのはサンドレイクになっている。

*8 36話のキャストでは古川登志夫と記載された。声の雰囲気からして古川氏は万丈の兄の方ではないかと思われるが、真相は不明。

*9 ちなみに、他に版権キャラがラスボスを務めたのはギルギルガンとアンチスパイラルくらい。ルート限定や裏ボスを含めるともう少し多く、バイラル・ジンシャア、何故かデビルガンダムに乗ってきたゴステロ様等が該当。

*10 なお、初共演のIMPACTではこの設定はなかったが、万丈は当然のようのボソンジャンプに巻き込まれてもピンピンしている。終盤の万丈の自身の存在を自嘲する台詞からおそらく……